うちの子たちも、今、まさに受験勉強の真っ最中です。
ここで、自戒のために、親や教師が注意しておきたいことを書きたいと思います。
教育というものが、
子どもの今を否定し、別のもっとプラスの存在になることを要求するものだとしたら、
それは、子どもに本当の愛、無条件の愛を教えるものではなくなるということです。
子どもを愛すこと、大切にすることというのは、
子どもの現状を否定し、
新たな何か別のプラスをもたせるという事ではないのです。
子どもが、今どんな状態にあるとしても、
今のその瞬間が最高であると、心の底から思わなければならないのです。
もちろん、子どもにとってだけでなく、親にとっても、
今の現状が、親である「私」にとって最高の環境なのです。
この瞬間が最高であることを疑わないでいると、
何かトラブルが起きても、
「一体何が起きたのだろう」、
「このトラブルによって私には一体どんな学びが出来るのだろう」と
起きてくることをワクワクと楽しめるようになってきます。
これが、自分を大切にするという事です。
自分を最高に愛するということです。今あるがままを愛しましょう。
そのままの自分、そのままの子どもを受け入れて下さい。
人に対し、着飾る意識をもっているうちは、自分が自分であることはできません。
ありのままでいいんだ、人からアホと見られてもいいんだ、という気楽な気持ちでないとどうしても、親や教師は、子どもの上に立ってしまいます。
子どもの下に身を置かなくては、子どものありのままを愛することはできません。
ありのままで。
ありのままにいることの楽しさに気付いて下さい。ありのままでいることの気楽さを知って下さい。
アホでいることの楽しさを堪能しましょう。
そこにこそ愛があると思います。
愛は、押しつけがありません。
義務感を生じさせません。
愛は柔らかです。
負い目を感じさせない
風のような無条件のものです。
柔らかな愛こそが人を生かす作用をします。
私たちは、いったい誰のために、いつも、言い訳をしているのでしょうか?誰に対して飾ろうとしているのでしょう?
今を否定することは、自分を傷つけるものでしかありません。
自分が自分以外の何かになろうとすればするほど苦しみの種が私たちや子どもの内で成長を始めるのです。
あなたが今そのままで最高であるように、
どんな子どもたちも例外なく、今その瞬間が最高なのです。たとえとんでもない問題児のように見える子どもだとしても、
その子の成長にとってそれがよいことだから起こっていると信じましょう。
まず私たち親自身が、今あるがままをそのまま抱きとめ、今そのままを心から愛し大切にしていきましょう。
それが、最高の受験の応援だと思います。
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