ねーさんの独り言

ねーさんの独り言

2008年12月21日
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カテゴリ: 中華
元代。モンゴル民族が中国全土はじめアジア全域を支配したこの時代、最強の魔力を秘めた伝説の宝刀、倚天刀と屠龍刀をめぐり、全中国の武道家たちは争いを続けていた。
(「射雕英雄伝」の主人公郭靖と黄蓉が九陰真経の教義を隠したことになってますが、半ば伝説となっています。)

すなわち、少林寺・武当・華山・峨眉・昆侖・空同の六大派、ペルシャを拠点に領土奪還を図る明教であった。その中で、金獅毛王ツェ・シュンは武当の一門のチェン・ツイサンと義兄弟の契りを交わす。ところがツェは師匠のシン・コンに裏切られ妻子を殺されたのに逆上、六大派から屠龍刀を奪い、復讐を遂げた後、身を隠した。
(原作だと殺戮を繰り返した金獅毛王の後を追うことになったチェン・ツイサンとヤン・ソウソウの間に恋が芽生えて、トラブルに巻きこまれた3人が無人島に流されてからツイサンとソウソウにモウケイ生まれます。で、モウケイの義理の父になることでおかしくなっていた金獅毛王が正気を取り戻して、ツイサンと兄弟の契りを結ぶのです。)

このためチェンは妻で白眉魔王の娘ヤン・ソウソウ(チョン・マン)と幼い息子を連れ逃亡の身に。師匠で武当の老師チャン・サンフン(サモ・ハン・キンポー)のもとへ100歳の生誕祝いに訪れたが、そこでツェを敵と狙う六大派の手先の者に息子を奪われる。彼らは秘拳“玄暝神掌"をモウケイに食らわせて逃げた。
(サンフンが助けに現れてましたが、モウケイは浚われてしまうのが原作です。ここら辺はかなり話をはっしょってるので、原作を知らないと何が何だかわからないかも・・。)

老師のもとへ身を寄せた親子に、六大派が大挙して押しかけ、ついに父は義理のために自害、母はモウケイにその場にいた5人の顔をおぼえさせ、復讐を誓わせてから夫の後を追った。
(ここら辺の母親のモウケイへの台詞は原作にあったモノでした。美しい女ほど上手く嘘をつくとか。)

-それから8年後。命は助かったが、呪いのため武術は使えない体のまま、件の子モウケイ(リー・リンチェイ)は成長し、青年となった。親代わりの老師は彼に、かつて彼に挑んで来た少林寺の秘法“九陽神功"を習得した男だけがモウケイの体を救えると教える。


その矢先、モウケイは武当の跡継ぎで彼とは幼なじみのいとこ、スン・チンス(イー・シン)の挑発に乗って争い殺されかける。そこへ明教の魔王の下女を名乗る謎の娘シアチウ(チンミー・ヤウ)が現れ、窮地を救うが、スーは2人を谷底に追い落とす。ところが、その谷底にいたのが、“九陽神功"を習得した男だった。男は老師を倒すため、モウケイに“九陽神功"を注入、彼を従わせようとするが、今やモウケイも彼と互角の力を持つ超人に変貌していた。
(こういう場面はなかったと思います。確か青翼蝙王の娘とか出てきて、朱という一族にダマされて落ちた谷底にいた猿のお腹にあった九陽神功を独学で学んでいたと思います。谷底に落ちたのは同じですか・・シアチウに会うのはその後じゃなかったかと)

シアチウを連れ、モウケイは祖父白髪魔王のいる明教のもとへ赴く。折しも、六大派と明教は大激戦の最中。乱軍の中をくぐりぬけ、地下宮殿に入った2人はそこで争いの原因を引き起こしたシン・コンに会う。実は彼こそ元朝と結んで暗躍するすべての悪事の元凶と知った怒りのモウケイの一撃を食らいシン・コンは逃れ去る。
(ここは原作に近いと思いましたが、ここもかなり話をはしょっています。原作がわかっていたら、わりと理解が早いと思いますが、それでもわかりにくいですね。)

さて白髪魔王とその盟友青蝙魔王ワイ(リチャード・ウン)は追い詰められていたが、駆けつけたモウケイは絶対的な力で双方を圧倒、真実の敵はシン・コンと教え、調停する。
(ここでの戦いはまあまあ合ってたと思います。でも、ジーヨが悪人過ぎますね。悪人なんですけど、理由があって悪いことをしてるという感じじゃなかったです。ミッジュは原作でも映画でも卑怯でどうしようもない尼さんです。ホントに郭襄弟子なのかと疑問ですよ。)

新たに明教の教主となったモウケイは、世界征服の野望のもと宝刀奪取に乗り出したシン・コンらを操る指令者、元の皇帝の娘ミン・チャオ(チョン・マン=二役)と対決する。
(このミン・チャオもひどい女です。ちっとも魅力を感じません。原作だとそれなりにかわいいところもあったりするんですけど、女優さんに問題あるのかしら・・)

老師のもとへ戻ったモウケイは、ミンに抱き込まれたスンとともに現れた、“玄暝神掌"の使い手の二人組と戦い、見事復讐を果たす。ミンは人質として拘束した六大派の首領たちの命を救いに宮中に来るようにとモウケイに言い残し、去って行くのだった……。
(スンはジーヨに抱き込まれるはずです。しかも、もっと後に。こいつも悪い奴でした。同門の師叔を殺してモウケイに罪を着せたりしてました。)

ということで、突っ込みどころは満載でしたが。意外と面白かったです。久しぶりにリー・リーチェン(ジェット・リー)のカンフーを見ました。身体のキレが美しいですね。もう武侠ものには出ないという話を聞きましたが、もっと年を取ったら黄薬師とか洪七公をやって欲しいです。洪七公の方があってるかな。






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最終更新日  2008年12月21日 14時27分53秒
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