ようやく昨日から、大崎市古川でも、桜が咲きだしました。
商店街振興組合の副理事長という立場のおかげで
幸せの黄色いポストの貯金箱
のシール貼り内職?に
精が出てる科学寅です。
町内の信用組合から、500個の注文を受けたもんですから!
商店街活動の記事関連
もご覧ください。
昨日に続き、NPOのことですが、
ちょっと横道から、見てみます。
NPOは、お金がない分、人間関係が資本のようなものです。
最初は、まあ、個人商店、パパママストアみたいなものです。
その中から、徐々に役割分担ができてきて、多彩な組織になっていくもんです。
これも、いろんな人材が集まってきて、それで部署ができていくって感じです。
そして、次を担ってくれる人を養成して、バトンタッチしていくリレーのようなもんです。
そこで、重要なのは、特に初期段階では、リーダーの役割です。
魅力あるリーダーのいるNPOが成長すると言っても、過言じゃないと思います。
しかし、リーダーの資質は?
と聞かれると、特にスタートしたばかりの時には、
より多くの人の支援をいただく必要も考えると、
「アタマの良い人」は不向きだと思います。
よく政策アピール型のNPOの場合、
「正義は我にあり」で、最初から主張をドンドンぶつけていく場合があります。
いかに正論であろうと、人は逃げてしまうものです。
少なくとも、手を差しだそうとする人はあまりいません。
そうではなく、
たとえ、文句を言いたいお役所に対しても、
公害を出している企業に対しても、
「お知恵を貸してほしい」、
「困っているから力を貸して欲しい」と低姿勢、
誤解を恐れずに言えば、「バカになれる」人が、
求められていると言えましょう。
これは、対外的だけでなく、会員のメンバーに対しても、
リーダーがアタマが良いと、必ずと言っていいほど、
限界にぶちあたります。
まず、どうしても、嫉妬があります。
日本人のメンタリティーは、ヒーロー・ヒロインを望みません。
また、運営していくにあたって、
様々な困難にぶち当たりますが、
正攻法では、乗りこえられない壁が必ず来ます。
そんな時、正論だけでは、組織全体がうつ病になってしまいます。
こういう時に、リーダーが、バカだと、
冗談みたいな、遊び心いっぱいの政策を打ち出すことができます。
みんなが、クスっと笑うもの。
そういう活動は、意外とマスコミにも載りやすいものです。
そこから関心が集まり、協力者が現れるということが
しばしばです。
また、企業で仕事をバリバリこなしている方が、
リーダーになると、どうしても
命令指示系統で、組織を動かしてしまいます。
しかし、NPOは、金銭を目的に集まっているのではなく、
あくまで理念に賛同しているに過ぎないのですから、
人を動かすということは、すべて、好意に甘えるというスタンスで
低姿勢をとるべきです。
「どうして、彼の指示を受けなければならないんだ」、って
反発が必ず起こります。
それぞれが、一国一城の主みたいなものです。
私のイメージは、
昔、NHKでやっていた番組で
「難問解決! ご近所の底力」てのがありましたが、
あれが、モデルとしていいのではないか、と思っています。
あの番組では、いろんな人に相談し、アイデアを募集し、
「実験」しています。
よその地域の成功例も積極的に取り入れています。
そうして、少しでも成功すれば、マスコミに報告するのです。
きっと取材に来ますよ。
もしかしてNHKが。
すべては人間観の転換から 2009.09.28 コメント(4)
「ねばならない」を使わない教育実験 2009.09.03 コメント(4)
アマチュア政治家への期待 2009.08.31 コメント(2)
PR
Freepage List
Category
Comments