全85件 (85件中 1-50件目)
では、火曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.30
では、火曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.30
雨あがりの午前中の太陽の隙間から、 黄色に染まった、イチョウの葉っぱがヒラヒラ落ちてきています・・・。 そんな休み明けの月曜日、 皆様、いかがお過ごしでしょうか。(黒木メイサと獅童の関係、事務所が迷惑そうに否定、 「そもそも、始まっていません」笑) では、今日の月曜日の目玉のワインです。11月30日(月)から、◎コルトン クロ ド ラ ヴィーニュ オー サン 1976 (ルイ ラトゥール社の自社畑) 40ミリ・・・¥2500 仏・ブルゴーニュ地方です。コルトンというワインは、信じられないほど熟成します。 個人的には、1950年以前のコルトンが非常に好きで、開けて3~4日は、ズン ズン旨みが増してくるのです。 ☆実際に、こんなに古いワインが、どうして3,4日も美味しいのか、疑問に思われ る方がいるかもしれません。しかし、ワインの温度を、16度から12度の間に、常に 保っているので(営業中は、16度、営業後は12度に)ワインが安定して、綺麗な 酸味がワインの中に保たれるのです。ですから、ワインのPHが保たれ、何日もかけ て美味しい状態が味わえるわけです。逆に言えば、これほど古いワインを、カウンタ ーの上に15分も置きっぱなしにすれば、もうすぐにダメになってしまうのです。エレヴァ ージュは、温度管理の厳格なので、これほど古いワインの鮮度を守り、いちばん美 味しいところを味わえるわけなのです。 1976年という年は、とても良い年で、ワインの構成力が全ての面で整っています。 がっしりした四角いコルトンの構造、そして、それを支えるタンニンのきめ細やかさ、 その下に隠れている甘さと、控えめだがたっぷりした酸味。それらが、ワインが「開く」 ことによって、徐々に本来の複雑さを、ジワジワと見せ始めるのです。今回は、その 真価を、ぜひ味わって下さい。明後日以降は、今考えていますので、少しだけ待って下さい。◎ちなみに、 今年も大晦日まで営業します!。 21時ぐらいからお店を開けて、 格闘技、紅白など、ダラダラテレビで見ながら、 まったりと営業したいと思いますので、 身よりのない方(笑)は、ぜひ・・・。 いつも通り、朝4時までやりますので、ごゆっくり。◎な、なんと日本初登場のチョコレートショップ、 「CACAO SANPAKA」から、原産地の板チョコ全て、 入荷しました!。バルセロナのチョコレート屋さんで、スペイン国外は、わずか4軒しかありません。実際に味見をしてみました。「エルブジ」が行う、典型的な手法、「エスプーマ」(瞬間冷凍法)をとっているようで、果物の新鮮な生命力を、そのまま封じ込めたような逸品です。(特に、フルーツ入りのチョコレートにおいては)「パーン!」という、弾けるような軽さが、余韻までいつまでも残ります。今回は、グレナダ、パプアニューギニア、マダガスカル、エクアドル、ヴェネズエラの5種類をそろえています。 全部試されたい方は、遠慮なくおっしゃって下さい~。 (少量ずつ、全て味見できるセット・・・¥1200)◎漫画「神の雫」の最新刊、22巻が入荷しました!。 遠慮なく、漫画喫茶代わりに読んで下さい。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 2週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。 ◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 ~すいません、賞味期限切れにて、終了しました。 (助手へのお土産になります) また、木曜日に入荷します。 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキは、 たっぷりありますので・・・ぜひ。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.30
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アンリ ジロー "エスプリ ド ジロー" NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン・マニピュラン)です。 ここ10数年ほど、カルト・シャンパンと言えば、ジャック・セロス、ヴィルマール、そして、このアンリ・ジローではないでしょうか。ピシっと引きしまった味わいの中 にも、上質の蜜のような自然な甘さがあり、小気味良いバランスを保っています。これは、クリュッグというシャンパンを、コンパクトにまとめ、そして、飲みや すくしたような感じです。とても心地よいシャンパンの良さをぜひ・・・。★白ワイン◎山梨 ヌーヴォー 甲州 アグア ヴィソーザ ブラゼール (勝沼醸造) ¥900(¥500) 山梨県産です。今年は、山梨ヌーヴォーをいろいろ開けていきたいと思います。 というのは、遠くからわざわざ飛行機で「揺らして」、状態が悪くなったフランス産の ものよりも、近場の山梨県から届いた新酒の方が、状態がいいからです。さて、 これは、今日初めて開けます。うーん、どうでしょうか?。楽しみにしています。 ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎シャブリ グランクリュ レ クロ 2005 (ウィリアム フェーヴル社の自社畑) ¥3800(¥1900) 仏・ブルゴーニュ地方、シャブリ地区です。シャブリの中でも、この最高峰に位置する 「レ・クロ」は、特別です。ブルゴーニュのピュリニー村を思わせるような堅いミネラル感 と、ほのかな蜜のニュアンス、やはり偉大な白ワインがここにあるのでしょう。このウィリ アムフェーヴル社は、フランス人のミッシェル・ベタンさんが、3つ★という非常に高い評 価をしています。この会社の個性は、はなり「シュパーン!」という「透明感のある鮮や かな輝き」にあると思います。この透きとおるような美しさは、まさにフランス人が好むも ので、朝日が差し込んでくる瞬間のような、エネルギーの強烈さを感じます。アメリカ人 が好む、こってりした重厚感とは、全く異なります。その「フランス的」な真価を、 ぜひ・・・。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ フォラティエール 1999 (エティエンヌ ソゼ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ソゼ家のワインは、特に熟成の若い段階では、キーン!という 金属的なミネラルの堅さが強すぎて、美味しく飲むのが難しい場合があります。しかし、 ここまで熟成すると、隠されていた本来のしっとりした甘さ、包み込むような果実味の滑らかさ が出てきて、とても好ましいバランスを見せてくれるのです。これは、まさにピュリニーらしい 伸びやかなミネラルの粒子の堅さと、ふっくらしたフォラティエール畑の包容力が、見事に合致 した、素晴らしいワインだと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.30
では、月曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか20日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.30
月曜日のリストです。★赤ワイン◎コルトン クロ ド ラ ヴィーニュ オー サン 1976 (ルイ ラトゥール社の自社畑) 40ミリ・・・¥2500 仏・ブルゴーニュ地方です。コルトンというワインは、信じられないほど熟成します。 個人的には、1950年以前のコルトンが非常に好きで、開けて3~4日は、ズン ズン旨みが増してくるのです。 ☆実際に、こんなに古いワインが、どうして3,4日も美味しいのか、疑問に思われ る方がいるかもしれません。しかし、ワインの温度を、16度から12度の間に、常に 保っているので(営業中は、16度、営業後は12度に)ワインが安定して、綺麗な 酸味がワインの中に保たれるのです。ですから、ワインのPHが保たれ、何日もかけ て美味しい状態が味わえるわけです。逆に言えば、これほど古いワインを、カウンタ ーの上に15分も置きっぱなしにすれば、もうすぐにダメになってしまうのです。エレヴ ァージュは、温度管理の厳格なので、これほど古いワインの鮮度を守り、いちばん美 味しいところを味わえるわけなのです。 1976年という年は、とても良い年で、ワインの構成力が全ての面で整っています。 がっしりした四角いコルトンの構造、そして、それを支えるタンニンのきめ細やかさ、 その下に隠れている甘さと、控えめだがたっぷりした酸味。それらが、ワインが「開く」 ことによって、徐々に本来の複雑さを、ジワジワと見せ始めるのです。今回は、その 真価を、ぜひ味わって下さい。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎ニュイ サン ジョルジュ オー ブード 1996年 ¥6600(¥3300) (ルイ ジャド社・・・ドメーヌ ガジェイからのもの) 仏・ブルゴーニュ地方です。ルイ・ジャドと親密な関係を持っているガジェイ家からのもの です。ニュイ・サン・ジョルジュらしい、颯爽として、跳ねるような鮮やかなミネラル感と、 ブード家らしい、ヴォーヌロマネ的な色っぽい肉づきが備わって、とても魅力的なワインに 仕上がっています。1996年という「ピシッ!」と完成度の高い年も、なお一層、この 立体感の高さに、寄与しています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.30
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.30
この西麻布の窓から見えるイチョウの木が、真っ黄色に染まり、圧倒的な存在感を放っています・・・。そんな晩秋の日和に、皆様いかがお過ごしでしょうか。 (黒木メイサ、「私は今、完全フリーです!」笑) では早速、今週の目玉のワインのお知らせです。25日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥2800 ~まだ少しだけ残っています。27日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000 ~まだまだたくさんあります。ペトリュスのような、「キラキラした輝き」がまさに ここにあります。ポムロールの真髄は、やはり、濃厚な触感ではなく、こういう フランスらしい、光彩にあるのだと思います。30日(月)から、 ★ルイ ラトゥールの自社畑●コルトン クロ オー ヴィーニュ オー サン 1976 40ミリ・・・¥2500 その後は、また連絡させていただきます~。ところで、 最近更新を怠っていて、申し訳ありませんでした・・・。実は、本当に人手不足で、かなり体力的に負担がかかって、辛かったのです。お店をやっている人間がこう言うのは申し訳ないのですが、お客さんからのメールを、「放置プレイ!」してしまっています。今日からは、また少し人手が足りてくるので、きちんと返事しますので、少しだけ待って下さい。いくら「真性のS」の私でも、意図的に「放置プレイ!」していませんので、どうかご安心下さい。(自宅の愛猫へは、毎日羽交い絞めプレイ!を)では、業務連絡を記します。今日は5ページにわたりますので、気長に見て下さい。◎な、なんと日本初登場のチョコレートショップ、 「CACAO SANPAKA」から、原産地の板チョコ全て、 入荷しました!。バルセロナのチョコレート屋さんで、スペイン国外は、わずか4軒しかありません。実際に味見をしてみました。「エルブジ」が行う、典型的な手法、「エスプーマ」(瞬間冷凍法)をとっているようで、果物の新鮮な生命力を、そのまま封じ込めたような逸品です。(特に、フルーツ入りのチョコレートにおいては)「パーン!」という、弾けるような軽さが、余韻までいつまでも残ります。今回は、グレナダ、パプアニューギニア、マダガスカル、エクアドル、ヴェネズエラの5種類をそろえています。 全部試されたい方は、遠慮なくおっしゃって下さい~。 (少量ずつ、全て味見できるセット・・・¥1200)◎漫画「神の雫」の最新刊、22巻が入荷しました!。 遠慮なく、漫画喫茶代わりに読んで下さい。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 2週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.28
では、土曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・)以前のブログに、山梨ヌーヴォーが良くなかったという話をしました。しかし、 しばらくブログの更新を怠っている間に、どんどん山梨ヌーヴォーの状態が良くなって、かなり美味しくなったのです。やはり、新酒は、運ばれたばかりは、酸味が刺々しく、状態が落ち着いていないのです。 ただし、 一旦開けて、きちんと保管していると、果実味の透明感と、新鮮さが、息を吹き返したように出てきました。 (開けて、3日目以降が素晴らしかったです)まだ甲州の白ワイン(2本目)が残っていますが、もうすぐなくなりそうなので、もう一本開けたいと思います。 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アンリ ジロー "エスプリ ド ジロー" NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン・マニピュラン)です。 ここ10数年ほど、カルト・シャンパンと言えば、ジャック・セロス、ヴィルマール、そして、このアンリ・ジローではないでしょうか。ピシっと引きしまった味わいの中 にも、上質の蜜のような自然な甘さがあり、小気味良いバランスを保っています。これは、クリュッグというシャンパンを、コンパクトにまとめ、そして、飲みや すくしたような感じです。とても心地よいシャンパンの良さをぜひ・・・。★白ワイン◎山梨 ヌーヴォー 甲州 2009(ルミエール フレール) ¥900(¥500) 山梨県産です。今年は、山梨ヌーヴォーをいろいろ開けていきたいと思います。 というのは、遠くからわざわざ飛行機で「揺らして」、状態が悪くなったフランス産の ものよりも、近場の山梨県から届いた新酒の方が、状態がいいからです。さて、 今年の甲州は、どんなものでしょうか。 ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ピュリニー モンラッシェ レ フォラティエール 1999 (エティエンヌ ソゼ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ソゼ家のワインは、特に熟成の若い段階では、キーン!という 金属的なミネラルの堅さが強すぎて、美味しく飲むのが難しい場合があります。しかし、 ここまで熟成すると、隠されていた本来のしっとりした甘さ、包み込むような果実味の滑らかさ が出てきて、とても好ましいバランスを見せてくれるのです。これは、まさにピュリニーらしい 伸びやかなミネラルの粒子の堅さと、ふっくらしたフォラティエール畑の包容力が、見事に合致 した、素晴らしいワインだと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.28
では、土曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか20日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.28
土曜日のリストです。★赤ワイン◎シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982年 40ミリ・・・¥2800 仏・ボルドー地方です。1982年ものは、やはり20年に一度の、素晴らしい年と 言われるだけのことはあります。全てが自然で、フレッシュな葡萄らしい滑らかさを そのまま味わっているかのようです。口に含むと、カカオのようなコクがありながら、 本当に素直に、喉の奥まで通り抜けていきます。これが、約30年前とは、信じ がたいほど若々しい味わいに、きっと驚かれるのではないでしょうか。 (土曜日の段階で)まだ5杯ほど残っています。 さすがに酒質が強いために、生命力の鮮やかさを保ったまま、重厚さを増しています。◎ヴュー シャトー セルタン 1982年 40ミリ・・・¥3000 仏・ボルドー地方、ポムロール地区です。意外に知られていないのですが、このヴュー シャトー セルタンは、ペトリュスを彷彿とさせる、「輝き」があります。この「輝き」こそ、 まさにポムロールらしい際立った個性なのです。フワっーっと、キラキラした粒子が空気 にちりばめたようなとても上品な光彩は、もうたまらないほど素晴らしいのです。特に 1982年らしいしっとりした触感は、最高です。 (土曜日の段階で)まだまだ多量に残っています~(あと12杯ほど)。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン V.V.2006年(マルク ロワ家) ¥4000(¥2000)仏・ブルゴーニュ地方です。アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテさんの次に誰が来るという のは、非常に難しい問題ですが、可能性を感じるのは、彼女ではないかと思います。 「ピシッ!」と、四方八方に散らばる花火のような、鮮烈さを持ちながら、ジュブレイ・シャンベルタンらしい豊かさを持っているのです。もし彼女が、シャンベルタンなどの、 偉大な特級畑を持ったなら、どれだけ凄いワインが出来るでしょう。 (焼き鳥のつくねと一緒に・・・、肉の自然な旨みが引き出されます)◎シャンボール ミュジニー プルミエクリュ 1988 (ジョセフ ドルーアン社) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。シャンボール村のワインらしく、赤い、可愛らしい果実味が 流れるような美しい雰囲気で、余韻まで抜けていきます。1988年ものだけあって、 熟成することで、自然な果実味の滑らかな密度が出ていて、徐々に色気さえ感じます。 まさに、シャンボールらしい飛び跳ねるような素晴らしい「軽さ」が特徴です。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.28
では、土曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.28
穏やかな太陽が差し込んでくる、気持ちのいい午後となっています・・・。今日は、メールマガジンを書くために、ブログの更新はしません。ちなみに、最後2杯だけ残っていた「ミュジニー ブラン 1991年」、昨日また味見をしましたが、味わいがものすごく開いていて、かなり美味しかったです・・・(ムフフ)。では、メルマガを楽しみにして下さい~。(特に、今日の言葉責めコーナーも)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.25
連休明けの、爽やかな気分とは対照的に、 どんよりとした、空模様になっています・・・。そんな火曜日の夕方、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週の目玉のワインのお知らせです。11月24日(火)から、 ●シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥280025日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥280027日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000◎な、なんと日本初登場のチョコレートショップ、 「CACAO SANPAKA」から、原産地の板チョコ全て、 入荷しました!。バルセロナのチョコレート屋さんで、スペイン国外は、わずか4軒しかありません。実際に味見をしてみました。「エルブジ」が行う、典型的な手法、「エスプーマ」(瞬間冷凍法)をとっているようで、果物の新鮮な生命力を、そのまま封じ込めたような逸品です。(特に、フルーツ入りのチョコレートにおいては)「パーン!」という、弾けるような軽さが、余韻までいつまでも残ります。今回は、グレナダ、パプアニューギニア、マダガスカル、エクアドル、ヴェネズエラの5種類をそろえています。 全部試されたい方は、遠慮なくおっしゃって下さい~。 (少量ずつ、全て味見できるセット・・・¥1200)◎漫画「神の雫」の最新刊、22巻が入荷しました!。 遠慮なく、漫画喫茶代わりに読んで下さい。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 2週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。◎エレヴァージュが出している、 5種類の生ハムの中で、「パルマ」が意外に人気がないのです。しかし、ただのパルマではありません。ヴォリュームの大きさに、まずびっくりされると思います。そして、口に含んだときに広がる、弾力のある触感。真空パックで届いたものではないため、肉の旨みがそのまま生きていて、余韻が重層的なのです。塩気もほとんど感じず、それよりも、熟成した肉の厚みを、思う存分感じることができると思います。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」から、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキ、入荷しています。 ちなみに、ガトー・フォマージュは、 売り切れました・・・すいません。 ◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.24
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アンリ ジロー "エスプリ ド ジロー" NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン・マニピュラン)です。 ここ10数年ほど、カルト・シャンパンと言えば、ジャック・セロス、ヴィルマール、そして、このアンリ・ジローではないでしょうか。ピシっと引きしまった味わいの中 にも、上質の蜜のような自然な甘さがあり、小気味良いバランスを保っています。これは、クリュッグというシャンパンを、コンパクトにまとめ、そして、飲みや すくしたような感じです。とても心地よいシャンパンの良さをぜひ・・・。★白ワイン◎山梨 ヌーヴォー 甲州 2009(ルミエール フレール) ¥900(¥500) 山梨県産です。今年は、山梨ヌーヴォーをいろいろ開けていきたいと思います。 というのは、遠くからわざわざ飛行機で「揺らして」、状態が悪くなったフランス産の ものよりも、近場の山梨県から届いた新酒の方が、状態がいいからです。さて、 今年の甲州は、どんなものでしょうか。 ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ボーヌ クロ デ ムーシュ 1988(ジョセフ ドルーアン社の自社畑) ¥6600(¥3300)仏・ブルゴーニュ地方です。この会社は、ネゴシアンといって、多くの原酒やワインを買いつけ 多量に販売する大きい企業です。しかし、このドルーアン社が持つ自社畑は、「フラッグシップワイン」と言われるだけあって、とても素晴らしい品質のものを生み出します。このワインは、花の 蜜を一つに集めたような芳しさに満ちて、熟成によって、重層的な香りの広がりと、とてつもない複雑さを生み出します。目玉ワインとして売っても過言ではないほどの、逸品で、熟成したブルゴーニュの白ワインの良さが、ここに詰まっています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.24
では、月曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか14日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.24
では、月曜日の赤ワインのリストです。山梨ヌーヴォーの良さを・・・、と高らかに宣伝したのですが、正直言って、そんなにたいしたことがなかったです・・・すいません。昨年、山梨ヌーヴォーをたくさん試飲して、「これならいける!」と思ったのですが、それらが全て、 デザートワインだということに気づきました。今回は、助手に山梨のワインの仕入れを全て任せ、「よし!、いけるだろう」と思ったのですが、全然ダメでした・・・。 次回は、私が、試飲して決めたいと思います。 (私の、助手への伝え方が悪かった・・・反省)せっかく楽しみにして下さったかたへ、本当に申し訳ありませんでした・・・。ただし、 ダメとは言いながら、じっくり品質を見極めていきたいので、今後2週間ぐらいかけて、いろんな山梨ヌーヴォーを、開けていきたいと思います。★赤ワイン◎シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥2800 仏・ボルドー地方、ハートのマークが有名で、よくバレンタインデーの時期になると、 ワイン売り場の前で、箱で山積みになっていました・・・(最近は、かなり高価になり ました)。ところで、1982年というのは、本当に偉大な年です。恐ろしいほどに 若々しく、まだまだ葡萄の新鮮なジューシーさが、口の中で広がるのです。しかも、 1982年ものは、巨大な構造で、カロン・セギュールが持つ個性を、最大限に引き 出しています。その真価を、ぜひ・・・。 120ミリ(70ミリ)◎ブラッククイーン 2009(ルミエール フレール) ¥900(¥500) 日本の山梨県産です。今年は、稀に見る良い年だそうで、たしかにアルコールのヴォリューム感があって、まだまだ熟成しそうな雰囲気です。先週の土曜日に開けましたが、酸素を含んで、どんどん美味しくなりそうな予感がします。◎ボージョレ ヴァン ド プリムール 2009 (フィリップ パカレさん) ¥1500(¥800) 仏・ブルゴーニュ地方です。今年は、すごい当たり年との評判で、「本当にそうか?」と 思いながら、味見してみました。飲むと、2002年ものに非常に良く似ていて、綺麗なミネラル感と、酸味の美しさが際立っています。その中に、優しい甘さが隠れています。 2002年ものの透明感のある美しさと、1999年ものの、柔らかい肉付きが一緒になったような、たしかに素晴らしい年だというのが、感じられます。◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン V.V.2006年(マルク ロワ家) ¥4000(¥2000)仏・ブルゴーニュ地方です。アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテさんの次に誰が来るという のは、非常に難しい問題ですが、可能性を感じるのは、彼女ではないかと思います。 「ピシッ!」と、四方八方に散らばる花火のような、鮮烈さを持ちながら、ジュブレイ・シャンベルタンらしい豊かさを持っているのです。もし彼女が、シャンベルタンなどの、 偉大な特級畑を持ったなら、どれだけ凄いワインが出来るでしょう。 (焼き鳥のつくねと一緒に・・・、肉の自然な旨みが引き出されます)◎カベルネ ソーヴィニオン ナパ ヴァレー 2005年 (プランプ ジャック家) ¥5500(¥2800) カリフォルニア・ナパ地方です。いわゆる「カルトワイン」の一つで、パーカーさん好みの 「そういう味」がします。ただ、昔のナパと比べれば、やはり豊かな、酸味の質が著しく 向上したこと、が挙げられます。リッチな果実味は、まさに葡萄の濃縮ジュース、その ものです。アメリカ人か考える、ワインは生鮮食品という意味合いが、良く分かる、 非常に凝縮した味わいです。酸味が豊富なために、口に含んだときの厚みに、柔ら かさが感じられます。◎モレ サン ドニ レ シャフォ 1995 (ユベール リニエ家) ¥6400(¥3200)仏・ブルゴーニュ地方です。このモレサンドニ村の中でも、果実を口の中で砕いた瞬間のような、最も鮮やかな香りと、味わいを余韻に残します。これほど鮮やかな味わいを 出せる生産者は、なかなかいません。だから、熟成の若い段階では、強烈すぎて理解できない場合も多いのですが、これくらい熟成すれば、モレサンドニ村らしい肉付きの豊かさも出てきて、程よいバランスを楽しめます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.24
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.24
昨日からまた急に寒くなって、この西麻布も、底冷えするような空気に包まれています・・・。そんな連休の最中に、 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 ところで、 今日と、明日は、お店を休ませていただきます・・・。 明後日の火曜日から、営業を再開しますので、 ぜひ、楽しみにして下さい。11月24日(火)から、 ●シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥280025日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥280027日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000では、よい連休をお過ごし下さい。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.22
澄みわたる、晴れやかな空になっていて、とても心地よい土曜日の午前中となっていますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか・・・。ところで、昨日開けた目玉のワイン、「ミュジニー ブラン 1991年」(ヴォギュエ家) 40ミリ・・・¥7600まだまだ、たくさん残っています。開けたてで、あまりにも素晴らしくて、緊急にメールマガジンを流させていただきましたが、ポテンシャルがあるので、まだまだしばらく美味しいような気がします。いちおう、念のため・・・。ちなみに、今日の午後は、ゆっくりさせていただく予定で、ブログの更新は、ちょっと休ませていただきます。 (たまには、遊ばせて~)でも、19時からきちんと営業していますので、どうかご安心ください。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.21
穏やかな金曜日の夜を迎えていますが、皆様、いかがお過ごしでしょうか。 (柴崎コウのニューアルバムが気になる)ところで、さきほど開けた、「ミュジニー ブラン 1991年」(ヴォギュエ)、素晴らしく美味しい味わいです。予想では、開けたては、少し堅いだろうと思っていたのですが、全然違って、かなり「開いて」すでに偉大さを味わえます。味わいの複雑さが、パノラマのように、口いっぱいに広がる・・・(あぁ)。寸止めで、すいません。では、よい金曜日の夜をお過ごしください。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.20
急に寒くなり、街路樹の木々も、 黄色味を帯びてきています・・・。 そんな11月の終わりに、 皆様、いかがお過ごしでしょうか。 (海老蔵、大丈夫ですか?)ところで、 今日は、目玉ワインが目白押しで、 すごいことになっています・・・。これから、5ページ分更新していますので、 じっくりご覧下さい~。では、今週の目玉のワインです。11月18日(水)から、 ★ルイ ジャド社の自慢の自社畑、 ○シュヴァリエ モンラッシェ デ ドモワゼル 1986 40ミリ・・・¥4400 ~本当に「シュヴァリエ」らしい気高さに満ちていて、このうえなく素晴らしいです。 まだまだ半分以上残っています~。20日(金)から、 ★ヴォギュエ家 ○ミュジニー ブラン 1991 40ミリ・・・¥7600 ~今日の目玉は、これに尽きます。本当に貴重で、なかなか飲む機会がありま せん。最も厳しく、骨太の味わいが、熟成することによって、どんなパノラマを見せ てくれるか、とても楽しみです。さらに・・・、22日(日)、23日(月)は、連休を取らせていただきます・・・すいません。24日(火)から、 ●シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥280025日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥280027日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 1週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。◎今年は、山梨のヌーボーを開けたいと思います。 明日の夜まで、なんとか用意する予定です。 フランスから、飛行機でさんざんゆられてきた「ボジョレー ヌーヴォー」 よりも、日本国内の新酒の方が、状態が健全で、しかもとてもフレッシュ でブドウジュースのような、自然な美味しさがあるからです。 メニューには、山梨の白ワインのヌーヴォーを載せていませんが、 デザート的な味わいで、とてもいいものがあるので、金曜日の今日から、 売り出したいと思います!。 ◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」から、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキ、入荷しています。 ちなみに、ガトー・フォマージュは、 賞味期限切れにて、終了・・・すいません。 (助手のお土産になります)◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.20
では、金曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・)今日はもう、「ミュジニー ブラン」に尽きます。 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アンリ ジロー ”エスプリ ド ジロー” NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン・マニピュラン)です。 ここ10数年ほど、カルト・シャンパンと言えば、ジャック・セロス、ヴィルマール、そして、このアンリ・ジローではないでしょうか。ピシっと引きしまった味わいの中 にも、上質の蜜のような自然な甘さがあり、小気味良いバランスを保っています。これは、クリュッグというシャンパンを、コンパクトにまとめ、そして、飲みや すくしたような感じです。とても心地よいシャンパンの良さをぜひ・・・。★白ワイン◎シュヴァリエ モンラッシェ デ ドモワゼル 1986 (ルイ ジャド社の自社畑) 40ミリ・・・¥4400 仏・ブルゴーニュ地方です。このワインはどうしても飲みたくて、3か月以上も前から ロンドンへ予約をかけて、やっと購入したものです。1986年のブルゴーニュの白ワイン は、熟した葡萄の甘さが全面に出ていて、しかも、隠された酸味がしっかりしているた めに、とても綺麗な熟成の仕方をしています。「シュパーン!」という鮮やかなシュヴァリ エモンラッシェの特徴に、熟成した、ねっちりした甘さと密度が加わって、これはもう、最高 の白ワインとなっているでしょう(ムフフ!)。ジャド社の看板商品は、まさにこの「シュヴァ リエモンラッシェ」。これは、何が何でも飲むべきではないでしょうか(押し売り)。 ~(金曜日の時点で)まだまだ多量に残っています。研ぎ澄まされたミネラル感の質、 そして、熟成によって溶け込み始めた滑らかさが、もう本当に素晴らしいです。◎ミュジニー ブラン グランクリュ 1991(ヴォギュエ家) 40ミリ・・・¥7600 仏・ブルゴーニュ地方の特級畑です。おそらく、この地方で最も骨太な味わいなのでは ないでしょうか。ヴォギュエ家は、1994年にこの葡萄の樹を新しく植え替えたために、 今は、「ブルゴーニュ ブラン」は販売していますが、「ミュジニー ブラン」としては瓶詰 めしていません。ですから、1993年以前のこれを飲むのは、本当に貴重な機会なので す(もともと、数が少ないので、飲める機会もわずか)。これほどまで凝縮した味わいが、 開き始めるのは、少し遅いかもしれません。以前1990年ものを開けたときには、1週間 後、ようやく美味しくなり始めました。おそらく、最も厳しく、奥行きの見えない味わい、 それがミュジニー ブランだと思います。ただし、一旦開いたら、ここまで硬質で、とてつも ない魅力を見せてくれます。今回の瓶は、あせらず、ゆっくり売って行きたいと思っていま す。◎サンセール アン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎ペルナン ヴェルジュレス クロ ベルテュ 2006(モノポール) ¥2400(¥1200) (デュブリュイユ フォンテーヌ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。シャルドネらしいふっくらした、寛容性のある味わいの中に、 若干、ソーヴィニオンブランのような緑のトーンが少し混じって、複雑で、しかもトロっと した触感になっています。その立体感のある構造と、滑らかさがあるため、野菜料理と、 もう絶妙に合います。 (枝豆・・・新潟の湯上り娘、を茹でたものと、ものすご~く合います)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ボーヌ クロ デ ムーシュ 1988 (ジョセフ ドルーアン社の自社畑) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。この会社は、ネゴシアンといって、多くの原酒やワインを買いつけ 多量に販売する大きい企業です。しかし、このドルーアン社が持つ自社畑は、「フラッグシップ ワイン」と言われるだけあって、とても素晴らしい品質のものを生み出します。このワインは、花の 蜜を一つに集めたような芳しさに満ちて、熟成によって、重層的な香りの広がりと、とてつもない 複雑さを生み出します。目玉ワインとして売っても過言ではないほどの、逸品で、熟成したブル ゴーニュの白ワインの良さが、ここに詰まっています。本当はメルマガが間に合えばいいのですが、 今日は、本当に凄いラインナップで、見逃せません。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.20
では、金曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか10日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.20
では、金曜日の赤ワインのリストです。今日も、山梨 VS ボジョレーの新酒対決!で、もう少し、温度を調整して、日本のワインの状態の良さを、再確認したいと思います~。★赤ワイン 120ミリ(70ミリ)◎マスカット ベイリー A 2009(シャトー ルミエール) ¥800(¥400) 日本の山梨県産です。今年は、稀に見る良い年だそうで、たしかにアルコールのヴォ リューム感があって、まだまだ熟成しそうな雰囲気です。昨日の木曜日、私は温度設 定を低くしてしまったようで(12度)、本来のポテンシャルを発揮していなかったように 思います・・・すいません。今日は15度に設定して売ろうと思います。 今日は、シャトー ルミエールから、白ワインの品種も開ける予定です(デラウェアなど)。◎ボジョレー ヌーヴー 2009(マルセル ラピエールさん) ¥1400(¥700) 仏・ブルゴーニュ地方です。今年は、すごい当たり年との評判で、「本当にそうか?」と 思いながら、味見してみました。飲むと、2002年ものに非常に良く似ていて、綺麗な ミネラル感と、酸味の美しさが際立っています。その中に、優しい甘さが隠れています。 2002年ものの透明感のある美しさと、1999年ものの、柔らかい肉付きが一緒に なったような、たしかに素晴らしい年だというのが、感じられます。→これが無くなったら、 ◎ボージョレ ヴァン ド プリムール 2009 ¥1500(¥800) (フィリップ パカレさん)も開ける予定です。これもヌーヴォーです。 ◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン V.V.2006年 (マルク ロワ家) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテさんの次に誰が来るという のは、非常に難しい問題ですが、可能性を感じるのは、彼女ではないかと思います。 「ピシッ!」と、四方八方に散らばる花火のような、鮮烈さを持ちながら、ジュブレイ・ シャンベルタンらしい豊かさを持っているのです。もし彼女が、シャンベルタンなどの、 偉大な特級畑を持ったなら、どれだけ凄いワインが出来るでしょう。 (焼き鳥のつくねと一緒に・・・、肉の自然な旨みが引き出されます) ◎カベルネ ソーヴィニオン ナパ ヴァレー 2005年 (プランプ ジャック家) ¥5500(¥2800) カリフォルニア・ナパ地方です。いわゆる「カルトワイン」の一つで、パーカーさん好みの 「そういう味」がします。ただ、昔のナパと比べれば、やはり豊かな、酸味の質が著しく 向上したこと、が挙げられます。リッチな果実味は、まさに葡萄の濃縮ジュース、その ものです。アメリカ人か考える、ワインは生鮮食品という意味合いが、良く分かる、 非常に凝縮した味わいです。酸味が豊富なために、口に含んだときの厚みに、柔ら かさが感じられます。◎モレ サン ドニ レ シャフォ 1995 (ユベール リニエ家) ¥6400(¥3200) 仏・ブルゴーニュ地方です。このモレサンドニ村の中でも、果実を口の中で砕いた瞬間 のような、最も鮮やかな香りと、味わいを余韻に残します。これほど鮮やかな味わいを 出せる生産者は、なかなかいません。だから、熟成の若い段階では、強烈すぎて理解 できない場合も多いのですが、これくらい熟成すれば、モレサンドニ村らしい肉付きの豊 かさも出てきて、程よいバランスを楽しめます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.20
では、金曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.20
この西麻布の窓から外を眺めると、 大きなイチョウの木の葉っぱが、徐々に黄色くなってきているのがわかります・・・。そんな11月の終わりに、 皆様、いかがお過ごしでしょうか。さて、今日はメールマガジンを書くのに集中したいので、 ブログの更新は、簡単なものにさせていただきます。 今日は、 ◎ボジョレー ヌーヴォー 2009年、 ◎山梨ヌーヴォー 2009年、など開いています。 また ★ルイ ジャド社の自社畑、 ○シュヴァリエ モンラッシェ レ ドモワゼル 1986年、本当に素晴らしく、何が何でも飲むべきだと、私は思います。熟成したブルゴーニュの白ワインの良さが、 この一つの瓶に、全て詰まっているようです。では、 メルマガを書き終えたら、真面目に更新するかもしれませんので、 どうかもう少しお待ち下さい。 ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.19
今朝から急に寒くなって、いよいよ皮のコートが似合う季節になっています・・・。そんな11月の中旬、皆様、いかがお過ごしでしょうか。では早速、今日のお知らせです。◎今週からの目玉のワインです!。 11月16日(月)から、 ★ルイ ジャド社○モンラッシェ 2000 40ミリ・・・¥3800 ~昨日開けて飲んでみました。モンラッシェらしい、丸さがジワジワでていて、 最高です!。これこそ、モンラッシェだなと思わせる大きさと、ゆとりと、深み を見事に備えています。18日(水)から、 ★ルイ ジャド社の自慢の自社畑、 ○シュヴァリエ モンラッシェ デ ドモワゼル 1986 40ミリ・・・¥440020日(金)から、 ★ヴォギュエ家 ○ミュジニー ブラン 1991 40ミリ・・・¥7600さらに・・・、22日(日)、23日(月)は、連休を取らせていただきます・・・すいません。24日(火)から、 ●シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥280025日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥280027日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000こんな感じで、グイグイ攻めまくりたいを思います!。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 1週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。◎今年は、山梨のヌーボーを開けたいと思います。 明日の夜まで、なんとか用意する予定です。 フランスから、飛行機でさんざんゆられてきた「ボジョレー ヌーヴォー」 よりも、日本国内の新酒の方が、状態が健全で、しかもとてもフレッシュ でブドウジュースのような、自然な美味しさがあるからです。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」から、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキ、入荷しています。 ちなみに、ガトー・フォマージュは、 賞味期限切れにて、終了・・・すいません。 (助手のお土産になります)◎ピエール エルメのシナモンのチョコレート、 入荷しました!。 これは、ハンガリーの貴腐ワインと合わせてみて下さい。 相性が最高です。 シナモンと、カラメルの香りが、トカイの複雑な旨みと、 うねりながら、絡み合う・・・。 異次元の複雑さと、奥行きは、こういうことだと思います。◎品切れしていた、 ピエール マルコリーニのLIMITED EDITIONのチョコレートケーキ、 入荷しました!。 希少なクリオロ種から作って、キラキラと、輝くような酸味があります。 この酸味は、「クロ・パラントゥー」のワインに似ていて、陽と陰が、 そして、甘さと苦味が、カカオの大胆なコクと酸味の上品さが、常に 2つの要素が裏表になって、素晴らしく完成度の高い逸品になっています。 チョコレートを苦手な方に、無理矢理食べさせたい・・・。 (馬乗りになって、ごめんなさいと言わせたい)◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。 ◎いつも、トイレから出るときの右側の棚に、 ワインの空き瓶を置いています。 もし欲しい方は、差し上げますので、 遠慮なくおっしゃって下さい。 いつも空き瓶が余るので、どんどん捨てているのです・・・。 ただ、 空き瓶を持って帰るのは、重いでしょうから、 ラベルをはがして、差し上げることもできます。 では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.18
では、水曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎セルジュ マチュー キュベ トラディション ブラン ド ノワール ブリュット NV ¥2200(¥1100) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です(レコルタン・マニピュラン)。 ピノノワール100%で、滑らかで、自然な密度を感じるコクが、とても上品な装いを見せています。中心にある丸みを帯びたその旨みと、ピシっと、軽や かさを奏でる、ミネラルの鋭さが、見事なメリハリを成しています。ずっと小規 模生産者のシャンパンを飲んで思うのは、やはり葡萄そのものの質の良さが あるということ。その辺の、ネゴシアンの凡庸なシャンパンを、見事に凌駕し てしまいます。★白ワイン◎モンラッシェ 2000(ルイ ジャド社) 40ミリ・・・¥3800 仏・ブルゴーニュ地方です。「モンラッシェ」というワインには、ブルゴーニュの白ワイン の良さが、全てここに詰まっていると思います。この地域の偉大なワインを、散々 飲んで、そのあとに飲むと、ようやくこの良さが、わかってくるのです。そういう意味で は、赤ワインの最高峰「ロマネ・コンティ」に、すごく近い存在だと思います。今週は、 モンラッシェなど、偉大なワインを集めて、飲んでいきたいと思います~。 (月曜日に味見してみました)もう少し「閉じている」かなと思ったのですが、もうすで に開いていて、美味しさを十二分感じることができます!。最高です!。 (水曜日の段階で)徐々に堅いミネラル感が出てきて、甘さを隠してしまうかも しれません。それほど強烈なポテンシャルを持っています。もし美味しそうな状態 でなければ、もうグラスワインとしては、売れません・・・すいません。◎シュヴァリエ モンラッシェ デ ドモワゼル 1986 (ルイ ジャド社の自社畑) 40ミリ・・・¥4400 仏・ブルゴーニュ地方です。このワインはどうしても飲みたくて、3か月以上も前から ロンドンへ予約をかけて、やっと購入したものです。1986年のブルゴーニュの白ワイン は、熟した葡萄の甘さが全面に出ていて、しかも、隠された酸味がしっかりしているた めに、とても綺麗な熟成の仕方をしています。「シュパーン!」という鮮やかなシュヴァリ エモンラッシェの特徴に、熟成した、ねっちりした甘さと密度が加わって、これはもう、最高 の白ワインとなっているでしょう(ムフフ!)。ジャド社の看板商品は、まさにこの「シュヴァ リエモンラッシェ」。これは、何が何でも飲むべきではないでしょうか(押し売り)。◎サンセール アン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎ペルナン ヴェルジュレス クロ ベルテュ 2006(モノポール) ¥2400(¥1200) (デュブリュイユ フォンテーヌ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。シャルドネらしいふっくらした、寛容性のある味わいの中に、 若干、ソーヴィニオンブランのような緑のトーンが少し混じって、複雑で、しかもトロっと した触感になっています。その立体感のある構造と、滑らかさがあるため、野菜料理と、 もう絶妙に合います。 (枝豆・・・新潟の湯上り娘、を茹でたものと、ものすご~く合います)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ボーヌ クロ デ ムーシュ 1988 (ジョセフ ドルーアン社の自社畑) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。この会社は、ネゴシアンといって、多くの原酒やワインを買いつけ 多量に販売する大きい企業です。しかし、このドルーアン社が持つ自社畑は、「フラッグシップ ワイン」と言われるだけあって、とても素晴らしい品質のものを生み出します。このワインは、花の 蜜を一つに集めたような芳しさに満ちて、熟成によって、重層的な香りの広がりと、とてつもない 複雑さを生み出します。目玉ワインとして売っても過言ではないほどの、逸品で、熟成したブル ゴーニュの白ワインの良さが、ここに詰まっています。本当はメルマガが間に合えばいいのですが、 今日は、本当に凄いラインナップで、見逃せません。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.18
では、水曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか10日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.18
では、水曜日の赤ワインのリストです。★赤ワイン(夜中の12時以降に、これを開けます)◎ボジョレー ヌーヴー 2009(マルセル ラピエールさん) ¥1400(¥700) 仏・ブルゴーニュ地方です。いちおう、ヌーヴォーの日なので、これを開ける予定 です。2009年ものは、相当いい年らしいです。ブルゴーニュの人々からも、いろん な声が伝わってきます。さあ、どうでしょうか?。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎ヴォルネイ クロ ド ラ バール 1996 (ルイ ジャド社のモノポール・独占販売している畑です) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ジャド社は、大手のスーパーや、デパートでもたくさん売られている 大きい会社(ネゴシアン)です。そうなると、品質が凡庸であるとみなされがちですが、それは 違います。とりわけ、秀逸な畑のものは、特別な輝きを放ちます。このワインは、ヴォルネイ村の カチっとした、しっかりした堅い構造の中に、クロ ド ラ バール畑らしい、肉づきの豊かさを備え ていて、赤ワインとして、非常に完成度の高いものに仕上がっています。大きくて、滑らかなので す。1996年らしい、キューンという鋭いミネラル感も、他の要素と見事に融合しています。 (11月16日に味見してみました)~想像以上に、酸味、タンニンともに柔らかく、とても好ましい 状態になっていました。カクカクしていなくて、すでに美味しく飲めるのです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.18
では、水曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.18
今朝から急に寒くなって、いよいよ皮のコートが似合う季節になっています・・・。そんな11月の中旬、皆様、いかがお過ごしでしょうか。では早速、今日のお知らせです。◎今週からの目玉のワインです!。 11月16日(月)から、 ★ルイ ジャド社○モンラッシェ 2000 40ミリ・・・¥3800 ~昨日開けて飲んでみました。モンラッシェらしい、丸さがジワジワでていて、 最高です!。これこそ、モンラッシェだなと思わせる大きさと、ゆとりと、深み を見事に備えています。18日(水)から、 ★ルイ ジャド社の自慢の自社畑、 ○シュヴァリエ モンラッシェ デ ドモワゼル 1986 40ミリ・・・¥440020日(金)から、 ★ヴォギュエ家 ○ミュジニー ブラン 1991 40ミリ・・・¥7600さらに・・・、22日(日)、23日(月)は、連休を取らせていただきます・・・すいません。24日(火)から、 ●シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥280025日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥280027日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000こんな感じで、グイグイ攻めまくりたいを思います!。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 1週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。◎今年は、山梨のヌーボーを開けたいと思います。 明日の夜まで、なんとか用意する予定です。 フランスから、飛行機でさんざんゆられてきた「ボジョレー ヌーヴォー」 よりも、日本国内の新酒の方が、状態が健全で、しかもとてもフレッシュ でブドウジュースのような、自然な美味しさがあるからです。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」から、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキ、入荷しています。 ちなみに、ガトー・フォマージュは、 賞味期限切れにて、終了・・・すいません。 (助手のお土産になります) マロンのパウンドケーキ、ガレット・ブルトンヌは、 まだまだあります~。◎生ハムも、大量に入荷しています~。 真空パックのものとは異なり、単純にラップでくるまれて発送されるため、 お肉の旨みが、とても自然で、きっと驚かれるかもしれません。 エレヴァージュで生ハムを食べて、多くの方が漏らす感想は、 「全然しょっぱくない・・・」というものです。 実は、塩を多めに使うと、たしかに化学的には「安定」した、良い 生ハムを作れます。 しかし、塩分過剰の生ハムが美味しいわけありません。 エレヴァージュで出しているものは、塩が熟成によって十分に溶け込み、 噛めば噛むほど、肉の底から、旨みがどんどん湧いてくるのです。 ◎生ハムが大量に入荷しました。 合計、6種類いつでも食べられます。 お客さんにもっと満足してもらえるように、 一皿の分量を多くし、同時に、頼みやすいように、 ハーフサイズも用意しました!。 念のため、メニューはこちらです。 ★プロシュート ディ パルマ(18か月熟成) ¥1300 (ハーフサイズ・・・ほんの少し) ¥700 ~ふんわりした、パルマらしい触感が最高です。柔らかさの中から、 肉の旨みが、幾層も軽やかに迫ってきます。 ★ハモン・セラーノ(12か月熟成) ¥1000 (ハーフサイズ) ¥500 ~最もシンプルな、素直な肉の味わいを楽しめます。切り立てで、 真空パックではないので、ジワっと噛んだ瞬間に旨みが自然に 吹き出します。 ★ハモン セラーノ アルティザン(14か月熟成) ¥1300 (ハーフサイズ) ¥700 ~黒豚と白豚のあいの子です。肉の直接的な旨みと、柔らかい 脂身の組み合わせがとても好ましく、メリハリの効いた、ガツン!と したパワーを味わえます。 ★ハモン イベリコ レセボ(23ヵ月熟成) ¥1800 (ハーフサイズ) ¥900 ~半放牧の黒豚です。ホンマグロのように、旨みの弾力の強さと、 キメの細かい肉質が口の中で絡み合い、隅々まで、圧倒的な 満足感を与えてくれます。 ★ハモン イベリコ ベジョータ(36か月熟成) ¥2200 (ハーフサイズ) ¥1100 ~ドングリだけで育った特別な黒豚です。十分に熟成していて、 肉のなかにさまざまな旨みの要素を蓄え、すべてが滑らかで、自然。 熟成の初期の段階にある塩気が、ほぼ完全に旨みへと変わり、 まるで球体のように、自然な触感で、余韻が極めて長く、いつまで も浸っていたい気分になります。 こんな感じで、いろいろ揃えています~。 ◎メールマガジンをプリントアウトして、アーカイブ化しています。 ~約3年分ぐらいできました。 それ以前のものにも目を通したのですが、正直言って読んでいてつまらなくて、 捨ててしまいたいほどでした。 ですから、3年分は観賞に耐えるものですので、遠慮なくご覧ください。◎ピエール エルメのシナモンのチョコレート、 入荷しました!。 これは、ハンガリーの貴腐ワインと合わせてみて下さい。 相性が最高です。 シナモンと、カラメルの香りが、トカイの複雑な旨みと、 うねりながら、絡み合う・・・。 異次元の複雑さと、奥行きは、こういうことだと思います。◎品切れしていた、 ピエール マルコリーニのLIMITED EDITIONのチョコレートケーキ、 入荷しました!。 希少なクリオロ種から作って、キラキラと、輝くような酸味があります。 この酸味は、「クロ・パラントゥー」のワインに似ていて、陽と陰が、 そして、甘さと苦味が、カカオの大胆なコクと酸味の上品さが、常に 2つの要素が裏表になって、素晴らしく完成度の高い逸品になっています。 チョコレートを苦手な方に、無理矢理食べさせたい・・・。 (馬乗りになって、ごめんなさいと言わせたい)◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。 ◎いつも、トイレから出るときの右側の棚に、 ワインの空き瓶を置いています。 もし欲しい方は、差し上げますので、 遠慮なくおっしゃって下さい。 いつも空き瓶が余るので、どんどん捨てているのです・・・。 ただ、 空き瓶を持って帰るのは、重いでしょうから、 ラベルをはがして、差し上げることもできます。 では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.17
では、火曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎セルジュ マチュー キュベ トラディション ブラン ド ノワール ブリュット NV ¥2200(¥1100) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です(レコルタン・マニピュラン)。 ピノノワール100%で、滑らかで、自然な密度を感じるコクが、とても上品な装いを見せています。中心にある丸みを帯びたその旨みと、ピシっと、軽や かさを奏でる、ミネラルの鋭さが、見事なメリハリを成しています。ずっと小規 模生産者のシャンパンを飲んで思うのは、やはり葡萄そのものの質の良さが あるということ。その辺の、ネゴシアンの凡庸なシャンパンを、見事に凌駕し てしまいます。★白ワイン◎モンラッシェ 2000(ルイ ジャド社) 40ミリ・・・¥3800 仏・ブルゴーニュ地方です。「モンラッシェ」というワインには、ブルゴーニュの白ワイン の良さが、全てここに詰まっていると思います。この地域の偉大なワインを、散々 飲んで、そのあとに飲むと、ようやくこの良さが、わかってくるのです。そういう意味で は、赤ワインの最高峰「ロマネ・コンティ」に、すごく近い存在だと思います。今週は、 モンラッシェなど、偉大なワインを集めて、飲んでいきたいと思います~。 (月曜日に味見してみました)もう少し「閉じている」かなと思ったのですが、もうすで に開いていて、美味しさを十二分感じることができます!。最高です!。 ◎サンセール アン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎ペルナン ヴェルジュレス クロ ベルテュ 2006(モノポール) ¥2400(¥1200) (デュブリュイユ フォンテーヌ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。シャルドネらしいふっくらした、寛容性のある味わいの中に、 若干、ソーヴィニオンブランのような緑のトーンが少し混じって、複雑で、しかもトロっと した触感になっています。その立体感のある構造と、滑らかさがあるため、野菜料理と、 もう絶妙に合います。 (枝豆・・・新潟の湯上り娘、を茹でたものと、ものすご~く合います)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)○ムルソー 2005年(アルノー アントさん) ¥4600(¥2300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ムルソーのコント・ラフォン、コシュ・デュリに続く人はだれか、この質問 に、おそらくこのアルノー アントさんが出てくるのではないでしょうか。ムルソーらしい、たっぷりした、 大きい果実味。その隙間に、石灰岩からもたらされる青い、冷涼なミネラル感が、綺麗に溶け込 んでいるのです。ムルソーというと、ボテっとした鈍い味わいを思い浮かべるかもしれませんが、この 美しいミネラル感のおかげで、濁りのない、とてもクリアーな輝きのある味わいが出ていて、本当に 素晴らしいと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.17
では、火曜日のリストを記します。 以前は、白ワインと日本酒を一緒に記していましたが、 量が多くなってしまったので、日本酒のみです。★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.17
では、火曜日の赤ワインのリストです。★赤ワイン 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎ヴォルネイ クロ ド ラ バール 1996 (ルイ ジャド社のモノポール・独占販売している畑です) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ジャド社は、大手のスーパーや、デパートでもたくさん売られている 大きい会社(ネゴシアン)です。そうなると、品質が凡庸であるとみなされがちですが、それは 違います。とりわけ、秀逸な畑のものは、特別な輝きを放ちます。このワインは、ヴォルネイ村の カチっとした、しっかりした堅い構造の中に、クロ ド ラ バール畑らしい、肉づきの豊かさを備え ていて、赤ワインとして、非常に完成度の高いものに仕上がっています。大きくて、滑らかなので す。1996年らしい、キューンという鋭いミネラル感も、他の要素と見事に融合しています。 (11月16日に味見してみました)~想像以上に、酸味、タンニンともに柔らかく、とても好ましい 状態になっていました。カクカクしていなくて、すでに美味しく飲めるのです。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.17
では、火曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.17
澄みわたる空が心地よかった日曜日が開け、穏やかな光が差し込む、午前中となっています・・・。そんな月曜日の始まりに、皆様、いかがお過ごしでしょうか。 (黒谷友香のダイエットDVDが気になる) では早速、今日のお知らせです。◎今週からの目玉のワインです!。 11月16日(月)から、 ★ルイ ジャド社○モンラッシェ 2000 40ミリ・・・¥380018日(水)から、 ★ルイ ジャド社の自慢の自社畑、 ○シュヴァリエ モンラッシェ デ ドモワゼル 1986 40ミリ・・・¥440020日(金)から、 ★ヴォギュエ家 ○ミュジニー ブラン 1991 40ミリ・・・¥7600さらに・・・、22日(日)、23日(月)は、連休を取らせていただきます・・・すいません。24日(火)から、 ●シャトー カロン セギュール 1982 40ミリ・・・¥280025日(水)から、●シャトー レオヴィル ポワフェレ 1982 40ミリ・・・¥280027日(金)から、 ●ヴュー シャトー セルタン 1982 40ミリ・・・¥3000こんな感じで、グイグイ攻めまくりたいを思います!。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」から、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキ、入荷しています。 ちなみに、ガトー・フォマージュは、 賞味期限切れにて、終了・・・すいません。 (助手のお土産になります) マロンのパウンドケーキ、ガレット・ブルトンヌは、 まだまだあります~。◎生ハムも、大量に入荷しています~。 真空パックのものとは異なり、単純にラップでくるまれて発送されるため、 お肉の旨みが、とても自然で、きっと驚かれるかもしれません。 エレヴァージュで生ハムを食べて、多くの方が漏らす感想は、 「全然しょっぱくない・・・」というものです。 実は、塩を多めに使うと、たしかに化学的には「安定」した、良い 生ハムを作れます。 しかし、塩分過剰の生ハムが美味しいわけありません。 エレヴァージュで出しているものは、塩が熟成によって十分に溶け込み、 噛めば噛むほど、肉の底から、旨みがどんどん湧いてくるのです。 ◎生ハムが大量に入荷しました。 合計、6種類いつでも食べられます。 お客さんにもっと満足してもらえるように、 一皿の分量を多くし、同時に、頼みやすいように、 ハーフサイズも用意しました!。 念のため、メニューはこちらです。 ★プロシュート ディ パルマ(18か月熟成) ¥1300 (ハーフサイズ・・・ほんの少し) ¥700 ~ふんわりした、パルマらしい触感が最高です。柔らかさの中から、 肉の旨みが、幾層も軽やかに迫ってきます。 ★ハモン・セラーノ(12か月熟成) ¥1000 (ハーフサイズ) ¥500 ~最もシンプルな、素直な肉の味わいを楽しめます。切り立てで、 真空パックではないので、ジワっと噛んだ瞬間に旨みが自然に 吹き出します。 ★ハモン セラーノ アルティザン(14か月熟成) ¥1300 (ハーフサイズ) ¥700 ~黒豚と白豚のあいの子です。肉の直接的な旨みと、柔らかい 脂身の組み合わせがとても好ましく、メリハリの効いた、ガツン!と したパワーを味わえます。 ★ハモン イベリコ レセボ(23ヵ月熟成) ¥1800 (ハーフサイズ) ¥900 ~半放牧の黒豚です。ホンマグロのように、旨みの弾力の強さと、 キメの細かい肉質が口の中で絡み合い、隅々まで、圧倒的な 満足感を与えてくれます。 ★ハモン イベリコ ベジョータ(36か月熟成) ¥2200 (ハーフサイズ) ¥1100 ~ドングリだけで育った特別な黒豚です。十分に熟成していて、 肉のなかにさまざまな旨みの要素を蓄え、すべてが滑らかで、自然。 熟成の初期の段階にある塩気が、ほぼ完全に旨みへと変わり、 まるで球体のように、自然な触感で、余韻が極めて長く、いつまで も浸っていたい気分になります。 こんな感じで、いろいろ揃えています~。 ◎メールマガジンをプリントアウトして、アーカイブ化しています。 ~約3年分ぐらいできました。 それ以前のものにも目を通したのですが、正直言って読んでいてつまらなくて、 捨ててしまいたいほどでした。 ですから、3年分は観賞に耐えるものですので、遠慮なくご覧ください。◎ピエール エルメのシナモンのチョコレート、 入荷しました!。 これは、ハンガリーの貴腐ワインと合わせてみて下さい。 相性が最高です。 シナモンと、カラメルの香りが、トカイの複雑な旨みと、 うねりながら、絡み合う・・・。 異次元の複雑さと、奥行きは、こういうことだと思います。◎品切れしていた、 ピエール マルコリーニのLIMITED EDITIONのチョコレートケーキ、 入荷しました!。 希少なクリオロ種から作って、キラキラと、輝くような酸味があります。 この酸味は、「クロ・パラントゥー」のワインに似ていて、陽と陰が、 そして、甘さと苦味が、カカオの大胆なコクと酸味の上品さが、常に 2つの要素が裏表になって、素晴らしく完成度の高い逸品になっています。 チョコレートを苦手な方に、無理矢理食べさせたい・・・。 (馬乗りになって、ごめんなさいと言わせたい)◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。 ◎いつも、トイレから出るときの右側の棚に、 ワインの空き瓶を置いています。 もし欲しい方は、差し上げますので、 遠慮なくおっしゃって下さい。 いつも空き瓶が余るので、どんどん捨てているのです・・・。 ただ、 空き瓶を持って帰るのは、重いでしょうから、 ラベルをはがして、差し上げることもできます。 では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.16
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン★シャンパン◎セルジュ マチュー キュベ トラディション ブラン ド ノワール ブリュット NV ¥2200(¥1100) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です(レコルタン・マニピュラン)。 ピノノワール100%で、滑らかで、自然な密度を感じるコクが、とても上品な装いを見せています。中心にある丸みを帯びたその旨みと、ピシっと、軽や かさを奏でる、ミネラルの鋭さが、見事なメリハリを成しています。ずっと小規 模生産者のシャンパンを飲んで思うのは、やはり葡萄そのものの質の良さが あるということ。その辺の、ネゴシアンの凡庸なシャンパンを、見事に凌駕し てしまいます。★白ワイン◎モンラッシェ 2000(ルイ ジャド社) 40ミリ・・・¥3800 仏・ブルゴーニュ地方です。「モンラッシェ」というワインには、ブルゴーニュの白ワイン の良さが、全てここに詰まっていると思います。この地域の偉大なワインを、散々 飲んで、そのあとに飲むと、ようやくこの良さが、わかってくるのです。そういう意味で は、赤ワインの最高峰「ロマネ・コンティ」に、すごく近い存在だと思います。今週は、 モンラッシェなど、偉大なワインを集めて、飲んでいきたいと思います~。 ◎サンセール アン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎ペルナン ヴェルジュレス クロ ベルテュ 2006(モノポール) ¥2400(¥1200) (デュブリュイユ フォンテーヌ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。シャルドネらしいふっくらした、寛容性のある味わいの中に、 若干、ソーヴィニオンブランのような緑のトーンが少し混じって、複雑で、しかもトロっと した触感になっています。その立体感のある構造と、滑らかさがあるため、野菜料理と、 もう絶妙に合います。 (枝豆・・・新潟の湯上り娘、を茹でたものと、ものすご~く合います)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)○ムルソー 2005年(アルノー アントさん) ¥4600(¥2300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ムルソーのコント・ラフォン、コシュ・デュリに続く人はだれか、この質問 に、おそらくこのアルノー アントさんが出てくるのではないでしょうか。ムルソーらしい、たっぷりした、 大きい果実味。その隙間に、石灰岩からもたらされる青い、冷涼なミネラル感が、綺麗に溶け込 んでいるのです。ムルソーというと、ボテっとした鈍い味わいを思い浮かべるかもしれませんが、この 美しいミネラル感のおかげで、濁りのない、とてもクリアーな輝きのある味わいが出ていて、本当に 素晴らしいと思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.16
では、月曜日のリストを記します。 以前は、白ワインと日本酒を一緒に記していましたが、 量が多くなってしまったので、日本酒のみです。また、そろそろ新酒が入ってきます。もう時期、リストに載りますので、どうかもう少しお待ちください~。★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.16
では、月曜日の赤ワインのリストです。★赤ワイン 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎ヴォルネイ クロ ド ラ バール 1996 (ルイ ジャド社のモノポール・独占販売している畑です) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ジャド社は、大手のスーパーや、デパートでもたくさん売られている 大きい会社(ネゴシアン)です。そうなると、品質が凡庸であるとみなされがちですが、それは 違います。とりわけ、秀逸な畑のものは、特別な輝きを放ちます。このワインは、ヴォルネイ村の カチっとした、しっかりした堅い構造の中に、クロ ド ラ バール畑らしい、肉づきの豊かさを備え ていて、赤ワインとして、非常に完成度の高いものに仕上がっています。大きくて、滑らかなので す。1996年らしい、キューンという鋭いミネラル感も、他の要素と見事に融合しています。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.16
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.16
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.16
昨日開けた目玉のワイン、●エシェゾー 2004年(DRC・ロマネコンティ社)、まだまだたくさん残っています~。2004年ものは、やはりきれいな酸味があって、今飲んでも、素晴らしく美味しさを発揮しています。ちなみに、夕方までにきちんと土曜日にリストを、更新します。どうかご容赦ください。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.14
昨日から急に寒くなり、空を見ると、厚ぼったく、重なり合った雲が、日本海の冬を思い出させます・・・。そんな11月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。 (中島文恵のダイエットDVDが、気になる) では、早速今日のお知らせです。 ◎金曜日は、23時ごろが一番混み合います。 ですから、いらっしゃる直前に(20~30分前)お電話を下さい。 もし席が空いていれば、席の確保をすることができます。 基本的には、席の予約は承っていません。 ただし、せっかくお店にいらっしゃったのに、満席で座れなかった・・・、 ということになると、非常に申し訳ないのです。 ですから、 直前の予約は、承っています。 (20~30分前) どうかご理解下さい。 11月11日(水)から、 ★ルロワ社(ネゴシアンの白ラベル)●エシェゾー 1966 40ミリ・・・¥4800 ~まだまだたっぷり残っています。DRC(ロマネコンティ社)と同じ 味わいで、原酒は、ロマネコンティ社と思われます。本当に素晴らしい 状態で、ジワジワっと湧き出る甘さがたまりません。木曜日が味わいの ピークのような気もするので、もし金曜日の今日、状態が悪かったら 出しません・・・。13日(金)から、 ★DRC(ドメーヌ ド ラ ロマネコンティ)・ロマネコンティ社●エシェゾー 2004 40ミリ・・・¥580016日(月)から、 ★ルイ ジャド社 ○モンラッシェ 2000 40ミリ・・・¥3800 18日(水)から、 ★ルイ ジャド社 ○シュヴァリエ モンラッシェ レ ドモワゼル 1986 40ミリ・・・¥440020日(金)から、 ★ヴォギュエ家 ○ミュジニー ブラン 1991 40ミリ・・・¥7600◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」から、 ガトー・フォマージュ、ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキ、 入荷しました!。 「ビシっ!」という、強烈な芳香と、口に含んだときの柔らかさの、 モザイクのような美しさは、まさに「フランス的」です。 これほど存在感のあるお菓子を作れる人は、東京の中でも、 なかなかいないのではないでしょうか。 (多くの方は、ぼやけた、日本人らしい「調和の取れた味わい」を、 無意識に表現してしまいます・・・) もし東京にお店を出されていたら、あっという間に人気になってしまって、 私では買えなくなってしまうでしょう。 ちなみに、ガトー・フォマージュは、木・金・土曜日限定です~。◎生ハムも、大量に入荷しています~。 真空パックのものとは異なり、単純にラップでくるまれて発送されるため、 お肉の旨みが、とても自然で、きっと驚かれるかもしれません。 エレヴァージュで生ハムを食べて、多くの方が漏らす感想は、 「全然しょっぱくない・・・」というものです。 実は、塩を多めに使うと、たしかに化学的には「安定」した、良い 生ハムを作れます。 しかし、塩分過剰の生ハムが美味しいわけありません。 エレヴァージュで出しているものは、塩が熟成によって十分に溶け込み、 噛めば噛むほど、肉の底から、旨みがどんどん湧いてくるのです。 ◎生ハムが大量に入荷しました。 合計、6種類いつでも食べられます。 お客さんにもっと満足してもらえるように、 一皿の分量を多くし、同時に、頼みやすいように、 ハーフサイズも用意しました!。 念のため、メニューはこちらです。 ★プロシュート ディ パルマ(18か月熟成) ¥1300 (ハーフサイズ・・・ほんの少し) ¥700 ~ふんわりした、パルマらしい触感が最高です。柔らかさの中から、 肉の旨みが、幾層も軽やかに迫ってきます。 ★ハモン・セラーノ(12か月熟成) ¥1000 (ハーフサイズ) ¥500 ~最もシンプルな、素直な肉の味わいを楽しめます。切り立てで、 真空パックではないので、ジワっと噛んだ瞬間に旨みが自然に 吹き出します。 ★ハモン セラーノ アルティザン(14か月熟成) ¥1300 (ハーフサイズ) ¥700 ~黒豚と白豚のあいの子です。肉の直接的な旨みと、柔らかい 脂身の組み合わせがとても好ましく、メリハリの効いた、ガツン!と したパワーを味わえます。 ★ハモン イベリコ レセボ(23ヵ月熟成) ¥1800 (ハーフサイズ) ¥900 ~半放牧の黒豚です。ホンマグロのように、旨みの弾力の強さと、 キメの細かい肉質が口の中で絡み合い、隅々まで、圧倒的な 満足感を与えてくれます。 ★ハモン イベリコ ベジョータ(36か月熟成) ¥2200 (ハーフサイズ) ¥1100 ~ドングリだけで育った特別な黒豚です。十分に熟成していて、 肉のなかにさまざまな旨みの要素を蓄え、すべてが滑らかで、自然。 熟成の初期の段階にある塩気が、ほぼ完全に旨みへと変わり、 まるで球体のように、自然な触感で、余韻が極めて長く、いつまで も浸っていたい気分になります。 こんな感じで、いろいろ揃えています~。 ◎メールマガジンをプリントアウトして、アーカイブ化しています。 ~約3年分ぐらいできました。 それ以前のものにも目を通したのですが、正直言って読んでいてつまらなくて、 捨ててしまいたいほどでした。 ですから、3年分は観賞に耐えるものですので、遠慮なくご覧ください。◎ピエール エルメのシナモンのチョコレート、 入荷しました!。 これは、ハンガリーの貴腐ワインと合わせてみて下さい。 相性が最高です。 異次元の複雑さと、奥行きは、こういうことだと思います。◎品切れしていた、 ピエール マルコリーニのLIMITED EDITIONのチョコレートケーキ、 入荷しました!。 希少なクリオロ種から作って、キラキラと、輝くような酸味があります。 この酸味は、「クロ・パラントゥー」のワインに似ていて、陽と陰が、 そして、甘さと苦味が、カカオの大胆なコクと酸味の上品さが、常に 2つの要素が裏表になって、素晴らしく完成度の高い逸品になっています。 チョコレートを苦手な方に、無理矢理食べさせたい・・・。 (馬乗りになって、ごめんなさいと言わせたい) ◎「カプチーノ一杯だけでも、飲みに行きたいんですけど・・・」 という方でも、遠慮なくいらして下さい。 私は全くかまいません。 いや、むしろ逆に、2年以上かけて試行錯誤の結果完成した自信作、 無理矢理でも飲ませたい・・・。 (卍固めをかけながら・・・元気ですか!意味不明) コーヒー豆は、エレヴァージュのためだけに作られています。 普通のコーヒー屋さんの原価の4~5倍ものクオリティに高い豆、 苦味の奥に、立体感のある構造と、奥行きの深さが桁外れです。 砂糖を入れてみて下さい。 隠されていたその奥行きが、一気に広がります。 良くない豆を使うと、甘さが下品に出てきてしまいますが、 エレヴァージュの豆の場合、甘さよりも、コーヒー豆の複雑さ が何倍もの広がりで、一気に顔を出してきます。 (100%カカオのチョコレートが美味しくないのと一緒で、砂糖分が 少し入っているおかげで、チョコレートの複雑味が増すという原理) 騙されたと思って、ぜひ・・・。 ◎いつも、トイレから出るときの右側の棚に、 ワインの空き瓶を置いています。 もし欲しい方は、差し上げますので、 遠慮なくおっしゃって下さい。 いつも空き瓶が余るので、どんどん捨てているのです・・・。 ただ、 空き瓶を持って帰るのは、重いでしょうから、 ラベルをはがして、差し上げることもできます。 では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.13
では、金曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、日本酒など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン★シャンパン◎セルジュ マチュー キュベ トラディション ブラン ド ノワール ブリュット NV ¥2200(¥1100) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者です(レコルタン・マニピュラン)。 ピノノワール100%で、滑らかで、自然な密度を感じるコクが、とても上品な装いを見せています。中心にある丸みを帯びたその旨みと、ピシっと、軽や かさを奏でる、ミネラルの鋭さが、見事なメリハリを成しています。ずっと小規 模生産者のシャンパンを飲んで思うのは、やはり葡萄そのものの質の良さが あるということ。その辺の、ネゴシアンの凡庸なシャンパンを、見事に凌駕し てしまいます。★白ワイン◎サンセール アン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎ペルナン ヴェルジュレス クロ ベルテュ 2006(モノポール) ¥2400(¥1200) (デュブリュイユ フォンテーヌ家) 仏・ブルゴーニュ地方です。シャルドネらしいふっくらした、寛容性のある味わいの中に、 若干、ソーヴィニオンブランのような緑のトーンが少し混じって、複雑で、しかもトロっと した触感になっています。その立体感のある構造と、滑らかさがあるため、野菜料理と、 もう絶妙に合います。 (枝豆・・・新潟の湯上り娘、を茹でたものと、ものすご~く合います)◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ボーヌ クロ デ ムーショ 2005 (ジョセフ ドルーアン社の自社畑) ¥5500(¥2800) 仏・ブルゴーニュ地方です。この会社の畑「クロ デ ムーシュ」は、本当に素晴らしいポテン シャルを持っていて、白色の花束をあつめたような香気高さがあり、奥底から、自然な甘さ をさりげなく感じます。ふわーっという漂う感覚と、滑らかな触感のバランスが、とても心地よ いのです。特に2005年ものは、非常に出来が良く、すべてにおいて豊かで、厚み があ って、上品な酸味を備えているという、完璧とも言える年でした。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.13
では、金曜日のリストを記します。 以前は、白ワインと日本酒を一緒に記していましたが、 量が多くなってしまったので、日本酒のみです。★日本酒◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.13
では、金曜日の赤ワインのリストです。★赤ワイン ◎エシェゾー 1966年 (ルロワ社) 40ミリ・・・¥4800 仏・ブルゴーニュ地方です。この瓶は、3回飲んでいますが、どれも非常に果実味が 自然に溶け込んでいて、フワーっと放つ芳香が素晴らしかったです。1966年という 年は、本当に偉大な年で、タンニン、酸味の安定感があって、甘みに見事に寄り添 って、熟成した、とても上品な味わいに仕上がっています。フワフワという触感は、 まさに ブルゴーニュワインの熟成した醍醐味です。 ~(昨日の水曜日に)開けて味見しました。まだまだ還元的な状態が強く、これからどん どん甘さを増してくるでしょう。これほどまでに古いものは、開けてすぐにダメになるものでは ありません。ゆっくり酸素を吸わせると、どんどん本来の甘さと、新鮮さを取り戻してくる のです。今日は、もっと奥行きと甘さを増していると予想しています。 ~(木曜日の段階で)どんどん甘さを増してきて、素晴らしい状態になりました。実際に、 DRC(ロマネコンティ社)のエシェゾーと、ほとんど同じ味がするので、おそらく、原酒は、 ロマネコンティ社ではないでしょうか。紅茶を乾燥したような上品な香ばしさと、自然に 湧き出してくる奥行きのある甘さの溶け具合が、最高です。 ~(金曜日の段階)ひょっとして、果実味のふくらみが落ちているかもしれません。 しかし、木曜日かな~りヒマだったので、ワインが瓶の中にたっぷり残っています。 だから、美味しい状態のままキープしている可能性もあります。もしダメだったら、 売りませんので、どうかご容赦ください。◎エシェゾー 2004年 (DRC・ロマネコンティ社) 40ミリ・・・¥5800 仏・ブルゴーニュ地方です。2004年ものは、この地方にとって本当に素晴らしい年 でした。酸味の質が非常に高く、綺麗なミネラル感を備えていて、長期間熟成する 能力もあるのです。ロマネコンティ社のワインは、正直言いまして、熟成の若い段階 では、酸味が強すぎて、あんまり美味しくありません。酸味が、本来の甘さを隠して しまうからです。しかし、2004年に関しては、その酸の質が、甘みと寄り添う、非 常に綺麗なものなにで、もう飲めるのではないかな、と想像しています。大多数の20 04年のブルゴーニュの赤ワインは、すでに美味しく飲めます。ロマネコンティ社だけが 例外だとは考えにくいのです。(ただし、まだ2004年もののロマネコンティ社のを飲ん だことがないので、なんとも言えませんが・・・)さて、実際に開けてみたら、どんな味わ いになるか、本当に楽しみにです。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン V.V.2006年 (マルク ロワ家) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。アンリ・ジャイエ、ドニ・モルテさんの次に誰が来るという のは、非常に難しい問題ですが、可能性を感じるのは、彼女ではないかと思います。 「ピシッ!」と、四方八方に散らばる花火のような、鮮烈さを持ちながら、ジュブレイ・ シャンベルタンらしい豊かさを持っているのです。もし彼女が、シャンベルタンなどの、 偉大な特級畑を持ったなら、どれだけ凄いワインが出来るでしょう。◎クロ ヴージョ 1982(グロ フレール エ スール) ¥6600(¥3300)仏・ブルゴーニュ地方です。素晴らしく状態が良くて、色合いが輝きのあるピンク色を帯びて います。つまり熟成によって、タンニンが澱となって落ちて、とても綺麗な、ブルゴーニュの醍醐 味を楽しめる色なのです。溶けたイチゴや、桃のような、香りがふわふわ舞い上がり、そのまま 香りの中に埋もれてしまいたくなるほど、甘みを含んだ、魅力的なブーケです。味わいもトロ と、透明感のある滑らかさが、心地よく舌にまとわりついていき、とても自然な余韻を残します。 ブルゴーニュワインを苦手な方でも、「ああ、こういう世界があるんだ~」という、新たな次元を ぜひ知ってほしいと思います。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.13
では、金曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口◎ヴェーレナー ゾンネンウアー カビネット 2007 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥2200(¥1100) 独・モーゼル地方です。ドイツでベスト3に入る生産者ではないでしょうか。「天上のネクタ ー」と言われ、冷やした洋梨や桃を、つるりと飲み込んだような、自然な触感があります。 甘さを感じるのですが、豊富な酸味があるので、とても上品に余韻まで抜けていきます。 甘いワインってこんなに美味しいんだ~、と感じてほしい、素敵なワインです。エレヴァージュ では、5年前の開店から、ずっとハウスワインとして、プリュムさんのワインを置いています。◎ヴーヴレー デュミ セック 1986 (ドメーヌ ド ラ フォンテネリー) ¥3400(¥1700) 仏・ロワール地方です。この地域のシュナン・ブラン種は、意外に極めて長い期間、熟成 する能力があります。そして、「サパっ!」とした軽快な口当たりが、熟成しても残っている のです。この1986年ものは、暑い夏にふさわしい、軽やかで、清らかさを与えてくれます。 ★貴腐ワイン◎シャトー スデュイロー クレーム ド テット 1982 50ミリ・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。「ディケムのライバル」と言われます。ディケムが立体的な構造 で、「ズドーン!」という迫力で、押しまくるとすれば、このスデュイローは、肉感的な柔ら かい蜜のような巨大な旨みが、ドロっと迫ってくるような感じだと思います。貴腐ワインとい ば、ディケムだけではありません。もっといろんなヴァリエーションがあって、しかも、質がディ ケムと等しいか、またはそれ以上のものがたくさんあります。「クレーム ド テット」という のは、この蔵の最上級のものだけ集めた、ぜいたくな逸品です。◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.11.13
すいません。緊急の情報です。 実は、さきほど抜栓2日目の、ルロワ社(ネゴシアンの白ラベル)を飲んだのですが、味わいが、DRC(ロマネコンティ社)のものと、全く同じようです・・・。つまり、DRCから、原酒を買って、ルロワさんが瓶詰した可能性が高いです。(ロットにもよるので、なんとも言えません。以前飲んだ時は、 そうは思いませんでした。つまり、「この瓶に関しては」、DRCから 原酒を買った可能性が高い、ということです)味わいは、もう乾燥した紅茶のようなニュアンスの中から、ジワジワっと甘さが出ていて、本当に素晴らしいのです。昨日飲んだときは、長い間、空気に接触していなかったせいか、今いち味わいが寝ていて、気づきませんでした・・・。 (すいません) いちおう、増刊号でした。おそらく、美味しいのは今日だけで、明日になると、味わいがおとなしくなってしまうでしょう。まだまだ10杯以上は残っていますので、ぜひ・・・。(結局、営業活動ですいません)ワインバー エレヴァージュ 東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889 ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.11.12
全85件 (85件中 1-50件目)