2018年12月の記事
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☆マイコvsアルテルナリア☆
「ガサガサひどいんです」「カビっぽいですね？」「カビ？」 幼児期からアトピー性皮膚炎でステロイド塗布していた32才の女性。兄杉ヒノキ花粉症。 7年前に、検査希望で亀クリを受診しましたが、「カビっぽいですね」と言ったら、もう来ませんでした。 25才3ヵ月：IgE:61、ﾀﾞﾆ3(5.39)､HD3(4.78)､ｶﾋﾞ2(2.72)､ｲﾈ科・ﾌﾞﾀｸｻ・ｼﾗｶﾝﾊﾞ・ｿﾊﾞ≦0.34 カビっぽいの中身が知りたくなり、7年ぶりに受診。 32才3ヵ月：IgE:65､杉3(13.3)、ｱﾙﾃﾙﾅﾘｱ3(5.32)､ﾀﾞﾆ3(3.84)､ｶﾋﾞ2(3.31)､HD2(2.70)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌0.11､ﾍﾙﾐﾝﾄｽﾎﾟﾘｳﾑ･ｸﾗﾄﾞｽﾎﾟﾘｳﾑ･ﾍﾟﾆｼﾘｳﾑ･ｱｽﾍﾟﾙｷﾞﾙｽ･ｶﾝｼﾞﾀﾞ･ﾏﾗｾﾁｱ･ﾋﾞｰﾙ酵母＜0.10､TARC156､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+) アルテルナリアは「ススカビ」「スナカビ」です。小学校の先生でしたので、校庭の砂ボコリかもしれません。恐い恐い。
2018年12月28日
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☆77爺でも溶連菌☆
「蕁麻疹が2ヵ月間治らんのやさ」「ハナノド赤いですね」「なんなんかな？」「溶連菌＋です」「何でもいいから治してくれんかな」「点滴してもいいですか？」「やってくれ」 2ヵ月前から、全身の蕁麻疹･紅斑が改善しない77才の男性。酒2合/日煙草0本/日 抗アレルギー剤＋抗ヒスタミン剤内服＋軟膏塗っても良くならないので、3軒目で、亀クリ受診しました。36.4℃ 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭発赤を認めましたので、検査しましたが溶連菌迅速(+)でした。 77才6ヵ月：IgE:1078､杉3(8.14)､ｶﾋﾞ0.32､ｲﾈ科0.27､蛾0.22､ﾌﾞﾀｸｻ0.19､ｼﾗｶﾝﾊﾞ0.19､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌0.13､HD0.12､ﾀﾞﾆ0.11､ﾏﾗｾﾁｱ＜0.10､TARC104､CRP1.23､ALT30､γ-GT149､CHE231､TG141､Tcho186､LDL90､HDL62、Ca8.9､TP6.9､Alb3.9､UA6.1、BUN16.7、Cr0.72、WBC5390（Baso0.6､Eos3.9､Lym25.8､Mono6.7､Neut63.0、ASO16､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(-)、溶連菌迅速(+) 症状は、CTRX+タチオン＋デカドロン点滴×3＋AMPC+オロパタジン内服で改善しました。溶連菌性紅斑
2018年12月27日
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☆座瘡vsマイコ☆
「ニキビが」「ハナノド赤いですね」「また溶連菌？」「マイコ(+)です」 思春期から鼻炎・花粉症の45才の女性。夫の実家に白猫1名。 2年前に、頬が真っ赤で治らないと受診しましたが、溶連菌感染症でした。 43才10ヵ月：IgE:139､杉3(5.55)､ﾀﾞﾆ3(5.18)､ﾋﾉｷ2(1.42)､猫2(1.18)､ｲﾈ科･ﾌﾞﾀｸｻ･ｱｼﾅｶﾞﾊﾞﾁ＜0.10、溶連菌迅速(+) AMPC→AZM＋オロパタジン→タリオンで改善 今回は、2年ぶりに「ニキビ」で受診しましたが、マイコプラズマでした。 45才10ヵ月：IgE:136､ﾀﾞﾆ3(5.26)､HD3(4.02)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌・ﾏﾗｾﾁｱ･ｶﾋﾞ･ﾋﾞｰﾙ酵母･蛾＜0.10、TARC＜100､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+) MINO+桃核承気湯内服＋ベピオゲル塗布で改善しました。 溶連菌のスーパー抗原も、マイコプラズマのスーパー抗原も、恐い恐い。2年前は溶連菌今回はマイコ
2018年12月26日
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☆猫vsヒブvsマイコ中耳炎☆
「昨夜から耳漏あるんです」「マイコ（+）です」「え？中耳炎繰り返してるんですが」「AZM内服してください」「良くなりました」 生後3ヵ月から、全身カサカサに、中耳炎を繰り返している4才の男の子。灰鯖猫1名､ｺｰｷﾞｰ1名 鼻粘膜腫脹充血＋左耳漏を認めましたので、検査しました。 4才2ヵ月：IgE224､猫4(25.6)､HD1(0.64)､蛾1(0.40)､ﾀﾞﾆ1(0.36)､犬0.28､ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌･ｲﾈ科･杉･＜0.10､TARC340､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)、耳漏培養：H.influenzae(1+) AZM+ｾﾁﾘｼﾞﾝ+ｶﾙﾎﾞｼｽﾃｲﾝ内服で、鼻炎+中耳炎は、良くなってしまいました。 猫と犬は、お任せします。恐い恐い。
2018年12月25日
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☆1才からでもインタール有効でした☆
「再検査してください」「良くなってますね◎」 生後3ヵ月から皮膚科でステロイド塗布していた男の子。 1才2ヵ月から、脱ステ希望で受診しましたが、除去食＋インタール開始し、リンデロン→アルメタ+ヒルドイドまで、希釈可能でした。 1才2ヵ月：IgE:1003､犬5(85.3)､卵白4(34.2)､胡麻3(10.6)､小麦3(4.71)､大豆2(2.12)､ﾐﾙｸ2(1.94)､ﾊﾞﾅﾅ2(0.81)､ｻﾊﾞ1(0.48)､ﾄﾏﾄ0.29､ｼﾞｬｶﾞｲﾓ0.22､TARC:1177 1才11ヵ月：IgE:316､犬5(70.6)､卵白3(4.27)､HD3(4.04)､卵黄2(1.84)､ﾀﾞﾆ2(0.96)､胡麻2(0.81)､ﾐﾙｸ2(0.80)､小麦1(0.62)､大豆1(0.54)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ1(0.37)､鮭0.22､ﾋﾟｰﾅｯﾂ0.18､TARC754 1才過ぎて、インタール始めたのに、かなりきれいになりました。恐い恐い。
2018年12月22日
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☆呼び出しました☆
「強酸性水のみください」「1年前の結果説明します」「カビなんですか？」「カビだらけです」「どうすれば？」「杉舌下＋カビ内服を。無料のうちに」「剥けてきました」 生後4ヵ月から、顔~全身ｶﾞｻｶﾞｻにステロイド塗布していたG市の男の子。父花粉症。柴1名。 1才1ヵ月：412､ﾀﾞﾆ57.6､卵白49.9､ﾐﾙｸ49.5､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ29.2､小麦5.18､ 10年前に検査希望で受診しましたが、その後来ませんでした。 4才1ヵ月：IgE:538､ﾀﾞﾆ6(165.0)､HD6(148.0)､杉5(65.1)､ﾁｰｽﾞ3(4.80)､卵白3(3.89)､ﾐﾙｸ2(3.48)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ2(2.85)､ｵｰﾄ麦2(0.88)､卵黄1(0.64)､ｲﾈ科･小麦･大豆≦0.34 しばらく受診しませんでしたが、8年ぶりに、全身ガサガサで受診しました。 13才6ヵ月：IgE:1472､杉6(428.0)､ﾀﾞﾆ6(321.0)､HD6(259.0)､ﾏﾗｾﾁｱ3(5.81)､蛾2(2.35)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌1(0.47)､ﾌﾞﾀｸｻ1(0.46)､ｶﾋﾞ0.25､犬0.24､ｲﾈ科0.18､TARC240､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+) 検査結果すら聞きに来ませんでしたが、「カビだらけ」の電話したら、強酸性水消毒のみ取りに来ました。 さらに、呼び出して、医療費無料の1年間に、杉舌下＋カビ内服＋カビ軟膏の命令を下しました。 14才6ヵ月：IgE:1207､杉6(408.0)､ﾀﾞﾆ6(280.0)､HD6(219.0)､ﾋﾉｷ5(53.0)､ﾋﾟﾃｨﾛｽﾎﾟﾘｳﾑ3(11.6)､ﾏﾗｾﾁｱ3(8.60)､ﾋﾞｰﾙ酵母2(1.61)､ｶﾋﾞ0.33､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌0.31､ｼﾗｶﾝﾊﾞ0.10､TARC273 シダキュア舌下＋イトラコナゾール＋ﾌｪｷｿﾌｪﾅｼﾞﾝ内服＋強酸性水消毒＋ケトパミン＋ﾃﾙﾋﾞﾅﾌｨﾝ塗布＋保湿で、どんどん落屑し始めました。 カビバイ菌は治るときに剥けるよね。恐い恐い。AD+皮膚感染症
2018年12月21日
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☆猫鼻炎喘息？5年間放置☆
「検査してください」「猫と犬は？」「灰鯖猫もコーギーも元気です」「猫(+6)犬(+4)です」 3才の時に鼻汁・鼻閉・鼻出血で耳鼻科通院していた女の子。両親花粉症。母犬×猫×。灰鯖猫1名コーギー1名。 喘鳴があったため、小児科受診を勧められました。 2才11ヵ月：IgE:99､猫3(6.41)､犬2(1.95)､杉1(0.60)､HD1(0.59)､ｲﾈ科1(0.53)､小麦1(0.39)､ﾀﾞﾆ0.31､大豆0.28､卵白0.14､ﾐﾙｸ0.11､卵黄＜LT 0.10､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)、鼻汁培養：H.influenzae(2+)､PSSP(1+)､Branhamella catarrhalis(1+) 猫犬喘息＋感染症の説明をしましたが、その後受診しませんでした。 5年 間不明でしたが 5年ぶりに、検査のみ希望で受診しました。 8才5ヵ月：IgE:1187､猫6(233.0)､HD6(216.0)､ﾀﾞﾆ6(215.0)､杉4(36.7)､犬4(34.0)､ｲﾈ科3(12.4)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(2.78)､ﾌﾞﾀｸｻ2(2.61)､蛾1(0.56)､ｶﾋﾞ0.10 上昇してました。IgE:99､猫3(6.41)､犬2(1.95) → IgE:1187､猫6(233.0)､犬4(34.0) 今回も、環境整備には、興味なさそうです。恐い恐い。
2018年12月19日
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☆剣道vs溶連菌vs過換気☆
「熱があって手指がしびれるんです」「過換気ですね」「過換気？」「溶連菌迅速(+)です」 生後から、アトピー、鼻炎、喘息、で時々来る8才のイケメン剣士。両親花粉症。母の実家に犬1名。 4才4ヵ月：ＩｇＥ:65､ﾀﾞﾆ4(19.7)､HD3(15.2)､犬2(1.78)､杉2(0.84)､卵白0.12､ﾐﾙｸ･小麦･大豆･胡麻･ｴﾋﾞ･ｻﾊﾞ･ｲﾈ科･ｶﾋﾞ･蛾＜0.10 昨夜9時熱39.6℃､頭痛・倦怠､嘔吐1回､乏尿､手指尖しびれ､あり、久しぶりに受診しました。来院時40.3℃、SpO2:95% 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭発赤を認めましたが 呼吸音：清、吸入でSpO2:95%→95% 8才10ヵ月：溶連菌迅速(+) 溶連菌感染＋過換気症候群と思われました。 剣道部の突きよりも強力な溶連菌のスーパー抗原。恐い恐い。
2018年12月18日
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☆キウイで嘔吐☆
「キウイの検査してください」 「キウイなんて食べたの？」 「保育園の給食でキウイ吐いたんです」 生後2ヵ月から体部カサカサにワセリン塗布していた3才の男の子。父HD×花粉症。母姉AD。 保育園給食のキウイで嘔吐したため、血液検査希望です。 3才11ヵ月：IgE:159､ﾀﾞﾆ3(11.1)､HD3(8.16)､杉2(2.53)､ｷｳｲ2(0.92)､ﾋﾉｷ0.12､ﾗﾃｯｸｽ･ｿﾊﾞ雑草･ｶﾋﾞ･黄色ブドウ球菌＜0.10､TARC509 毒多ぁは、ここ60年程、キウイ(マタタビ科)なんて見たことも、食べたこともありません 園の給食で出るなんて。恐い恐い。 帰宅して、浜松出身の同居人に訊いたら「子供の頃庭に生ってたわ」だって。恐い恐い。
2018年12月17日
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☆イケメンレフトvs杉舌下☆
「鼻炎と蓄膿で耳鼻科かよってます」「耳鼻科は外科なので通っても治らないですよ」「ムコダインしか処方されません」「冷え＋汚染対策しましょう」「血液検査してください」「杉(+4)なので杉花粉治療からですね」「花粉症ですか」「野球部は危険ですね」「舌下したいです」 鼻炎＋蓄膿で、耳鼻科通院治療している12才のイケメン外野手。母AD。黒パグ1名白茶猫1名。 先週から鼻汁・咳嗽・腹痛で受診しましたが、鼻炎・蓄膿は冷え症のアトピーであることを説明しましたが、理解できません。 きちんと治療したいとのことでしたので、検査しました。 12才7ヵ月：IgE:70､杉4(36.0)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ･ｲﾈ科･ﾌﾞﾀｸｻ･ﾀﾞﾆ･HD･犬･猫･ｶﾋﾞ･蛾＜0.10 野球部を継続したいとのことでしたので、AZM+ｱﾚﾛｯｸ+ｶﾙﾎﾞｼｽﾃｲﾝ内服に加え、杉舌下開始としました。 来春までに間に合うかしら、恐い恐い。
2018年12月15日
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☆鼻汁・鼻閉・鼾・落屑vs冷え症☆
「いびきがひどいです」「完全に詰まってますね」「4才から鼻炎・中耳炎も治らないんです」「冷え症のアトピーですね」「血液検査は？」「数値低いのでアレルギーというよりも＜冷え症ですね」「どうすれば？」「LTRA+黄耆建中湯ですね」 風呂上がりに、足底が薄く剥けるので受診した6才の女の子。両親アレルギーなし。 足底は「汗疱」と思われましたが、鼻粘膜の腫脹がひどく、完全に鼻が詰まっておりましたので、訊いたら、いびきがひどいとのことです。 鼻炎も中耳炎も多汗症も冷え症のアトピーと説明したら、血液検査ご希望でした。 6才6ヵ月：IgE:70､黄色ブドウ球菌0.13､ﾌﾞﾀｸｻ0.10､猫･ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･蛾･ﾀﾞﾆ･HD･ｲﾈ科･杉＜0.10 数値が低かったので、抗アレルギー剤ではなく、LTRA＋黄耆建中湯としました。 アレルギーの数値が高ければ、アレルゲン対策＋抗アレルギー剤でしたが、数値が低いので、冷え症の漢方＋LTRAの適応です。 鼻炎の予防にも「抗アレルギー剤」と「LTRA」があります。 抗アレルギー剤(アレグラなど)が耳鼻科で処方されると「鼻炎の予防」皮膚科で処方されると「蕁麻疹アトピーの予防薬」です。 ＬＴＲＡ(ﾛｲｺﾄﾘｴﾝ受容体拮抗剤：ｵﾉﾝ･ｼﾝｸﾞﾚｱなど)は拡げる予防薬です。気管支を拡げて「喘息の予防薬」鼻を拡げて「いびきの予防薬」です。 ねあせ多汗の漢方と言えば児は黄耆建中湯・成人は補中益気湯です。 黄耆建中湯+ｵﾉﾝで、調子がいいです。極寒地獄・飛騨。恐い恐い。
2018年12月14日
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☆紫斑病vs網状斑☆
「紫斑病で入院してから乾燥肌が」「冷え症のアトピーですね」「検査してください」「下肢の網状斑も冷え症ですね」「黄耆建中湯飲ませます」 2才の頃に紫斑病で入院してから体部～下肢の乾燥肌にヒルドイドソフト＋ロコイドが欠かせない5才の女の子。家族にアレルギーなし。 乾燥肌は、冷え症のアトピー、と聞いて、血液検査ご希望です。 5才8ヵ月：IgE:144､HD4(38.5)､ﾀﾞﾆ4(47.4)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ2(0.78)､杉1(0.43)､犬･ｶﾋﾞ･ｲﾈ科･ﾌﾞﾀｸｻ･小麦･卵白＜0.10､TARC1386 何もすることがないので、黄耆建中湯開始しました。極寒ひだの山奥。恐い恐い。網状斑も冷え症
2018年12月13日
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☆吐くのも溶連菌☆
昨日から6回吐いているんです」「ミミハナノド赤いですね」「胃腸カゼでしょうか？」「溶連菌迅速(+)です」 昨日から6回吐いている1才半の男の子。父AD猫×母金属× 近医で「胃腸カゼ」といわれましたが、下痢はありません。鼻汁・咳嗽もあるので、亀クリに来ました。37.2℃ 鼓膜発赤と鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌でした。 1才6ヵ月：溶連菌迅速(+)RSV(-)インフルエンザ抗原(-) AMPC内服で良くなりました。 胃腸カゼの中に、溶連菌性の嘔吐も隠れています。恐い恐い。
2018年12月12日
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☆ADというより紅斑vs溶連菌☆
「検査してください」「溶連菌迅速(+)です」「アトピーは？」「IgE20､RAST全部ゼロです」「アトピーじゃないんですか？」「違いそうですね」 1才頃から顔~全身カサカサを保湿していた3才の男の子。父花粉症。母鼻炎。犬1名。 半年前に溶連菌感染症罹患後から耳介部のジクジクが治らずﾃﾗｺｰﾄﾘﾙ無効。 血液検査希望で受診しました。 2才11ヵ月：IgE:20､卵白0.34､小麦0.18､ﾐﾙｸ･卵黄･ｿﾊﾞ･ﾀﾞﾆ･HD･犬･猫･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌＜0.10､TARC164､CRP＜0.05､WBC6040(Baso0.7､Eos1.7､Lym54.6､Mono7.1､Neut35.9)、溶連菌迅速(+) AMPC+ｾﾁﾘｼﾞﾝ内服＋強酸性水消毒+ﾃﾗｺｰﾄﾘﾙで、経過観察としました。 アトピー性皮膚炎は軽症で、不要なステロイドで、皮膚感染症を繰り返していたものと思われます。恐い恐い。
2018年12月11日
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☆あせもvs溶連菌☆
「あせもが治らないんです」「ハナノド赤いですね」「汗疹じゃないんですか？」「溶連菌迅速(+)です」「治りません」「CFPN-PI→AMPCに内服変更します」「良くなりました」 夏過ぎから、首~体部の汗疹が治らない2才半の女の子。軟膏不明。父花粉症。 鼻粘膜の腫脹充血と咽頭扁桃の発赤腫大を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でした。 CFPN-PI+セチリジン内服で良くならないので。抗生剤変更CFPN-PI→AMPC)したら良くなりました。 ここ2年ほど、CFPN-PI内服で効かない溶連菌が多いです。恐い恐い。汗疹というより溶連菌性紅斑？
2018年12月10日
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☆杉花粉SB vs家庭科で鯖味噌煮☆
「鯖の味噌煮で吐いたんです」「鼻粘膜真っ赤です」「鯖の検査してください」「杉6鯖0ｱﾆｻｷｽ0ﾏｲｺ(+)です」「杉舌下したいです」 乳児期からAD+鼻炎の14才の女の子(美人SB)。家族にアレルギーなし。 9才1ヵ月：IgE:889､ﾀﾞﾆ5(86.7)､杉5(64.7)､HD5(63.9)､ｼﾗｶﾝﾊﾞ3(14.2)､ﾋﾉｷ3(6.96)､ｲﾈ科3(4.55)､猫3(4.01)､蛾2(2.21)､卵白2(2.00)､犬2(1.06)､ﾌﾞﾀｸｻ2(0.90)､ｴﾋﾞ1(0.69)､卵黄1(0.55)､ｵﾎﾞﾑｺｲﾄﾞ0.29 給食で卵・海老・除去中でしたが、家庭科の「鯖味噌煮」で気持ち悪くなったので、久しぶりに受診しました。 鼻粘膜が真っ赤なので、検査しました。 14才4ヵ月：IgE:887､杉6(137.0)､ﾀﾞﾆ5(82.9)､HD4(49.8)､ﾌﾞﾀｸｻ3(8.23)､ｲﾈ科3(6.39)､卵白1(0.51)､ｴﾋﾞ1(0.44)､ﾋﾟｰﾅｯﾂ0.16､ｻﾊﾞ･ｱﾆｻｷｽ＜0.10､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+) 鯖は問題なし！、将来は「なでしこJAPAN」のSB(ｻｲﾄﾞﾊﾞｯｸ)とのことでしたので、杉舌下開始としました。恐い恐い。杉舌下開始
2018年12月08日
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☆あせもvsとびひ☆
「あせもが治らないんです」「ハナノド赤いですね」「あせもじゃないんですか？」「とびひっぽいですね」 生後1ヵ月から首部の汗疹が治らない男の子。両親花粉症、姉AD。 3ヵ月から耳切れ、口角切れがロコイドで良くならないので、亀クリを受診しました。36.5℃ 鼻粘膜の腫脹充血を認めましたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でした。 生後6ヵ月：溶連菌迅速(+) 生後6ヵ月：鼻汁培養：MSSA(1+)､PSSP(1+)､H.influenzae(1+)､Moraxella catarrhalis(1+) 飛騨のオヤジはバイ菌だらけです。SMSしましたが、結果も聞きに来ないで、放置です。恐い恐い。
2018年12月07日
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☆頻尿・頭くらくら･下痢・蕁麻疹vs溶連菌☆
「頭がクラクラして頻尿なんです」「鼻粘膜真っ赤ですね」「病院では何でもないって言われました」「溶連菌迅速(+)です」 4才から鼻炎・中耳炎で耳鼻科通院していた、11才の女の子。両親花粉症。 2ヵ月前から、夜間頻尿2回/日あり、授業中も、時に尿意、頭がくらくらするので耳鼻科に行ったら鼻はOKと言われ、2週間前に病院で、尿・心・検査OK。1週間前から下痢、昨日蕁麻疹があったので、亀クリに来てしまいました37.0℃。 鼻粘膜の腫脹充血および咽頭扁桃の軽度腫大を認めたので、検査したら、溶連菌迅速(+)でした。 11才2ヵ月：IgE:679､ﾀﾞﾆ5(87.7)､HD5(54.0)､杉2(3.14)､犬2(2.89)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌0.15､ｲﾈ科0.11､ｼﾗｶﾝﾊﾞ･ﾌﾞﾀｸｻ･蛾･ｶﾋﾞ･＜0.10、ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)､WBC8100(Baso0.4､Eos0.4､Lym30.4､Mono3.3､Neut65.5) 症状は、AZM+ﾌｪｷｿﾌｪﾅｼﾞﾝ+ｶﾙﾎﾞｼｽﾃｲﾝ内服で良くなりました。 溶連菌とマイコのダブルパンチと思われましたが、11才でアレルギー体質判明。 母は、ﾀﾞﾆ舌下に興味津々。恐い恐い。
2018年12月06日
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☆シーズー★vs海老？☆
「蕁麻疹が治りません」「鼻粘膜真っ赤ですね」「海老の検査してください」「シーズーは？」「昨年★ました」 生後から全身アトピーだった、14才のｲｹﾒﾝﾌｧｰｽﾄの男の子。ｼｰｽﾞｰ1名。 生後11ヵ月：IgE:47､卵白2.85､大豆0.42､小麦･ﾐﾙｸ･豚･牛･鶏･ｼﾞｬｶﾞｲﾓ･ﾀﾞﾆ･犬･杉≦0.34 4才10ヵ月：IgE:57､犬3(10.1)､卵白1(0.37)､ﾀﾞﾆ･杉･ﾐﾙｸ･小麦･大豆･胡麻･豚肉･ｲﾁｺﾞ･ｵﾚﾝｼﾞ･ｲｶ≦0.34 2日前夕（海老食後？）から全身蕁麻疹あり、救外で、ﾘﾝﾃﾞﾛﾝ+ﾒｷﾀｼﾞﾝ処方されたが、良くならない、検査希望で久しぶりに受診しました。36.7℃ 鼻粘膜の強い腫脹充血と咽頭扁桃の軽度発赤を認めましたので、検査しました。 14才6ヵ月：IgE:890､犬5(60.2)､ﾀﾞﾆ3(8.66)､蛾3(6.98)､ｴﾋﾞ3(5.74)､杉3(4.08)､黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌0.19､ｲﾈ科0.16､ｶﾋﾞ0.13､ﾌﾞﾀｸｻ0.13､ｶｶｵ＜0.10､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+)､CRP0.37､WBC11890(Sta1.0､Seg82.0､Lym9.0､Mono8.0)、溶連菌迅速(±) 症状は、AMPC内服で改善しましたが、海老は大好きだそうです。恐い恐い。
2018年12月05日
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☆接種量を減らしてください☆
「TELLL予約のワクチン(ﾌﾙｰﾋﾞｯｯｸｼﾘﾝｼﾞ)残ってますが」「行けなくなったので他の人に回してください」「了解」 「TELLLインフルエンザワクチンまだ打てますか？」「まだ打てます」「ワクチンの量を減らして打ってください」「減らす意味はありません効果も減りますよ」「打つと必ず腫れるんです」「以前打ったのは水銀(防腐剤)入りですね」「水銀が入ってるんですか？」「亀クリのワクチンは水銀もホルマリンも入ってません」「では打ってください」「腫れませんでしたね」 他の医療機関が、インフルワクチン終了したため、駆け込みで、一見さんが来ます。 7才6ヵ月の児が、「インフルエンザワクチン接種希望」「半分に減らして接種希望」とのことです。 母子手帳を見たら、昨年までは、普通の「水銀入り」のワクチンでした。 亀クリの水銀抜きの「フルービックシリンジ」がキャンセルされ、4本残っていたので、「水銀抜きは終わりです」と説明して0.5cc打ったら、腫れませんでした。恐い恐い。 水銀抜きの在庫はもう終わり
2018年12月04日
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☆自然治癒力vs予防接種は？してません？☆
☆自然治癒力vs予防接種は？してません？☆「ハナと咳と不眠が1ヵ月続いてます」「鼻炎+気管支炎ですね」「肺炎で2回入院してます」「hMPV(-)PSSP(1+)ヒブ(1+)です」「･･･」「抗生剤は？」「捨てました」「･･･」「自然治癒力で･･･」「予防接種は？」「してません」「･･･」 先天性疾患VSDがあり、2才時と2才3ヵ月時に肺炎既往のある、3才の女の子。 1ヵ月前から鼻汁・咳嗽、1週間前から不眠呼吸苦があり、亀クリを受診しました。36.4℃SpO2:96% 膿性鼻閉と胸部に軽度陥没呼吸および乾性ラ音を認めましたので、鼻汁培養のうえ、メプチン+インタール吸入しました。呼吸音はかなり改善しました。SpO2:96%→95% 3才0ヵ月：RSV(-)インフルエンザ抗原(ｰ)hMPV(-)溶連菌(ｰ) 3才0ヵ月：鼻汁培養：PSSP(1+)、H.influenzae(1+) 抗生剤CFPN-PI+ｶﾙﾎﾞｼｽﾃｲﾝ+ｾﾁﾘｼﾞﾝ処方して、鼻汁培養の結果をTELしましたが、抗生剤は内服していない、捨てた、とのことです。 肺炎球菌とヒブの予防接種は？と訊いたら、「予防接種はしてません」とのことです。 飛騨のオバサンの大好きな言葉に「自然治癒力」というのがあります。 自然治癒力 ＝ ネグレクト(育児放棄) ＝ 母親失格です。恐い恐い。
2018年12月03日
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☆マイコ心膜炎～ダニ喘息☆
「お姉さんだいぶきれいになりましたね」「今日は弟のダニ舌下に来ました」 2才の時にマイコプラズマ心炎罹患後から喘息発症したH村の13才の男の子。姉AD+ｶﾋﾞ。 4才9ヵ月：IgE:408､ﾀﾞﾆ4(30.6)､HD4(29.5)､杉･ｲﾈ科･ﾋﾉｷ･雑草･犬･猫･ｶﾋﾞ･黄色ﾌﾞﾄﾞｳ球菌･卵白･ﾐﾙｸ≦0.34 ダニ舌下希望で、久しぶりに受診しました。 13才7ヵ月：IgE:422､ﾀﾞﾆ5(58.8)､HD4(45.0)､杉2(1.14)､ﾋﾉｷ1(0.38)､犬0.12､ｲﾈ科0.11､ｶﾋﾞ･ｼﾗｶﾝﾊﾞ･蛾･ﾌﾞﾀｸｻ･＜0.10、TARC468､ｲﾑﾉｶｰﾄﾞﾏｲｺﾌﾟﾗｽﾞﾏ抗体(+) いまさらながら、舌下開始です。恐い恐い。
2018年12月01日
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