ニャンコと綴る行政書士の日常

ニャンコと綴る行政書士の日常

2005/11/24
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カテゴリ: 起業準備
昨日は、LECで開催された丸山学先生の講演会に出席しました。

今年の1月に伊藤塾でほぼ同じ内容の講演会に参加した際、初めてナマの丸山先生を間近に拝見したのですが、さらに一回りパワフルになられたような、成功者のオーラを感じました。

(1月の講演会の際に感じたことは、1月23日の日記に書いています)


「資格に依存するだけで、食べていけるわけではない」

このことは、頭ではよくわかっていたし、全くその通りだと思っていますが、その深い意味が、また少し理解できたような気がします。

「行政書士で『独立』ではなく、『起業』である」、と強調されていた言葉に、すべてが集約されているように思います。


先生の講演会の後、「開業ノウハウセミナーのビデオガイダンス」に試しに参加しましたが、信じられない話をお聞きできたので、紹介します。


講師の先生は、行政書士歴50年近くという、大ベテランの先生で、いろいろな主要ポストを歴任されているということでした。


「東京行政書士会に、お客様からのクレーム処理係のような、部門があります。苦情の中で、圧倒的に多いもの、それは何だと思いますか。



『できます!』と言って依頼を受けた以上、わからなければ先輩の行政書士に相談すればいいものをそれもせず、ただ時間だけが過ぎる。

そういうクレームが、月に10件もある。」

というのです。


その直前に伺った丸山先生のお話の中で、こういうエピソードがありました。

「新人時代、急な農地転用の依頼を受けたとき、『農地転用』の意味すらわからず、それを先輩に質問する時間もなく、図書館で本をあさり、泣きながら書類を作成したことがあります。

そういうせっぱ詰まったときは、ただ単に本で勉強しているときの、200倍も脳細胞が活動するので、ものすごく勉強になります。

ぜひ一度、泣きながら書類を作成してみてください(笑)。」


このふたつのお話を伺い、根本的な仕事に対する責任感とか姿勢の違いは言うまでもないことですが、行政書士が食べていけないとか言われるのは、こういう安易な考えのとんでもない人たち(行政書士自ら)が引き起こしているのではないかとも、考えさせられました。


それともどんな士業の世界にも、こんな人はいるのでしょうか・・・?







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Last updated  2005/11/24 01:19:41 PM
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19のままさ@行政書士さくら

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