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2024.11.07
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 我が家の次女は数学というより算数の時代から、勉強が苦手である。現在でもすべての強化で勉強というものが嫌いであり、できることなら中学を卒業したら働きたいというほど勉強嫌いである。

 お父さんがこれまでの人生で見てきて、勉強が苦手な人というのは小学校で時計の読み方で躓くことが多いと思っている。そして次の壁が分数である。この2つを乗り越えられる人は少なくとも小学校までの勉強で苦労することはない。

 どうしてこの2つが難しいかというと、どちらも実感できない概念だからである。現在の時間は60進法を基本にいろいろと混ざっている。1年を365日とする。これは地球が太陽の周りを1周するのにかかる日数なので世界的に認識される数であり、概念とはちょっと異なる。では1日を24時間とするというのはどうだろうか。1時間を60分としたのは?1分が60秒なのは?と考えると、人間が勝手に決めたものだと思う。もちろん理由は存在するのだろうが、お父さんははっきりとは知らない。60という数字は約数が多いから便利だったとも聞いている。

 さて時間は概念といったが、「今何時」というのを肌で感じることはできないからだ。もちろん太陽が南にあるから12時ぐらいはわかる人もいるだろうが、真っ暗な部屋に閉じ込められて、何も見えない、何も聞こえない中に置かれた今何時と聞かれても全く分からなくなる。

 温度も概念的な数字であるが、少なくとも熱いとか寒い、冷たいなどの感覚がある。それに数値を当てはめた生活をしていれば何となくわかるものである。

 学校の「時間」の勉強が、太陽の位置を基準にして教えられたら、大多数の人が理解できるだろう。日の出が6時、南中が12時、日の入りが18時と覚えれば、あとは見た目や角度で計算もできる。

 だが残念ながら時間の勉強は時計の読み方から始まる。1から12の文字が書かれた丸板に、長針と短針が描かれていて、「今何時?」というのを問われる。よって、時計のルールを覚えなくてはならない。この時短針が「何時何分の何時を」、長針が「何時何分の何分」を示しており、片方は12で1周なのに、片方は60で1周である。そして1分も1時間も肌で感じることも目で見ることもできない。

 さらに言うと短針は1時間ごとに1から2にカチャっと進めばいいものを、1時と1時50分では位置が異なっている。もちろんこのほうが実際に時計が読めるようになった人には都合がよいのだが、読めないうちは1と2の間に短針があるから1時か2時のどちらかだとはなっても、すぐに1時台であると理解できない人がいて当然である。

 分に至っては、たとえ60個の目盛りが刻まれていても、2で10分、8では40分といわれても混乱するだけだろう。

 お父さんは時計の勉強で苦労した覚えはないが、当時すでにデジタル表示の時計が世の中にはあったので、全部それにしてしまえば楽なのにと思っていた。いちいち面倒くさい方法で時間を表示することに何の意味があるのだろうと本当に不思議だった。

 実際にすべてがデジタル時計になれば、学校で時計の勉強をする必要はなくなるだろうし、アナログ時計の読み方を知らない大人が、初めて読み方を教わったらこんな面倒くさいものを覚える必要はないと考えると思っている。

 電卓によって、そろばんは駆逐されてしまったが、デジタル時計はアナログ時計を駆逐することに失敗している。そろばんは実用品、時計はファッションも兼ねているからであろうと思うが、本当の理由はわからない。

 今の世に生きる人の多くがそろばんができず、またそれによって不便を感じていないように、時計もデジタルにすれば勉強の必要はなくなる。どちらの世界が良いのかお父さんにはわからないが、時計の読み方で苦しんでいる時だけはアナログ時計は要らないものであろう。






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最終更新日  2024.11.07 00:10:11
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