松毬の丘で。

2008.03.08
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カテゴリ: からだカラダ
…昨夜から、殆ど眠れぬまま、朝が来た。

明け方、ちょっとウトウトしただけ。

夕飯も、薬も飲まず、その日の昼までに食べたモノが全部、押し出される感じではき出して、アルカリイオン飲料を飲んでみても、飲んだ分だけ出ちゃうし…朝には、もう何にも出ない感じ。
お通じは普通なんだけど…
とにかく右の脇腹の痛みが半端じゃない。一晩のたうち廻って、
朝早く、お義母さんに、
「病院まで送って行って下さい~。」
とお願いする。
「今すぐ?!」と聞かれたんで、


と、少し早めだと思いつつ、連絡すると、宿直の人が出たので、盲腸かも~?とお話。また、連絡する旨伝える。

で、「どこの病院に行くか?」が問題になった。

私の住んでる町は、「平成の大合併」の時期に、寸前までまとまりかけてた隣の市との合併(新しい市名も決定済み)を良く分からない町民アンケート結果で白紙に戻してしまったおかげで財政が切迫しており、地域にある基幹病院に、出資も出来ない状態らしく、うちの町民で、基幹病院に行って、嫌な思いをした人が大勢いるとの事。
「もしかしたら、診てもらえないかもしれないよ?」
という話であった。
じゃあ、町の国民保険病院か?あそこで外科の先生いたっけ??
アレルギーが軽くある程度で、風疹の予防接種断るような病院には行きたくないなあ~

って事で、最初、町の国保病院に行きかけるが、引き返して、救急外来のある基幹病院へ行くことに。
心配してたが、顔色が悪かったのか、すんなり、診て貰えた。
待ってる間、職場と家に連絡。
熱はさほど無い。

触診もした感じで、「即手術だねえ~なんか、卵巣の方が腫れてる感じなんだけど。」
てーことで、なぜか右の方が腫れてるらしい。あれ?左じゃなかったっけ?と聞いたら、左も腫れてるけど、右の方が酷いらしい。

手術のため、点滴するので、血管探し。
私はいわゆる「堅太り」のうえ「血管細い」ので、使える静脈を探すのが大変だ。前の妊娠中の腎盂腎炎の時も、左の手の甲であった。
今回は右の手の甲のほぼ中央になった。そのため、その後採血ではちょっと苦労するハメになる。


お腹を押されると、何故か肛門あたりも響く感じで痛い。
「腹腔鏡手術になりますから、すぐ済みますからね~」

と、場所移動。病室は今、外科で、女性用の開いてるのが個室しかないらしいので、仕方なく個室をお願いする。
でも、連れて行かれたのはICUのお部屋であった。ここで、術衣(寝たまま着替えできるガウンみたいなの)に着替えた。他は全部脱いで。
下の毛を半分位剃って、下腹部を綺麗に拭き、そしてものすごく丁寧におへその掃除をされた。
今回、穴を開けたのは、左の脇腹(骨盤の直ぐ上、腿の真ん中あたり)とおへその中、そして膀胱の上らへん。
脇腹以外は、キズが綺麗になると、殆ど目立たなくなると思われます。

で、「家の方を読んで下さい。」
と言われたので、またお義母さんに来てもらい、
「麻酔の説明」なるコピーを読んで時間を過ごす。
「盲腸取るって。レントゲンに、はっきり映ってるんだって、なんともなければ、映らないものなんだってさ。」
などと、医師の説明を聞いて、手術室に移る。

手術室というのは初めてだ。
どこかの本を読んだのと同じで、中はとても暖かだった。
手術台は、人間の幅ギリギリしかないため、普通のベッドの感覚で寝ようとしたら、反対側に落ちそうになる(爆)。
体制を整え、酸素マスクを付けて貰う。おお、いよいよ始まるのかな~?


なんて思ってて、目が覚めたら、もうICUの別の部屋に戻っていた。
左腕には自動の血圧計が着いてるし、右の指先には、酸素濃度計も挟まっていて、大きな点滴もポタポタいっている。

盲腸も取ったけど、痛みの一番の原因は、卵巣嚢腫であったこと。
捻転して、壊死した部分のみ、取った事。
破裂して、出血したのを洗浄して、穴の1つから、まだ残っている血液等を吸い出している事などを説明される。
キズや、腰はまだ痛いが、右脇腹の痛みは治まっていた。

「真っ黒のすごい塊だったよ~」
と義母。
また、へんなもの見せちゃったな~
(流産して、掻爬した中身も確認してもらってるのだった。義母には)

後から確認したら、写真は病院では撮っておいてくれなかったそうです。(T_T)
見たかったのに~私の「元・卵」ちゃん。
(もともと卵や、卵の元だったモノが変質して大きくなるのが卵巣嚢腫なんである。今回のは脂や髪の毛が主だったようだ。歯や、骨みたいなのが入ってる事もあるしそうです。)

後から、実家の家族が来た。
父は、腹腔鏡手術だと思ってたら、内視鏡手術だったそうで、歩いて手術室から出てきたらしい。(それもびっくりだけど、大腸内だけだものね…)

その後、旦那も来た。
旦那「…車、届いたけど?」
私「…そうね~…ごめんなさい~」
旦那「いいけど…何かいるモノある?」

私「今の所は何にも…あ!私とお義母さんの持ってきた荷物、別の部屋に置きっぱなしのような…」
確認したら、そのまんま(ビニール袋に入って。だが)になっていた。危ない危ない。
お財布とか、貴重品は使わないので持って帰ってもらう。


…なかなか、眠れない。ICUは、結構機械の音が気になるし、考えてみれば、昨日の昼間から、全然精神科の薬を飲んでいない。
嫌な、暗い考えの夢ばかり見ては、目が醒める。
キズも痛むし…

何もなかったら、今頃、新車を眺めてああだこうだしてるはずなのになあ…

婦人科には、なんて話しようかな~はあ…

楽しみに待っていた納車日なのに、散々な1日となりました。





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最終更新日  2008.03.23 14:59:21
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