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倉敷美観地区、倉敷川のほとりに大原美術館があります。日本列島全体に寒波が居座る中の倉敷美観地区です。平日の午前中です。人はあまりいません。そのほとりに大原美術館があります。古代ギリシャ・ローマ神殿風の外観。設計は岡山県総社市出身の建築家である薬師寺主計です。1930年に開館した、日本初の西洋美術中心の私立美術館です。大原美術館については以下パンフレットから抜粋転載します。倉敷紡績を経営する大原孫三郎は公益性の高い諸事業を行っており、洋画家の児島虎次郎を使って西洋のすぐれた美術作品を収集します。児島はモネやマティスから直接作品を購入したり、古代エジプトや西アジアの美術品を収集しました。それらの収集品と児島の作品を公開するために孫次郎によって1930年に創設されました。第2次世界大戦後も収集を続けて、石仏像および工芸作家や棟方志功などの作品を集めた工芸館・東洋館も作られています。さて、エル・グレコ「受胎告知」をゆっくり見ることができました。Google Arts&Culture「受胎告知」この日は、作品前のベンチに1人しかおらず、ゆとりをもって味わってきました。(ずいぶん昔ですが、都美術館でこの作品が展示されていた時は大混雑。押されるように見ていました。)また、モネやモディリアニ、たくさん展示されていた棟方志功の作品も堪能できました。先人たちが収集した美術作品がたくさん日本の美術館で展示されているのはありがたいです。バブル時代にも、美術品をとんでもない高額で競り落としたことを覚えています。「成金ぽくてやだな」と当時は思いましたが、今はおかげでそれらを実際に楽しめ感謝しています。
2025.02.26
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日本で一番広大なキャンパスをもつ大学は北海道大学です。次いで2番目に広大なキャンパスを持つ大学が岡山大学です。岡山大学津島キャンパスをたずねました。いやはや、広い。キャンパス内移動には自転車必須、キャンパス内にバスもあるそうです。理学工学関係の建物を見てきましたので少し写真(上の①~⑧位置のの写真)をアップします。起伏の少ない敷地に新しいビルが見渡す限りたっており、北海道大学とはずいぶん雰囲気が違う様子。もうすぐ大学入試2次試験、また、寒波の押し寄せてきた中、キャンパスに学生が少なかったが、カフェテリアや生協内はかなりの学生がいました。(写真では青空がみえていますが、そのうちに雪となり少しは積もりました)いやはや広い、これまで訪ねた大学では奈良女子大が一番小さなキャンパスだったような気がします。高校生にいろいろな大学を紹介するつもりで、出かける度に大学構内をめぐっています。何かの役に立ってくれれば…と思います。岡山大学から山のほうを見上げると岡山理科大学があります。40年以上前、コンピューターがNEC9801が主流の時代、理科教育にコンピュータを使うことをもくろんで、「コンピューター教育学会」の学会がここで行われ参加したことを思い出しました。最近では、獣医学部を立ち上げたことで話題になりました。
2025.02.24
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哲学者と象牙の塔 [ 田中 正人 ]哲学って難しい。たくさんの哲学者が「真・善・美・倫理・生き方…」についていろいろな見解を述べていて、もっと網羅的に、お気楽に概観できる本はないかと探していました。この本は、デカルト「二元論」・デモクリトス「原子論」・スピノザ「汎神論」プラトン「イデア論」・ベンサム「功利主義」・西田幾太郎「純粋経験」を悩める現代人とそれぞれの哲学者の対話と漫画を通して紹介しています。ちょっと中身をのぞいてみます。デモクリトス「原子論」と「スワンプマン」すべて物は原子からできている。誰もが知っている。ならば、人を髪の毛・脳・筋肉・内蔵・皮膚すべてを原子・分子レベルでスキャンしてデータを転送し別の場所でそこに用意された原子を使って再構築したらSFスタートレックのようなテレポート転送装置ができる。(これはデモクリトスの原子論とはちがう同一性の議論ですが)思考実験として漫画が描かれています。こんな感じのかわいい漫画です。(著作権侵害しそうですが、勘弁してください)いま、デモクリトスのコピー元とコピー先が2人います。体も思考・主観も完全に同じデモクリトスがコピーされました。ここでコピー元を消去すれば「転送完了」となります。訪問した相談者は、大いに戸惑います。コピー元を殺すことになりはしないかと、、、思考や感情や主観までコピーできるのか、、、他者との共感を深めていた、その他者が完全なコピーであっても同じように共感できるのか、、、完全なコピーであっても、コピー元とは違うような気がして違和感や不安を感じています。私が私である「同一性」は何によって支えられているのか、それは、脳のシナプスの接続と行きかう分子の動きなのだろうか?まあ、ずーっと考えるのが哲学で、答えが出なくてもしょうがない。混乱させてもらい、それを楽しみましょ。ところで、赤血球は約120日ですべて入れ替わります。 脳・肝臓・腎臓は約1年、皮膚は約1か月、胃の粘膜は約3日、腸の微絨毛は約1日で入れ替わるとさ れています。再生するための原子は排出されるものもあれば、外部から取り入れるものもあります。体は壊しては作ること繰り返していて、何年かするとほぼ別の体になってしまいます。※スワンプマン:アメリカの哲学者D.デイビットソンの思考実験ハイキング中、死んだ男が脳も体もそのまま沼(スワンプ)からよみがえり、そのまま社会生活を滞りなく進める。世界は何も変わらない。この思考実験は「同一」とはどういう意味かという問いを発している。
2025.02.22
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茨城県つくば市にある国土地理院に併設された「地図と測量の科学館」に行ってきました。地図の作り方や測量の方法を楽しく解説・展示しています。広大な庭があり、そこにも興味深い展示がありました。<日本列島球体模型>この模型は、高さが約2m・半径約11mの球体に、20万分1 地勢図の画像や同一縮尺に投影した周辺国の海岸線を焼き付けたセラミックプレートを敷き詰めてあります。半径約2,200kmの範囲を示していて、上に乗って詳細に描かれた地図を観察できます。手前の地球儀の黄色い線の範囲が後ろの半球に表されています。この上に立って日本を見下ろすと 高度約300kmの人工衛星から見下ろした地表に相当します。<地球と月の距離>手前の地球儀は直径1m。実際の地球の1200万分の1です。写真右奥にある小さな銀の玉は月(直径29cm)です。地球から32m先にあります。この庭の展示、なかなか面白い。<測量用航空機>この飛行機は、国土地理院が昭和35年に導入した初代の測量用航空機です。愛称は「くにかぜ」。ビーチクラフトB-65P (クインエア)です。国土地理院と海上自衛隊との協定により運航され、昭和58年まで全国各地の空中写真撮影及び航空磁気測量で活躍し、 国土地理院の測量事業の推進に貢献しました。機内には、重さ約200kgの航空カメラを搭載しています。また、尾部から出ている球体内には磁気センサーが格納されています。現在は、後継の“くにかぜⅢ”が業務を引き継いで活躍しています。実はこの日は月曜日で休館日でした。中の展示を楽しみに行きましたが、見ることができませんでした(マヌケです)。またの機会にとっておきます。
2025.02.17
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Dr.STRONEで太陽の石2020年にブログで紹介した方解石の面白い性質→2020/1/9ブログが急に閲覧数をのばしています(8311アクセス)。いままで、増加数が伸びていなかったので不思議でした。テレビアニメ「Dr.STRONE」シーズン4エピソード2「SCIENCE JOURNEY」で雨の中を航海中に太陽が見えず経度がわからなくなってしまいます。スイカ”バイキングのお話にあった、太陽の石があればいいのに…”都合よく(笑)方解石を持っていて太陽の方向を見つけ航海を続けます。そのストーリーがアクセス数増加の原因だったのでしょう。Amazonでそのアニメを見ていて気が付きました。久々に結晶模型受注いただきました今年最初の受注です。ありがとうございます。接着剤が安定するのを待ってます。
2025.02.08
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