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直腸がん摘出手術後、人工肛門と共に生活しています。手術後約2年と4ヶ月すでに経過しました。自転車にもまたがれるようになりました。たまに人工肛門ゆえのアクシデントも起きてます。このごろ不思議なことが起きてます。もう永久におしりが無いのに、厳密に言えばおしりの穴が無いのに、なぜか、時々、そのー、前あった場所からあたかも出て来そうな感覚になるのです。非常にへんな感覚です。なんだか、股が裂けてというか、おしりが裂けてというか、本当に出てきてしまうのではないかという異様な感覚なのです。今人工肛門になり、排泄物が出てくる場所は、おなかのおへその左側なはずなのに。こちらは無神経な腸のこと、出てくる感覚は全然有りませんでして、ストマー(袋)に溜まる重みとか、トイレで見てわかるのですが。そう、もう下の肛門から出てくるわけが無いのに。いつもというわけでは有りませんよ。時々突然にです。その度にびくつきます。そう、活やく筋が無いからおもらしするんじゃないかって。ありえないことなのに。だって、今は、腸の最終出口は、人工肛門そのもの、おへそのわきに出してあるんだから。医師に聞いてみたら、よくあることで心配しなくて良いとの事。習慣と神経のなせる技ですかね。ただくりぬいた元肛門部の縫合部まわりから何か、出てきた場合はすぐ医師に見せることとも言われてます。本当にいろいろ起きますね。健康に注意しましょう。人工肛門にならないように。
2004.07.25
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直腸がん摘出手術後、人工肛門との共同生活が始まった。退院して、仕事にも復帰したし、もう遊びに出かけるようにもなりました。唯一怖いのは、縫合部がまた(股)裂けることですね。。入院中ならいざ知らず、外出中や、家だったらと思うとゾーとします。手術後はこんな注意が必要です。車に乗り込むときと、車の座席に座る時、車から降りる時、トイレの洋便器に座る時、ドスンという衝撃を与えるような座り方、特に要注意です。あぐらなんてもうかけない。当分。自転車のサドルだって恐怖。乗馬なんて一生したくない。そんなわけで退院してから、数ヶ月は最低注意しないと、楽楽は、今でもこわいです。、長時間運転する時は、そうそう良い物を見つけました。カーショップで。それは厚手の座布団ですが、なんと例の枕なんかの素材になっている低反発素材を使用した座布団です。これはオススメです。なんか、アフリエイトみたいですが。実におしりにやさしいです。裂ける話はこのくらいにしておきますね。トイレで起きたおかしな話をしますね。退院してからの話ですが、排泄物を袋の下部から、便器におなかの前側で落とします。まあ、下をみると内容物が見えます。健常者はおしりから自分の物を目撃せずに便器に落ちていきます。ですから、ストマーは袋の下部をきれいにトイレットペーパーできれいに何度も拭いて、終了です。健常者はおしりを見ないでトイレットペーパーで納得するまで拭くわけですね。楽楽だって人工肛門になるまではそのようにしてました。そして、そのあとオシリ洗い機でよーく洗ってました。どちらかというとおしり洗い機が先で、乾燥までやってました。こんなことは頭を使わずに自動的にやってますよね。退院して実はここだけの話。恥ずかしながら、人工肛門になってからも、無意識におしり洗い機のボタンを押してしまうのです。しばらく温水でシューシューと洗っているうちにアレ、何か違うと感じるのです。そう、そこは人工肛門の人のほうがきれいなのです。洗う必要が無いのですよね。もう何回やってしまったでしょう。人間、慣れってすぐには直せませんね。自分でおかしくなって、トイレで1人笑いしてます。それを、ワンコは知ってるのか、ドアを開けて出てくると、お座りして笑ってます。べろ出して。またやったのって。言い忘れました。自転車のサドル恐怖症も2年経つと恐怖心は残りましたがおしりを乗っけて漕げるようになりました。ご安心下さい。
2004.07.22
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先日はアクシデントにパニック状態になって、まいりました。退院して2年にもなるのに、たまにこんなことを起こしてしまいます。洗い流して消毒すれば、気分もいつものように明るく楽しい楽楽に戻ることが出来ます。前回はバッチイ話ばかりだったのでまた、いつもの回顧録に戻ってみます。そして話題を変えて大好きなキャンピングカーの話をしちゃいますね。イントロ、直腸がん摘出手術を終え、人工肛門と共に退院しました。退院=全快なんて勘違いして、動き回り始めたのですがまだまだ、全快には程遠く、特におしりの痛みが強烈で、かつ、股が裂ける恐怖におびえながら生活をしておりました。楽楽は本当に車好きでドライブ好き、車泊と温泉めぐりもだーい好き。入院中から退院後も事あるたびにストマーになるとね、常にトイレが必要だ、なんて家族に吹き込んでいました。そんなこんなで、退院後すぐにミニバンから、キャンピングカーに乗り換えちゃおうとあちこちのキャンピングカー屋さんを回り始めた。事務所カーを探すなんて言っちゃって。ご存知の通り、キャンピングカーは、ミニバンベースや、トラックベースやその他多種多様な車両が出ています。当時のミニバンもまだ1年しかのっていなかったが、思い込んだら突き進む楽楽の頭の中は、寝ても覚めてもキャンピングカーのことばかり。大型にも乗りたいけど、駐車場のスペースに入らなければ駄目だし。そして小回りが出来ないと。そんな時見つけたのがアムク○フト社製のヨーロピ○ン○フトというこじんまりした白い車両を見つけました。FRPの屋根が持ち上がり、上にも寝れるタイプでコンパクトの割には、シャワールームと簡易トイレ流しシンク、ガスコンロ、換気扇、発電機、FFヒーター冷蔵庫までくっついたいたせりつくせりの車です。ベース車両はM車のデ○カのジーゼルターボ。いつも即決する楽楽はジーゼルのことも考えずにその場で決定。これが後になってひびいてきたのですが。前のミニバンはがっくり来るような安い値段で下取りしてもらい納車を待ちました。納車が待ちきれず、取りに行き、その足でカーナビにビデオ、TV、レンジ、カラオケその他もろもろを付けに行き、そのまま鉄砲玉となリました。確か2日間くらい戻らなかったような記憶があります。うれしくて、年甲斐もなくあちこちの道の駅や高速のSAに止まっては室内で寝っころがって遊んでいました。車中のトイレはもったいなくて使いませんでした。後処理を考えると使いたくなくなりますね。小ならいざ知らず。パーキングにトイレがあるからかもしれません。ストマーになると処理は洋便器が必要。和便器だとあんばいが悪いです。なれれば何とかなりますが。この車は乗り心地は悪かったけれども、駐車して寝るには最高でした。あちこち行きました。九州。四国、本州の両端。裏日本、東北と。こんなことでもしてないとめげちゃうしね。行く先々で、街中を散歩し、古寺巡礼を気取り、美味しそうなお店を探し、舌鼓を打つ。遊んでる話ばかりだとさしさわりが出るので仕事の話に切り替えましょう。その車の中でテーブルを囲み、5,6人で打ち合わせがコの字になってできるのです。現場の前に止めて中で一服したり、安全会議したり、お客様を招き入れて、内装外装のカタログを見ていただきながら決めていただく。もちろん冷蔵庫に入れた冷たい物とか、熱いコーヒーを飲みながら。これはやめられなくなりますよ。ちゃんと仕事にも使っていますでしょ。運転席のクッションは良くありませんでドーナツ座布団を離せませんでしたね。1年で数万キロ走り回りました。思い出、いっぱいの車でした。排ガス規制がきつくなってきていました。ベースのままだと車検が通るのに8ナンバーは駄目なんて変な法律に負けて、1年ちょっとで手放すはめに。今日はこの辺で。終ります。
2004.07.20
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人工肛門のアクシデントが発生してしまいました。回顧録を書いていますが、前回書いたことがなんと本日(2004/7/16)に、もっとひどい状態で発生いたしました。ですから、今日のこの日記は回顧録ではありません。念のため。今、肩を落として家に戻り、シャワーを浴びて、やっと一息つきました。今日は精神的に落ち込んだ顛末を書いちゃいますが、表現が悪い可能性があります。あまりにバッチイ話が始まりますので、止めたい方はここでスピンオフしてくださいませ。前回のああああああああああああああ無情を上回りました。なんて表現したらいいのでしょうか?今日も朝から暑い日でした。東京は。朝シャワーも浴びて、ストマーも取り替えて仕事に取り掛かりました。税理士さんが見えて打ち合わせたあと一緒に食事をとりました。借り入れの問題とか、新規事業のこととか、固定費の削減とかしゃべりました。夕方連業者の方が見えたり、電話で注文が入ったり比較的順調な日に見えました。この時点では。夜7時から、HPの講習会があるので、久々にレグ○ムに乗って会場に向かいました。途中パソコン屋さんによって親指大のフラッシュメモリーカードを手に入れました。講習に使うためです。夜食は講習が終ってからどこかで食べようと思ってました。今日は金曜日、講習会が終ったら湯河原の隠れ家に直行して温泉に入りながらビールをなんて考えていました。でも鍵は娘夫婦が先週行ったものですから、夜、取りに行くことになっておりました。駐車場を探したため、講習会はすでに始まっていました。来る途中でおなかがえらく張るなーと思っていました。講習中は静かな室内です。受講生には前回自己紹介のときにすでに人工肛門で時々勝手にあそこが鳴きますのでご勘弁くださいといっておきました。なるべく迷惑をかけないようにと一番後ろの席に陣取りました。でもおなかが張っているせいでしょう。ずいぶん何回かすぐそばの人にしか聞こえない感じで鳴いて降りました。それでも、なるべく聞こえないようにとズボンの上から汗拭きのタオルで押えておりましたがそれをかいくぐるようにして鳴いておりました。自然現象とはいうものの本当にはずかしいものです。インストラクターの方が楽楽に近づくたびに無情にも鳴いてしまう状態でした。本当にごめんなさい。知らん振りしていてくれて。講義のことより頭はいかにあそこに無駄吼えさせないかに集中してた為、さっぱり頭に入りませんでした。終わりに近づくにつれて、ズボンの下の袋に異常が発生していることが感じ取れました。そうです。前回書きましたエア抜き部がふさがっているようです。どんどん膨れ上がっているのが判ります。心は爆発しないことを祈るのみ、講座そっちのけです。早くこの場所を脱出したい。早く終ってくれー。こんな所で爆発してしまったら、どうしょう。冷房が効いている部屋で楽楽だけ大汗をかいています。ズボンのおへその左側が異様にもっこり、爆発まで秒読みです。シャープペンシルの先でズボンの上から刺してガス抜きしようか、そっと鉛筆の先を当ててみましたが、もし、匂いとか、ボンなんて、音が出てしまったらなんて考えると、とても力が入りません。やっと講義が終わりみな前方の出口に向かっている時、楽楽は逆方向を向いていました。皆出てから、知らん振りしながら、駐車場に向かいました。ここで歩きながらズボンの上部から手を入れ、ストマーの上側を少し指で押し広げてガスだけ抜く作戦に打って出たわけです。下町のジグザグにまがった細い通りはすれ違う人は皆無です。うまく台紙と袋に隙間が出たせいか、すっと抜けたのです。ズボンの出っ張りがぱっとなくなりました。ちょっとホッとした一瞬です。その時なんか、いつもより重い感じがしていましたが気にも止めずにいたのです。開いた台紙と袋の隙間ができている為、それを片手で引っ張り上げ、所定位置に再度はめた つもりでした。駐車場について、車の中で再度ガス抜きをしようとしたら袋の半分くらい排泄物があるのがわかり、娘の家のトイレで処理するつもりで向かいました。途中ちょっと匂いがしていましたが、確認をしないまま娘の家に向かってました。家の玄関前の駐車場に車をおき、インターホンを押そうと2・3歩歩いたときストマーがずり落ちるのがわかりズボンの上からそれ以上落ちないように下のほうで押えて止めたのです。完全に外れています。手の位置で判りました。そのまま押えた状態で娘を呼びました。パパのアレ、外れちゃったみたい。臭いからそのままトイレに入って処理するからといってそのままトイレに直行しました。恐る恐るズボンをずり下げて下を見ますと、書くのも恥ずかしい。バッチイ。なんとひざ上10センチ位まで落ちていて、楽楽の手だけで内モモに引っかかっているではないですか。排泄物がゆるかったらしくももに塗りつけた感じで、ああああああ もう書けません。トイレットペーパーで拭いても拭いても取れません。必至で拭くのですが、ふくろももちろん付着物で周りに置くことも出来ません。なみだが出てきました、片手に袋、もう一方の手でトイレットペーパーを何度も切り拭きまくりました。片手でペーパーを切ることがこんなにむずかしかったか・・。ズボンの内側、パンツの内側、内モモ、ストマーの台紙周り。アーア。必死でふきとりました。娘夫婦のシャワーを借りるのもかわいそうだし。ずいぶん長い間トイレにいました。娘夫婦も、ドアの外で声援を送っています。これ以上落ちないところまで、手にも排泄物をつけながら拭きつづけました。約30分くらい悪戦苦闘。危ない所はトイレットペーパーを肌に貼り付け、袋を再度使用して注意深く取り付けました。汚れたズボンとパンツをそっと上げ何事も無かったような顔をしてトイレを出ました。このまま家に帰って洗うからといい、挨拶もそこそこに車に乗り込み必至の思いで高速を飛ばし家に帰りました。今、シャワーで清め、消毒をして下着も着替え、ストマーは台紙ごと取替て一段落ついたところです。今日はそんなわけで落ち込んでいます。おなかが張るということは、また、腸内で何かが起こりつつあるのかな?心配になってきました。内視鏡もそろそろしてもらわないとまずいかも。キャンピングカーには袋のスペアーや、下着の替えも入っているのですが、今日に限って別の車で移動した為、どうにもなりませんでした。娘夫婦もコンビに行ってパンツを買ってくるとか、ジャージー着ていったらとか気を使ってくれてました。疲れ果てたです。今日のアクシデントは。今から冷えたビールでも飲んで寝ます。明日湯河原に行ってストレス解消してきます。
2004.07.16
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車中のアクシデント特集の続きです。人工肛門は我慢ということを知らない相棒なのです。命と引き換えに出来ちゃった人工肛門。ちょうがないといえばしょうがないのでしょうね。人工肛門というと金属製みたいな感じがしますが、ガンに冒された直腸と肛門を取り去り、残った腸の先っぽ部分をおなかに穴をあけて引っ張り出した腸そのものです。健常者の肛門には活やく筋があり、直腸に溜めた最終排泄物をある程度溜めておけます。たまには駄目なことも有りますし、溜まりっ放しということも有りますが。いやー懐かしいです。楽楽も手術の直前まで活やく筋が活躍していました。手術室から出たとたんに過去の物となっていました。もっと可愛がっておけばよかったと思っても後の祭りです。皆さん、大事にしてくださいね。活やく筋があればこんなことは起きませんでした。さて前回の続きです。ここからまた、バッチイ話になります。ごめんなさい。現実なので。運転中におなかが張り、活やく筋がないばかりに我慢することが出来ず、ストマーの袋の中に勝手にガスが入っていきました。悪いことに袋の活性炭入りのエアー抜き部分が、入れすぎたベビーオイルに穴をふさがれ、風船に無限に空気を入れるがごとく、どんどんと、パンパンにふくれあがりました。円筒形のハムの形状までふくれあがり、股の間に伸びていきました。運転に支障が出るくらいです。こんな時に限ってトイレが見つからないものなのです。マーフィーの法則どおりです。楽楽の日ごろの行いのせいかもしれませんが。爆発までは時間の問題です。刻々とその時は近づいています。安全ベルトはすでにはずし、左手で持っています。ズボンのチャックとホックとボタンもはずしました。下着がもっこり膨らんでいます。どうしょう。頭の中は、爆発とその後の結果のことでいっぱいです。きっと信号無視や一方通行逆行状態も判らないくらい動揺しておりました。その時、妙案を思いつきました。何で気が付かなかったのだろう。楽楽はウィンカーを出しミニバンをあわてて左側に止めました。ウオークスルーできるのです、この車。運転席から後ろの席へそのまま行けるじゃあーりませんか。楽楽はレバーをパーキングに入れあわてて立ち上がったのです。その瞬間、不覚にもパンパンに張った袋をハンドルに当ててしまったのです。いやな音がしましたねー。バスッ。シュー。ブー♪。同時にいやな空気が。ご丁寧に袋が活やく筋の役目をしてたらしくおなかに残っていた空気も引き続き出てきてしまいその場でハンドルを持ったまま、固まってしまいました。思ったとおりやはり袋が外れたのです。出ている腸に引っかかって落ちませんでしたけれども。そしたら続いてズボンがずり落ち、そうです、さっき全部はずしてあったのです。片手は袋が落ちないように押え。もう一方の手はズボンを引上げながらすごすごと後ろの席に移って処理をいたしました。早め早めにエアー抜きは必要ですね。この日は、お客様にお断りして帰社しました。お待ちいただいたお客様ごめんなさい!!
2004.07.15
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直腸がん摘出後、人工肛門をおなかにつけて退院しました。車とドライブが大好きな楽楽は退院後すぐにミニバンで全快したつもりで仕事に遊びに、移動開始いたしました。予期せぬ出来事とはこのことです。あれやこれやと入院中に予想すらしたことが無いアクシデントが起きてしまうのです。このあとはまた、バッチイ日記が続きますのでご注意くださいね。前回は、建築業の楽楽がお客様の前で、地面の寸法を当る際に前屈姿勢ををしたため、うんも収納袋(健常者の直腸部の役目をする)が、おなかの台紙からはずれてしまいミニバンに逃げ込んだアクシデントでした。さて今回も引き続き、車中でのアクシデント特集です。車両はゴーンさんのエ○グ○ンドでした。お昼をファミレスで食べて、コーヒーのお代わりをたくさん飲んで、別のお客様のところへ向かう所でした。しばらく走行するとなんだか、おなかが張り始めたのです。もちろんストマーの中には、まだ排泄物は有りませんでした。ぶ~ーとかすーとか無音とか、無神経の腸でもこれだけは自己認識できるのです。排泄物が袋の内部に張り付かないよういつもベビーオイルを数回ポンピングして入れて、そのあと、袋をよくもんで満遍なく袋の内側壁にオイルを付着させる儀式もちゃんと済ませてあります。当日も安心して生活できる はずでした。たくさんオイルも入れたし。何の問題も起きない はずでした。しばらくするとストマー(袋)が膨らんできたのに気が付きました。おへその左側の袋は何度かのガスの放出でどんどん膨らんでいるようです。ガスが無臭で抜けるようにストマーには加工が施されていますが、排出が間に合わないほど多く出ているのかなと思っていました。はじめはエアーの抜けた中途半端な風船状でしたが、ますますはらんでいっています。ズボンの上から手で触ってもパンパン状態です。袋の大きさは直径7センチ位、長さが18センチ位の円筒形でもうすでに限度いっぱいまで来ています。こんな時に限ってトイレが見つかりません。袋の下のほうがモモにつかえているのが判ります。ミニバンですから乗用車よりも椅子に座った感じで運転してますので、左足ブレーキ、右足アクセルの楽楽はブレーキを踏み離すたびに、はらんだ袋を押し上げています。もう爆発寸前です。どうしょう。どうしょう。前回のようにお客様の前で外れないようにとご丁寧にゴムバンドで補強してあります。もう手で触るのも怖いくらいパンパチです。補強してあるからもしかすると台紙が内圧に負けて外れるかと思った途端、悲劇は起きました。ああああああああああああああああああああ無情。
2004.07.14
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今日も引き続き、車とストマーの事について楽楽はご存知の通り、建築リフォーム業を営んでいます。動物が大好きなので、ペットリフォーム工房を併設しています。お客様が関東一円ですので一日中車両で移動してます。打ち合わせ、工事管理、連業者の手配、竣工検査、今、千葉にいたら、次は横浜、その後は所沢、そして東京なんて日常茶飯事です。走行中に建物を見るのが大好きだし、車の運転が好きだから、一向に苦になりません。そんなわけで入院中は車に乗れず最悪でした。退院した当初は、運転を任せ助手席で我慢していましたがなんとなく欲求不満状態で、帰宅してから自分で運転しもうひと周り近くの現場を1人で行ったりしてました。手術前と手術後ストマーになってからの変化は、やはり、勝手気ままにでるガスの恐怖に対する不安。これがやはり一番いやですし、我慢が出来ませんのでお客様の前に出て行く積極性が半減したのです。2年経った今でもまだ恐怖心羞恥心でいっぱいです。つまり消極的になりました。もちろん常に出るものでは有りませんが、いつ暴発?するかわからないというのは困りますね。人工肛門にも、活やく筋があればなーと無いものねだりをしております。次は、現場で足場に上がったり、寸法を取る為、スケールを持って前屈したりした時に、ストマーがはずれないかという恐怖です。これは何度か経験済みで最悪状態となります。ここからはバッチイ話です。退院後1週間目くらいですが1人でお客様のところへお邪魔しました。神奈川県の某所でガレージ新設の打ち合わせ中のことです。入口の寸法を取ろうとお客様の前で立ったまま前屈姿勢でスケールを地面に当てこんな感じに仕上がりますよと説明して、直立姿勢に戻った時事件はおきてしまったのです。お話していると首筋からガスの匂いがしてくるでは有りませんか。朝ストマー(袋)を交換してきたのに消臭剤が効かないのかなと初めは単純に考え気づかれないようお客様から少しずつ離れながら話していました。なんかもものあたりに違和感を感じてズボンの上からストマーのへんに手をやり軽く押してみました。無残にも袋の感触が無く直接触っている感じがしました。血の気が引く感じでした。その意味を理解した時は。ズボンの上からまさぐりました。袋はどこだと。有りました。有りました。ももの付け根の辺まで落ちかけているではないですか。この時点でもう話のほうはしどろもどろ。お客様に「ごめんなさい。ちょっと失礼」とか何とか言っちゃってミニバンの後席ドアから飛び乗りドアを閉めてしまいました。あっけに取られたのはお客様でした。この方は、私が入院したことを知っていましたし、人工肛門になったことも知っていました。が、あまりに突然に車の中に消えてしまったのでびっくりされたようです。車中泊好きですので車の窓にプライバシーフイルムを貼っておりますので中を覗かれる心配もありません。そこでそーとズボンを下ろしパンツを下げるとなんと相棒が顔も隠さずに赤い顔して見てるじゃないですか。そしてストマー(袋)はまたの付け根の辺まで下がっているのが確認できました。匂うわけです。カバーが無いわけですから。袋には排泄物も入っておらず、重くなっていなかった為、ずぼんのすそからクツの外に落っこちないで止まっていてくれました。でもパンツは少し汚れていた為、すっぽんぽんになり袋を再度がっちりとはめ込み、スペアのパンツを履き替え(持ってて良かった。常にストマーセットと共に常備してますが。)事なきを得ました。そして、すぐ家に飛んで帰りシャワーを浴びたのでした。こんな生活が待っているとは全然解らなかったです。。
2004.07.09
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数日空けてしまいました。ごめんなさい。暑さと忙しさでへろへろになっています。前回はストマーの取替のやり方を書いたのですが、けっこう慣れるまでが大変だということが解ったでしょう。これを楽楽は毎日毎日やっております。疲れていても、酔っ払っていても、手順通りこなさないとなりません。失敗は許されませんです。退院してからはやはり無理がききませんでした。というよりも、切開部(縫合部)が動くたびに痛むのとそれをかばう為だと思いますが、動きがにぶくなり入院前の状態には全然戻れませんでした。それでも退院して3日目ごろから座布団持参で車に乗り移動を開始しました。運転は全然平気でしたが、乗り降りが大変です。当時はエル○ランドというミニバンに乗っていましたので座面が高く、おしりの裂けに注意しました。この恐怖は完全に一体化した今でも怖いです。挨拶回りや現場廻りも そろそろ歩き をしながらこなしました。痛むと後ろの座席をフルフラットにして横になったりしてしばらく休んだものです。そうそう困ったことも有ります。安全ベルトの腰を止める部分がなんとストマーの位置にぴったりなのです。これにはまいりました。圧迫は市販のベルト止めなどのグッツで防げましたがなんとなく、こすれる感じがしていやですね。それとふくろが座り方によって股にはさまり引っ張られたりします。気をつけないと外れます。排泄物が溜まっている時は危険です。エアーが溜まってパンパンになっている時も要注意です。へたをすると爆発です。外れます。普通の4ドアセダンも所有していますが上半身と腿の角度がミニバンよりもきついので、ストマーには条件が悪くなります。乗り込みも低すぎてもっと大変です。そんなこんなで車の乗り降り時も気になることがいっぱいです。
2004.07.07
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今日も前日の続きで一番大変な行事のことを書いてみるが排泄のことを書かないわけにもいかず、書いてしまう。ばっちい話の連続なので読みたくないときは即戻って。退院後、初の人工肛門用ストマーの全交換。全交換というのはツーピース型を使用しているからである。おなかから出してある腸の先っぽの周りに皮膚に貼り付けたドーナツ型台紙と、それにパチッと止めてある汚物入れ用ストマー(袋)。まだ交換時期までの余裕はあるようだ。この、余裕が大切である、目で確認しておかないととんでもないことになる。そう、一部でも接着剤に隙間が開くと匂いとへたするとうんもが出てきてしまう。無意識にである。本人はそれで先に匂いで解るが、ということは、余裕を持って取り替えたほうが良いのである。が、今度は取替時に接着剤がまだ効いているということ。剥がすのに苦労するわけである。その接着剤に体毛が付いたりしたら、それこそ悲惨である。無理して剥がすと皮膚にも悪い。剥がしてたまには接着していた部分を空気に触れさせないとこれまた悪い。それでは台紙のはがしに入ってみる。まず袋を先にはずしてしまう。もちろん浴室に入る前に袋に入っている排泄物はトイレで処理をする為殆ど、からの状態にしておく。オイルが塗ってある為中身はきれいに便器に落ちていく。そして空の状態の袋を台紙からはずして専用の捨て袋に入れる。後は台紙を剥がすのであるが、接着剤が結構まだ効いているので弱そうな所から注意深く指を入れながら皮膚から剥がしていく。その前に台紙だけになってから腸の周りや台紙の内側に付いた排泄物のカスみたいな物をシャワーで洗い落とす。シャワーの温度は40度くらいかな。熱湯は厳禁。腸は無神経なので感じないからだ。この行事は病院ではナースの方がほんとに丁寧にガーゼにお湯を染み込ませ手作業でしていただいた。頭が下がる思いだった。そして恥ずかしかった。もちろん楽楽のように浴室でやる人や、ナースと同じ様に手作業でトイレでされる方もいらっしゃると思う。シャワーで台紙や腸のかすをきれいにしてから台紙のはがしを始めるわけだ。すんなりは外れ無い。毛はしっかりくっいているし。そうそう気をつけないといけないことは爪で腸を傷つけないこと。やはり無神経の所なので痛くないためいつの間にか出血していることも有る。原因は殆ど爪である。そうこうしながらも、何とか台紙を剥いだ。生まれたままの格好でこんなことをしないといけない。浴室のシャワーをかけながら。暑さは我慢できるが、寒い時期は大変だ。室内を暖める工夫が必要である。風邪を引くより血圧でひっくり返る危険がある。はずしたあとは接着剤が腸の周りに残る。これを取るのがまた一苦労。塗装用の剥離剤でも塗りたくなるような心境になる。いらいらする時だ。それでも指の力は偉大である。指の平で丹念に慎重にこすると少しづつ取れてくる。一番取れないのがその体毛についた接着剤だ。人差し指と親指で丹念に取ろうとするが同時に引っ張らざるを得ない、。これが痛い。次回のために最後にカミソリで毛をそるのであるが腸の周りの接着剤はカミソリの刃にベタベタとくっつき1回でパー。悪戦苦闘の末めでたく完全スッポンポンとなった。このあと自分専用消毒石鹸でよく周りを洗ってはずしが終了。頭や身体を洗って取り合えず前半終了。これは立ち仕事である。察しの良い方は気が付いたと思うが立ち仕事中に、左足の上に、??? (泣き)これも注意事項の一つである。シャワーも止めて身体を拭いて脱衣室に行こうとする瞬間も注意。???まだ続くが本当に大変だよ。身体には気をつけてください。ふー疲れた。明日は書けないかもしれません。竣工検査やいろいろ有りますので。
2004.07.02
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