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皆様今日は!ご無沙汰しています.久しぶりにブログを書いています.クリスマスも近ずき,クリスマスの生け花を生けてみました.楽しい雰囲気がでているでしょうか?池坊自由花形式です.花材バラ,カスミソウ,スイトピー,ヒイラギ,ベアグラス同じ生け花ですが,写真の撮り方を変えてみました.
2007/12/14
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今日は生け花.上の写真は花材として,ダリア,ガマ,スターチス,ナデシコ,斑入りヤツデを用いて,「涼風」をイメージして池坊自由花形式で生けました. 私は形式にとらわれない自由花のほうが好きです. 下の写真は花材として,夏ハゼ,ルレーブ,スターチス,ナルコユリ,ナデシコを用いて,「木陰を求めて」をイメージして生けました. 久しぶりでブログを書きましたが,皆様お変わりありませんか.福岡では梅雨になっても,霧雨のような雨しか降らなかったのですが,やっと梅雨らしい雨が降っています. 昨日は梅雨の合間をぬって,草ぼうぼうの庭の草抜きをしまして,やっときれいになった所です.
2007/07/06
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サンカヨウ(山荷葉.上写真)は大きな葉が2枚あって,可愛い小さな白い花がついている.本州から北海道の林や沢に生える多年草で,メギ科サンカヨウ属の多年草. 尾瀬で見たよく似た白い花に,チングルマ(6/17ブログ記載)があり,これは花弁が5枚であったが,このサンカヨウは6枚で1枚多い.黄色の雄しべと緑の雌しべを持つ. 名前の由来は葉の出方が荷葉(ハス)に似ていて山に咲く花からきている. 学名はDiphylleia grayi 下写真は上が尾瀬沼のミズバショウで遠くに見えるのが尾瀬沼で,点のように白く見えるのがミズバショウである.(ミズバショウが残念ながら分かりにくい) 下は尾瀬大清水(標高1180m)から約50分バスに乗って行った所にある吹割(フキワリ)の滝で,東洋のナイアガラの滝と言われている.日本の滝は幅が一般的に狭いがこの滝はかなり幅が広い. 約27ー28年前米国研修で,コーネル大学を訪問した帰りに見たナイアガラの滝よりは幅が狭いなと思ったが,狭い国土の日本にしてはかなり幅が大きな滝だ.
2007/06/22
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エンレイソウ(延齢草)(上写真)菱形の葉が3枚で輪生していて,花がその上にちょんとついているのが,とても面白い形をした植物だと思った. 尾瀬では木道の側に時々見ることが出来たが,山地の湿り気のある林に生える多年草で,北海道から九州まで分布しているようだ. ユリ科エンレイソウ属で,学名はTrillium smallii Trilliumは3を基数にしたユリの意である.私は始めて見る花で,学名の通り,数字の「3」に関係のある植物であることが分かった. 3枚の葉,3枚の萼(花弁に見えるが実際は萼),雄しべは3の2倍の6本,雌しべは3つに分かれている.見ることは出来なかったが,実が三角錐の形をしているようだ. もう一つ驚いたことは,種子が発芽して,最初1枚の葉をつけ,5ー6年で少しずつ大きくなり,3枚の葉をつけ5ー6年即ち10ー15年でやっと花を咲かせる.草本にしてはなんと永いことか.最初,花を咲かせた後30ー50年寿命があるとか.名前のように延齢草だ. しかし,エンレイソウの由来は,昔中国でこの根を干して,煎じて飲めば強壮効果があり,長生きできると言われていたようだ.但し,全草有毒なので注意が必要. 葉の形,花,3を基数とした植物,花が咲くのに10ー15年,寿命が永い植物,有毒と全てがユニークな植物に思えた. 写真の下は3枚の葉の1枚がちぎれていて3枚に見えにくいのが残念.
2007/06/20
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チングルマ(珍車.稚児車)の白い花(上写真)が尾瀬のあちこちで美しく咲いていた.本州中部以北~北海道に分布する植物で,福岡のような暖かい所では見られない花である. この花は一見草本のように見えるが地面を這う落葉低木で,黄色の雄しべも雌しべも沢山あって,私にはとても珍しく思われる. 高山の雪渓周辺や砂礫地に生える.チングルマの名前の由来は,この実の形が,鯉のぼりの竿の先で廻る稚児車(ちごくるま)を思わせ,転じて「チングルマ」になったといわれている.実は見ることが出来なかったが,写真でみると花のようで,これもまた風情があって美しい. バラ科チングルマ属で,学名はGeum penta petalum 下はチングルマのアップ写真と尾瀬の風景の写真
2007/06/17
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上はコミヤマカタバミ(小深山片傍食)の写真である. 山奥に生える小さなカタバミという意味で,葉はカタバミに似ていて白い花が咲く.葉には長い葉柄があり,逆ハート型の3個の小葉からなっている. カタバミ科カタバミ属の多年草で,北海道から九州まで分布しているようだが,私は尾瀬で始めて見た花だ. 学名はOxalis acetosella 下は尾瀬鳩待ち峠から尾瀬ヶ原へ下って,尾瀬ヶ原のハイキングを楽しんだ後,再び鳩待ち峠への登って,帰るのであるが,殆ど途切れることがなかった尾瀬来訪者の列.
2007/06/11
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尾瀬ではミズバショウが咲く頃,リュウキンカ(立金花)(上写真)も満開だった.花茎が立っていて,黄色の花をつけるので立金花の名がある. キンポウゲ科リュウキンカ属で,中国,朝鮮,日本では北海道,本州や九州の湿地や湿原に生育しているようだが,私は尾瀬に行って始めて花を見た. 黄色の花びらのように見えるが,実は花びら(花弁)ではなく萼片で,花弁がないキンポウゲ科の特色をもっている.葉は腎臓形で,ギザギザがある. 学名はCaltha palustris var. nipponica 下はチシマザクラの写真で,尾瀬の山の鼻ビジターセンター付近で撮ったものである.日本で一番最後に咲く桜で,本州中部以北の亜高山から北海道,千島列島に分布. ガイドさんの話では,ミズバショウが咲く頃チシマザクラも咲き始めるとのこと.バラ科サクラ属でタカネザクラの変種とか. 日本で一番最後に咲く桜も,尾瀬で楽しめて幸せ. 学名はPrunus nipponica var. kurilensis
2007/06/10
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春の尾瀬と言えばミズバショウ.尾瀬ハイキングツアーで,尾瀬沼や尾瀬ヶ原のミズバショウ(上写真)を堪能して帰ってきました. ミズバショウは白い花が咲いたように見えるが,実際は「仏炎苞(ブツエンホウ)」と呼ばれる苞で,葉の変化したもの. 花は真ん中にあり,小さな花の集まりで,花序と呼ばれる. 葉は花後におおきくなり,芭蕉に似ていることと,水辺に生えるためミズバショウのネーミングがある.サトイモ科ミズバショウ属の多年草で,開花は5ー6月である. 兵庫県以北に分布.外国ではロシアの沿海州からシベリア東部に分布.学名はLysichiton camtshatcenseでカムチャッカが入っている. 下の写真は山にまだ雪が残っている尾瀬沼のミズバショウと尾瀬沼の木道をハイキングする人々.まるで祭りの行列のように人が多かった.
2007/06/09
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明日(6/2)から2泊3日で尾瀬沼と尾瀬ヶ原ハイキングのツアーに友人と参加しますので,ブログしばらくお休みします.では行ってきます. 上はミズバショウの写真である.
2007/06/01
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スイカズラは蔓性低木で,夏,芳香性のよい花をつけ,最初白い花であったものが,黄色の花に変化するため,別名金銀花ともいう. スイカズラ科スイカズラ属で,花が面白い形をしており,唇状に2裂し,上の花びらは4裂している.また,花が2個ずつ並んで咲いている. 東アジア原産で,日本全土の日当たりの良い平地などに自生している.冬でも先の葉が落葉しないで残っているため,ニンドウ(忍冬)ともいい,生薬名も忍冬である.薬効として,腰痛,関節の痛み,解熱,抗菌作用がある. 学名はLonicera japonica 上は 九州大学薬用植物園で撮った写真である.
2007/05/30
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ケシには阿片法で,栽培を禁止されたソムニフエルム種やセテイゲルム種などと,ポピーなどの栽培して良い園芸用植物がある. 上の写真は阿片が採れるケシのケシ坊主(さっか=果実)で,普通は見られないが,九州大学大学院薬用植物園公開講座に参加して,生まれて始めて見る事ができたが,花が見れなかったのが誠に残念である. ガンの疼痛など痛みの強い時に用いられるモルヒネや鎮咳作用のあるコデインはこの阿片から得ることができる. ケシはケシ科ケシ属で,西アジアや東南ヨーロッパ原産.学名はPapaver somniferumである. 一般的には栽培禁止のソムニフエルム種やセテイゲルム種などのケシは葉に葉柄がなく,葉の切れ込みが少なく,葉の表,裏に毛がなく,葉の色が白っぽい. また,果実は球形か楕円形.これに対して,栽培可能なケシは,葉柄があり,葉の切れ込みが深く,葉などに毛があり,葉の色は緑っぽいので大まかには区別出来る. 下の写真は園芸用のポピーで,福岡市西区の能古の島で一昨年撮った写真である.茎や葉に毛があり,葉も緑っぽい.
2007/05/29
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アマチャといえば,4月8日のお釈迦様の誕生日に,頭にアマチャをかけて祝う行事が知られている.しかし,アマチャの花はヤマアジサイによく似ていて,ユキノシタ科アジサイ属で,アジサイの花が咲く頃咲く. 外側の花のように見えるのは萼片で装飾花で,内側が通常の花である. 葉を乾燥した物が生薬の甘茶で,葉にグルクロズルチンを含み,生の葉は甘みはないが,発酵によって加水分解され,フイロズルチンになり,砂糖の1000倍の甘さをもつようになる. 糖尿病患者の砂糖代わりに使用.そのほか,家庭薬にも配合されている.また,歯磨きの甘みや加工食品の甘味料として使用されている. アマチャは世界に約30種あるが,面白いことに,甘みがあり,利用されているのは日本産と中国産のアマチャである. 上は5月26日,九州大学大学院薬用植物園公開講座に参加して撮った写真である.
2007/05/27
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ナンザンスミレは,日本では対馬にだけ自生しているスミレであり,そのほかでは中国,朝鮮に自生している. 花が割に大きく,香りがよい.また,葉が面白く,切れ込み(裂片)がある. スミレ科スミレ属で,学名はViola chaerophylloides. ヒゴスミレの母種である. 上の写真は,ナンザンスミレが対馬白嶽(シラタケ)の石の多い斜面のあちこちに咲いていたので, 登る途中撮影した.
2007/05/26
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ゲンカイツツジ(上写真)も朝鮮,岡山から九州の比較的高い山に自生しており,対馬では幅広く分布している落葉性の小低木. 葉より早く薄紅色の花をつけ,ツツジとしては最も早く花が咲くほうだ. 環境省レッドデータブック絶滅危惧2類である. ツツジ科ツツジ属で,学名はPhododendron mucronulatum var. ciliatum カラムラサキツツジが基本種で,その変種である. *~*~*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~*~* 下の写真は対馬藩の船着き場のお船江(フネエ)跡とその看板である.お船江跡は5基あり,築堤の石積みが,このように当時の原型を保っているのは,日本では珍しいとか.4月末対馬に行った時の写真を載せています.
2007/05/25
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チョウセンヤマツツジ(上写真)は朝鮮と日本では対馬だけに自生するツツジである.花期は4ー5月で,ツツジ科ツツジ属の落葉または半落葉の低木である. 学名はPhododendron yedoense var. poukhanense 花が大輪で、園芸品種のヨドガワツツジの原種と言われている. 下の写真は対馬白嶽(シラタケ)の頂上に近い石英斑岩の間に生えていたチョウセンヤマツツジ.このように自生地も岩上や川沿いなど非常に限られた場所で,絶滅危惧種1A類である.
2007/05/24
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今日は久しぶりに生け花ー薫風ーのテーマで,オーニソガラム他を池の坊盛り花形式で生けました.(上写真) 花材はオーニソガラム(白い花),ゴットセ,ガーベラ,セキチク,クジャクソウです.花壇の上をよぎる薫風,心地よいですね! この花材の中ではオーニソガラムは始めて生けた花です.オーニソガラムはユリ科オーソニガラム属で,ヨーロッパ,南アフリカ,西アジア原産.花期は3ー5月.和名は「オオアマナス」,英名″Star of Bethlehem 花は白くて清楚な感じです. 下はオーニソガラムアップ写真
2007/05/22
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福岡市博物館で開催されている「ペルシャ文明展ー煌めく7000年の至宝ー」を見にいってきました. ペルシャは今のイランを中心とした国ですが,イラン国立博物館の一級品のコレクションの展覧会が,日本では約50年ぶりの開催とかで滅多に見られない数々の展示品をゆっくりと解説を読みながら観賞しました. 上の図は金製の鷲の翼にライオンを合体させたグリフイン(想像上の怪獣)のリュトン((角杯)で,紀元前550ー330の頃作られたのには驚いた. 日本では縄文時代末から弥生時代にかけての頃で,素朴な土器を作っていた頃だから,その技術には脱帽した. また,今まで写真でしかみたことがなかった楔形文字も始めて見た. 6月24日まで開催されるので,近くのかたはぜひとも見られることをお勧めします 下の写真は数々の展示品
2007/05/19
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エビネは園芸店などで普通売っているが,このキエビネは対馬の山中(白嶽・シラタケ)に咲いていた自生のキエビネである. エビネに似ているが,大型で美しい黄色の花が咲き,葉の幅が広い.そのためか,オオエビネとも言う.日本各地の山地の木陰に咲くのだが,大型で美しいためか乱獲されて少なくなってきているようで,この花も私は対馬の山中で始めて見た. ラン科エビネ属で,学名はCalanthe sieboldii 下は対馬で撮ったキエビネの写真である.登山口よりかなり離れた急斜面に咲いていたので,デジカメは望遠側で撮ったので,アップ写真がないのが残念だ.
2007/05/18
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コゴメウツギ(小米空木)は日本各地の山地に自生する落葉低木.朝鮮,中国,台湾にも自生する. ウツギに似た花で,米のような小さい白い花を咲かせる.茎は細く,葉の形も面白い.ウツギ(空木)は折れやすいの意味がある. 学名はStephanandra incisaで,バラ科コゴメウツギ属. この花も私は対馬で始めて見た花である.(下写真)
2007/05/17
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日本の野生のランの代表であるシュンランは北海道から九州までの明るい林に自生している.カンランと共に日本の野生のランの代表である. 花弁が6枚あるように見えるが,左右2枚(右側が残念ながら半分欠けている)と上の1枚は萼で,内側の花弁2枚と真ん中(見えにくいが少し赤いのが見える)に1枚計3枚が花弁がある. 春に咲くランなのでシュンラン(春蘭)の名がある.花には香りがあり,花を塩漬けにし蘭茶として利用された. ラン科シュンラン属で,学名はCymbidium goeringii 花の形は学名のように,市販のシンビジウムに似ていますね. 下は対馬で撮った写真である.日本各地に自生しているはずなのに,私は九州福岡からはるばる対馬に行って始めて見た花である.
2007/05/16
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葉緑素を持たないため全体が白っぽいギンリョウソウ(銀竜草).山の湿気がある腐葉土の上に生えて,日本全国に分布している.日本以外では樺太,朝鮮,中国,台湾にも分布している. 茎と鱗片状の葉は白色であり半透明で,葉緑素を持たない.そのため必要な養分は根に共生する菌類から得る. イチヤクソウ科ギンリョウソウ属の多年草で,鱗片状の茎や葉を持ち,その姿を竜にみたててのネーミング. 全体が白っぽく幽霊が連想され,キノコに見える所から「ユウレイタケ(幽霊茸)」ともいう.また,スイショウラン(水晶蘭)ともいう. 学名はMonotropastrum humile 形が変わっているため,珍しい植物のように思えるが,日本全土で見られるらしい.しかし,私は対馬で始めて見た.下は対馬で撮った写真である.
2007/05/15
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ウスギワニグチソウ(薄黄鰐口草)は,朝鮮と日本では対馬と福岡県の一部の山地の林下に,自生するユリ科ナルコユリ属の植物で,環境省レッドデータブック絶滅危惧1B類.我が国では,福岡県の自生はほんのわずかで,大部分は対馬が自生地のようだ. 花の2枚の苞が大きく開けた口のように見え,下を向いた黄緑色の花筒1個と,苞1個のセットが,2組みで一つの花のように見え,滅多に見られない可憐な花だ. 名前の由来は,神社の賽銭箱の上に,太い紐と口を開いた丸い鈴が吊ってある.これを「鰐口」というが,2枚の苞が「鰐口」に似ているため.また,花が薄黄色なので,ウスギワニグチソウ(薄黄鰐口草)のネーミング. 学名はPolygonatum cryptanthum これに似た名前の花にワニグチソウ(鰐口草)があり,ユリ科アマドコロ属で,北海道から九州の山地の林下に自生しているらしいが,残念ながら私はまだ見た事がない. 下は対馬鰐浦で撮影したウスギワニグチソウの写真である.
2007/05/14
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アツバタツナミソウ(厚葉立浪草)は朝鮮から対馬までに自生する多年草で,日本では対馬だけでしか見られない花である.花は美しく大きく,タツナミソウの仲間であるが,葉のしわが深く,葉に厚みがあるのでアツバタツナミソウと言う. シソ科タツナミソウ属の多年草で学名はScutellaria tzusimensisで,花期は4ー5月.下は4月末対馬に行ったとき鰐浦で撮った写真である. 日本各地にタツナミソウの仲間は多いようなので,今後見かけたらブログに載せていこうと思っている.
2007/05/12
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対馬のヒトツバタゴは,対馬の北端上対馬町の鰐浦(ワニウラ)の斜面に自生しており,国の天然記念物に指定されている.対馬以外では,朝鮮半島,中国,台湾,本州では木曽川流域(岐阜,三重,愛知,長野)に自生している大陸系の植物である.(上写真)学名はChionanthus retususで,モクセイ科ヒトツバタゴ属の落葉高木で,学名で示されるように,雪の様な白い花のため,まるで雪が積もった様に見える.満開の時は山一面が真っ白に見えるらしいが,私達が行ったときは3-4部咲き(下写真)であったのは残念だった. 対馬のヒトツバタゴは,雄花のみ咲かせる雄木と,雄花と両生花を同時につける両生花(木)の2種類があるとのこと. この木は「タゴ(トネリコ)」に似ているが,「タゴ」が複葉なのに対し,托葉がなく単葉なのでこの名がある.また,「海照らし」は白い花が海面を白く照らすように見えるのが由来.「鉈(なた)おらし」は材が鉈を折るくらい硬い事からのネーミング.可憐な白い花と,木が硬いという対比が面白いですね. 「ナンジャモンジャ」はこの木一体何?「なんというものじゃ」が由来. 下はヒトツバタゴの花アップ写真
2007/05/11
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今日から3泊4日で,福岡自然研究会の人たちと,対馬(長崎県)に自然調査へ出かけますので,ブログしばらく休みます. 対馬は日本と大陸の中間にあり,対馬特産の動植物のほかに,中国系,朝鮮系,日本系の植物が混生した植生が多くあり,興味ある島で始めて訪れるます. では行って来ます.
2007/04/27
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昨日(4/24)は熊本県五家荘入り口にある雁俣山(かりまたやま)のカタクリの群生地にツアーで行って,可憐なカタクリの花(上写真)を見た後,峠の茶屋でヤマメと山菜料理に舌ずつみをうって,佐俣の湯に入って疲れを癒し,帰福した. カタクリはユリ科カタクリ属で,山野の比較的に明るい林の下に生えている多年草で,北海度から九州まで分布するとされているが,近頃は,九州ではあまり見られない. 70才代後半の私の友達が,昔は郷里の福岡県郡部でも山ではカタクリの花が咲いていたと言っていたが今は見られないとのこと. カタクリは7ー8年の1枚葉の後,2枚葉となり,やっと開花するので,花が咲くまでに年月のかかる花である上に,その花はうつむき気味に咲き,それがまた可憐であるが,17-20度で花被が反り返り,篝火のように美しくなる. また,カタクリは「春植物」で,雑木林の落葉樹が葉を落としている早春に地面に差し込む光により1年分のエネルギーを蓄え,落葉樹の若葉がでだして日光がささなくなると,地上から姿をけす可憐な植物である. 学名はErythronium japonicum 下写真は五家の荘看板と美味しかったヤマメと山菜料理
2007/04/25
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イカリソウ(上写真)が福岡大学薬用植物園に咲いていた.花が船の錨に似ていることからこの名がある.別名サンシクヨウソウ(三枝九葉草). 花が下を向いていて,そのまま写真に撮ったので,可愛いいイカリソウの正面を見れないのが残念.今度は正面を撮ろうと思っている. メギ科イカリソウ属の多年草で,本州,四国,九州に分布.花の色は淡紅,紫色,白,淡黄などがある. 滋養,強壮,ノイローゼ,健忘症などに効くとされており,茎や葉を乾燥した物を生薬名淫羊雀(いんようかく)という. 学名はEpimedium grandiflorum var.thunbergianum 上はイヌホウズキで福岡市植物園で撮った写真である.北海道から沖縄に普通見られ,世界の熱帯から温帯に分布する. 役に立たないホウズキの意味で,否(イナ)ホウズキ即ち似ているがホウズキでない意味から転じて,イヌホウズキとなった.別名コナスビ,バカナスの名がついているが,全草を乾燥した物を生薬名竜葵(リュウキ)といい,解熱や利尿効果があり,役に立つ1年草であるが,果実は有毒で,アルカロイドのゾラニンやゾラマジンを含む. ナス科ナス属で,学名はSolanum nigrum
2007/04/22
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カマツカ(鎌柄)別名ウシコロシ(牛殺し)の花が福岡市植物園に咲いていた.カタカナで書くと分かりにくいけれど,「鎌柄や牛殺し」などおどろおどろしい名前がついているが,花の直径は12ー13mmで,白い花は花弁は丸く可愛らしい. 葉は鋸歯であるが,果実は赤く可愛い.本州から九州,朝鮮,中国に分布する落葉低木で,この木の材料は硬く,鎌程度の柄によいということで,鎌柄の名がついている.また,牛の鼻輪をつけるとき,この木で穴を開けたので,牛殺しの名がある. バラ科カマツカ属で本州から九州,朝鮮,中国に分布する落葉低木で,常に陽光をうけるところに生育するのが面白い. 学名はPourthiaea villosa var.laevis
2007/04/20
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一般的には梅は芳香があるが,桜特にソメイヨシノの花は美しいが,香りはない.今回は福岡市植物園に咲いていた芳香のある桜の写真を載せる. 上は強い芳香のあるスルガダイニオイ(駿河台匂)の写真である.江戸駿河台庭園にあった桜なのでこの名がある.ニオイと名がついているように,とても良い香りがして,白色の花弁とよくマッチしている. 学名はPrunus Iannesiana ´Surugadai-odora´ 上はゴザノマニオイ(御座の間匂い)の写真である.花は大きく八重咲きで,白い花が咲き,香が強い.学名はPrunus Iannesiana ´Gozanoma´ 上はイトククリ(糸括り)とオオシマ桜の写真である. 花が糸で括ったように,束になってつくことが,花の名の由来.花が大きく八重で,多少花に芳香があり,薄紅色なので,見ていると「ふあー!」とした気分になる.サトザクラ系で,江戸時代から知られていた. 学名はPrunus Iannesiana cv Fasciculate オオシマ桜は,伊豆半島,房総半島に自生しており,花は大きく一重咲きで,白色の花を咲かせ,桜餅の香り(クマリン)がする.里桜の母種で,多くの園芸品種の元である. 学名はPrunus Iannesiana var.specious
2007/04/19
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桜といえばソメイヨシノの薄いピンク色,鮮やかな赤色のカンヒザクラ,桜もちに用い,白い花で芳香のあるオオシマザクラをなどを思い浮かべるが,先日福岡市植物園に行ったら,花が緑色の桜が咲いていた. 上写真はギョイコウ(御衣黄)という桜で,緑色の花を咲かせる桜で,サトザクラ(里桜)の園芸品種で,開花時には目立たないが,中心部が次第に赤くなる. ギョイコウに近い種類で,単黄緑色の花を咲かせるウコン(鬱金)(下写真)も福岡市植物園に咲いていた.ショウガ科のウコンで染めた色に,花色が似ているためにこの名がある. 上写真は2.3日前,福岡歯科大のキャンパスの八重桜がまだ満開で咲いていた. サクラはバラ科で,世界に115属3200種もあり,自生地は中国が最も多く,日本が次に多いそうだ. 今年の桜(ソメイヨシノ)は花が咲いた後,肌寒い日が多かったせいか10日から2週間近く咲いていたが,こんなに永く桜を楽しめたのはそれほど多くないように思う. 皆様の所は如何でしたか.
2007/04/17
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クサノオウの黄色の花(上写真)が福岡大学薬用植物園に咲いていた.日本原産で,北海道から九州の日当たりの良い草地や土手に自生しているらしいが,私は初めて見る花だ.茎と葉には縮れ毛があり,これを傷つけると黄褐色の乳汁がでる.この乳汁に非常に毒性の強いアルカロイドが含まれており,内服は絶対にしてはならない. 同じく黄色の花が咲き,毒があるとよく言われるウマノアシガタなら,土手などでよく見かけるが,クサノオウは初めて見るので,もっとよく観察すればあちこちに咲いているのかもしれない.クサノオウの名は,皮膚病の1種の瘡〔クサ・湿疹やいぼなど)の治療薬からきている.生薬では,白屈菜(ハックツサイ)といい,夏から秋にかけて全草を刈り取り,乾燥して煎じて皮膚病に塗る.ケシ科クサノオウ属で,学名はChelidanium majus var. asiaticum
2007/04/07
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コエンドロ(別名コリアンダー,香菜,中国パセリ)(上写真)の花が福岡大学薬用植物園に咲いており,薄紅紫色の可愛い花をつけている.セリ科コエンドロ属,地中海沿岸原産の1~2年草で,3000年にわたり世界中で薬用植物やハーブとして利用されている. 未成熟の果実はカメムシの臭いに似たカプリルアルデヒドの悪臭があるが,成熟した果実はリナロールやピネンなど甘く良い香りがする.この果実は芳香健胃,去痰,駆風などの薬効があり,生薬名は胡菜子(スゴイシ)という. 若葉はハーブとして,カレー,シチュー,サラダや中国料理に用いられるが,私はまだ,このコエンドロを料理に使ったことがないので,スーパーで売っていたらサラダを作ってみたいと思っている.学名はCoriandrum sativum 上の写真はボリジ(別名ルリジシャ,スターフラワー)の花(福岡大学薬用植物園)で,濃いブルーの星のような花が下を向いて咲いており,全体に毛が生えていた.解熱,鎮痛,去痰,利尿作用などの薬効があり.若葉や花はサラダなどに利用される. ムラサキ科の1年草で,ヨーロッパ原産.学名はBorago officinalis 薬用植物やハーブの花は本当に可憐な花が多いから,また一段と愛でたくなる.
2007/04/05
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アマ(亜麻)の花(上写真)が福岡大学薬用植物園に咲いていた.アマはこの茎から繊維をとり,リネン(亜麻)と呼ばれ,麻よりも柔らかく強い繊維であることは良く知っていたが,花を見たのは初めてだった. 白いリネンと較べ,青紫の花が神秘的に感じるのは私だけだろうか.青紫の花には珍しい青色花粉があるが,丁度雨が降っており,うまく写真が撮れなかったのは残念だ. アマ科アマ属の1年草で,西アジア原産.種子を「亜麻仁(アマジン)」といい,抜け毛予防,頭痛、緩下作用がある.これからとれる亜麻仁油(アマジンユ)はα-リノレイン酸など不飽和脂肪酸に富み,栄養サプリメントなどに用いられる.また,軟膏の基剤として製薬原料になる.種子はゴマに似ているが,水に濡らすとぬめりがでるので別名ヌメリゴマという.学名はLinum usitatissimum 上写真はムギセンノウ(別名ムギナデシコ)の花で,花はナデシコに似て,葉はムギに似ていて,可愛らしい.ナデシコ科ムギセンノウ属で,ヨーロッパ・アジア原産だが,観賞用に栽培されている.福岡大学薬用植物園に植わっていたが,中薬大辞典にも薬効は載っていなかった.学名はAgrostemma githago
2007/04/03
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アミガサユリ(別名貝母・バイモ)(上写真)の鐘形の可愛らしい淡黄白色の花が,下向きに福岡大学薬用植物園で咲いていた. 紫色の網目が花びらの内側と外側(よく見ると分かる)にあるので,この名がある. また,この鱗茎を乾燥した物が貝に似ているので,別名バイモ(貝母)の名がある.中国原産で薬用〔生薬名 貝母)や観賞用に栽培されている. 薬用には鱗茎を用い,これに含まれるアルカロイド(フリチリンやベルチチン)が咳止め,痰切り,排膿などの作用があり,漢方処方に用いられる. ユリ科バイモ属で,学名はFritillaria verticillata var. thunbergii お茶花にも用いられる. 上写真はオキナグサ(翁草)の花で,福岡大学薬用植物園に咲いていた.昨年4/24′06では,山野草としてブログに書いたが,今回は薬用植物としてのブログである. この根を乾燥したものを,下痢止めや発汗解熱剤として用い,熱性下痢に顕著で,漢方で,白頭翁湯という.キンポウゲ科オキナグサ属の多年草で,2類絶滅危惧種である.学名はPulsatilla cernua 下は花の後に出来た実に,真っ白な毛が生えており老人の白髪のように見える写真.
2007/03/31
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川の土手などで,春時々見かけた白い花で,名前は最初分からなかったが,一昨年梅見に行ったとき,梅林の近くの農家の人が,花の名前は知らないけどと言って,庭の草花を引き抜いてくれたのを自宅の庭に植えておいた.今年は白い花が咲きハナニラ(上写真)だと云うことが分かった.その後,気をつけて見ていると,庭や公園や空き地に白いハナニラや青いハナニラ(下写真)が咲いていた. 葉をちぎって臭いを嗅ぐと,確かにニラの臭いがしたが,ニラの花は秋咲き,このハナニラは大きく,星形の美しい花が,春咲くところが違う. 南米のメキシコやアルゼンチンが原産で,野生化して,土手や空き地に花を咲かせてているようだ. ユリ科ハナニラ属で,学名はIpheion uniflorum
2007/03/30
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キブジとアオモジの花が,墓参りに行った霊園の周りの山林に咲いていた. 上はキブジの花とそのアップ写真. キブジ(キブシ・木五倍子)は山野に自生しているが,この木も自生だろうか.鈴なりにひも状の薄黄色の花穂が,垂れ下がっていて壮観だ. キブシ科キブシ属で学名はStachyurus praecox 下はアオモジの花とそのアップ写真. このアオモジの木もかなり大きく見応えがあった.クスノキ科ハマビワ属で,樹皮が青みを帯びていて,香りが良くこの枝からお茶の時使う楊枝を作る. 学名はLitsea citriodora
2007/03/28
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上の写真はピンクの花が咲くピンクフラワリングストロベリー(ピンクマシュマロ) 先日園芸店で,初めて見るピンクの花が咲くかわいいイチゴの苗を売っていたので,珍しくもあり買ってきた.名札にはピンクフラワリングストロベリー(ピンクマシュマロ)と書いてあった. 今までピンクの花が咲くイチゴは観賞用だけだったようだが,このピンクマシュマロは,純然たる食用に較べ少し実つきはが悪いが,観賞用と食用になるらしい.花は春から秋にかけて咲くとラベルに書いてあった.苗の値段は¥80と安かったが,花が沢山ついたのはこれだけだったので1鉢買った.実がなったらまたブログに載せる予定. このように花も実も楽しめるイチゴは大好き. バラ科で学名はFragaria x Potentilla
2007/03/27
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下はムラサキサギゴケとそのアップ写真. ムラサキサギゴケはゴマノハグサ科サギゴケ属の多年草で,本州以南の田圃の畦や路傍に多いらしいが,私はまだ田圃などで見たことはなく,園芸店で初めて見て,写真を撮った.花期は4~5月で,コケのように地面をはうことと,花の形が鷺に似ているのでこの名がある. 白花の場合は,サギゴケ,サギシバ,サギグサという. 学名はMazus miqulii 上はウンナンハギの写真で同じく園芸店で撮ったもの.ハギと云えば秋の七草のハギを思い浮かべるが,このウンナンハギは春の3~4月頃咲く. マメ科ハナハギ属で原産地は東アジア.学名はLespedeza formasa
2007/03/23
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上の写真は庭のアカバナミツマタとそのアップ写真 庭のアカバナミツマタ(赤花三椏,三又).今年は去年より花も多くつけており,花に鼻を近づけると,ほんのり香りも漂ってくる. 本来のミツマタは花の色が淡黄色であるが,このアカバナミツマタは園芸品種であるので,花が赤く庭に植えて置くのには,淡黄色のミツマタより見栄えがする.筒形の小さな花を総状につけている.ミツマタはジンチョウゲ科ミツマタ属の落葉低木で,中国原産. 枝が三つに分かれているので,この名がある.樹の靱皮繊維から,1万円札などお札や高級和紙を作る. 学名はEdgeworthia chrysantha 下の写真は庭のジンチョウゲ花のアップ.ミツマタと同じくジンチョウゲ科で,アカバナミツマタより非常に強い芳香を放つ.これはもう盛りを過ぎていますが,アカバナミツマタより早く咲き出す.
2007/03/20
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サクラと云えば桜前線で紹介されるソメイヨシノが有名ですが,これに先駆けて咲く早咲きのサクラも各種あり,それぞれ特色があって見るのも楽しみです.ここに載せた早咲きのサクラはいずれも福岡市植物園で撮った物です. サクラはバラ科サクラ属 下左写真はカンヒザクラで沖縄のサクラ.濃いピンク色をしたサクラで,沖縄,台湾,中国南部原産.福岡のように日本の暖地で栽培されるのは,写真の様に殆ど蕾のような状態で垂れ下がった様に咲く. 学名はCerasus companulate 上写真はコヒガンザクラ(小彼岸桜)で,春の彼岸の頃咲くのでこの名がある.淡いピンク色.江戸彼岸桜とマメザクラの雑種. 下写真はマメザクラで,花の色は白から薄いピンク色.花が小さく富士山や箱根などの山地に自生.日本固有種で,別名フジザクラ 学名はCerasus incisa 上写真は陽光サクラで,天城吉野とカンヒザクラの交配種.花色は薄いピンク. 下写真はシュゼンジカンザクラで修善寺の境内に大木があるとのこと.
2007/03/18
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植木市のツバキ6種.ツバキと言えば暖地に自生している光沢のある葉を持った高木のヤブツバキや,お茶会の席に生けてある慎ましやかなワビスケを思い浮かべるが,ここに載せた写真は全て園芸種.あらためて,色々なツバキがあるなあと実感した次第です.花も一重,八重,色も様々.ツバキ科ツバキ属
2007/03/16
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日本列島は冬の寒さに逆戻りしたような日々が続いています.福岡もしかりで,3月7日は雪が降りました.それで生け花を,池坊形式の盛り花で「春の装い」をイメージして,モモ,チューリップ,ルスカス,スイトピー,アリウムを花材に使用して生けました. 下の写真は花材にをキイチゴ,バラ,ストック,フリージアを用いました. 大部ブログ休みましたが,外出が多かったことや友達と九州国立博物館に若沖展を見に太宰府に行き,二日市温泉に泊まってゆっくり骨休みをしていました.
2007/03/14
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下の写真はイオノプシジウム(箱崎宮花庭園).アブラナ科イオノプシジウム属の1年草でポルトガルが原産地.草丈が低く,薄紫の可愛らしい花が次々に咲き,多花である.その上芳香もあり寄せ植えや花壇の縁取りに適している.こぼれ種で増えるとか. 学名はIonopsidium acaule 下の写真はバージニアストック(箱崎宮花庭園).上と同様にアブラナ科の耐寒1年草で,原産地は地中海地方.咲き始めは白で徐々にピンクや紫に変わっていくらしい.この花もこぼれ種で良く美しく咲くとか.香りも良いので,花屋で見つけたらぜひ買いたいと思っている. 学名はmalcolmia maritima 別名マルコミア *~*~*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~*~* 今日はまた冬に逆戻りの寒い日.明日朝は天気予報によれば福岡県内でも1~2度に冷え込む所もあるとか.このように寒暖の差が激しいと,風邪を引きやすく,インフルエンザにもかかりやすい.福岡県が日本で今インフルエンザの患者が一番多いとか報道されていたので注意が必要.
2007/03/05
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3月の御雛様の季節なのに4月中旬の暖かさ.暖かいのはうれしいけれど,まだうすら寒い位のこの季節が好きです. 上の写真は花でなく,マユミ(檀)のさく果で,少し分かりにくいが四角形で熟し,はじけたもの.赤い種子がぶら下がり人の目を引きつけるが,種子はこの写真では見えない.ニシキギ科ニシキギ属で,分布は本州~九州,朝鮮,中国. 学名はEuonymus sieboldianus この木の材質は硬いが柔軟性があるので,こけしや将棋の駒,印鑑や櫛などの材料となる.箱崎宮花庭園で撮影. 下の写真はバコパでゴマノハグサ科ズーテラ属の多年草.アフリカ・カナリア諸島原産で,挿し芽で増える.花期は春から秋で,今や寄せ植えの定番になりつつあある.この花はピンクだが白もあり,自宅でも白のバコパを寄せ植えに使っている. 学名はBacopa diffusus
2007/03/04
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名前に文字が入っている草花・木に紅花ダイモンジソウ(大文字草)がある.写真は箱崎宮花庭園で撮ったもの.日本各地の苔むした場所に分布している山野草で,ユキノシタ科サキシフラガ属で,原産地は中国と日本.半日陰か日陰を好む. 花は花びらが上に3枚,下に長くて大きな花びらが2枚あり,丁度「大」という文字のように見えるのでこの名前がある.しかし,このダイモンジソウは少しいびつできれいな「大」の文字に見えないのが残念.また,機会があれば探して写真を撮りたい. 普通花色は白が多いが,ピンク,薄いピンク,黄色などがある. 学名はsaxifraga fortunei oO⌒Oo..oO⌒Oo..oO⌒Oo..oO⌒Oo..oO⌒O 下はアオモジの蕾で,花が咲き終わると葉がでる.最初は実かと思っていたが調べてみると実は黒く,蕾であることが分かった. クスノキ科ハマビワ属で,樹皮は柑橘類の香りがして良い香りだ.そのためかお茶に使う楊枝を作る.また,別名がヤマコショウやショウガノキ. 学名はLitsea citriodora箱崎宮花庭園にて
2007/02/24
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アセビが箱崎宮花庭園に蕾をつけていた.ツツジ科アセビ属の常緑低木で,本州以西の山地に自生するが,庭木として栽培もされている.春,壺形の小さな白い花を総状につけ,垂れ下がったように見える.花がピンクや紅色は園芸品種なので,このアセビは園芸品種でしょう.ツツジ科なので,花がドウダンツツジに良く似ている. 可愛らしい花に似ず全株有毒で,アセボトキシンやアセボチンなどの毒を持っている.牛馬や鹿がこれを食うと麻痺するので「馬酔木」と書くが,馬や鹿は有毒なのを知っていて食べないらしい. *~*~*~*~*~*~*~**~*~*~*~*~*~*~**~ 下は箱崎宮の写真で箱崎八幡宮と称し,宇佐,石清水両八幡宮とともに日本三大八幡宮の一つ.平安時代(921年)醍醐天皇はが国家鎮護のため建立し,923年御祭神(応神天皇,神功皇后,玉の依姫)を移したとされる. 一寸見えにくいけれども,神社の写真に「敵国降伏」(長方形)が見えるが,元寇の乱(1274,1281)のとき,神社が焼き払われたので,その後再建の際に,亀山上皇から贈られたもので有名. 現在はホークスやアビスパが勝つことを祈念して,王監督らホークスやアビスパの選手らがお詣りをする. 私達も応援してるので,優勝してね! アビスパは降格したのでまた復活してね!
2007/02/23
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早春には風が強く雨も降り,どうかすると雷までなる「春嵐」がふくことがあります. 今日は生け花.池坊・立花新風体形式で「春嵐」をイメージして生けました. レンギョウを「主」に,アイリスを「用」に,キンギョソウを「正真」と「あしらい」にゴットセも「あしらい」に用いました.
2007/02/22
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ヒマラヤユキノシタの写真は下記. 耐寒性と耐暑性に優れ,北海度から九州までどこでも栽培が可能.中央アジア,アジア南部が原産で,ユキノシタ科アベルゲニア属で,花色はピンクが主である.大きな丸い葉が特色で,生まれて始めて,私も箱崎宮花庭園で見た. 下は丸ヒョウタン(岡部マリ)(箱崎宮花庭園)の写真で,大きな瓜のようなものであった.ガーナー産ヒョウタンで,ウリ科ユウガオ属である.原産地はアフリカ.ヒョウタンと云えば上下が丸く,真ん中がくびれた形の品種を思い浮かべるが,球状,楕円形,ナス型,棒状など色々の品種がある.
2007/02/21
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寒咲きアヤメ(福岡市箱崎宮花庭園)の薄紫の美しい花が寒空の下で咲いていた.5・6月頃咲くアヤメと比較すると,全体的に花がこぶりで,花茎が葉より低く,葉で花を守っているように見える.アヤメ科. 箱崎宮花庭園には,「寒あやめ花びら薄く透きいたり 綾子」の俳句の札が寒アヤメの近くの木にかけてあった. 下はティタティタ水仙(ミニ水仙 箱崎宮花庭園)の写真である.ヒガンバナ科スイセン属の耐寒性の多年草.地中海沿岸が原産地で,丈夫で繁殖力が強い. ティタティタは,小さな子どもがほっぺたをくっつけあって咲いているように,見えるので名付けられたとか. 下はユリ(箱崎宮花庭園)の写真で冬空に沢山のユリの花が咲いていた.
2007/02/19
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フクジュソウ(福寿草)( 福岡市箱崎宮花庭園)は幸福と長寿の花とされ,北海道から九州にかけての山林に自生する多年草で,キンポウゲ科フクジュソウ属のお目出度い花である. 初めは短い茎の上に黄色の可愛らしい花がつくが,次第に葉や茎が伸び花を咲かせる. 環境省レッドデーターブック絶滅危惧2類に分類されるが,園芸品種も多く,ハウス栽培され正月の寄せ植えに良く用いられる.そのためか別名ガンジツソウ〔元日草),ツイタチソウ(朔日草)という.母が正月に咲くように大事に育てていたことを思い出す. フクジュソウは面白い性質をもっていて,ヒマワリのように太陽に向かう花とされる.真夏の太陽のもと大きな黄色の花を咲かせるヒマワリと,寒い冬に可憐な黄色の花を咲かせるフクジュソウとの対比が面白い. 根は強心利尿作用があり,有毒で強心配糖体シマリン(Cymarin)やアドニトキシン(Adonitoxin)をもっているが,下写真のように菰を被ってチョコンとおすましな顔をして咲いているのが面白い.
2007/02/17
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