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今日は久しぶりに強烈な一日だった。ちゃんと記録に残しておこう。今日は研究部門の特別顧問の先生に来ていただいての講演会だった。今までは、その先生が書いた論文は読むものの、なかなか理解できなかった。でも、今日はじめて生の話を聞いてみて感動した。緻密な研究に裏打ちされた明快なお話だった。この1年半、自分なりに学校をまわって感じていることが、目の前で論理的かつ明確に整理されていくような気がした。今日の学びは強烈だった。「目標のない学びは存在しない」という言葉がものすごく印象的だった。本当に面白いと感じた。言葉ではいい表せないような感動だった。これからの自分にとって、大きな転機となる一日だった。********************************講演会が終わって、一緒に食事をした。聞きたかったこと、日々疑問に思っていること、全部ぶつけてみた。返ってくる言葉のひとつひとつが納得できて、感動して、鳥肌がたった。自分の考えていることが間違いではないんだと自信を持てた。********************************先生の人間性に感動した。「君と話していて、僕も今日は勉強になった。ありがとう。」別れ際にそう言われた。現場の教壇に立ち、何千人という子どもを教え、データに裏打ちされた研究を行い、日本中からひっぱりだこになっている先生が、そんなことを言うなんて、信じられなかった。本当に謙虚な姿勢、本当に人から学ぶという姿勢とは、まさにこういうことなんだと思った。常に、ひとりひとりの人間から、学んでいく。きっと先生は、教師という立場であっても、子どもからたくさんのことを学んでこられたんだろうと思った。常に学ぶ姿勢。70を過ぎた人の態度とは思えない。こういう大人になりたいと思った。******************************その一方で、もうひとつ感じたこと。それは今日の講演会に参加していた教員の質だ。今日ほど教員の質の低さを感じた日は今までなかった。私語、居眠りを平気でする。考えられない。ハッキリ言ってレベルが低すぎる。頭が悪すぎる。底辺校の生徒、落ちこぼれの生徒と何ら変わりはない。ただ、腹立ちと同時にふと思った。哀れだと。この人たちがそのままのさばるような学校に未来はない。少子化の今、高校は完全に生き残りをかけた戦いに入っていく。このままこの人たちを雇い続けるのであれば、この学校はおそらく真っ先に淘汰されるだろう。そうなったとき、この人たちは職を失う。職を失うだけではない。何の危機感も持たず、何の信念も持たず、何のスキルも身につけてこなかったこの人たちは、もはや教師という職どころか、何の職にもつけず、路頭に迷うことになるだろう。そういう未来が、この人たちには見えていない。「子どもに未来を見せることが、教員の仕事だ」顧問が発したこの言葉の価値、重み。これが理解できない人に未来はない。*******************************続けて思った。こういう人を見ていると、「自分が親だったら、学校は絶対に良く見て選ぶ」と。ハッキリ言って、この学校の生徒は不幸だ。少なくともいい人材が生まれる土壌が全くない。この学校に行かせるくらいなら、学校にいかせない方がマシだ。自分の子どもがいたら、間違いなくそう思うだろう。そう考えると、保護者が学校に対して何を思うのか、その視点に気づけた気がする。*******************************
2005年06月07日
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