全3件 (3件中 1-3件目)
1
![]()
移動図書館バスのお話。東京近郊で、そこそこの人口がある都会でもなく田舎でもない都市、と言う設定。「あの地区は私鉄もなく、バス便も少ないので図書館バスの拠点から外せない」というくだりがあって、うらやましいーと思った。うちは田舎なので、市立図書館まで車で15分かかります。バス便は廃止され、電車もないので、車しか手段がないのです。タクシーを頼んだら片道2000円くらいするので、ネットで本を買った方が安いくらいだ。内容的には、本を巡る年代を超えた人間模様や、司書と運転士さんの年の差コンビも面白かった。けれど、都会の図書館は恵まれているな、という感想の方が強かった。本バスめぐりん。 (創元推理文庫) [ 大崎 梢 ]
2021.07.24
コメント(0)
![]()
小学校1年生になった孫たちにプレゼント。間違うことが恥ずかしくて教室の中で委縮してしまわないように間違えてもいいから、自分の考えや意見を自由に言えるように、学校が嫌いにならないように・・・入学前は「勉強嫌い、学校行かない」と、双子の孫は口をそろえて言っていた。でも今のところ、休まずに言っているらしい。「図書館で本を借りてきたよ」と言っていた。コロナ禍で2年も会っていないが、元気そうだ。大人にも読んでもらいたいな。教室はまちがうところだ [ 蒔田晋治 ]
2021.07.14
コメント(0)
![]()
老人施設で入所者の人工呼吸器が外されて死亡する事件が起こる。介護士の女性が疑われ、警察署で取り調べを受ける。そういえば、琵琶湖の近くの病院で似たような事件があったな、と思いググると、「2003年に患者を殺したとして12年服役した後、2020年3月に再審無罪判決が確定した」という記事が見つかった。この作品でも、気の弱そうな女性介護士を警察が考えたシナリオ通りに誘導し、犯人に仕立て上げる様子がリアルに描写される。これでは日本で「冤罪」が増産されるはずだ。日本の裁判の有罪率99.9%の中には「供述弱者」と呼ばれる人もいるはずだ。ミステリーとはちょっと違う作品かな湖の女たち [ 吉田 修一 ]
2021.07.11
コメント(0)
全3件 (3件中 1-3件目)
1

![]()
