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穏やかな空気の中、この西麻布もひっそりとした静寂が支配しています・・・。そんな大晦日の夜に、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、ブログを最近さぼってしまって、すいません・・・。別に堀北真希の画像をチラ見(しすぎ)しているわけではないのですが、ちょっとバタバタしていました・・・。今日は、のんびりしたムードの中で営業しますので、身よりのない方、格闘技観戦したい方、小林幸子の衣装の研究をしたい方?は、ぜひいらして下さい~。ただし、21時から営業します。また、昨日からの目玉のワイン、 ★ルイ ラトゥール●ジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャック 1970、まだまだあります~。さらに、今日からは、黒龍の★石田屋 120ミリ¥5000(70ミリ¥2500) ★仁左衛門 120ミリ¥5000(70ミリ¥2500)を開けますので、ぜひ楽しみにして下さい~。 では、今から年越しそばをかき込んで、言葉責めの準備をしたいと思います(意味不明)。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.31
穏やかな空気の中から、確実に寒さが外気から、入り込んできています・・・。そんな年末の最中、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、最近、ブログを更新できなくて、すいません・・・。お店はたいして忙しいわけではないのですが、ちょっとバタバタしています・・・。とはいえ、今日あたりから、もうお店もかなり空いてくるでしょうし、ゆったりした年末らしい空気を、味わえるのではないか、と思います。ところで、昨日の目玉のワイン、「ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1991」(エマニエル ルージェさん) 40ミリ・・・¥4400まだ、4,5杯残っています。この時代のエマニエル ルージェさんのワインは、ほぼ100%アンリ・ジャイエさんが作っています。味わいの繊細さ、緻密さは、これでしか味わえません。しかも、1991年という「細い」年なのに、なんでしょう、このふっくらした触感は。やはり、彼は、毎年の作柄と、その畑の中から、ベストなものを引き出す、天才的な才能を持っていると思います。(だから、毎年、味が違います)また今日は、★ラモネ○シャサーニュ モンラッシェ レ リュショット 1996 120ミリ¥6800(70ミリ¥3400)★ソゼ○ピュリニー モンラッシェ レ ルフェール 1996 ¥6800(¥3400)★ロベール アルヌー●ヴォーヌ ロマネ レ マジエール 1985 ¥6800(¥3400)も開いています。すいません、今日は手短に・・・。今から、年末に向けて、整体に行ってきます・・・。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.29
穏やかな空気の中、次第に寒くなってきて、コートがすっかり似合う季節になりました。そんなクリスマスの夜に、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、今日は、エレヴァージュで最もヒマな日のひとつです。うちのお店は、お洒落じゃないし、まあ、いつも通り、普通に営業する予定です。(カップル向けのお店でもないし・・・)では、早速今週以降の目玉の予定です。 24日(木)から、 ★ラヤス家 ●コート デュ ローヌ "フォンサレット" "キュベ シラー"1982 40ミリ・・・¥2600 ~クリスマスイブは、おそらく一年で最もヒマな日ではないでしょうか。皆さん「きっ と忙しいよね~」と、避けるからだと思います。実際に、エレヴァージュは、お洒落な 店ではないので、カップルが来る確立は低いのです(笑)。ですから、このラヤスの貴 重な逸品、逃す手は ないですよ(地味に営業活動)。 25日(金)から、 ★プスドール家 ●ヴォルネイ カイユレ クロ ド ラ プスドール 1964 40ミリ・・・¥3800 27日(日) お店は休みです。 28日(月)から ★エマニエル ルージェさん ●ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1991 40ミリ・・・¥4400 ~これは、ラベルはエマニエル・ルージェさんですが、中身はアンリ・ジャイエさんが 作ったものに間違いありません(断言)。30日(水) 21時から、朝4時までの営業です。 ★ルイ ラトゥール社 ●ジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャク 1970 40ミリ・・・¥260031日(木) 大晦日は、格闘技三昧の後、小林幸子の衣装の研究(笑)。 21時から、朝4時までの営業です。 ~大晦日は、ヒマなので、まあダラダラやりたいと思います。 2010年1月1日~3日(日)まで、休ませていただきます。 1月4日(月)から、営業開始です!。 ◎エスプレッソマシンが、修理され、戻ってきました!。 フォッフォッフォッフォ・・・。 フォッフォッフォ・・・(デスラー総統)。 というわけで、エスプレッソ、カプチーノ再開します!。 久しぶりに自分で作ってみたら、もう美味しくて、 懐かしい味で、涙が出そうになりました(アタック No,1)。◎オリーヴ オイルのヌーヴォー(ノヴェッロ)が、 入荷しました!。取れたてのオリーヴを、熱処理せずに、 ゆっくりと搾って、瓶詰されています。味わいは、 「フレッシュ、フレッシュ、フレ~ッシュ!」で、 (早見優)口の中に、オリーヴの深い緑の香りが、鮮烈に広がります。ぜひ、バケットにつけて、召し上がり下さい~。(ちなみにエレヴァージュのバケットは、いつもVIRONです)◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎「のだめカンタービレ 最終話23巻」が入荷しました!。 これで、ようやく話も完結します。 読みたい方は、遠慮なく「漫画喫茶」代わりに、使って下さい~.では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.24
では、木曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎フランソワ スコンデ グランクリュ ア シルリー ブリュット NV ¥2000(¥1000) 仏・シャンパーニュ地方の小規模生産者です(レコルタン・マニピュラン)。ピノノワ ールを67%使って、滑らかで、きめ細かいコクが感じられます。8年ほど前から、 こういう小規模生産者のシャンパンが入り始め、最初に思ったのは「葡萄の質が 違う」ということでした。通常売られている、大手のネゴシアンのものに比べて、 葡萄がしっかり凝縮して、口に含んだときに、葡萄の生命力が「ギュッ!」と弾ける ようなほど、強烈なのです。やはり、葡萄の存在感、まさにこの言葉に尽きます。★白ワイン ◎山梨ヌーヴォー "かざま甲州" 2009 (甲斐ワイナリー) ¥900(¥500) 日本の山梨県です。今回、「山梨ヌーヴォー」と題して、いろいろ入れてみました。 前回の勝沼醸造のものは、白ワインとしてのポテンシャルがものすごく高くて、 開けて、初日、2日目はだいぶ堅かったのですが、3日目以降から2週間ずっと、 素晴らしく新鮮で、信じられないぐらい美味しく飲めました。これはおそらく、ワイン としての完成度が高いからだと思います。では、実際に、この甲斐ワイナリーの ものはどうかというと、開けてすぐに、自然な葡萄の質の良さ、そしてふんわりした 触感があって、すでに美味しさを感じます。やはり、日本のワインが質が上がって いるのですね。これは、6度のところにずっと保管していまして、これからどんどん 美味しくなっていくのが楽しみです。様子を見ながら、売っていきたいと思います。◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ムルソー 2005(コント ラフォン家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方の「大御所」です。ムルソーらしいふんわりした触感の中に、 ミルフィーユのように、幾層も折り重なった旨みの複雑さが備わっていて、ワイン として、非常に完成度の高い味わいは、さすがです。特に2005年は、非常に良い 年で、豊かさの度合いが、けた外れに大きく、巨大な構造を持っています。まず口に 含むと、その真価がわかります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.24
では、木曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入っています。わずか30日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。(あまりにも人気があって、もうすぐ売り切れます~)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.24
では、木曜日のリストです。◎コート デュ ローヌ "フォンサレット" "キュベ シラー" 1982 (ラヤス家) 40ミリ・・・¥2600 仏・ローヌ地方の、伝説の生産者です。ラヤスと言えば、誰もが「オー!」と 唸るほど、妖しい魅力を備えた、ローヌ地方ではカリスマ的な存在です。その 味わいは、まさにこんなに深くて、艶やかなローヌは、他にあるでしょうか。し かも、これほど熟成したラヤスのワインを飲む機会は、ほとんどありません。 正直言いまして、私は初めて飲みます。その辺の、ヴォーヌロマネ村の特級 を軽々としのぐほど色気があり、口に含むと、そのたっぷりした充実感と、余韻 にかけての広がりは、もうこの世のものとは思えません。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。 ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2006(ジェラール ミュニュレ家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。3か月前までは、このワインは少し荒削りなところがあって、 若干飲みにくさがあったのですが、だいぶ味わいが落ち着いてきて、いろんな要素が、 溶け込んで来ました。ですから、以前のいびつさがなくなり、とても上品なヴォーヌ・ロマ ネになっていて、すごくびっくりしました。今後は、これをハウスワインにして売っていこう と思います。ヴォーヌロマネ村の色気と、ビシっ!とした、角のあるミネラル感が、モザイク のような美しさで、見事な模様を描いています。素晴らしい。◎レゼルヴ ド ラ コンテス 2000 ¥3800(¥1900) 仏・ボルドー地方、「ピション・ラランド」のセカンドラベルです。この偉大な2000年という 年のワインは、3年前まで頻繁にグラスワインとして出していました。そのときは、果実味の 圧倒的な甘さがあって、とても美味しく飲めました。現在は、甘さが若干和らぎ、タンニン、 酸味と、滑らかに融合した、ボルドーらしいまとまりのある、とても好ましい味わいになって います。これを味わって、改めて思うのは、2000年と、1982年ものが非常に良く似ている ということです。ずっと、新鮮で、瑞々しい果実味のまま、熟成していくことでしょう。◎ヴォーヌロマネ レ マジエール 1985 (ロベール アルヌー家) ¥6800(¥3400) 仏・ブルゴーニュ地方です。1985年という年は、本当に素晴らしい年で、常に甘さを 先に感じて、ずっと美味しい状態で熟成してきました。果実味が地に足がついたようで、 落ち着きがあり、口に含んだ時に満足感があるのです。このアルヌーさんのワインは、熟 成が早くて、今がちょうど飲みごろだと思います。すでに葡萄の甘さが溶けて、酸味とタンニンとが、一体になった、熟成香がムンムンしています。その柔らかい触感は、ブルゴー ニュワインの良さを味わったことのない方へ、ぜひ飲んで欲しいです(フェイスロックを決めながら・・・木戸修式で)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.24
では、木曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)★ポートワイン◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。 (12月18日試飲)どんどん複雑さが増しています。11度で保管して、リーデルのブルゴーニュ グラスに入れて出すと、どんどん香りが、溢れるように上がって来て、圧倒的なブーケに変わり ます。開けて時間が経ったおかげで、口に含んだときの、味わいの広がりが尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.24
穏やかな空気の中で、この西麻布も、年末というよりはクリスマスの、落ち着いた空気に包まれています・・・。そんな師走の最中、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、今日もブログを更新できなくて、すいません・・・。ちなみに、昨日開けた目玉のワイン、★ジョセフ ドルーアン社●ヴォルネイ プルミエクリュ 1966 40ミリ・・・¥3600本当に素晴らしい状態で、まだまだ若々しいです。これから、数時間かけて、ゆっくり甘みと肉付きを増していくと思います。特に40年以上熟成したワインは、開けてすぐに美味しいというわけではなく、酸素を必要としています。酸素を含むことによって、色合いも、艶のある赤色を取り戻して、甘さと膨らみが、どんどん出てくるのです。今日の、1966年もののワインも、最初は、「あれっ?」と思うかもしれませんが、これは、間違いなくヴォリューム豊かなワインに豹変します。 (杉本彩に鞭を持たせるのと一緒)また、今日は、ロベール アルヌー家の、ヴォーヌ ロマネ レ マジエール 1985年 120ミリ¥6800(70ミリ¥3400)も開いています。以上、手短な業務連絡で、すいません・・・。今晩も、今はすごくヒマな時間で、また11時半以降に、少し忙しくなるかな、と思っています。では、よい祝日前の夜をお過ごしください。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.22
今日は突き抜けるような快晴で、青色の絵の具を、水に混ぜたような、限りなく均一なブルーでした・・・。そんな師走の一番忙しい時期、皆様、いかがお過ごしでしょうか。ところで、12月というと、お店は忙しくて、入れないのでは・・・、 と想像されるかもしれませんが、実際は違います。23時までは、ガラーンとしていて、ヒマなのです。 23時半ごろになると、何次会か?よくわかりませんが、ようやく、ドヤドヤ入って来て、師走らしい雰囲気になります。もし「席はあるかな?」と不安な方は、 いらっしゃる20~30分前に、お電話を下さい。予約は、基本的には受けていませんが、直前の予約だけ承っています。せっかく寒い中お店に来たのに、満席で入れなかったら、申し訳ないので・・・。では、今週以降の目玉のワインの予定です。21日(月)から、 ★ジョセフ ドルーアン社 ●ヴォルネイ プルミエ クリュ 1966 40ミリ・・・¥360023日(水・祝日) お店は休みです。 24日(木)から、 ★ラヤス家 ●コート デュ ローヌ "フォンサレット" "キュベ シラー"1982 40ミリ・・・¥2600 ~クリスマスイブは、おそらく一年で最もヒマな日ではないでしょうか。皆さん「きっ と忙しいよね~」と、避けるからだと思います。実際に、エレヴァージュは、お洒落な 店ではないので、カップルが来る確立は低いのです(笑)。ですから、このラヤスの貴 重な逸品、逃す手は ないですよ(地味に営業活動)。 25日(金)から、 ★プスドール家 ●ヴォルネイ カイユレ クロ ド ラ プスドール 1964 40ミリ・・・¥3800 27日(日) お店は休みです。 28日(月)から ★エマニエル ルージェさん ●ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1991 40ミリ・・・¥4400 ~これは、ラベルはエマニエル・ルージェさんですが、中身はアンリ・ジャイエさんが 作ったものに間違いありません(断言)。30日(水) 21時から、朝4時までの営業です。 ★ルイ ラトゥール社 ●ジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャク 1970 40ミリ・・・¥260031日(木) 大晦日は、格闘技三昧の後、小林幸子の衣装の研究(笑)。 21時から、朝4時までの営業です。 ~大晦日は、ヒマなので、まあダラダラやりたいと思います。 2010年1月1日~3日(日)まで、休ませていただきます。 1月4日(月)から、営業開始です!。 では、その他の業務連絡を・・・。◎「のだめカンタービレ 最終話23巻」が入荷しました!。 これで、ようやく話も完結します。 読みたい方は、遠慮なく「漫画喫茶」代わりに、使って下さい~.◎いつものエスプレッソマシンが故障し、 現在代わりの機械がお店に届いています。 (MAGISTER社の30万円ぐらいするもの、 ちなみに、現在は、ISOMAC社の15万円ぐらいのもの) どうも、豆の挽き具合の調整が難しく、 まだ美味しいエスプレッソ、カプチーノを出すことが出来ません。 しかし、 毎日、少しずつ時間を割いて、 豆のひき具合を細かくしたり、入れる豆の量を調節したりして、 徐々に味わいの完成度が上がってきています。 もうすぐ、完成になりそうな予感もするので、 どうかもう少し待って下さい~。 (完成する前に、故障した機械が治って、届いたりして)◎オリーヴ オイルのヌーヴォー(ノヴェッロ)が、 入荷しました!。取れたてのオリーヴを、熱処理せずに、 ゆっくりと搾って、瓶詰されています。味わいは、 「フレッシュ、フレッシュ、フレ~ッシュ!」で、 (早見優)口の中に、オリーヴの深い緑の香りが、鮮烈に広がります。ぜひ、バケットにつけて、召し上がり下さい~。(ちなみにエレヴァージュのバケットは、いつもVIRONです)◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュは、好評につき売り切れました・・・。 ガレット・ブルトンヌ、マロンの焼き菓子は、 まだまだたくさんありま~す。では、よい師走の夜をお過ごし下さい。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.21
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎フランソワ スコンデ グランクリュ ア シルリー ブリュット NV ¥2000(¥1000) 仏・シャンパーニュ地方の小規模生産者です(レコルタン・マニピュラン)。ピノノワ ールを67%使って、滑らかで、きめ細かいコクが感じられます。8年ほど前から、 こういう小規模生産者のシャンパンが入り始め、最初に思ったのは「葡萄の質が 違う」ということでした。通常売られている、大手のネゴシアンのものに比べて、 葡萄がしっかり凝縮して、口に含んだときに、葡萄の生命力が「ギュッ!」と弾ける ようなほど、強烈なのです。やはり、葡萄の存在感、まさにこの言葉に尽きます。★白ワイン ◎山梨ヌーヴォー "かざま甲州" 2009 (甲斐ワイナリー) ¥900(¥500) 日本の山梨県です。今回、「山梨ヌーヴォー」と題して、いろいろ入れてみました。 前回の勝沼醸造のものは、白ワインとしてのポテンシャルがものすごく高くて、 開けて、初日、2日目はだいぶ堅かったのですが、3日目以降から2週間ずっと、 素晴らしく新鮮で、信じられないぐらい美味しく飲めました。これはおそらく、ワイン としての完成度が高いからだと思います。では、実際に、この甲斐ワイナリーの ものはどうかというと、開けてすぐに、自然な葡萄の質の良さ、そしてふんわりした 触感があって、すでに美味しさを感じます。やはり、日本のワインが質が上がって いるのですね。これは、6度のところにずっと保管していまして、これからどんどん 美味しくなっていくのが楽しみです。様子を見ながら、売っていきたいと思います。◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎ムルソー 2005(コント ラフォン家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方の「大御所」です。ムルソーらしいふんわりした触感の中に、 ミルフィーユのように、幾層も折り重なった旨みの複雑さが備わっていて、ワイン として、非常に完成度の高い味わいは、さすがです。特に2005年は、非常に良い 年で、豊かさの度合いが、けた外れに大きく、巨大な構造を持っています。まず口に 含むと、その真価がわかります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.21
では、月曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入っています。わずか30日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。(あまりにも人気があって、もうすぐ売り切れます~)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.21
では、月曜日のリストです。◎ヴォルネイ プルミエクリュ 1966 (ジョセフ ドルーアン社) 40ミリ・・・¥3600 仏・ブルゴーニュ地方です。1966年という年は、クリスティーズ主宰のマイケル・ ブロードベントおじいちゃんが言うように、「スタイリッシュ」という言葉が、まさに ふさわしいと思います。「ピシッ!」と背筋が通ったような、酸味とタンニンの骨格 があって、とても上品なのです。しかも、40年以上熟成しているのに、まだまだ 若々しく、熟成によって、もっと美味しくなると思います。このドルーアン社のものは まさにそうで、開けたても、ふわーっと立ち上る香りがとてもきれいで、とてもいいの ですが、今日の後半から、明日にかけて、ぐんぐん甘さと複雑さを増していくでしょう。 極めて偉大な年の、熟成したワインの醍醐味は、開けてからゆっくりワインが変化 していって、どんどん凄みを増してくることだと思います。まさにこのワインは、そういう 意味で、歴史的に価値のある逸品ではないでしょうか。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2006(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (2005年ものの在庫が、わずか一カ月で輸入業者さんからなくなってしまい、すでに次の 年になってしまいました・・・涙)実際に味見すると、ローヌというよりは、ブルゴーニュ的な 上品な酸味の良さが光っています。あと1カ月もすれば、徐々に甘さが増してきて、もっと もっと美味しくなっていくでしょう。 ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ヴォーヌ ロマネ 2006(ジェラール ミュニュレ家) ¥3200(¥1600) 仏・ブルゴーニュ地方です。3か月前までは、このワインは少し荒削りなところがあって、 若干飲みにくさがあったのですが、だいぶ味わいが落ち着いてきて、いろんな要素が、 溶け込んで来ました。ですから、以前のいびつさがなくなり、とても上品なヴォーヌ・ロマ ネになっていて、すごくびっくりしました。今後は、これをハウスワインにして売っていこう と思います。ヴォーヌロマネ村の色気と、ビシっ!とした、角のあるミネラル感が、モザイク のような美しさで、見事な模様を描いています。素晴らしい。◎レゼルヴ ド ラ コンテス 2000 ¥3800(¥1900) 仏・ボルドー地方、「ピション・ラランド」のセカンドラベルです。この偉大な2000年という 年のワインは、3年前まで頻繁にグラスワインとして出していました。そのときは、果実味の 圧倒的な甘さがあって、とても美味しく飲めました。現在は、甘さが若干和らぎ、タンニン、 酸味と、滑らかに融合した、ボルドーらしいまとまりのある、とても好ましい味わいになって います。これを味わって、改めて思うのは、2000年と、1982年ものが非常に良く似ている ということです。ずっと、新鮮で、瑞々しい果実味のまま、熟成していくことでしょう。◎ヴォルネイ レ タイユピエ 1995年 (ユベール ド モンティーユ家) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ヴォルネイ村は、ある評論家に言わせれば、「ボーヌ地区に おいての、シャンボール・ミュジニーだ」ということです。実際に、いろいろなヴォルネイの 赤ワインがありますが、このモンティーユ家においては、そのシャンボールらしい、清らか な赤い果実味に、共通するところが非常に多いのです。ルーミエ家のワインと非常に良 く似ていて、どこまでも美しくて、余韻へと連なる穢れのない綺麗さが、駆け抜けるようで、 心まで洗われるようです。1995年ものは、まだまだ若いですが、少しずつ、鮮やかさが 優しさに、変わりつつある段階です。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.21
では、月曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ◎シャトー カイユ クレーム ド テット 1943 60ミリ・・¥4800(¥2400) 仏・バルザック地方です。有名ではない蔵ですが、これほど熟成して、こんなに状態のいい 貴腐ワインは、なかなかないです。黄金色というよりは、コハク色をした液体の輝きがしっか りしているのです。実はまだ飲んでいはないのですが、色合いをみた限り、クリームのような滑らかな、まさにバルザックらしい上品な味わいになっているような、気がします。 (飲んだら、またコメントを変えます)★ポートワイン◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。 (12月18日試飲)どんどん複雑さが増しています。11度で保管して、リーデルのブルゴーニュ グラスに入れて出すと、どんどん香りが、溢れるように上がって来て、圧倒的なブーケに変わり ます。開けて時間が経ったおかげで、口に含んだときの、味わいの広がりが尋常ではありません。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.21
穏やかな空に浮かぶ雲が、どんよりと厚みを増して、まるで、 日本海側の北国のような佇まいを見せています・・・。そんな12月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、昨日開けた目玉のワイン、「ピション ラランド 1955年」、(ネゴシアンの、M.G.LAFITE社)完璧な状態で、「ピシッ!」という鮮やかな酸味が保たれ、その後から、ボルドーらしい奥行きの深いコクが、どんどんあふれ出してきます・・・。 やはり、 1955年ものは、「大きいワイン」が多いです。「ズドーン!」という骨太の構造で、 余韻まで一直線に迫力で押し捲る・・・。その複雑なブーケは、もう止められません。私が、40年熟成したボルドーが好きなのは、この圧倒的なブーケなのです。熟成によって、タンニンという鎧が取れ、 押さえ込まれていたブーケが、一気に「爆発」するからです。そのブーケの複雑さは、もう、中毒になりそうなほどいい。では、夕方にまた更新する予定です~。(その前に、柴崎コウ写真集が気になる・・・)ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.19
すっかり師走も半分を過ぎて、西麻布のお店の、窓から見えるイチョウの木も、すっかり幹と枝だけになってしまいました・・・。そんな金曜日の朝に、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、年末までの目玉ワインの予定です。12月16日(水)から、 ●シャトー パプ クレマン 1947年 40ミリ・・・¥4400 (ネゴシアン瓶詰・GEORGE AUDY & Co) ~やはり、1947年は偉大な年です。どれを飲んでも、果実味が甘く、豊か で、このうえない満足感をもたらしてくれます。実際に昨日味見して、心から こういう古いボルドーを飲む喜びを、実感しました。 まだまだ多量に残っています~。18日(金)から、 ●シャトー ピション ラランド 1955 40ミリ・・・¥5500 (ネゴシアン瓶詰・M.G.LAFITE)20日(日) お店は休みです。21日(月)から、 ★ジョセフ ドルーアン社 ●ヴォルネイ プルミエ クリュ 1966 40ミリ・・・¥360023日(水・祝日) お店は休みです。 24日(木)から、 ★ラヤス家 ●コート デュ ローヌ "フォンサレット" "キュベ シラー"1982 40ミリ・・・¥2600 ~クリスマスイブは、おそらく一年で最もヒマな日ではないでしょうか。皆さん「きっ と忙しいよね~」と、避けるからだと思います。実際に、エレヴァージュは、お洒落な 店ではないので、カップルが来る確立は低いのです(笑)。ですから、このラヤスの貴 重な逸品、逃す手は ないですよ(地味に営業活動)。 25日(金)から、 ★プスドール家 ●ヴォルネイ カイユレ クロ ド ラ プスドール 1964 40ミリ・・・¥3800 27日(日) お店は休みです。 28日(月)から ★エマニエル ルージェさん ●ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1991 40ミリ・・・¥4400 ~これは、ラベルはエマニエル・ルージェさんですが、中身はアンリ・ジャイエさんが 作ったものに間違いありません(断言)。30日(水) 21時から、朝4時までの営業です。 ★ルイ ラトゥール社 ●ジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャク 1970 40ミリ・・・¥260031日(木) 大晦日は、格闘技三昧の後、小林幸子の衣装の研究(笑)。 21時から、朝4時までの営業です。 ~大晦日は、ヒマなので、まあダラダラやりたいと思います。 2010年1月1日~3日(日)まで、休ませていただきます。 1月4日(月)から、営業開始です!。 では、その他の業務連絡を・・・。◎「のだめカンタービレ 最終話23巻」が入荷しました!。 これで、ようやく話も完結します。 読みたい方は、遠慮なく「漫画喫茶」代わりに、使って下さい~.◎いつものエスプレッソマシンが故障し、 現在代わりの機械がお店に届いています。 (MAGISTER社の30万円ぐらいするもの、 ちなみに、現在は、ISOMAC社の15万円ぐらいのもの) どうも、豆の挽き具合の調整が難しく、 まだ美味しいエスプレッソ、カプチーノを出すことが出来ません。 しかし、 毎日、少しずつ時間を割いて、 豆のひき具合を細かくしたり、入れる豆の量を調節したりして、 徐々に味わいの完成度が上がってきています。 もうすぐ、完成になりそうな予感もするので、 どうかもう少し待って下さい~。 (完成する前に、故障した機械が治って、届いたりして)◎オリーヴ オイルのヌーヴォー(ノヴェッロ)が、 入荷しました!。取れたてのオリーヴを、熱処理せずに、 ゆっくりと搾って、瓶詰されています。味わいは、 「フレッシュ、フレッシュ、フレ~ッシュ!」で、 (早見優)口の中に、オリーヴの深い緑の香りが、鮮烈に広がります。ぜひ、バケットにつけて、召し上がり下さい~。(ちなみにエレヴァージュのバケットは、いつもVIRONです)◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎ピエール エルメのフランボワーズ(ラズベリー)の、 板チョコが入荷しました!。 アルザス出身の彼が表現する、 「キューン!」とした鮮やかさ。 暗く、寒いアルザスの雲の隙間から、 光が差し込む、その求心的な強さ。 その暖かい太陽を憧れているかのような、 輝きのある光彩を、彼のお菓子には感じます。 ラズベリーの新鮮な生命力が、 口の中で弾け、溶けていきます・・・。 今日のヴィンテージポート、 「クロフト 1963年」と強烈に合いますので、ぜひ。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.18
では、金曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アンリ ジロー "エスプリ ド ジロー" NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン・マニピュラン)です。 ここ10数年ほど、カルト・シャンパンと言えば、ジャック・セロス、ヴィルマール、そして、このアンリ・ジローではないでしょうか。ピシっと引きしまった味わいの中 にも、上質の蜜のような自然な甘さがあり、小気味良いバランスを保っています。これは、クリュッグというシャンパンを、コンパクトにまとめ、そして、飲みや すくしたような感じです。とても心地よいシャンパンの良さをぜひ・・・。 ★白ワイン ◎山梨ヌーヴォー "かざま甲州" 2009 (甲斐ワイナリー) ¥900(¥500) 日本の山梨県です。今回、「山梨ヌーヴォー」と題して、いろいろ入れてみました。 前回の勝沼醸造のものは、白ワインとしてのポテンシャルがものすごく高くて、 開けて、初日、2日目はだいぶ堅かったのですが、3日目以降から2週間ずっと、 素晴らしく新鮮で、信じられないぐらい美味しく飲めました。これはおそらく、ワイン としての完成度が高いからだと思います。では、実際に、この甲斐ワイナリーの ものはどうかというと、開けてすぐに、自然な葡萄の質の良さ、そしてふんわりした 触感があって、すでに美味しさを感じます。やはり、日本のワインが質が上がって いるのですね。これは、6度のところにずっと保管していまして、これからどんどん 美味しくなっていくのが楽しみです。様子を見ながら、売っていきたいと思います。◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ モルジョ "クロ ド ラ シャペル"(モノポール) ドメーヌ デュ デュック ド マジェンタ・・・醸造、瓶詰はルイ ジャド社 1999 ¥6200(¥3100) 仏・ブルゴーニュ地方です。 このデュック・ド・マジェンタは、ジャド社の非常に親密な 生産者で、葡萄を買い入れ(または葡萄ジュースの段階)、ジャド社が醸造、熟成、 そして瓶詰をしています。これは、本当に特別な存在で、モルジョ畑の中でも、とびき りきめ細かい触感で、綿密で、とても上品な味わいなのです。ジャド社が作る、大きく 迫力のある白ワインとは、対照的で、ラベルをわざわざ変えて、売っているだけのことは あります。◎ムルソー 2005(コント ラフォン家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方の「大御所」です。ムルソーらしいふんわりした触感の中に、 ミルフィーユのように、幾層も折り重なった旨みの複雑さが備わっていて、ワイン として、非常に完成度の高い味わいは、さすがです。特に2005年は、非常に良い 年で、豊かさの度合いが、けた外れに大きく、巨大な構造を持っています。まず口に 含むと、その真価がわかります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.18
では、金曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入っています。わずか30日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.18
では、金曜日のリストです。★赤ワイン●シャトー パプ クレマン 1947 40ミリ・・・¥4400 (George Audy & Co.・・・ベルギーのネゴシアン) 何度も言うようですが、1947年は本当に偉大な年です。これだけは、何度繰り返しても 足りないぐらいです。葡萄の芯まで熟して、口に含むと、素直に「甘い」のです。しかも、 60年以上熟成しても、まだまだ葡萄のコアの部分のエキス分が凄まじいです。 (水曜日に味見しました) 本当に素晴らしい1947年もので、まだまだ力強く、甘さを素直に感じます。グラーヴらしい 透明感と、自然な酸味が、このワインに上品さと、奥行きを与えていて、誰が飲んでもこの 凄さを実感するのではないか、と思います。 (木曜日の段階で)まだまだ舌の中心に、「キュッ!」と絞りこむ酸味があります。 ですから、金曜日には、もっと甘さが出て、美味しくなっていると思います。●シャトー ピション ロンゲヴィル コンテス ド ラランド 1955 40ミリ・・・¥5500 (M.G.LAFITE社による、ネゴシアン瓶詰) 1955年ものも、葡萄の熟し方が半端なく、隅々までジンワリとした豊かさを感じる、偉大な 年です。何年か前に、1955年もののピション ラランド(蔵出し)を飲みましたが、その瓶は 状態が良くなく、熟成が進みすぎていました。さて、実際のこのネゴシアン瓶詰のものは、どう でしょうか。ただし、1955年ものは、状態が健全である限り、今まで失望したことは一度も ありません。いまだに若々しく、みなぎるようなほどの豊かな果実味で、口の中で、パワーと 複雑さが、じんわりと弾けていくのです・・・。今回は、本当に楽しみです(オホホ)。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎ヴォルネイ レ タイユピエ 1995年 (ユベール ド モンティーユ家) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ヴォルネイ村は、ある評論家に言わせれば、「ボーヌ地区に おいての、シャンボール・ミュジニーだ」ということです。実際に、いろいろなヴォルネイの 赤ワインがありますが、このモンティーユ家においては、そのシャンボールらしい、清らか な赤い果実味に、共通するところが非常に多いのです。ルーミエ家のワインと非常に良 く似ていて、どこまでも美しくて、余韻へと連なる穢れのない綺麗さが、駆け抜けるようで、 心まで洗われるようです。1995年ものは、まだまだ若いですが、少しずつ、鮮やかさが 優しさに、変わりつつある段階です。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.18
では、金曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。◎グラーヒャー ヒンメルライヒ アウスレーゼ "ゴールドカプセル" 2005 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥5200(¥2600) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、洋梨と桃を、ツルリと飲み込んだ 瞬間のような、このうえない自然な甘さが、口の中で広がります。彼はドイツでトップ3 の生産者と言われ、多くのドイツワインの作り手があこがれる存在のようです。特に、 この"ゴールドカプセル"は、競売会でしか販売しないような貴重なもので、数が少なく、 その年の最も美味しい部分だけを、特別に瓶詰しています。そのトロけるような滑らか な触感は、もう極上のデザートです・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.17
穏やかな空気の中にも、確実に気温は下がり、冬の空気を感じます・・・。そんな木曜日の夜に、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、年末までの目玉ワインの予定です。12月14日(月)から、 ●シャトー ガザン 1947年 40ミリ・・・¥3600 (ネゴシアン瓶詰・HANAPPIER社 フランス) ~売り切れました・・・すいません。 これは、本当に素晴らしいう状態で、心から感動しました!。 そういえば、1947年から数年後、何ヘクタールかを、ペトリュスに売却し ているので、このワインに現在のペトリュスが含まれていることになります。 (さきほど気づきました) 今年は、これを飲めて、本当に幸せでした。16日(水)から、 ●シャトー パプ クレマン 1947年 40ミリ・・・¥4400 (ネゴシアン瓶詰・GEORGE AUDY & Co) ~やはり、1947年は偉大な年です。どれを飲んでも、果実味が甘く、豊か で、このうえない満足感をもたらしてくれます。実際に昨日味見して、心から こういう古いボルドーを飲む喜びを、実感しました。 まだまだ多量に残っています~。18日(金)から、 ●シャトー ピション ラランド 1955 40ミリ・・・¥5500 (ネゴシアン瓶詰・M.G.LAFITE)20日(日) お店は休みです。21日(月)から、 ★ジョセフ ドルーアン社 ●ヴォルネイ プルミエ クリュ 1966 40ミリ・・・¥360023日(水・祝日) お店は休みです。 24日(木)から、 ★ラヤス家 ●コート デュ ローヌ "フォンサレット" "キュベ シラー"1982 40ミリ・・・¥2600 ~クリスマスイブは、おそらく一年で最もヒマな日ではないでしょうか。皆さん「きっ と忙しいよね~」と、避けるからだと思います。実際に、エレヴァージュは、お洒落な 店ではないので、カップルが来る確立は低いのです(笑)。ですから、このラヤスの貴 重な逸品、逃す手は ないですよ(地味に営業活動)。 25日(金)から、 ★プスドール家 ●ヴォルネイ カイユレ クロ ド ラ プスドール 1964 40ミリ・・・¥3800 27日(日) お店は休みです。 28日(月)から ★エマニエル ルージェさん ●ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1991 40ミリ・・・¥4400 ~これは、ラベルはエマニエル・ルージェさんですが、中身はアンリ・ジャイエさんが 作ったものに間違いありません(断言)。30日(水) 21時から、朝4時までの営業です。 ★ルイ ラトゥール社 ●ジュブレイ シャンベルタン クロ サン ジャク 1970 40ミリ・・・¥260031日(木) 大晦日は、格闘技三昧の後、小林幸子の衣装の研究(笑)。 21時から、朝4時までの営業です。 ~大晦日は、ヒマなので、まあダラダラやりたいと思います。 2010年1月1日~3日(日)まで、休ませていただきます。 1月4日(月)から、営業開始です!。 では、その他の業務連絡を・・・。◎「のだめカンタービレ 最終話23巻」が入荷しました!。 これで、ようやく話も完結します。 読みたい方は、遠慮なく「漫画喫茶」代わりに、使って下さい~.◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎ピエール エルメのフランボワーズ(ラズベリー)の、 板チョコが入荷しました!。 アルザス出身の彼が表現する、 「キューン!」とした鮮やかさ。 暗く、寒いアルザスの雲の隙間から、 光が差し込む、その求心的な強さ。 その暖かい太陽を憧れているかのような、 輝きのある光彩を、彼のお菓子には感じます。 ラズベリーの新鮮な生命力が、 口の中で弾け、溶けていきます・・・。 今日のヴィンテージポート、 「クロフト 1963年」と強烈に合いますので、ぜひ。◎実は、エスプレッソマシンが故障しました・・・涙。 現在、代わりのマシンが届いたのですが、使い方が異なり、 まだ試行錯誤で味わいを出しています。 それで、少しの間、カプチーノと、エスプレッソは中止します。 特にミルクのスチームなどの完成度が低く、 少し時間を下さい。 それで、それでもどうしても飲んでみたいという方は、 注文されても構いません。 ちなみに、この代わりのマシン、 三十万円もする凄いもので、たしかにパワーが凄いです・・・。 ◎ちなみに、 今年も大晦日まで営業します!。 21時ぐらいからお店を開けて、 格闘技、紅白など、ダラダラテレビで見ながら、 まったりと営業したいと思いますので、 では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.17
では、木曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。★白ワイン ◎山梨ヌーヴォー "かざま甲州" 2009 (甲斐ワイナリー) ¥900(¥500) 日本の山梨県です。今回、「山梨ヌーヴォー」と題して、いろいろ入れてみました。 前回の勝沼醸造のものは、白ワインとしてのポテンシャルがものすごく高くて、 開けて、初日、2日目はだいぶ堅かったのですが、3日目以降から2週間ずっと、 素晴らしく新鮮で、信じられないぐらい美味しく飲めました。これはおそらく、ワイン としての完成度が高いからだと思います。では、実際に、この甲斐ワイナリーの ものはどうかというと、開けてすぐに、自然な葡萄の質の良さ、そしてふんわりした 触感があって、すでに美味しさを感じます。やはり、日本のワインが質が上がって いるのですね。これは、6度のところにずっと保管していまして、これからどんどん 美味しくなっていくのが楽しみです。様子を見ながら、売っていきたいと思います。◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ モルジョ "クロ ド ラ シャペル"(モノポール) ドメーヌ デュ デュック ド マジェンタ・・・醸造、瓶詰はルイ ジャド社 1999 ¥6200(¥3100) 仏・ブルゴーニュ地方です。 このデュック・ド・マジェンタは、ジャド社の非常に親密な 生産者で、葡萄を買い入れ(または葡萄ジュースの段階)、ジャド社が醸造、熟成、 そして瓶詰をしています。これは、本当に特別な存在で、モルジョ畑の中でも、とびき りきめ細かい触感で、綿密で、とても上品な味わいなのです。ジャド社が作る、大きく 迫力のある白ワインとは、対照的で、ラベルをわざわざ変えて、売っているだけのことは あります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.17
では、木曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。わずか30日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.17
木曜日のリストです。★赤ワイン●シャトー パプ クレマン 1947 40ミリ・・・¥4400 (George Audy & Co.・・・ベルギーのネゴシアン) 何度も言うようですが、1947年は本当に偉大な年です。これだけは、何度繰り返しても 足りないぐらいです。葡萄の芯まで熟して、口に含むと、素直に「甘い」のです。しかも、 60年以上熟成しても、まだまだ葡萄のコアの部分のエキス分が凄まじいです。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎ヴォルネイ レ タイユピエ 1995年 (ユベール ド モンティーユ家) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。ヴォルネイ村は、ある評論家に言わせれば、「ボーヌ地区に おいての、シャンボール・ミュジニーだ」ということです。実際に、いろいろなヴォルネイの 赤ワインがありますが、このモンティーユ家においては、そのシャンボールらしい、清らか な赤い果実味に、共通するところが非常に多いのです。ルーミエ家のワインと非常に良 く似ていて、どこまでも美しくて、余韻へと連なる穢れのない綺麗さが、駆け抜けるようで、 心まで洗われるようです。1995年ものは、まだまだ若いですが、少しずつ、鮮やかさが 優しさに、変わりつつある段階です。 ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.17
では、木曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)少しアイテムが増えました!。★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。◎グラーヒャー ヒンメルライヒ アウスレーゼ "ゴールドカプセル" 2005 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥5200(¥2600) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、洋梨と桃を、ツルリと飲み込んだ 瞬間のような、このうえない自然な甘さが、口の中で広がります。彼はドイツでトップ3 の生産者と言われ、多くのドイツワインの作り手があこがれる存在のようです。特に、 この"ゴールドカプセル"は、競売会でしか販売しないような貴重なもので、数が少なく、 その年の最も美味しい部分だけを、特別に瓶詰しています。そのトロけるような滑らか な触感は、もう極上のデザートです・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.17
夕方に空を眺めると、ちぎれた「イワシ雲」のような淡い色彩で、いよいよ冬だな~と、感じさせます・・・。そんな12月の半ばに、 皆様、いかがお過ごしでしょうか。ところで、 更新が遅くなって、すいません・・・。別にお店が忙しいわけでは全然なく、ただ単純に、黒木メイサの動画を見すぎです・・・すいません。(メールマガジンを取っていない方に、本気にされそう・笑)では早速、今週以降の目玉のワインのお知らせです。12月14日(月)から、●シャトー ガザン 1947年 40ミリ・・・¥3600 (ネゴシアン瓶詰・HANAPPIER社 フランス) もう、状態が本当に素晴らしいです。1947年ものは、どれを飲んでも外れが なく、いまだに新鮮な若さを保って、口に含むと素直に甘く、異次元の複雑さが 広がります・・・。今日これを逃す手はありません。無理矢理招集をかけて、必ず 飲んで欲しい、歴史的遺産とも言える逸品です。16日(水)から、●シャトー パプ クレマン 1947年 40ミリ・・・¥4400 (ネゴシアン瓶詰・GEORGE AUDY & Co)18日(金)から、●シャトー ピション ラランド 1955 40ミリ・・・¥5500 (ネゴシアン瓶詰・M.G.LAFITE)すいません、あと1時間したら、もう少し細かい日程と、今日のお知らせを、「付け足して」おきます。バタバタして、本当に申し訳ありません・・・。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.15
では、火曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。★白ワイン ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ モルジョ "クロ ド ラ シャペル"(モノポール) ドメーヌ デュ デュック ド マジェンタ・・・醸造、瓶詰はルイ ジャド社 1999 ¥6200(¥3100) 仏・ブルゴーニュ地方です。 このデュック・ド・マジェンタは、ジャド社の非常に親密な 生産者で、葡萄を買い入れ(または葡萄ジュースの段階)、ジャド社が醸造、熟成、 そして瓶詰をしています。これは、本当に特別な存在で、モルジョ畑の中でも、とびき りきめ細かい触感で、綿密で、とても上品な味わいなのです。ジャド社が作る、大きく 迫力のある白ワインとは、対照的で、ラベルをわざわざ変えて、売っているだけのことは あります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.15
では、火曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。わずか30日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.15
火曜日のリストです。もう今日は、シャトー ガザン 1947年ものに尽きます。こんなに長い年月が経っているのに、これほど若くて、力強い果実味があって、新鮮な甘さを感じるのです・・・。やはり、1947年ものは、けた外れです。 これを飲むだけでも、歴史的な価値があります。★赤ワイン●シャトー ガザン 1947年 40ミリ・・・¥3600 仏・ボルドー地方、ポムロール地区です。もう疑いもなく、1947年は、とて つもなく偉大な年です。私は、言いたいことがあって、ここには書ききれませ んが、1947年ものを飲んで、美味しくなかったことはありません。葡萄の皮 まで熟していて、芯から旨みが湧き出し、口の中に異次元の複雑さが広がる ・・・。もうこの喜びは、言葉にすることがもったいないぐらいです。(月曜日に味見しました)予想通り、素晴らしい状態で、心から感動しました。まだまだ、多量に残っています~。これくらい熟成すると、ワインの構成がガッチリしているので、2日目、3日目になっても、豊かな味わいに揺らぎがなく、とてつもなく、美味しい状態を味わえます!。このブログを見たら、走ってお店に来い!と命令したくなるほど、この上ない状態です。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎シャンボール ミュジニー レ フュエ 1995 (ジスレーヌ バルトー家) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方です。このワインは、まさにシャンボールミュジニーらしい、気高さが 漂い、一本筋の通った上品さが、余韻までいつまでも残ります。ルーミエさんのワインもそう なのですが、フワーっと、軽やかに抜けていくこの「シャンボールらしさ」は、まさにこのワイン の中にも生きています。油絵よりも、印象派の、透明感の高い色彩感が、ここにあります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.15
では、火曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)少しアイテムが増えました!。★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。◎グラーヒャー ヒンメルライヒ アウスレーゼ "ゴールドカプセル" 2005 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥5200(¥2600) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、洋梨と桃を、ツルリと飲み込んだ 瞬間のような、このうえない自然な甘さが、口の中で広がります。彼はドイツでトップ3 の生産者と言われ、多くのドイツワインの作り手があこがれる存在のようです。特に、 この"ゴールドカプセル"は、競売会でしか販売しないような貴重なもので、数が少なく、 その年の最も美味しい部分だけを、特別に瓶詰しています。そのトロけるような滑らか な触感は、もう極上のデザートです・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.15
穏やかな太陽が差し込み、ひんやりとした空気に柔らかを与えてくれます・・・。 そんな12月の半ばに、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、またまた更新が遅くなって、すいません・・・。とにかく、今日は、「シャトー ガザン 1947年」(40ミリ・¥3600)、を開けます!。また詳しいグラスワインの内容は、夕方までに、なんとか書きたいと思っていますので、どうか少しだけ待って下さい。では、よい月曜日をお過ごし下さい。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.14
穏やかな空気に包まれ、まるで秋が戻ってきたような、暖かい土曜日になっています・・・。そんな師走の最中、皆様いかがお過ごしでしょうか。ところで、またまたブログの更新ができなくて、すいません・・・。人手不足で、洗い物などで、毎日昼間の12時ぐらいまで残業という、究極のマゾを、心から堪能しております。 (一人ですごいと、自分に酔って・・・)昨日から、病気がちの助手が復活し、ようやく楽ができそうなので、これからどんどん、メルマガも、ブログも書けると思います。ぜひ期待して下さい。ところで、昨日の目玉のワイン、大量に残っています!(笑)。ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1969年(ジャン グロ家)、本当に素晴らしい状態でした・・・。まさに典型的な、1969年そのもの。球体のように柔らかく、ふわふわした、風船が浮いているかのよう。タンニンが澱となって落ちて、薄いルビー色の輝きが、見事です。口に含むと、もうふわふわの、溶け込んだ余韻が、いつまでも残る・・・。やはり、1969年は、本当にいい年です。まだまだ多量に残っています~。 (と、営業活動・・・すいません)では、よい土曜日の夜をお過ごし下さい。最後まで読んで下さり、ありがとうございました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.12
雨がシトシトと、降り続く西麻布となっています・・・。そんな金曜日の夕方、皆様、いかがお過ごしでしょうか。ところで、本日の更新が遅くなってすいません・・・。ちょっとバタバタしていまして、やはり年末だなという気がします。(単なる人手不足笑)ちなみに、今日は ジャングロさんのヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1969年と1990年が飲めます!。グラスワインは、更新ができなくて、すいません・・・。 ジスレーヌ バルトーのシャンボール ミュジニー フュエの1995年も開けます。では、よい金曜日の夜をお過ごしください。今日は、手短ですいません・・・。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.11
このお店から見えるイチョウの黄色い葉っぱも、すっかり抜け落ちて、寂しい枝だけが残っています・・・。そんな冬の始まりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、今週の目玉のワインです。★ジャン・グロさんの特集です!。 12月9日(水)から、●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1990 40ミリ・・・¥3800 ~まだまだ多量に残っています~。強烈な果実味のパワーと、土の底から ジワジワと感じる、複雑な旨みが、見事に融合しています。11日(金)から、 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1969 40ミリ・・・¥4800こんな感じで、グイグイ行きたいと思います~。◎オリーヴ オイルのヌーヴォー(ノヴェッロ)が、 入荷しました!。取れたてのオリーヴを、熱処理せずに、 ゆっくりと搾って、瓶詰されています。味わいは、 「フレッシュ、フレッシュ、フレ~ッシュ!」で、 (早見優)口の中に、オリーヴの深い緑の香りが、鮮烈に広がります。ぜひ、バケットにつけて、召し上がり下さい~。(ちなみにエレヴァージュのバケットは、いつもVIRONです)◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎ピエール エルメのフランボワーズ(ラズベリー)の、 板チョコが入荷しました!。 アルザス出身の彼が表現する、 「キューン!」とした鮮やかさ。 暗く、寒いアルザスの雲の隙間から、 光が差し込む、その求心的な強さ。 その暖かい太陽を憧れているかのような、 輝きのある光彩を、彼のお菓子には感じます。 ラズベリーの新鮮な生命力が、 口の中で弾け、溶けていきます・・・。 今日のヴィンテージポート、 「クロフト 1963年」と強烈に合いますので、ぜひ。◎実は、エスプレッソマシンが故障しました・・・涙。 現在、代わりのマシンが届いたのですが、使い方が異なり、 まだ試行錯誤で味わいを出しています。 それで、少しの間、カプチーノと、エスプレッソは中止します。 特にミルクのスチームなどの完成度が低く、 少し時間を下さい。 それで、それでもどうしても飲んでみたいという方は、 注文されても構いません。 ちなみに、この代わりのマシン、 三十万円もする凄いもので、たしかにパワーが凄いです・・・。◎ちなみに、 今年も大晦日まで営業します!。 21時ぐらいからお店を開けて、 格闘技、紅白など、ダラダラテレビで見ながら、 まったりと営業したいと思いますので、 身よりのない方(笑)は、ぜひ・・・。 いつも通り、朝4時までやりますので、ごゆっくり。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.10
では、木曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。★白ワイン ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ シュヌヴォット 1996 (ミッシェル ニーロンさん) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方の、数少ない5つ★生産者です。このワインは、驚くことに、「ブイヤベ ース」のような香りがします。それだけ、貝殻などの、土壌の成分が、くっきりと凝縮して、現れ ているということなのです。シャサーニュらしい、キメの細かい清涼感と、その中から、土の深い ミネラル感がしっかり出てきて、鮮やかさと、まるでヨードのようなしっかりした旨み、そして、ジワ と蜜のような甘さが混じり合い、ブルゴーニュの白ワインとして、極めて完成度の高い味わいに 仕上がっています。彼の真髄は、ここにあるように思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.10
では、木曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。わずか30日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.10
木曜日のリストです。実は、一昨日のお客さんの中で、 好みをはっきり主張せず、それを探るために、新たにワインを開けまくってしまいました~(ガハハ!)。というわけで、今日は、かなりの種類を飲めます。おそらく、明日には賞味期限切れになるので、こんなにたくさん飲めるのは、今日までだと思います。★赤ワイン◎ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1990 (ジャン グロ家) 40ミリ・・・¥3800 同じく、偉大な年の1990年ものです。何度か飲んでいますが、その土 から湧き出るようなパワーと、柔らかさが両立して、ワインとして素晴らしく 完成度の高い一品となっています。 (昨日、味見しました)さすがに、パワーがすごいです。そして、土の底から ジワっと湧き上がってくるような複雑さが、クロ デ レアらしい広がりを感じ ます。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎メルロー ナパ ヴァレー 2006(シェーファー社) ¥3800(¥1900) カリフォルニア・ナパ地区です。今日はカリフォルニアワイン祭りか?と思うほどに、この地域のワインが開いています。滑らかで、深く迫ってくる果実味。その丸さと、甘いコクは、多くのカリフォルニアワインのファンの期待を、決して裏切らないと思います。◎シャトー セント ジーン サンクセパージュ 2004 ¥4200(¥2100) カリフォルニア・ソノマ地区です。ナパのこってりした、豊かな果実味とは異なり、 このソノマでは、若干涼しい気候のために、上品で、清らかな酸味が蓄えられ ます。ナパが、ボルドーのポイヤックだとすれば、ソノマは、グラーヴだと言える でしょう。ですから、どんなに暑い年でも、きれいな酸味が保たれ、果汁溢れる ようなみずみすしさを、ワインに与えるのです。このワインは、そういう意味では カリフォルニアらしい強引さというよりも、フランスの気品漂う、佇まいがとても 美しく、穏やかなのです。ガシッ!とした立体的な構造に、フワフワした優しい 触感が相まって、非常に完成度の高い逸品に仕上がっていると思います。◎カベルネソーヴィニオン エステイト オークヴィル ヴィニャード ナパヴァレー(プランプジャック) 2005 ¥5500(¥2800) カリフォルニア・ナパヴァレー地区です。これはこの地区のポテンシャルを一心に集めた ような、素晴らしいワインです。ナパでしか出せない、溢れんばかりに豊かで、肥えた 葡萄の甘み、そして、ガシっとした立体的な存在感が見事に融合しているのです。ただ 単純に丸いだけのワインは、この地域では普通に見られます。しかし、大きい構造を備 えているものは、なかなかないのです。◎シャトー モンティス ラ ティール 2000 (アラン ブリュモンさん) ¥5800(¥2900) 仏・南西部の暑い地域のものです。いわゆる「マディランの歴史を変えた男」アラン・ブリュ モンさんの上級なワインです。ボルドーよりも濃く、しかし、しなやかで、豊富な酸味を 備えている・・・。これほど大きい骨格のワインは、なかなか見つかりません。口に含んだ 時の、ビシっとした立体感と、肉づきの豊かさは、本当に格別です。ボルドーのグランヴァ ンを飲むよりも、このワインの方が、完成度が高いです。◎ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1988 (カミーユ ジロー社) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方の大きいネゴシアンです。この畑の所有者から判断して、この原酒 はひょっとして「アンリ・・・さんかも?」と期待して買ったワインです。しかし、これはおそらくジャン・グリヴォさんではないかと思います。しっかりした濃い色調、深く迫ってくるような押しの強さは、まさにグリヴォさんの特徴なのです。20年以上経っても、まだまだパワー溢れるこのワインは、今日、明日と、どんどん味わいに複雑さが増してくるのが予想され、その変化 の度合いが楽しみです。 ◎シャンボール ミュジニー レ サンティエ 1996 (ロベール グロフィエ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ルーミエさんと並んで、このシャンボールミュジニー村の可憐な味わいを、見事に表現していると思います。赤い果実の優しさが、余韻まで、 流れるように駆け抜ける・・・。そんな綺麗さが、1996年というミネラル感の美しい 年のせいで、より一層輝きを増しています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.10
では、水曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)少しアイテムが増えました!。★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。◎グラーヒャー ヒンメルライヒ アウスレーゼ "ゴールドカプセル" 2005 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥5200(¥2600) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、洋梨と桃を、ツルリと飲み込んだ 瞬間のような、このうえない自然な甘さが、口の中で広がります。彼はドイツでトップ3 の生産者と言われ、多くのドイツワインの作り手があこがれる存在のようです。特に、 この"ゴールドカプセル"は、競売会でしか販売しないような貴重なもので、数が少なく、 その年の最も美味しい部分だけを、特別に瓶詰しています。そのトロけるような滑らか な触感は、もう極上のデザートです・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.10
涼やかな空気の中で、穏やかな太陽が、この西麻布にも差し込んできています・・・。そんな師走の始まりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。では、早速今週の目玉のワインのお知らせです。日(月)から、 ★ジャン・グロさんの特集です!。 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1995 40ミリ・・・¥2500 ~まだまだたくさんあります。ヴォーヌロマネ村の色気と、土の複雑が相まって、 「ムンムン」した香りが、もうたまりません・・・。9日(水)から、●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1990 40ミリ・・・¥380011日(金)から、 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1969 40ミリ・・・¥4800こんな感じで、グイグイ行きたいと思います~。◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュ、入荷しました !。 「ビシッ!」と立体感のある堅さと、味わいの丸さが、 まるでモザイクのような模様を描きます。 これほどくっきりした輪郭を持ち、主張がありながら、 自然な滑らかさを併せ持つ味わいを表現できるのは、 日本人のパティシエの中で、なかなかいないと思います。 もし京都ではなく、東京にお店があったら、 おそらく、 あっという間に人気が出てしまうのではないでしょうか。 味わいが京都的な、 「はんなり」した自然ではなく、 フランス的な「ピシッ!」とした、輝きのあるものだからです。 今後もずっと、 エレヴァージュは、この素晴らしい完成度のお菓子を、 置き続けます。 ちなみに、 ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキも入荷しています。◎ピエール エルメのフランボワーズ(ラズベリー)の、 板チョコが入荷しました!。 アルザス出身の彼が表現する、 「キューン!」とした鮮やかさ。 暗く、寒いアルザスの雲の隙間から、 光が差し込む、その求心的な強さ。 その暖かい太陽を憧れているかのような、 輝きのある光彩を、彼のお菓子には感じます。 ラズベリーの新鮮な生命力が、 口の中で弾け、溶けていきます・・・。 今日のヴィンテージポート、 「クロフト 1963年」と強烈に合いますので、ぜひ。◎実は、エスプレッソマシンが故障しました・・・涙。 現在、代わりのマシンが届いたのですが、使い方が異なり、 まだ試行錯誤で味わいを出しています。 それで、少しの間、カプチーノと、エスプレッソは中止します。 特にミルクのスチームなどの完成度が低く、 少し時間を下さい。 それで、それでもどうしても飲んでみたいという方は、 注文されても構いません。 ちなみに、この代わりのマシン、 三十万円もする凄いもので、たしかにパワーが凄いです・・・。◎ちなみに、 今年も大晦日まで営業します!。 21時ぐらいからお店を開けて、 格闘技、紅白など、ダラダラテレビで見ながら、 まったりと営業したいと思いますので、 身よりのない方(笑)は、ぜひ・・・。 いつも通り、朝4時までやりますので、ごゆっくり。◎な、なんと日本初登場のチョコレートショップ、 「CACAO SANPAKA」から、原産地の板チョコ全て、 入荷しました!。バルセロナのチョコレート屋さんで、スペイン国外は、わずか4軒しかありません。実際に味見をしてみました。「エルブジ」が行う、典型的な手法、「エスプーマ」(瞬間冷凍法)をとっているようで、果物の新鮮な生命力を、そのまま封じ込めたような逸品です。(特に、フルーツ入りのチョコレートにおいては)「パーン!」という、弾けるような軽さが、余韻までいつまでも残ります。今回は、グレナダ、パプアニューギニア、マダガスカル、エクアドル、ヴェネズエラ など揃えています・・・。◎漫画「神の雫」の最新刊、22巻が入荷しました!。 遠慮なく、漫画喫茶代わりに読んで下さい。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 2週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。 また、 日本酒のアイテムが今日からまた少し増えました!。 そして、毎年恒例の、 黒龍の「石田屋」「仁左衛門」も手に入っています。 開けてから、5度ぐらいのところで、1か月保存して、 美味しくなるまで、じっくり待ちます。 年末~大晦日にかけて売り出し始めますので、 ぜひ楽しみにして下さい~。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.09
では、水曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。★白ワイン ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ モルジョ "クロ ド ラ シャペル"(モノポール) ドメーヌ デュ デュック ド マジェンタ・・・醸造、瓶詰はルイ ジャド社 1999 ¥6200(¥3100) 仏・ブルゴーニュ地方です。 このデュック・ド・マジェンタは、ジャド社の非常に親密な 生産者で、葡萄を買い入れ(または葡萄ジュースの段階)、ジャド社が醸造、熟成、 そして瓶詰をしています。これは、本当に特別な存在で、モルジョ畑の中でも、とびき りきめ細かい触感で、綿密で、とても上品な味わいなのです。ジャド社が作る、大きく 迫力のある白ワインとは、対照的で、ラベルをわざわざ変えて、売っているだけのことは あります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.09
では、水曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。わずか25日前に絞ったもので、これだけ日本酒から旨みを感じるなんて、来てくれたお客さんに、無理矢理飲ませたい・・・。★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.09
水曜日のリストです。実は、昨日のお客さんの中で、 好みをはっきり主張せず、それを探るために、新たにワインを開けまくってしまいました~(ガハハ!)。というわけで、今日は、かなりの種類を飲めます。★赤ワイン◎ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1995 (ジャン グロ家) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。この畑のワインは、ヴォーヌロマネの中でも、 最も土の香りが「ムンムン」(イザムンムン・・・ひなのの元ダンナ)して、 複雑な、コクと、柔らかさを同時に感じる、秀逸な味わいを生み出します。 今は、ミッシェル・グロさんという名前になっています。1995年ものは、 すでに柔らかさを見せ始め、ヴォーヌ・ロマネ村の色気と、土の深いニュ アンスのバランスがとても心地よいものになっています。 (月曜日に味見してみました) やっぱり、スゴイです。ムンムンと、土のニュアンスと、フレッシュな果実 味が相まって、迫力とコクがあり、とても良い魅力を振りまいています。◎ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1990 (ジャン グロ家) 40ミリ・・・¥3800 同じく、偉大な年の1990年ものです。何度か飲んでいますが、その土 から湧き出るようなパワーと、柔らかさが両立して、ワインとして素晴らしく 完成度の高い一品となっています。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎メルロー ナパ ヴァレー 2006(シェーファー社) ¥3800(¥1900) カリフォルニア・ナパ地区です。今日はカリフォルニアワイン祭りか?と思うほどに、この地域のワインが開いています。滑らかで、深く迫ってくる果実味。その丸さと、甘いコクは、多くのカリフォルニアワインのファンの期待を、決して裏切らないと思います。◎シャトー セント ジーン サンクセパージュ 2004 ¥4200(¥2100) カリフォルニア・ソノマ地区です。ナパのこってりした、豊かな果実味とは異なり、 このソノマでは、若干涼しい気候のために、上品で、清らかな酸味が蓄えられ ます。ナパが、ボルドーのポイヤックだとすれば、ソノマは、グラーヴだと言える でしょう。ですから、どんなに暑い年でも、きれいな酸味が保たれ、果汁溢れる ようなみずみすしさを、ワインに与えるのです。このワインは、そういう意味では カリフォルニアらしい強引さというよりも、フランスの気品漂う、佇まいがとても 美しく、穏やかなのです。ガシッ!とした立体的な構造に、フワフワした優しい 触感が相まって、非常に完成度の高い逸品に仕上がっていると思います。◎カベルネソーヴィニオン エステイト オークヴィル ヴィニャード ナパヴァレー(プランプジャック) 2005 ¥5500(¥2800) カリフォルニア・ナパヴァレー地区です。これはこの地区のポテンシャルを一心に集めた ような、素晴らしいワインです。ナパでしか出せない、溢れんばかりに豊かで、肥えた 葡萄の甘み、そして、ガシっとした立体的な存在感が見事に融合しているのです。ただ 単純に丸いだけのワインは、この地域では普通に見られます。しかし、大きい構造を備 えているものは、なかなかないのです。◎シャトー モンティス ラ ティール 2000 (アラン ブリュモンさん) ¥5800(¥2900) 仏・南西部の暑い地域のものです。いわゆる「マディランの歴史を変えた男」アラン・ブリュ モンさんの上級なワインです。ボルドーよりも濃く、しかし、しなやかで、豊富な酸味を 備えている・・・。これほど大きい骨格のワインは、なかなか見つかりません。口に含んだ 時の、ビシっとした立体感と、肉づきの豊かさは、本当に格別です。ボルドーのグランヴァ ンを飲むよりも、このワインの方が、完成度が高いです。◎ヴォーヌ ロマネ レ ボーモン 1988 (カミーユ ジロー社) ¥5800(¥2900) 仏・ブルゴーニュ地方の大きいネゴシアンです。この畑の所有者から判断して、この原酒 はひょっとして「アンリ・・・さんかも?」と期待して買ったワインです。しかし、これはおそらくジャン・グリヴォさんではないかと思います。しっかりした濃い色調、深く迫ってくるような押しの強さは、まさにグリヴォさんの特徴なのです。20年以上経っても、まだまだパワー溢れるこのワインは、今日、明日と、どんどん味わいに複雑さが増してくるのが予想され、その変化 の度合いが楽しみです。 ◎シャンボール ミュジニー レ サンティエ 1996 (ロベール グロフィエ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ルーミエさんと並んで、このシャンボールミュジニー村の可憐な味わいを、見事に表現していると思います。赤い果実の優しさが、余韻まで、 流れるように駆け抜ける・・・。そんな綺麗さが、1996年というミネラル感の美しい 年のせいで、より一層輝きを増しています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.09
では、水曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)少しアイテムが増えました!。★ほのかな甘口ワイン◎シャルツホフベルガー カビネット 2007 (エゴン ミューラーさん) 120ミリ(70ミリ) ¥3400(¥1700) 独・ザール地方です。最も研ぎ澄まされて「カミソリのよう」と言われるだけ、酸度が強く、 そのブドウが甘みもたっぷりと蓄えるために、甘みと酸味の、もっとも振り幅の大きいワ インが生まれます。ドイツワインは、甘いだけではありません。口に含んだときの自然な 酸味のおかげで、甘いと同時に、さっぱりした、このうえない上品さを持ち合わせている のです。この生産者は、ドイツワインの最高峰と言われるだけあって、その振り幅の最も 大きい、ワインとしてのポテンシャルの大きさがあります(熟成する能力があるという意味 も含めて)。「ドイツワインなんて~」と偏見を持たれている方へ、無理矢理飲ませたい・・・。◎グラーヒャー ヒンメルライヒ アウスレーゼ "ゴールドカプセル" 2005 (ヨハン ヨゼフ プリュムさん) ¥5200(¥2600) 独・モーゼル地方です。「天上のネクター」と言われ、洋梨と桃を、ツルリと飲み込んだ 瞬間のような、このうえない自然な甘さが、口の中で広がります。彼はドイツでトップ3 の生産者と言われ、多くのドイツワインの作り手があこがれる存在のようです。特に、 この"ゴールドカプセル"は、競売会でしか販売しないような貴重なもので、数が少なく、 その年の最も美味しい部分だけを、特別に瓶詰しています。そのトロけるような滑らか な触感は、もう極上のデザートです・・・。★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.09
すっかり冬といってもいい季節になり、透きとおった青空の中に、ひんやりした白色を感じます・・・。そんな12月の始まりに、 皆様、いかがお過ごしでしょうか。では早速、 今週の目玉のワインのお知らせです。7日(月)から、 ★ジャン・グロさんの特集です!。 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1995 40ミリ・・・¥2500 ~まだまだたくさんあります。ヴォーヌロマネ村の色気と、土の複雑が相まって、 「ムンムン」した香りが、もうたまりません・・・。9日(水)から、●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1990 40ミリ・・・¥380011日(金)から、 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1969 40ミリ・・・¥4800こんな感じで、グイグイ行きたいと思います~。◎今年の冬待望の「モンドール」が入荷しました!。 エレヴァージュのモンドールは、極めて厳重に低温熟成させています。 そのため、 熟成が進んで、「壊れた、凄まじい香り」を発するものではありません。 むしろ、 モンドールの上品さを、限りなく引き出した、 深みのある味わいになっています。 いわゆるレストランなどで出しているモンドールは、 ワゴンサービスなどされ、常温の状態にさらされるために、 熟成が早く、すぐに「壊れた」味わいになってしまい、 本来の、深く、しっとりした奥行きを発揮する前に、 味わいがダメになってしまいます。(そのダメな味わいのものを、好む方が多いのも事実)「モンドールが好きだ!」とおっしゃる方が好むのは、実は、本来のモンドールの奥行きを味わっているのでないと、私はそう思います。それは、ウォッシュタイプのチーズ特有の、熟成が進んだ、「漬け物のような」味わいが好きだからです。そうだとすれば、別にモンドールを味わわなくても、エポワスでも、アンジーでも、マンステールでも、どんな種類でもいいわけです。そういう意味では、厳重に低温熟成したモンドールの深みが、どれだけ素晴らしいのか、味わってみる価値があると思います。 今日は長くなって、すいません・・・。(本当はメルマガで、じっくり伝えたかったのですが・・・)◎実は、エスプレッソマシンが故障しました・・・涙。 現在、代わりのマシンが届いたのですが、使い方が異なり、 まだ試行錯誤で味わいを出しています。 それで、少しの間、カプチーノと、エスプレッソは中止します。 特にミルクのスチームなどの完成度が低く、 少し時間を下さい。 それで、それでもどうしても飲んでみたいという方は、 注文されても構いません。 ちなみに、この代わりのマシン、 三十万円もする凄いもので、たしかにパワーが凄いです・・・。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュが賞味期限切れにて、終了です・・・。 (助手のお土産になります) ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキは、 まだまだたくさんありますので、ぜひ・・・。◎ちなみに、 今年も大晦日まで営業します!。 21時ぐらいからお店を開けて、 格闘技、紅白など、ダラダラテレビで見ながら、 まったりと営業したいと思いますので、 身よりのない方(笑)は、ぜひ・・・。 いつも通り、朝4時までやりますので、ごゆっくり。◎な、なんと日本初登場のチョコレートショップ、 「CACAO SANPAKA」から、原産地の板チョコ全て、 入荷しました!。バルセロナのチョコレート屋さんで、スペイン国外は、わずか4軒しかありません。実際に味見をしてみました。「エルブジ」が行う、典型的な手法、「エスプーマ」(瞬間冷凍法)をとっているようで、果物の新鮮な生命力を、そのまま封じ込めたような逸品です。(特に、フルーツ入りのチョコレートにおいては)「パーン!」という、弾けるような軽さが、余韻までいつまでも残ります。今回は、グレナダ、パプアニューギニア、マダガスカル、エクアドル、ヴェネズエラ など揃えています・・・。◎漫画「神の雫」の最新刊、22巻が入荷しました!。 遠慮なく、漫画喫茶代わりに読んで下さい。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 2週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。 また、 日本酒のアイテムが今日からまた少し増えました!。 そして、毎年恒例の、 黒龍の「石田屋」「仁左衛門」も手に入っています。 開けてから、5度ぐらいのところで、1か月保存して、 美味しくなるまで、じっくり待ちます。 年末~大晦日にかけて売り出し始めますので、 ぜひ楽しみにして下さい~。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.08
では、火曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。★白ワイン ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ モルジョ "クロ ド ラ シャペル"(モノポール) ドメーヌ デュ デュック ド マジェンタ・・・醸造、瓶詰はルイ ジャド社 1999 ¥6200(¥3100) 仏・ブルゴーニュ地方です。 このデュック・ド・マジェンタは、ジャド社の非常に親密な 生産者で、葡萄を買い入れ(または葡萄ジュースの段階)、ジャド社が醸造、熟成、 そして瓶詰をしています。これは、本当に特別な存在で、モルジョ畑の中でも、とびき りきめ細かい触感で、綿密で、とても上品な味わいなのです。ジャド社が作る、大きく 迫力のある白ワインとは、対照的で、ラベルをわざわざ変えて、売っているだけのことは あります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.08
では、月曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか25日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.08
火曜日のリストです。★赤ワイン◎ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1995 (ジャン グロ家) 40ミリ・・・¥2600 仏・ブルゴーニュ地方です。この畑のワインは、ヴォーヌロマネの中でも、 最も土の香りが「ムンムン」(イザムンムン・・・ひなのの元ダンナ)して、 複雑な、コクと、柔らかさを同時に感じる、秀逸な味わいを生み出します。 今は、ミッシェル・グロさんという名前になっています。1995年ものは、 すでに柔らかさを見せ始め、ヴォーヌ・ロマネ村の色気と、土の深いニュ アンスのバランスがとても心地よいものになっています。 (月曜日に味見してみました) やっぱり、スゴイです。ムンムンと、土のニュアンスと、フレッシュな果実 味が相まって、迫力とコクがあり、とても良い魅力を振りまいています。 120ミリ(70ミリ)◎ジゴンダス 2002(サンタ デュック家) ¥1800(¥900) 仏・ローヌ地方です。ジゴンダスというと、野生的で、荒々しい個性があり、苦手な方も 多いかもしれません。しかし、このサンタ・デュック家のものは違います。豊かな酸味の質 が高く、求心力があって強い甘さと、厚みのある苦味とのバランスが取れています。です から、決して下品にならず、伸びやかな余韻の綺麗さは、ジゴンダスというのを忘れ、ジュ ブレイシャンベルタン村の、マジ・シャンベルタンを彷彿させます。 (これは、焼き鶏の盛り合わせと・・・。いろんな要素が突出して強いジゴンダスだから こそ、鶏の塩気を、柚子胡椒のスパイシーさと、相乗します)◎シャトー ブスカッセ ヴィーユ ヴィーヌ 2003(アラン ブリュモンさん) ¥1800(¥900) 仏・南西部地方の熱い地域のワインです。彼は、「シャトー・モンティス」を作っている 非常に有名な生産者です。ただ単純に作れば、泥臭くて、野暮ったくて、渋みが強く なる・・・、そんな恵まれない地域から、いかに素晴らしいワインができるか、これが まさに証明です。豊かで、凝縮した旨みが、口いっぱいに広がり、そして、穏やかさと 強さのバランスが、見事に取れているのです。この完成度の高さに、ただただ脱帽 です。 (ハモン イベリコ ベジョータ36カ月熟成と一緒に、ギュっと詰まったイノシン酸の きめ細かい旨みと、継ぎ目のない、充実したマディランの滑らかさと、溶け合います) ◎シャトーヌフ デュ パプ レ カイユ 2005(アンドレ ブリュネル家) ¥2000(¥1000) ~仏・ローヌ地方です。これほど美しくて、伸びやかな酸味をもったシャトーヌフ・デュ・パプ は、他にあるでしょうか。この地域のワインは、もともとは、荒々しくて、強引で、野生的す ぎる傾向がありました。しかし、最近の生産者は、ブルゴーニュの作り手が持つ美しい酸味 を自分のものに取り入れようとしています。その結果、熟成の初期でも比較的美味しく、 さらに、極めて長期間、「美味しいまま」熟成する能力を身に着けたのです。 (10月19日に味見してみました)2004年よりも、果実味に「張り」があり、充実しています。 パワーが強すぎるのを心配していましたが、大丈夫でした。パワーがありながら、エレガンス は失っていません。あと2カ月ぐらい経ては、だいぶ上品になっていくでしょう。 (クジラのカルパッチョに、絶妙に合います。赤身の肉を、生姜醤油で) ◎デコイ 2006(ダックホーン社) ¥2800(¥1400) カリフォルニア・ナパ地方です。最近のカリフォルニアワインは、一昔前の強引で、やたら抽出した、こってりした味わいのものとは、少し変わってきています。最近は、 豊かな酸味を備えて、フランスワイン的な上品さを身につけつつあるように思います。 カベルネソーヴィニオんの、「ズドーン!」としたパワーを感じながら、タンニン、酸味のバランスが素晴らしく、奥行きのあるグラーヴのワインのような気高ささえ、覚える かもしれません。最近のナパのワインの完成度の高さを、ぜひ・・・。◎ジュブレイ シャンベルタン 2005 ¥3200(¥1600) (ラ ジブリオット社・・・クロード デュガ家の息子さんのネゴシアン) 仏・ブルゴーニュ地方の名門の息子さんです。ジュブレイ・シャンベルタンらしい、四方八方 に弾けるような鮮やかな果実味と、肥えた土壌からくる「トロっと」した豊かさの、2つを兼ね そなえた、とても完成度の高い一品です。深くて、鮮烈な味わいに、虜になる方も多いかも しれません。 (ナポリ産のサラミと最高の相性です。噛むほどに旨みがじんわり湧いた、モザイク同士 を掛け合わせたような、ガシっとしたフレンチらしい考え方の組み合わせは、癖になります)◎シャトー セント ジーン サンクセパージュ 2004 ¥4200(¥2100) カリフォルニア・ソノマ地区です。ナパのこってりした、豊かな果実味とは異なり、 このソノマでは、若干涼しい気候のために、上品で、清らかな酸味が蓄えられ ます。ナパが、ボルドーのポイヤックだとすれば、ソノマは、グラーヴだと言える でしょう。ですから、どんなに暑い年でも、きれいな酸味が保たれ、果汁溢れる ようなみずみすしさを、ワインに与えるのです。このワインは、そういう意味では カリフォルニアらしい強引さというよりも、フランスの気品漂う、佇まいがとても 美しく、穏やかなのです。ガシッ!とした立体的な構造に、フワフワした優しい 触感が相まって、非常に完成度の高い逸品に仕上がっていると思います。◎シャトー モンティス ラ ティール 2000 (アラン ブリュモンさん) ¥6200(¥3100) 仏・南西部の暑い地域のものです。いわゆる「マディランの歴史を変えた男」アラン・ブリュ モンさんの上級なワインです。ボルドーよりも濃く、しかし、しなやかで、豊富な酸味を 備えている・・・。これほど大きい骨格のワインは、なかなか見つかりません。口に含んだ 時の、ビシっとした立体感と、肉づきの豊かさは、本当に格別です。ボルドーのグランヴァ ンを飲むよりも、このワインの方が、完成度が高いです。◎シャンボール ミュジニー レ サンティエ 1996 (ロベール グロフィエ家) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方です。ルーミエさんと並んで、このシャンボールミュジニー村の可憐な味わいを、見事に表現していると思います。赤い果実の優しさが、余韻まで、 流れるように駆け抜ける・・・。そんな綺麗さが、1996年というミネラル感の美しい 年のせいで、より一層輝きを増しています。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.08
では、火曜日のデザートワインのリストです。(今日は、5ページ目の更新です)★貴腐ワイン◎ゲヴルツトラミネール セレクション ド グラン ノーブル 1989 (トリンバック社) 60ミリ・・・¥3800(¥1900) 仏・アルザス地方です。この地方を代表する、伝統的な生産者と言えば、やはりトリンバ ックではないでしょうか。アルザスらしい、骨太の強さを持っているからです。これは、極端 に遅摘みした貴腐ぶどうから収穫しています。口に含んだ時の、複雑な甘さと、余韻にかけ て抜けていく、強烈な辛さ、そのメリハリこそアルザスワインらしいと言えるかもしれません。 (同じく、アルザス出身の、ピエールエルメさんのパテ ド フルイと一緒に。パッションフル ーツと、杏の凝縮した甘さの中に、アルザスらしい、キューン!という輝くような酸味が見事 に相乗します) ◎アマービレ デル チェーレ パッシート ビアンコ デル ヴェネト 1990 (ジョセッペ クインタレッリさん) 60ミリ・・・¥6400(¥3200) 伊・ヴェネト州産です。貴腐ブドウを、さらに陰干しして作るという究極の甘口ワインで、 イタリアで最高峰の貴腐ワインと言われています。ジワジワっと、カカオや、アンズの凝縮 した甘さをしっかり感じながら、酸味が柔らかいので、とても上品で、みずみずしいのです。 これは、フランスの貴腐ワインにはない、奥行きと、複雑さを備えています。このワインが、 そんなに有名ではないのが不思議なぐらい、とても価値の高いワインなのです。 (マロンのパウンドケーキと一緒に・・・、ジューシーな甘さと、マロンの円やかさが相乗します)◎キートリッヒャー グレーフェンベルグ ベーレンズスレーゼ 1990 (ロバート ヴァイルさん) 60ミリ・・・¥5500(¥2800) 独・ラインガウ地方です。ドイツの3大生産者と言えば、プリュムさん、エゴン・ミューラーさん、 そして、このロバート・ヴァイルさんではないでしょうか。ラインガウらしい、フワーっ!と、花粉 の蜜を凝縮したような、軽やかな芳香の中に、しっかり熟成することによって、複雑で、奥行き のある甘さが広がります。また、豊富な酸味があるので、その甘さが溶けそうなほその気高さ があるのです。おそらく、100年以上は熟成するのではないかという、凄まじいポテンシャル を秘めています。やはり、1990年という年は、とてつもない年です。 (ピエール エルメのジャワ産のチョコレートと一緒に・・・酸味の輝きが増します)◎トカイ アスー 5 プットニュス 1991(ロイヤル トカイ カンパニー) 60ミリ・・・¥3800(¥1900)ハンガリーの貴腐ワインです。これほどまでに濃厚で、ドロドロしている外観ながら、口に含むと、意外に酸味が豊富で、余韻まで圧倒的なパワーに支配されながら、上品さを 見事に保っています。ドイツのTBAや、フランスのソーテルヌとはまた違った、深く、立体 的なニュアンスが、本当に素晴らしいです。(ピエール エルメのシナモンのチョコレートと一緒に、さらに立体感を増して、パワーとパワー をガツン!とぶつけることによって、新しい世界が広がります・・・絶対にお勧めします!)◎シャトー ディケム 1986 50ミリ・・・¥6200(¥3100) 仏・ソーテルヌ地方です。いわば、おなじみ「世界最高の貴腐ワイン」の一つです。 1986年は、酸味のフレッシュさがあるために、まだまだ若々しい、とても上品な 蜜の上澄みを、掬って飲んでいるような感覚になります。ふわっとした柔らかさと、 パシっとした小気味良さが組み合わさった、まさにフランス的な味わい。 (ピエール エルメのフルーツのパテを一緒に。杏とパッションフルーツの鮮やかさが 相乗します) ★ポートワイン◎キンタ ド ノヴァル トーニーポート 40年 60ミリ・・・¥3200(¥1600) ポルトガル産です。トーニーポートは、大樽で長い間熟成するため、酸素と接触する 時間が長く、類稀な複雑さを、ワインの中に身に着けます。香りの上がり方が、円や かで、奥深いものになるのは、そういうわけなのです。トロトロっと溶けるような甘さ、そ して、いつまでも果てることがないのではと思える余韻。それこそが、トーニーポートの 醍醐味です。特にこのキンタ・ド・ノヴァル社は、畑が高いところにあるために、綺麗な 酸味をワインに蓄え、なんとも言えない上品さを身につけています。◎クロフト ヴィンテージ ポート 1963 60ミリ・・¥5200(¥2600) 仏・ポルトガル産です。1963年は、ポートワインにとって、すごくいい年になりました。 凝縮した葡萄と、厚みのあるタンニンによって、ギュっと締まった、芳香に富んでいます。 このクロフトは、スミレのような、香水のようなニュアンスと、柔らかいコクが相まって、 意味深な味わいを醸し出しています。これは、開けたての今よりも、2週間とか時間を 置いた方が、もっと美味しくなる可能性を秘めています。ですから、今は、こちらからは あえてお勧めはしません。(10月5日抜栓) (10月23日の段階)まるでベネディクティンや、スミレのような華やかな薬草の香りと、 2週間経って、酸素を含んだおかげで、もっちりしたふくらみが出て来ました。トロっと 滑らかで、かつ新鮮を保っているという、ヴィンテージポートらしい醍醐味を味わえます。★マディラワイン ◎エンリケ & エンリケ ヴェルデーリョ 1934 50ミリ・・・¥6800(¥3400) ポルトガル・マディラ諸島産です(クリスティアーノ・ロナウドの出身地)。マディラワインの 魅力は、やはり、モワモワした、熟成感の奥行きにあるのではないでしょうか。ここまで 深いのか!と、思わずうなってしまうほど、引きずりこまれる妖しい魅力に溢れています。 これは、半年ほど前に購入したものと同じで、あまりにも素晴らしかったので、今回は2本 目の購入です。前回よりも、若干温度を高めにして(16度)サーヴしたいと思います。マデ ィラワインの温度に関しては、まだ試行錯誤中ですので、どうかご容赦下さい。 (温度を低く設定すると、酸味の綺麗さが出てきて、立体的な味わいになります。その一方で、 温度を高く設定すると、タンニンと、甘さの厚み、ヴォリューム感が出てきて、迫力を生み出しま す。その匙加減を、今研究しているところです) (11月27日)実際に、16度で飲んでみると、室温との差が少ないため、甘みと酸味の振り幅 が小さくなってしまいます。だから、12度に下げて設定しました。そうすることで、酸味はより ピシっとした輪郭を持ち、対照的に甘みが浮き出してきます。さらに、室温との差を作ることに よって、かぐわしい芳香のヴォリューム感と、ドラマティックな鮮やかな味わいに仕上がります。 ですから、今度から12度に設定することにしました。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで(禁煙です)。日曜日と祝日は、休ませていただきます
2009.12.08
このお店から見えるイチョウの木も、かなり葉っぱが落ちてしまい、黄色というよりは、茶色の枝の寂しい印象を与えています・・・。そんな冬の始まりに、皆様いかがお過ごしでしょうか。では早速、 今週の目玉のワインのお知らせです。7日(月)から、 ★ジャン・グロさんの特集です!。 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1995 40ミリ・・・¥25009日(水)から、●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1990 40ミリ・・・¥380011日(金)から、 ●ヴォーヌ ロマネ クロ デ レア 1969 40ミリ・・・¥4800こんな感じで、グイグイ行きたいと思います~。◎実は、エスプレッソマシンが故障しました・・・涙。 現在、代わりのマシンが届いたのですが、使い方が異なり、 まだ試行錯誤で味わいを出しています。 それで、少しの間、カプチーノと、エスプレッソは中止します。 特にミルクのスチームなどの完成度が低く、 少し時間を下さい。 それで、それでもどうしても飲んでみたいという方は、 注文されても構いません。 ちなみに、この代わりのマシン、 三十万円もする凄いもので、たしかにパワーが凄いです・・・。◎京都の「アトリエ ラ パージュ ブランシュ」さんの、 ガトー・フォマージュが賞味期限切れにて、終了です・・・。 (助手のお土産になります) ガレット・ブルトンヌ、マロンのパウンドケーキは、 まだまだたくさんありますので、ぜひ・・・。◎ちなみに、 今年も大晦日まで営業します!。 21時ぐらいからお店を開けて、 格闘技、紅白など、ダラダラテレビで見ながら、 まったりと営業したいと思いますので、 身よりのない方(笑)は、ぜひ・・・。 いつも通り、朝4時までやりますので、ごゆっくり。◎な、なんと日本初登場のチョコレートショップ、 「CACAO SANPAKA」から、原産地の板チョコ全て、 入荷しました!。バルセロナのチョコレート屋さんで、スペイン国外は、わずか4軒しかありません。実際に味見をしてみました。「エルブジ」が行う、典型的な手法、「エスプーマ」(瞬間冷凍法)をとっているようで、果物の新鮮な生命力を、そのまま封じ込めたような逸品です。(特に、フルーツ入りのチョコレートにおいては)「パーン!」という、弾けるような軽さが、余韻までいつまでも残ります。今回は、グレナダ、パプアニューギニア、マダガスカル、エクアドル、ヴェネズエラ など揃えています・・・。◎漫画「神の雫」の最新刊、22巻が入荷しました!。 遠慮なく、漫画喫茶代わりに読んで下さい。◎日本酒の新酒が、入荷しました!。 2週間前に絞ったばかりの、まさに「しぼりたて」です。 〆張鶴の、パワー溢れる豊かさと、上品な酸味が、溢れんばかりに 口の中に広がります。 また、 日本酒のアイテムが今日からまた少し増えました!。 そして、毎年恒例の、 黒龍の「石田屋」「仁左衛門」も手に入っています。 開けてから、5度ぐらいのところで、1か月保存して、 美味しくなるまで、じっくり待ちます。 年末~大晦日にかけて売り出し始めますので、 ぜひ楽しみにして下さい~。では、以下に5ページほど、 今日の案内を送ります。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.07
では、月曜日のリストです。(シャンパン、白ワイン、など・・・) 120ミリ(70ミリ)★シャンパン◎アグラパール グランテロワール ブラン ド ブラン ブリュット NV ¥2400(¥1200) 仏・シャンパーニュ地方の小規模の生産者(レコルタン マニピュラン)です。意外に 知られていないのですが、このシャンパンは、本当に良いシャンパンで、テタンジェ社 の「コント ド シャンパーニュ ブラン ド ブラン」に匹敵すると思います。張り詰めた 白いミネラル感が、とても美しい気高さを保っていて、素晴らしい酸味の質が、ワイン にポテンシャルと、奥行きを与えているのです。騙されたと思って、一度召し上がって みるのはいかがでしょうか。偉大なシャンパンの蔵のプレスティージュクラスと張り合って おかしくない、品質の高さに、きっと驚かれると思います。★白ワイン ◎サンセール アン グラン シャン 2008 (アルフォンス メロ家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。今まで、このメロ家のワインの2003年ものから、ずっと 毎年、ハウスワインとして使ってきました。2か月前に2007年ものが無くなり、 ようやく新しい2008年ものが入荷しました!。さて、味わいはどうでしょう。 これが、素晴らしいのです。透明感のある果実の「ふくらみ」が素直に出ていて 素材の良さを感じます。残暑の残る季節の夕方、ひんやりした川に足を漬けて いるような、とても心地よい冷たさを感じるのです。ロワールらしい清涼感とは、 まさにこういうことを言うのではないでしょうか。 (サーモンのサラダと一緒に、クリームソースの溶けるような触感と融合します)◎サンセール キュベ ニュアンス 2007 (ヴァンサン ピナール家) ¥1800(¥900) 仏・ロワール地方です。いつもハウスワインとして使っている、アルフォンス・メロ家 が作り出す、クリーンで、清らかな味わいとは対照的です。これは、典型的な、 伝統的なソーヴィニオン・ブランそのものです。ほんのりと、ハーブのような青い 清涼感とともに、葡萄の直接的な、鮮やかな香りが、いつまでも余韻に残ります。◎サヴィニエール ロッシュ オー モワンヌ クロ ド ラ ベルジュリー 2005(ニコラ ジョリーさん) ¥2800(¥1400) 仏・ロワール地方です。「ビオディナミ」(超有機的農法)の元祖のニコラ・ジョリーです。 口に含んだ瞬間に、ブドウの生命力を、ピチピチと感じ、まるでミネラルのキラキラした粒子が、口の中で踊っているような、そんな錯覚に陥ります。これほど活力があって、 余韻まで一貫して清涼感と、パワーをもたらしてくれるワインは、なかなかないような気がします。充実した、ぶどうの味わいを。◎ムルソー レ クラ 2005 (アンリ ボワイヨ社) ¥4000(¥2000) 仏・ブルゴーニュ地方です。ずっとアンリ・ボワイヨ社のワインをハウスワインで扱っているのは 理由があります。酸味が優しく、丸く、とても上品だからです。その透明感の中から、畑の 個性がしっかり感じられ、とても好ましい味わいなのです。この2005年ものは、ムルソーら しい、ふっくらした丸さの中から、「レ・クラ」畑の、ピシっと酸味の効いた、立体的な構造が あって、丸さと鋭さという、2つの要素が見事に両立しています。 (野菜と手羽先のポトフと一緒に、出汁の透明感と、滑らかなこのワインが相乗します)◎シャサーニュ モンラッシェ レ シュヌヴォット 1996 (ミッシェル ニーロンさん) ¥6600(¥3300) 仏・ブルゴーニュ地方の、数少ない5つ★生産者です。このワインは、驚くことに、「ブイヤベ ース」のような香りがします。それだけ、貝殻などの、土壌の成分が、くっきりと凝縮して、現れ ているということなのです。シャサーニュらしい、キメの細かい清涼感と、その中から、土の深い ミネラル感がしっかり出てきて、鮮やかさと、まるでヨードのようなしっかりした旨み、そして、ジワ と蜜のような甘さが混じり合い、ブルゴーニュの白ワインとして、極めて完成度の高い味わいに 仕上がっています。彼の真髄は、ここにあるように思います。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.07
では、月曜日のリストを記します。 日本酒のしぼりたて新酒、入りました!。(わずか25日前に絞ったものです)★日本酒◎〆張鶴 しぼりたて原酒 生酒(2009年 BY) ¥900(¥500) 新潟県産です。この蔵は、新潟のお酒なのに、どことなく、加賀の酒のようにきらびやか で、上品な部分を身につけているように思われるのは、気のせいでしょうか。口に含むと ジワっと重みを感じるのですが、キラキラと輝くような上品な酸味が素晴らしいのです。 この新酒は、わずか1週間前に絞られ、原酒のため度数が20度!もあります。しかし、 お酒に余計なストレスがかかっていないため、すぐに飲んで美味しさを感じるほど、もっち と、優しく、自然な触感なのです。一度、この新酒のパワーと、〆張鶴のきらびやかな 気高さを同時に味わってみて下さい~。◎綿屋 純米吟醸 中取り "雄町" 生原酒 ¥1000(¥500) 宮城県産です。「綿のように、ふわふわしたお酒を作るのが目標です」と、作り手の方が いつもおっしゃっています。たしかに、口に含んだときに感じる、独特のフワフワ感と、しっとり した口当たりは、まさにこの蔵ならでは、と思います。キリッとした爽快感と、触感の柔らかさ は、この夏にまさにふさわしい一品ではないでしょうか。 ◎蓬莱 純米吟醸 槽場汲み 直詰生原酒 別誂え(2008 BY) ¥1200(¥600) 神奈川県産です。「蓬莱、蓬莱」と、今まで評判も耳にしていて、何度か飲んだこともあったので すが、これほど素晴らしいとは思いませんでした。ラモネの「シュヴァリエ・モンラッシェ」のように、研 ぎ澄まされたミネラル感と、米の圧倒的な甘さが、見事に洗練されています。今まで日本酒を飲 んだこともない方も、ブルゴーニュの偉大な白ワインを好きなら、これを飲んで感動しないことはな いと、断言できます。この値段で、ブルゴーニュの偉大なワインに匹敵するほどです。お店に来た 方全員に飲んでもらいたいほど、輝かしい日本酒だと思います。手に入る限り、ハウスワイン(日 本酒?)として置いておきたいです。◎悦凱陣 純米吟醸 無ろ過生 赤磐雄町(2008 BY) ¥2200(¥1100) 香川県産です。日本酒の数ある蔵の中で、ここのものが一番重厚で、豊かではない しょうか。いわゆる、「日本酒の中のモンラッシェ」という存在と言えるような気がし ます。ねっとりと、口に含んだ時の粘りと、充実した味わいに、満足感を覚えるで しょう。ただ甘いだけではなく、隠された酸味と、タンニンのような苦みが背後にある ため、醸造酒としては、本当に完成度が高いものだと思います。(つまり、熟成させて も非常に面白いということです) (鶏のつくね、タレのものと一緒に・・・粘りのある味わいと良く相乗します) ◎乾坤一 純米大吟醸 生原酒 斗瓶取り、 ¥2500(¥1300) 宮城県産です。「乾坤一擲」という意味から、この蔵の名前を取ったそうです。最近流行の 日本酒にありがちな、「ふにゃん」とした腰のないものとは全く異なり、「ビシッ!」と、魂が入った 凝縮感のパワーに、圧倒されます。米の単純な旨みだけではない、独特の「個性」がここには あり、どんなに米を削っても、しっかり発揮されています。 (鶏のから揚げを一緒に、ピシっとしたお酒の刺激と、ヴォリューム感のある旨みが、鶏肉の 豊かさを引き出し、余韻まで爽快な心地よさをもたらしてくれます)◎やっぱり満寿泉 純米大吟醸 無ろ過 生酒(2008 BY) ¥2600(¥1300) 富山県産です。何度も言うようですが、この蔵は日本酒業界をリードする存在だと思います。 キュイーンと、鋭く、凝縮した味わいの中に、ふくらみと、奥行きの深さ、そして、立体感のある 大きい構造は、まさに醸造酒として極めて完成度が高いです。ここから想像できるのは、この 蔵の人は、いろんな国の、いいワインを飲んでいるな~ということです。その結果、どういう味わ いが一番優れているか、明確なヴィジョンがあると思います。個人的な感想ですが、ラモネ家 や、ソゼ家のシュヴァリエモンラッシェのような、鋭さと、豊かさの、相反する要素を、見事に両 立させています。◎善知鳥(うとう) 大吟醸 ¥2800(¥1400) 青森県の、「田酒」を作っている蔵からの限定版です。開けて2ヶ月ぐらいは、人工的な香り? カプロン酸?みたいなものがして、かなり飲みにくく、甘さもほとんど出てきませんでした。しかし、 売らないで、ずっと5度ぐらいの冷蔵庫に放置しておいたところ、隠されていた甘さと、旨みが、 どんどん湧いてくるようになりました。まるで、リンゴのような芳しい香りと、口に含んだときにトロ っとした優しい甘さは、とても好ましい印象をもたらしてくれます。◎澤屋まつもと 純米大吟醸 雫酒 無ろ過(2009 BY) ¥3600(¥1800) 京都県産です。これほど米の旨みが、自然に凝縮して、口に含んだ時に爆発するかのような存在は、なかなかないような気がします。あくまでも清らかなのに、そのヴォリューム感と、しっかりした飲みごたえのあるところは、本当に素晴らしいです。京都らしくなく、このお酒 自体が、それで完結し得る、とても大きい構造を持っています。◎満寿泉 大吟醸 寿 ゴールドラベル 生酒 無ろ過 (2007 BY) ¥3800(¥1900) 富山県産です。この蔵は、日本をリードしていく存在になるのではないでしょうか。豊かで、はちき れんばかりのお米のパワー、甘さがありながら、「ビシッ!」とした酸味、タンニンの立体的な構造 を備えているからです。クリュッグもそうですが、その大きい構造が熟成能力と、奥行きの深みを もたらし、桁外れに大きいスケールを備えているのです。これは、ワインなど様々な良質のものを 味わって来たものこそ、この真価がわかるに違いない、私はそう思います。 (つくねに、ゲラン湖の塩を振ったものと、良く合います。ピシっとした塩気の中から、肉の旨みが ジワっと湧きだし、このお酒と合わせることによって、立体感を得ることができます)◎浦霞 大吟醸 別誂(2007 BY) ¥3800(¥1900) 宮城県産です。「浦霞」というと、居酒屋さんでも良くみかける大衆的なお酒のように思われて いますが、この別誂(べつあつらえ)は、特別です。自然で、丸みがあり、角がない、きっと誰もが 好むような特徴の味わいの中に、次元の高い、きめ細かい舌触りと、ふわっと浮いたような上品 さが、ここにあるのです。浦霞の良さを、最大限に発揮した滑らかさが、とても心地良いです。 ◎天狗舞 純吟(純米大吟醸) 生酒(2008 BY) ¥4400(¥2200) 石川県産です。これは、どことなく秋を感じさせるような、栗の風味が漂う、しっかりしたコク があります。天狗舞は、石川県産らしく、トロっとした重さの中にも、京都をほうふつとさせる 優雅な輝きが、この日本酒の中にも息づいているように思います。これは、ワインでは成し 得ない日本酒ならではの世界ではないでしょうか。 (シイタケなどの料理と、香りが融合し、すばらしい厚みのある味わいをもたらします)◎梵 超吟(長期氷温熟成純米大吟醸・2004 BY) ¥5000(¥2500) 福井県産です。これは、精米歩合21%と、米をギリギリまで削り、さらにマイナス8度で 瓶詰後5年間熟成させるという、全くもって、クレイジーとしかいいようのない作り方をし ています。実際にこれを開けて飲んで見ると、自然で、長い間熟成することによって、 ようやく成し得ることのできた、「透明色の中の、しっかりした旨み」を、感じることがで きるのではないでしょうか。ワインバー エレヴァージュ東京都港区西麻布4-2-13 八幡ビル 2F TEL(FAX)03-6419-3889ノーチャージ 営業時間:19時~4時まで。(終日、禁煙です)日曜日と祝日は、休ませていただきます。
2009.12.07
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