ニャンコと綴る行政書士の日常

ニャンコと綴る行政書士の日常

2005/12/03
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カテゴリ: FPのお仕事
士業は「先生」と呼ばれますが、ではFP(ファイナンシャル・プランナー)はどうでしょうか。

別にどちらでもいいといえばそれまでなのですが、これはなかなか結構奥が深い議論です。

私が以前ある機関で個別相談をやっていたとき、その機関に行くと職員の方から「先生」と呼ばれました。最初はものすごく違和感がありましたが、慣例みたいだし、断っても仕方ないので、何も言いませんでした。まあ向こうもとりあえずそう呼んでおけば無難と思ったのでしょう。

相談者から「先生」と呼ばれたときは、「いや、先生と呼ぶのはやめてください」と言ってました。


私の話はともかく。

これは古いFPの間でも、考え方の違いがあるようです。考え方というのは、FP個人の“意識”の問題です。

私がお世話になった、あるベテランFP(Aさん)はこう言いました。

「FPは先生ではない。FPは相談者に教える立場ではなく、隣に座って、同じ方向を向いて、相談者と共に考える立場である。また相談者は、FPにとってお客様である。」


ところが、とても繁盛している別のFP(Bさん)は違う見解です。




考え方の違いにより、相談者に対する態度も当然違ってきます。

Aさんは、相談を受けたあと、「ありがとうございました」と頭を下げて見送ります。

ところがBさんは、絶対に「ありがとうございました」とは言いません。それを言ったら、逆に客は逃げていくと考えるからです。


私はどちらだろうかと考えたとき。

考え方はどちらかと言えばAさんに近いかもしれません。でも相談者に対して「ありがとうございました」とは言いません。もし自分が逆の立場だったら、いろいろ相談に答えてくれたFPのほうからお礼を言うのは、なんかおかしい、と思うからです。


考え方はFPそれぞれなので、とやかく言うことではありませんが、ご参考まで。






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Last updated  2005/12/03 09:57:20 PM
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19のままさ@行政書士さくら

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