「俺は人を殺すことなんて、どうってことないと思う」
こんなことを言う少年に、何て言ったらいいのだろう?
本心は、もちろん、人を殺したいということじゃない。
それだけ、自分の心は、痛んでいるんだ、ということを
アピールしたいのだ。
教室を抜け出し、校舎を破損して回る子
廊下に寝そべる子
みんな、その行為自体が良くないことは、十分にわかってるんだ。
その上でやっている奥の心を理解してやらなければならない。
人間は、どうしても、自分の思考フレーム(常識)から
自由になることが難しい。
その現象が受け入れられないものだと、
すぐ否定しまう。
我をふりかえって、素直に気持ちを表現していただろうか?
裏腹のことばかりしてきたじゃないか。
大人は、子どもに気遣うということが少ない。
だから、言葉や行為の奥を読むという
一歩踏み込みが足らない。
奥を読むどころか、踏みにじることの方が多い。
子どもにいかに敬意を払うかなのだ。
私も含め、肝に銘じたいと思う。
教育の常識を疑おう 2009.09.26
反抗的な子が、授業に参加した! 2009.05.26
PR
Freepage List
Category
Comments