JINさんの陽蜂農遠日記

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2021.07.08
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カテゴリ: 鎌倉市歴史散歩
『​ 鎌倉散策 目次 ​』

次に「3近世 近現代」展示室に。
「求心力を失いながらも、古都の残影を留めた近世。歴史文化都市として、新たな地歩を
確立した近代。現在の鎌倉の姿が形づくられたのは、この時代だった。
その間も、そしてその後も波乱曲析を繰り汳しながら復興と発展を進めていった。」



元は寝室だった場所のようだ。
大きなガラス窓に囲まれ、現代の鎌倉の歩みを、パネル展示を中心に紹介していた。



溢れる緑に囲まれた展示空間。



「「歴史的遺産と共生するまちづくり」にむけて の展示コーナー。
鎌倉市は先人たちにより守られてきた貴重な歴史的遺産や周囲の自然環境を確実に保全し、
共生することをめざしてまちづくりを進めています。
2015年に「鎌倉市歴史的風致維持向上計画」を策定し. 2016年に日本遺産の認定を受け、
2017年には鎌倉歴史文化交流館を整備しました。併せて、世界遺産のあるまちも目指して
います。これからも、さまざまな取組を通して、鎌倉らしい魅力あるまちづくりを一つひとつ
進めていきます。」




平成28年4月19日に開催された「日本遺産審査委員会」(文化庁)における審査を経て、
鎌倉市を含む19件が、平成28年度の「​ 日本遺産(Japan Heritage) ​」👈リンクに認定されたと。
鎌倉の日本遺産ストーリーを紹介する映像を放映していた。
「「いざ、鎌倉」~歴史と文化が描くモザイク画のまちへ~」
約15分の映像が流れていた。



エントランスホールにあった「日本遺産 いざ、鎌倉」のポスター。



ガラス窓越しにかつての「無量寺」の遺構を観ることができたのであった。



「幕末明治の鎌倉 明治維新と廃仏毀釈」と「近世の鎌倉 寒村から参拝地へ」案内。



「幕末明治の鎌倉 明治維新と廃仏毀釈
幕末期に入ると、黒船に備えて砲台が設置されるなど、鎌倉の海岸防備も強化されました。
この時期、維新の志士を育てた吉田松陰も、何度か鎌倉を訪れています。明治政府による
改革が進められるなか、1868年に神仏分離令が公布されます。これまで混在してきた
神道と仏教とが分けられ、全国的な廃仏毀釈運動が繰り広げられました。鎌倉もその波に
襲われ、「​ 鶴岡八幡宮 ​」👈リンク からは仏教的な建築物や仏像・経典がことごとく
取り除かれていきました。」



「鶴岡八幅宮と薬師堂 横浜開港資料館所蔵」。




「人住まざれば夜は獣の住処となる」「仏殿の本尊も破れ崩れて」
ーー江戸時代の僧・沢庵は、1633年に鎌倉を訪れ、寺院の荒廃した様子を記しています
(「鎌倉順礼記」)。かっての繁栄の面影を失った鎌倉でしたが、幕府や民衆の寄進により、
次第に社寺の復興が進められました。また鎌倉めぐりの案内書が刊行され、古都を偲ばせる
参拝地として江の島とともに江戸の庶民を誘うようになりました。
鎌倉観光の原形をここにみることができます。」



「現代の鎌倉 御谷騒動から歴史的遺産との共生へ
第ニ次世界大戦中、幸いにも鎌倉は大規模な空襲を免れました。
戦後復興が進むなか、1964年に巻き起こったのが「御谷騒動」でした。
鶴岡八幡宮裏山の御谷に宅地造成計画が持ち上がり、これに反対する市民運動によって、
計画が食い止められたのです。
この騒動をきっかけに、1966年に制定されたのが「古都保存法」でした。
歴史的遺産と緑を守る市民意識は現在も継承され、歴史と自然が調和する景観が保たれています。」



「近代の鎌倉 鎌倉文士たちの活躍
明治大正期の鎌倉には、古都の風情を慕い多くの文学者が訪れました。
大正関東地震以降は、東京から文学者が移住して文壇を形成しました。
彼らは鎌倉文士と呼ばれ、里見弴や久米正雄らを中心に活発な文芸活動が
展開されました。」



『人間』創刊号 昭和21年(1946)刊 鎌倉文庫 当館所蔵
終戦直後、川端康成と久米正雄が創刊した文芸誌。創刊号の執筆陣は高見順、永井荷風、
大佛次郎、里見弴、高浜虚子まど、鎌倉文士が勢ぞろいした。初刊の25,000部はすぐに
売り切れた。」



「近代の鎌倉 大正関東地震からの復興
1923年に発生した大正関東地震(関東大震災)により、強烈な震動や津波が鎌倉を襲いました。
多くの社寺が倒壊し、文化財も甚大な被害を受けました。震災からの復興のなか、市民や
鎌倉同人会の寄附をもとに建設されたのが鎌倉国宝館でした。」




『微苦笑藝術(びくしょうげいじゅつ)』 大正13年(1924 ) 久米正雄著 当館所蔵
「鎌倉文士の中心的作家である久米正雄による工ッセイ集で、大正13年(1924)に刊行された。
「鎌倉震災日記」の項では、前年9月1日に発生した大地震による鎌倉の被害状況が克明に
記されている。」



『現在の鎌倉』(複製) 原本:明治45年(1912)刊 当館所蔵
明治45年に発行された鎌倉の案内書。名所案内的なカイドブックとは異なり、当時の鎌倉の
発展状況の記述に主眼をおいている。巻末には別荘一覧の附録があり、近代の別荘文化を知る
うえて貴重な書。



「近代の鎌倉 保養地・別荘地としての発展
明治以降、鎌倉は保養地や海水浴場として人気を博し、政財界人や軍人らによって
別荘が多く建てられました。鉄道の開通や御用邸の建設がその傾向にさらに拍車をかけ、
保養地・別荘地として近代都市の形成が進んでいきました。」



「鎌倉海浜ホテル(明治39年[1906]改築)」







保養地・別荘地へ
明治時代、新しい時代の幕開けと共に、鎌倉にも西洋文化が花開きました。
それをリードしたのは鎌倉に別荘を構えた皇族・華族、軍関係者や政財界の人々でした。
現在も、市内には別荘地時代の面影を残す建物が点在しています。
鎌倉が別荘地として注目されるようになったきっかけは、ドイツ人医師のベルツや、
岩倉遣欧使節団に随行し近代日本の医療・衛生制度の基礎を築いた長与専斎が、鎌倉を
「海水浴に最適の地である」と紹介したことにありました。
また明治5年(1872)に横浜まで鉄道が開通し、東京からのアクセスが次第に良くなって
いったこと、明治22年(1889)には軍用鉄道としての横須賀線が開通したことも契機となり、
鎌倉の別荘は急速に増加していきました。
さらに横須賀線開通と前後して、鎌倉に創設されたのが、サナトリウム
「鎌倉海浜院」です。]

鎌倉海浜ホテル
鎌倉の南部、由比ガ浜に望む松林の中にかって「鎌倉海浜ホテル」がありました。
第ニ次世界大戦直後の失火によって消失するまで、この豪奢な西洋建築は、鎌倉の別荘・
西洋文化を象徴するランドマークとして親しまれました。
明治20年(1887)頃、海浜ホテルは洋式の療養施設「海浜院」として産声をあげます。
三方を山に囲まれ、遠浅の海をもち、温暖な気候と景勝地・旧跡に恵まれた鎌倉は、
病気療養や予防のための施設に相応しい場所でした。
程なくして海浜院に多くの貴顕紳士や外国人を受け入れるホテルへと転換し、外国人
建築家ジョサイヤ・コンドルの設計図によって、大規模な西洋建築に改築されていきました。
その充実した設備と豪華な宿泊客によって、「湘南の帝国ホテル」と呼ばれるほどであったと
いわれています。」



そして中央通路にも展示パネルが。



「杉原千畝」展示コーナー
人道的行為を尽くされた杉原千畝さんを顕彰することに関する決議
鎌倉で晩年を過ごされた杉原千畝さんは、リトアニアの在カナウス領事館領事代理として
ナチスによる迫害から逃れて来た多くのユダヤ系避難民に日本通過のための査証を発給し
多くのユダヤ系避難民の命を救い、人道的行為を尽くされた外交官として、国境、民族を超えて
広く尊敬を集め、顕彰されました。
杉原千畝さんは、今鎌倉の地で眠っておられます。
今年は、杉原千畝さんが亡くなられてから3 0年、鎌倉市議会は
人道的行為を尽くされた杉千畝さんを顕彰することを決議する。



ビデオコーナー。



そして隣には朱塗りの和風建築があった。



和風建築について
この和風建築もフォスター+バートナーズによって設計されたものです。
建造は現代の宮大工が手がけました。
屋根の上にのる奈良時代風の鴟尾(しび)や、平安時代の寝殿造風の廊下、観音開き式の
蔀戸(しとみど)など、さまざまな時代様式がミックスされています。
西洋から見た日本のイメージか反映されているといえるてしよう。
建築当初の雰囲気を感じていただくため、当館改修工事に際してもそのまま残しています。
なお、内部の立ち入りはできませんのてご了承くたさいませ。」



そして3箇所の展示室をゆっくり見学し、写真撮影した後はエンランスホールに戻る。



エントランスホールには鎌倉彫の器が。
唐草文茶櫃 竹村佳男作 伝統鎌倉彫事業協同組合所蔵



                              ・・・つづく・・・



                  ・・・もどる・・・





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Last updated  2022.05.19 15:56:21
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