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2021年7月24日にスカイツリーのふもとソラマチでSociety5.0科学博がありました。その時展示されていたのが「しんかい6500」深海調査潜水艦でした。全長9.7m、全幅2.7m、全高3.2m。最大潜航深度6500m、乗員3名(内研究者1名)です。Hasegawaの1/72有人潜水調査船「しんかい6500」を作りました。作った時にいろいろ知見が得られましたのでブログにUPします。①2012年3月に船尾の主推進器を旋回式大型1台から固定式中型2台に、水平スラスターを後部に1台増設しています。今回作った模型はそれ以前のかたちとなります。(冒頭の写真は改良後のモデルです)これら推進器、スラスターのモーターはより応答性の高いものに換装されています。この改造により、最大速力が2.5→2.7ノットに増加しより広範囲を調査できるようになりました。②各スラスターのスクリューは1つでした。つくりながらわかったのですが、垂直スラスターと水平スラスターには1つのモーターと1つのスクリューが装備されていました。展示物に近づくことができなかったので詳しい構造を知ることができませんでした。上昇用、下降用にそれぞれ1つずつモーターとスクリューがついていると思っていました。1つで足りる設計は合理的だと思います。写真中央4つの銀色四角はバラストです。1つ約300Kgで海底近くなったとき2個を切り離し、中正トリム状態にします。残りの2つは浮上時に切り離します。③1989年1月に「しんかい2000」の後継として進水し、2040年代に設計上の寿命を迎えます。製造技術やコストの問題もあり後継には無人機を予定しています。しんかい6500を作った三菱重工にもチタン製の耐圧殻を作るための設備がないそうで、技術者も引退しているそうです。だんだん技術が失われていくようでとても残念です。
2025.06.27
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上野の科学博物館にいった折に、DNA・RNAのマスキングテープを買ってきました気象業務150周年企画展:国立科学博物館→2025/6/15ブログ企画展とは関係ありませんが、このところの特別展がDNA遺伝子関連であったので、このようなマスキングテープが売られていたのでしょうAmazonでも「DNAマスキングテープ」で検索するとたくさんでてきますよ
2025.06.17
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(国立科学博物館のHPから)6月15日までの気象業務150周年企画展「地球を測る」(国立科学博物館、上野)に行ってきました。気象・地震・火山・測量・海洋・地球内部の観測展示がありました先日、気象庁を訪れたこともあり、見逃せません気象庁1・2Fに2つの科学館がある→2025/6/6ブログ1875年(明治8年)に東京気象台で気象業務が始まってから150年の歴史と現在の観測体制を展示しています。今回は気象業務の歴史についてまとめてみます。《気象業務の歴史》明治8年(1875)東京気象台(気象庁の前身)の気象業務開始(地震観測・気象観測) 以降各地で測候所が作られて、22地点となります明治16年(1883)3月1日 日本初の印刷天気図が描かれますデータ地点が少ないので、等圧線は2本しかありません左のページは気圧・風・雨量・気温・天気の一覧です明治17年(1884)6月1日天気予報の開始・全国で震度観測の開始予報は「全国一般風ノ向キハ定リナシ天気ハ変リ易シ但シ雨天勝チ」でしたその後、明治25年(1892)には地方測候所による天気予報が始まります当時は21地点の測候所でしたが、現在は1300地点のアメダスと20地点の気象レーダー、静止気象衛星ひまわりなどて絶え間なくデータを集積しています。(気象庁パンフから)大正9年(1920)海洋気象台、高層気象台の設置昭和7年(1932)富士山頂観測所設置昭和13年(1938)ラジオゾンデによる定常的な高層気象観測開始昭和28年(1953)気象レーダー現業運用開始昭和31年(1956)気象庁誕生昭和32年(1957)南極昭和基地における気象観測開始昭和34年(1959)大型コンピュータを用いた数値予報開始昭和40年(1965)富士山レーダーの完成昭和46年(1971)全国20か所の気象レーダー観測網の完成昭和49年(1974)アメダスの運用開始昭和53年(1978)静止気象衛星ひまわり観測開始平成5年(1993)気象予報士制度創設令和4年(2022)線状降水帯による半日程度前からの呼びかけ運用開始現在の天気予報は実に精緻です。台風や大雨などの気象災害にむけての警報の正確さにより過酷な気象に対応できるありがたみと安心感を感謝しています。それには明治期から150年に渡って着実に進歩した気象業務があります。歴史を振り返ることでそれを知ることができました。
2025.06.15
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筑波学園都市の産業総合技術研究所併設の「地質標本館」を訪ねて刺激を受けてBB弾を使って面心立方・六方細密構造を作りました。教科書おなじみミニの面心立方と六方最密を作りました→2025/5/2ブログ今度はフラーレンの模型を作りたいと思い、あれこれ工夫しましたが、なかなかうまくいかない。発泡スチロール球の周辺にBB弾を貼り付けて作ることにしましたが、では発泡スチロール球の直径はいくらにしたらいいのか?GoogleのAIであるGneminiが利用可能になりました。chatGBTも使ってみましたが、Geminiのようが使いやすいので質問しました。Gemininiに質問「6mmの球でフラーレンの模型を作りたいが直径はいくら」(なんとまぁ!おおざっぱな質問です。BB弾の直径は6mmです。)回答6mmのBB弾(球)を使ってC60フラーレンの模型を作る場合、その模型全体の直径は、フラーレン分子の実際の直径と、BB弾の直径(原子の大きさのスケール)の比率で決まります。フラーレン(C60)の実際の直径フラーレン(C60)分子の実際の直径は、文献によって多少のばらつきがありますが、おおよそ 0.7ナノメートル (nm) または 7.1オングストローム (Å) とされています。(1 nm = 10 Å = 10$^{-9}$ m)6mmのBB弾でフラーレン模型を作る場合の計算6mmのBB弾を炭素原子に見立てる場合、実際のフラーレン分子の直径とBB弾の直径の比率を考える必要があります。正確な計算のためには、フラーレン分子内の炭素原子間の結合距離を考慮して、6mmの球を配置していく必要があります。しかし、60個の球をサッカーボール状に配置する模型では、球の中心から球の中心までの距離(結合距離)が重要になります。簡単な比例計算で考えると、もし、BB弾の直径が「炭素原子の大きさ」を表現していると仮定すると、フラーレン分子の直径は炭素原子の直径の約10倍程度になります。フラーレン(C60)の直径 D (フラーレン) = 0.7 nm炭素原子の直径 炭素を仮に0.15 nm(結合距離などから推測されるおおよその値)とすると、拡大率 = D (BB弾) /D(炭素) = 6 mm / 0.15 nm = 6,000,000,000 nm / 0.15 nm = 40,000,000倍したがって、模型の直径 D (模型)は、D(模型) = D(フラーレン) × 拡大率D (模型) = 0.7 nm × 40,000,000 = 28,000,000 nm = 2.8 cm補足:現実的なフラーレン模型について市販のフラーレン模型は、原子を球で、結合を棒で表現するものが一般的です。その場合、模型の直径は、球の大きさよりも、球と球をつなぐ棒の長さによって大きく左右されます。6mmのBB弾を使う場合、各BB弾が炭素原子の中心を表すと考え、それらを短い棒で連結することでサッカーボール型の構造を作ります。この場合、模型の全体的な直径は、BB弾の直径6mmと、原子間の結合距離を表現する棒の長さによって決まります。もし、ご自身でBB弾を接着して作るのであれば、各BB弾の中心を結んでサッカーボールの形にするのが一般的です。その際、模型の直径は、フラーレンの実際の構造比率を保ちつつ、6mm球の大きさに合わせて調整することになります。結論として、6mmのBB弾でフラーレンの模型を作る場合、模型全体の直径はBB弾の直径とその配置によって大きく変わります。 正確な模型を作るのであれば、フラーレンの結晶構造データ(結合距離など)に基づいて、それぞれのBB弾の中心間の距離を計算し、配置する必要があります。ご希望の模型がどのようなイメージかによって、具体的な直径は変わってきますが、上記は一つの目安として参考にしてください。丁寧に教えてくれました。2.8cm径の発泡スチロール球はありませんので3cm級で作ってみようと思います。
2025.06.11
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虎ノ門ヒルズ「デザインあneo」展を見た後、近くの気象庁を訪ねました。虎ノ門ヒルズから徒歩5分ほどでした。「デザインあneo」展へ行ってきました→2025/6/4ブログ気象庁の建物1Fには「港区立みなと科学館」、2Fには「気象科学館」とプラネタリウムがあります。入場料無料です(プラネタリウムは有料)。どちらの科学館も小中学生向けですが、「みなと科学館」では体を動かして楽しめる展示があり、大人でも楽しめました。気象科学館では、津波シミュレータや実際に竜巻や台風の渦巻きを見ることができるモデル実験器があって勉強させていただきました。子供と大人がいっしょに楽しめて、勉強になる。すいているので、ゆっくりお出かけに最適です。なお、気象庁の地下一階には食堂があり、一般の人も利用できます。多くのメニューがあり、中でも2種類の定食が750円で提供されています。定食を食べて満足しました。
2025.06.06
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「デザインあneo」はNHK eテレで水8:35-8:45(再放送 土21:50-22:00)放送されている身の回りのデザインに関する子供向け?(大人が見てもとても面白い)番組です。コンセプトは「デザインっておもしろい!デザインって心地いい!身の回りのデザインにこめられたよりよく生きるための工夫や思考を斬新な映像と音楽で こどもたちに楽しく伝えます。」以上、デザインあneoのホームページから転載この番組で取り上げた実物や体験を展示した展覧会が虎ノ門ヒルズ45FのTOKYOnoDEで9月23日まで行われており、出かけてきました。会場入り口、人が「あ」の縦棒の位置に立って「あ」ができるよう作られた看板。タイトルは「あになろう」これだけですでに楽しい。開錠入ってすぐの展示①イントロダクション~動詞の庭~丸いテーブルには様々な道具が動きながら「さす」「きる」「はる」…など、動詞を表示しています。動きがユーモラスなものもあって、なかなかに面白い。全部で35の展示があり。体験したり、いじったりできます。これは「るてす」という展示。上のゴミ箱にゴミ袋を下から吹く風にのせて入れます。なかなか難しい。大人も子供も玉入れのように頑張ってました。この他たくさんの展示や体験がありまして、入場料は大人2500円と高いのですがどうぞ実際に行って体験してみてください。子供ばかりでなく大人も楽しめる体験ができました。この後、近くの気象庁に行き、併設の気象博物館も見てきました。この話は次回に
2025.06.04
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