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日本の「民藝」と黒人の人種差別の撤廃を訴えるスローガン「ブラック・イズ・ビューティフル」と重ねて捉えたというアフロ民藝。今まで、西洋文化と日本文化の融合というテーマの展示は何度か見た記憶があるが、黒人文化と日本の民藝との融合というテーマは初めて。とにかく各部屋の開放的な空間の中に展示されるインスタレーションはどれも心地よく楽しめた。黒人差別問題をテーマにした作品も何となくそうなのかなと思ったくらいで、深く理解はできなかったのだが、常滑焼と融合した焼き物の作品は造形的にも楽しめた。いろいろな造形の焼き物があって楽しい。圧巻は最後の「みんなで酒を飲もう」のコーナー、天井にはミラーボール。壁面にはずらっと並んだ信楽の「貧乏徳利」。ディスコを再現したインスタレーションだがけばけばしく落ち着いた空間だった。(7/4)
2024年07月25日
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東博の平成館の企画展です。この時期、カルティエ、内藤礼と東博は多彩なジャンルの企画展が開かれていて、楽しいです。昔々、神護寺の長い階段を上って薬師如来を見に出かけたことを思い出します。今回はわざわざ高尾から虚空蔵菩薩と共にお出ましくださいまして、本当にありがたく思います。国宝薬師如来立像は最後の神護寺の彫刻のコーナーでお目にかかれます。日光月光菩薩像と共に展示されていて、横からも眺めることができます。横から見ると顎がとがっていていかつく感じます。肉付きのよい身体に鋭い衣文線がすばらしい。肉眼ではお顔の瞳の様子がどうなっているのかよく分からなかったので、次回は単眼鏡を持って確認しようと思いました。十二神将はほとんど江戸時代のものですが、鋭い影が映るライティングの見事さもあり、迫力満点の展示になっていました。そのほか、子どもの頃、教科書でおなじみの源頼朝像。これが神護寺にあったことは知りませんでした。「伝」となったのはいつ頃のことだったでしょう。国宝の両界曼荼羅は前期は胎蔵界の展示。これも単眼鏡が必要でした。後世の写本でオリジナルの図像を確認しました。空海といえば、「風信帖」と暗記しているのですが、これは後期展示。やはり国宝の「灌頂歴名」が展示されています。最澄の名前が第一に記載されているのが興味深かったです。(7/19)
2024年07月25日
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渋谷にできた「UESHIMA MUSEUM」のオープニング展にでかけました。6月1日にオープンしたばかりの現代アート専門の美術館です。よく知っている作家から、まったく初めて名前を聞く作家まで、多くの現代アートがあってとても楽しめました。最近、お気に入りの宮永愛子の作品がありました。「くぼみに眠るそら-寝虎-」。いつも思うのですがこのトラはナフタリンが昇華したら果たして存在するのか否か?禅問答みたいなテーマです。宮島達男の作品もありましたが、ずいぶんとこじんまりとしています。薄暗い中での展示でしたが、この作家の作品はやはり真っ暗な中で見たほうが神秘的ですね。逆に面白かったのが、オラファー・エリアソンの「Eye seeyou」。このように鏡を使った作品に出合うと震えます。塩田千春の糸が張り巡らされた作品も見応えがありました。「存在様態」シリーズは赤い糸の髑髏と黒い糸に支えられた二脚の椅子のオブジェ。メメント・モリという言葉が頭の中に響いてきます。ダン・フレイヴィンの作品も、ミニマリズムの作家の中では、実際に見ていてもきれいでなかなか楽しかったです。地下は抽象画の部屋でした。リヒターとイケムラレイコくらいしか知りませんでしたが、ぼうっと座っていると、高揚感が湧き出てきます。名和晃平のピクセルの鹿や杉本博司の写真もあり、このあたりは、私の壺にドンピシャとはまります。ただ、各展示室が個室のようになっていて、入口にQRコードのチケットをかざさないと入れません。うまく読み取れないことも多く困りました。横開きではなくふつうのドアのような扉なので、人がいると開け閉めしずらく、また会場内に段差があったりして、バリアフリーには配慮されていないのが、残念でした。高齢者にはちょっと利用しずらかったです。
2024年07月03日
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6月の読書メーター読んだ本の数:11読んだページ数:3277ナイス数:259私と踊って (新潮文庫)の感想19作品の短編集。すんなり頭に入ってくるものとそうでないものがあった。「死者の季節」はじわっと怖かった。ピアニストの話「二人でお茶を」も好みの作品。読了日:06月02日 著者:恩田 陸1日1万歩を続けなさい 医者が教える医学的に正しいウォーキングの感想さっと読了。いろいろなエビデンスをもとにウォーキングの効能が紹介されていました。バナナと納豆の朝食に挑戦しようと決意しました。読了日:06月02日 著者:大谷義夫八月の御所グラウンドの感想映画の「フィールドオブドリームス」が大好きなので、「八月の御所グラウンド」にハマりました。最終戦どうなったかな。「十二月の都大路上下ル」も女子高生の清々しい友情、ステキでした。読了日:06月05日 著者:万城目 学劫尽童女 (光文社文庫)の感想序盤、避暑地にひっそりと暮らすある家族に迫る魔の手というストーリー。胸のすくようなどんでん返しに引き込まれる。そのうち、どんどん世界観が広がっていってあれよあれよという間に読了。読了日:06月11日 著者:恩田 陸60歳からめきめき元気になる人 「退職不安」を吹き飛ばす秘訣 (朝日新書)の感想これまでのように事務的な本を読むのをやめようと読書の効用をうたっていながら、本書のようなノウハウ本を読んでしまう矛盾。しかし伊能忠敬の生涯には再度驚かされた。読了日:06月12日 著者:榎本 博明ちぎれた鎖と光の切れ端の感想前半、クローズドサークルの連続殺人事件。後半の連続殺人事件にどうつながるのかと思ったら、前半の事件の関係者だったという事実。ラストにトリックがすっきりと解決するこの手の話が好きな人には楽しいかもしれないが、意味もない殺人が多すぎ読んでいて辛かった。読了日:06月17日 著者:荒木 あかね伊東忠太動物園の感想築地本願寺や大倉集古館は有名なので伊藤忠太設計だと知っていたが、中山法華経寺にも伊藤忠太設計の建物があるとは知りませんでした。さっそく出かけなくては!読了日:06月19日 著者:藤森 照信,伊東 忠太アリアドネの声の感想本当にこの女性は三重苦の障害者なのかという疑問もすっきり。ラストのどんでん返しは感動の結末だった。ただ物語がうまく出来過ぎの感もあり、一部脇役(知事や市長、ユーチューバー)などの言動が全体の質を下げているように思えた。読了日:06月20日 著者:井上 真偽隠された聖徳太子 ――近現代日本の偽史とオカルト文化 (ちくま新書 1794)の感想隠された十字架を読んだ時の衝撃は大きく、今の今まで法隆寺は聖徳太子の怨霊を鎮める寺で、呪い封じのため救世観音には光背が釘で打ちつけられていると信じていた。つい先日、博物館でユダヤ人の埴輪はありますかと尋ねられ???・・だったが、本書を読んで何を聞かれたのか分かった。読了日:06月23日 著者:オリオン・クラウタウ世界でいちばん透きとおった物語 (新潮文庫 す 31-2)の感想なるほど透きとおっていました!実在の作家が実名で出ていて親近感がわきました。本に対する愛情が満ち溢れている物語でした。読了日:06月25日 著者:杉井 光骸の爪 (幻冬舎文庫 み 11-3)の感想ホラー系を期待して読みましたが、そうではなく完全なミステリでした。アッと驚く真犯人。見事な伏線回収でしたが、結末は悲しかったです。読了日:06月29日 著者:道尾 秀介読書メーター
2024年07月02日
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東博の表慶館で開催されているカルティエの工芸品と日本の現代作家の作品をコラボした素敵な展覧会でした。ジャポニズム感満載の19世紀の工芸品の美しさには目を見張ります。キラキラ、キラキラと輝く宝飾品のオンパレードかと思ったら、それだけではありませんでした。昨年、松濤美術館の展覧会で見た杉本博司の藤の写真の屏風とカルティエのフジの花のブローチとのコラボなど、日本の現代作家との共演が大部分です。1階と2階を結ぶ二つの階段には、どちらも束芋の映像作品が投影されています。一見きれいですが、よく見ると結構どぎつかったり生々しく感じました。宮島達男の暗闇の中で、点滅しながら回転し流れていく数字。いつも彼の作品を見て思うことですが、数字と数字の切り替わる瞬間に何があるのだろうかと感じます。それは永遠なのか、それとも沈黙なのか。とにかくぼうっと見ていて時の経つのを忘れてしまいます。川内倫子の映像もよかったです。ちょっと前の田舎。長年連れ沿ったおじいさんとおばあんの日常。そして別れ。淡々としたスライドショーの中でゆったりと自然と人生が映し出されていました。ビートたけしの作品がなぜかたくさんありました。こんなのは好みです。
2024年07月02日
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