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ブルースターの種、風に乗って色々な所に着地して増えるみたいです。ブルースターは、水色の5枚の花びらが輝く星のように見えるということから、こう呼ばれています。花言葉は「信じあう心」「幸福な愛」、中南米(ブラジル南部)原産、ガガイモ科、別名オキシペンタルム今回は客商売について書きます。客商売とはお客さん相手の商売ですがかなりの仕事がそれに当たるのではないかと思います。ホテル、デパート、観光業、飲食店、美容院、タクシー、小売店などは勿論ですが、歯科医院や病院もそれに入ると思います。歯科衛生士や看護師が感じがいいからそこに決めたという人も多いと思います。物を買いに行ったり理髪店にいって、笑顔で応対してくれると誰でも気分が良くなりますが、基本的には商売するものについての深い理解が必要だと思います。理髪の技術や飲食物の美味しさや衛生管理など基本的な知識がベースになければなりません。常に学習して技術を上げ、商売品についての知識を深めていく必要があります。それが無い人は質の低い人と言えるでしょう。ホテルや病院に行って受付で嫌な思いをしたことがある人もいると思います。受付の心はもてなしの心だと思います。忙しい時にはどうしてもおろそかになりがちですがそれが基本だと思います。それが無い人は客商売の資格なしと言えるでしょう。全ての客商売の根本はもてなしの心だと思います。飲食店でも儲けることばかり考えているところもあります。儲けは兎も角、お客さんに心から喜んでもらうように美味しいものを作り、笑顔で料理を出してくれる所もあります。もてなしの心は、日本人の特色であり美点とされていますが、必ずしも日本人全てがその心がけで仕事をしているとは思えません。お客さんを心から大事にし、その人のために全力を尽くす。その結果としてお客が増え、収入が増えるのはいいのですが、最初から、お客は金を持ってくる者、彼らから最も金を搾りとるにはどうしたらよいかを考える人は最低だと思います。
2011.07.31
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モンテブレチア:アヤメ科 南アフリカ原産、花言葉「素敵な思い出」「秘められた情熱」「医師の質」、「教師の質」と書いてきたので今夜はスポーツ選手の質について書く。今夜は巨人ヤクルト戦と世界水泳を観た。いずれも自分たちは遠く及ばない能力を競っていることで、その選手たちのことをあれこれ書くのは僭越かもしれないが、外野から観ていると何をもたもたしているのかと思えることもあり、選手の質について書かせて頂く。世界水泳は記録を競うスポーツである。あらかじめその選手のベスト記録が分かっており、およその順位の予測はできるが実際の決勝順位はそれとは異なることもある。準決勝や決勝で自己記録を更新出来る選手が質の良い選手ではないかと思う。決勝記録のために全てを注いで練習してきたのだ。その時に合わせて最高のコンデションで最高の記録を出す。それが名選手だと思う。メダルを獲りたい一心で自己の最高記録を出すために頑張るとする競泳の基本精神を忘れて、結局自己ベストはおろかメダルにも手が届かないことになってしまった選手が多かった。メダルは結果としてついてくるもので、それを求めてはならない。自己ベストを出すことだけに集中して泳げばおのずからメダルもとれるのである。何としてもメダルと思えば心が乱れていい成績は得られない。質の良い選手とは自己記録に挑戦し続ける選手だと思う。巨人ヤクルト戦は2対2の引き分けに終わった。ヤクルト1点リードの9回、ヤクルトの抑えのエース イム・チャンヨンから巨人の代打谷が同点弾を打って同点にした。2アウトなので谷が凡打ならそれで試合終了だったが、値千金の一打を放ったわけである。イムも真剣に対処したと思うがそれより谷の精神力が勝ったと言えよう。プロの選手となると技術的には殆ど差はない。勝負がつくのは精神力と集中力の違いだと思う。精神力と集中力が保てる人が質の良い選手と言ってよいのではないかと思う。
2011.07.30
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ガザニア(勲章菊):キク科ガザニア属多年草、南アフリカ原産、花言葉;あなたを誇りに思う、純白昨日は医師の質について書いたので今夜は教師の質について書かせて頂く。今、朝ドラ「おひさま」で陽子先生は理想的な教師像を演じている。一人一人の児童を心から大事にし、その成長を願っている。素晴らしいと思うが一方にはとんでもない教師もいる。私のかっての同僚医師が小学校4年の時先生の書いた漢字の書き順が違うと思って発言したら「何を言うか」としかられた。家に帰って父親に話したら「息子の言うのが正しい書き順だと思います」との手紙を出した。それは人を不快にさせ怒らせる行為だったとしても教師なら冷静に対応すべきだったと思うが、その先生はカンカンに起こり、以来その子に様々な意地悪をして、徹底的にいじめられた。同僚教師にもあの子は問題児だと話し、冷たい目でみられたので学校に行きたくなくなった。反抗的で悪いこともした。どうしょうもない悪い子として問題児にされ、自分もどうにでもなれと不良になっていった。2年後担任になった先生がいい先生で問題児として扱わないでまともに接してくれて、次第にまともな生徒になって今の自分があるが、あのときいじめた教師に逢ったら今でも殺してやりたい気持ちだと話していた。私は小学校6年の時遊び心で、野球選手のプロマイドの裏に「これを拾って届けた人にはまるまるしてやります」とエッチなことを書いて廊下に落としておいた。子供同士でふざけ合うつもりだったが拾った生徒が先生に届けた。先生は「誰が書いたのだ。手を上げろ」と言ったが手を上げる勇気が無かった。そしたら皆に字を書かせて提出させ字体を合わせて犯人捜しを始めた。その時の苦しみは口では言えなかった。後で先生の所に「自分です」と言いに行ったがそれで解決される問題ではなかった。犯人探しされ衆目の中で辱めを受けたことは自分が悪かったとはいえ取り返しの出来ないことだと思った。何回自殺しようと思ったか知れない。何とか生き長らえたがその後ずっとそのことで心は締め付けられてきた。その先生は悪い先生ではなかったが一つの行為がその児童の将来にどのような影響を与えるかを考えなかった点では配慮の足りなかった先生だったと思う。ずっと長じて高校時代の話である。農家の長男なので農林高校に進学した。イネや野菜、果樹の栽培などの授業を受けていた。その時の栽培などを教える担任の先生が私に本校から東大に受かった生徒がいる。君も東大を受けろと勧めてくれた。大学に行くつもりなど全くなかったが、なんとなくその気になってしまって東大目指して勉強して結局医師になった。その先生は農業を教える普通の先生で特別いい先生だった訳ではないが、自分にとっては大恩人である。勉強への動機付けをして下さり、自分の将来への方向性を示して下さったことに心から感謝している。他の生徒にとってはどうなのかは分からないが少なくとも私にとっては質の良い先生だった。教師は生徒にとっては神様のように貴い存在である。先生の一言で生徒はどのようにでもなる。一人一人の生徒に人生の目的を教え、人を愛する気持ちを教える先生は質の高い先生で、自分の我欲のままに生徒に接する人は質の悪い先生だと思う。
2011.07.29
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最近国会議員の質が話題になることが多いが、今回は医師の質について書く。今日、医局で、紹介状や返信書をきちんと書く医師とそうでない医師が話題になり、きちんと書く医師は良い医師だということになった。それをきちんと書くことと医師としての実力は必ずしも一致しないが、患者さんを大事にしていればおのずから紹介状や返書にそれが現れると思われ、患者さんのために尽くしている医師かそうでないかのみわけにはなると思う。医師にも様々な人達がいる。病気で苦しんでいる人達のために少しでも役立ちたいと一生懸命な人達がいる一方で少しでも楽をしたい。面倒な患者さんはお断りで、給料さえもらえればいいと考えている人達もいる。医師の給料は一般的に高い。その高い給料は、厳しい仕事で自らの命をすり減らすことさえあり、それへの感謝の気持ちも込められている。それなのに患者さんそっちのけで給料さえもらえればいいと思っている人たちは許されるのであろうか?四六時中患者さんのことを考えて生活しろと言っているのではない。趣味やクラブ活動、運動、家庭サービス等大いにしてもらいたいと思う。しかし一度任務についたら、上記のことを肝に銘じて真剣に仕事をしてもらいたい。手始めに紹介状、返信書をきちんと真心こめて書くことから心がけてもらいたい。カルテもぐしゃぐしゃに書くのではなく誰にも読める字で書いてもらいたい。患者さんの話は面倒がらずにきちんと聞いてもらいたい。
2011.07.28
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キキョウ:キキョウ科カンパニュラ科、多年草、原産;日本、中国、花言葉;深い愛情、誠実、愛着、変わらぬ愛、今朝の朝日新聞に卵子提供に韓国、タイなどに行く女性が年間100人ぐらいとの記事が出ていた。子供が生まれない夫婦は何としても子供が欲しくてあらゆる不妊治療を試みる場合が多い。その中で母方の卵子が無くて妊娠しない場合はどなたかから卵子の提供を受けると妊娠する可能性が出てくる。わが国では産婦人科学会が国の法制化が整備されてから実施するとなっており、国会でまだ法制化されていない現状で、国内ではその治療が受けられず、アメリカや韓国、タイに渡って治療を受けている。費用はアメリカでは500万円位で韓国、タイでは200~300万円でしかも日本人の卵子の提供が受けられるとのことで、最近ではこちらに行く夫婦が多いという。提供側は2週間現地に渡り、排卵誘発剤の注射を受けて卵子を提供し、交通費や宿泊代をみてもらい、報酬70万円振り込んでもらえるという。提供を申し込んでいても相手側の希望があり、自分が指定されるのは宝くじに当たるようなものでめったに指定の電話はこない。韓国では交通費その他の実費は払ってもよいが報酬を払ってはならないと決められており、金が動いたとなると罰せられる。先に腎臓移植で1000万の報酬を支払ったことが問題になり、刑事事件になったが、卵子を含め自らの臓器の提供は無償で無ければならないという鉄則がある。自らの臓器を相手のために全くの好意で提供することは素晴らしいことだが、売買になってはいけないとのことだ。しかし現実には貴い臓器の提供を受けたら何らかのお礼をしたいのは人情である。骨髄提供では提供者名は伏せられており、お礼したかったら骨髄バンクへ寄付などでお礼するシステムになっている。卵子提供も国内で出来るように早く法整備して貰いたいと思う。その場合骨髄バンクのように、提供者への個人的謝礼は禁止し、お礼したかったら国立の不妊治療組織にお礼するようにしたらいいと思う。提供者には実際の交通費や宿泊費と、数10万円の手当を提供を受けた人からではなく国から支給するようにしたらいいと思う。
2011.07.27
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今朝通勤中にラジオを聴いていたら昔の人は年号を西暦に、西暦を年号に簡単に変換していたが、最近の人は出来ないのですねと嘆いていた。昔の人は皆出来て今の人は誰もできないという意味ではないが、昔の人は殆ど出来たというのである。私もどちらかと言えば昔の人に入るが変換が出来なかった人間の一人である。ラジオでは昭和なら昭和の年号に25を足せば簡単に19xxのxxの数字が得られるとのことだった。例えば昭和30年は西暦1955年である。1947年は25を引けば昭和22年になる。平成では2000年後だと年号から12を引くと西暦が得られる。例えば平成23年は12を引いて11となり2011年となる。2000年以前はまた別の計算法があるが、いずれにしても決まった数字を足したり引いたりすることによって得られるので自分の手帳に計算式を書いておくと簡単に変換できるので楽しくなる。昔の人はみなそれが出来たというのに今の人は出来ないと言われた。悔しいではないか。皆出来るようになろうではないか。
2011.07.26
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今夜のタケシのテレビタックルで拉致被害者についても触れていた。最近どうなっているのか一向に進展していない。菅総理が拉致の実行犯に関係ある団体に政治献金していた等の話もあった。ゲストの民主党松原さんは被害者が帰って来ただけでは解決にならないと言っていた。それ以外に何があるのかと思った。被害者は今では北朝鮮でそれなりの地位について生活も保障されている。こちらで大騒ぎするほど虐げられているわけではない。気の毒なのは日本の年老いた親や家族である。元気なうちに合わせてやりたい。日本に帰って来るに越したことはないが、北朝鮮で面会させてもらえることでも家族は救われる。これの実現は国同士の話し合いが成立しなければ不可能である。北朝鮮への経済封鎖や貿易制限は相手を硬化させるだけで何の効果もないばかりかむしろ逆効果である。それは分かりきったことなのに経済封鎖、経済封鎖と言っている人たちがいる。本当に被害者に帰ってきてほしいと思っているだろうか?と思う。政治とは駆け引きである。帰ってきてもらうことが大切で理屈をこねる必要はない。目的実現には様々な作戦が必要だ。北朝鮮憎しだけではこの問題は絶対解決しない。何事にも金はかかる。その作戦実行のためにかなりのお金の予算化がまず必要だと思う。
2011.07.25
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ボタンクサギ (牡丹臭木) クマツヅラ科 クサギ属,落葉低木、原産;中国、花言葉;恥じらい 名古屋場所は大関日馬富士が優勝した。努力の結果で心からおめでとうと言いたい。鉄壁の強さを維持してきた白鵬は3敗になってしまったが、来場所は頑張るだろうし、琴奨菊、稀勢里も強くなってきたので来場所が楽しみである。問題は高見盛だ。前頭14枚目で3勝12敗、負け数の差9つ番付けが下がるので十両8枚目位まで下がり、次も大きく負け越すと十両を陥落してしまう。制限時間いっぱいになってからのパフォーマンスが派手で人気があるが、実直な性格も多くのフアンを引きつけている。今場所はフアンを落胆させ続けたが来場所勝ち越して十両の位置を保ってもらいたいと思う。恐らく十両から陥落する時は引退だと思うが、少しでも長く土俵にいて欲しい。白鵬や日馬富士の取り組みを見るのも楽しいが、弱いけれど一生懸命相撲を取っている高見盛の相撲も見たい。ひやひやして心臓に悪いが高見盛がいなくなったら相撲を観る気力がなくなってしまう。
2011.07.24
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芙蓉:アオイ科フヨウ属、落葉低木、中国原産、花言葉;繊細な美、微妙な美しさ、しとやかな恋人、意見が違う時は相手が美人であるかないかは関係なくなってしまう。いくら美しい人でも意見が違うと喧嘩になる。自分側は100%正しいと思うが、相手はそれを認めない。相手は自分の主張の方が100%正しいと思っている。こちら側からみると相手はなんて馬鹿なんだろうと思う。むこうもそう思っているに違いない。職場でも自宅でも起こることだが、職場では役職の上下などがあったりして「何という馬鹿か」と思っても口に出して言い争いしないこともあるが、家庭では両者とも平等と思っているから言い争いをして、何という馬鹿なのかとじれったくなり感情的になったりする。正解はどこかにあるのだが当事者は自分の方が正しいと思い譲らない。言い争いをした後は心静かでなく、畜生と思い、その後の仕事などにも影響する。しばらくして落ち着けばいいが、相手があまりに馬鹿なので、感情的になったりして話をする気もしない。それでも大体は翌日になると正解が得られないままでもどちらからともなく話しかけて修復していく。それが2日経ち、3日経ち、1週間たち、1カ月、そして何カ月と対立が続くと離婚につながりかねない。美しい芙蓉の花をみれば解決できるという問題ではない。意見の違うことはよくあることである。相手を説得して分からせるということはまず不可能と考えた方がいい。自分の方を調整した方が何倍も効率的である。自分の方が正解と思っても、言い争いになりかけたら冷静に説明して、それでも分からなかったら、諦めて、心で泣きながら、「あなたの言う方が正しいかも知れないね」といって物ごとを納めるのが最も賢い対応ではないかと思っている。そのうちにどちらが正解だったかは分かるものでその時にはそうだったのかで済んでしまうものである。
2011.07.23
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長らく肺炎などで苦しんできた女性患者さんが亡くなった。助かる可能性は極めて低かったがゼロではないので回復を祈り続けたが薬石功なく遂に力尽きた。本人、家族、辛かったと思うし、よく頑張られたと思う。これである意味では苦から解放されて楽になったと思うが、それは主治医にとっても同じである。この約一カ月あまり、共に苦しんできた。重症患者さんは次から次に入院してくるので、息つく間もなく、また次の苦悩を背負うことになるが、病気が治る人はいいが、治る見込みのない人を診ていくのは辛いものである。でもいつかは安らかに永眠される時がくる。それまで共に苦しんでいくのが我々の宿命だと思っている。人の生に幸あれと祈り、死にも幸あれと祈る。
2011.07.21
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凱旋したなでしこ軍団は引っ張りだこで次から次にテレビに出ている。その中のあるテレビで女性達といつも一緒にいる佐々木監督が家を出る時心がけていることの一つに鼻毛のチェックがあった。鼻毛を鼻から伸ばしているのはかっこのいいものではなく、選手たちからバカにされたり嫌われたりしかねない。毎日テェックして伸びていたら切って出かけるのは賢明なことだと思う。鼻毛は呼吸する気道の入り口にあり、ゴミやほこりをブロックしてくれる役割があると言われるが、実際にはその役割よりも、伸びると見苦しいことの方が関心が強い。女より男の方が伸びやすく、女性では鼻毛など切ったことがない人が多い。男性でも個人差があり、たまにしか切らない人と毎日切らなければならない人もいる。私はほぼ毎日切らないと伸びてしまう。家内が回転式の鼻毛切りを買ってくれたがそれではうまく切れないので、ハサミで切るが、切っても切っても鼻の中のどこかに鼻毛が触っている感じがあり時間をかけて触っていると思われるところを根こそぎ切ってみるがそれでも解決しないことが多く、毎日鼻毛のことでは苦労している。私も若い看護師さんや患者さんと向かい合ってする仕事なので鼻毛には気を使っているが、佐々木監督も気を使っていたと知り、仲間がいたと思った。それにしても鼻毛はやっかいである。
2011.07.20
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朝から明日の朝まで当直で、今までにも何人か外来にきたが、夜からが救急当番なので本番になる。これから救急車や救急患者が来るが空きベットが1~2しかないので、断らなければならないケースも多いと思う。これが一番問題で、ある病院でベットがなくて断るような時は他の病院も満床で断られることが多く、しばらく行き先が決まらないで家族たちがおろおろすることになる。病院行政で真っ先に充実してもらいたいと思うのは、地区別、あるいは県や市町村別に、救急患者は必ず受け入れる基幹病院を指定して頂きたいことである。いまもそれに近いものはあるが必ずしも機能していない。法律なり政令でそれを決めてくれれば、かなりよくなると思う。一つの病院では総ての科を網羅できない場合は複数の病院を指定して、何科の場合はどこの病院と指定して入院させるのである。救急体制のきめ細かなネットワーク作りと内容の充実整備である。予算付けをしてもらいたいと思う。それでも断ることは起こってくると思うが、その場合、当院はベットがないのだから断るのは当たり前としないで、受け入れてくれる病院を一緒になって探す気持ちが必要だと思う。
2011.07.18
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なでしこジャパンがアメリカを破って遂に世界一になった。すごいことだと思う。監督や選手たちの厳しい練習と集中力を切らさない神がかり的な試合運びが勝利を勝ち得たのだと思うが心からおめでとうと言いたい。不思議に思ったのはタコとゾウが日本の優勝を予想していたとのことである。予想とは当たるも八卦当たらぬも八卦で、二分の一の確率でどちらかを言えば当たる時があり、これは当たる確率が高いなどとなるが、彼らはかなり高い確率で今まで当てていたとのことである。今回の試合は常識で考えると90%以上の確率でアメリカの勝利だったと思われる。なのに日本を予想してそれが的中するとは試合する前から勝利する何かが出ていてそれをキャッチしたのかもしれない。普通に考えると試合では様々なことが起こり、予想とは違うことが逐次起こってくる。それなのに始まる前に勝利がどちらかが分かるとは信じられない気持ちがした。プロ野球の勝敗に一喜一憂しているが勝敗は始まる前にすでに分かっているのだろうか?世の中には人知を超えた放射線みたいなものが試合とか、入試の合否とか、人の生死の前に発散されているのかも知れないと思った。いずれにしてもなでしこジャパンおめでとう。
2011.07.18
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飼料がセシウムに汚染されていた牛肉が販売されていたことが問題になっている。セシウムの半減期は30年だが、人体に入った場合は尿や便、汗などを介して排泄され、何十年間も人体に入っている訳ではない。リンゴを食べると排泄が促進されるとも言われている。放射性セシウムを1年間毎日食べ続ければ健康被害が起こってくるかも知れないが、1度や2度食べたからといって健康被害を起こすものではない。放射性物質が問題視されるのはDNAに傷をつけて発がんや遺伝病が起こらないかという心配である。100mシーベルト以下ではまず問題がないとされているが国の基準値は1mシーベルトとされているので、基準値の何倍、何十倍などと報道されると不安になってしまう。人体への影響についての確たる数字はない。放射線診断や治療を専門に研究している人や遺伝子や生物への影響を研究している人ではそれぞれの立場で意見は異なっている。又原発賛成派と反対派ではその影響を過小評価したり過大評価したりする傾向がある。マスコミは過大評価の方が大衆受けするのでこれでもかと思われるくらいその悪影響を過大に報道している。胃のレントゲンやCT検査は健康上必要なためにやむなく放射線を浴びるが、今回の場合は、健康のためでも何でもなくて事故で放射線を浴びさせられているので、どんなに少量でも問題だとなっているようだが、きちんとコツコツと放射線の影響を研究してきた人達の意見も冷静に聞くべきだと思う。
2011.07.17
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過日記者会見して将来は原発なしの日本を目指す。炭酸ガス削減のため火力発電を減らして原発を増やしていくとするエネルギー政策を白紙に戻すとの勇気ある基本政策を発表した。それには当面の電力不足をどうするか、休止中の原発をどのような基準で再稼働させるか、自然エネルギーの開発の手順はどうするのかなどの問題はあるが、それは逐次解決していくわけで、わが国のエネルギー政策の基本が示されたことは大歓迎である。菅おろしに奔走する人達は何を考えているのだろうか?目標をどこに置くべきかを首相が示してくれたのだから、首相が言われた次を担う若い世代の人達は本気になってその意味を学習し、実現を目指して奔走してもらいたいと思う。
2011.07.16
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二階のトイレの床が水漏れしていたので業者にお願いしたら床と便器の接着部から漏れているとして接着剤をつけなおして修理代1万円だった。それをしてもらっても相変わらず漏るので電話したら同じ会社の別の人がきて、ウオッシュレットから漏れており、それを変えなければだめだ。取り付け修理に7万円かかるとのことだった。先に払った1万円はどうなるのかなと思った。ウオシュレットを電気屋さんに見に行ったら1万円台からあり、業者の人が言った7万円とは何処から出たのかなと思った。確かに高いのは5万、6万とあるが2~3万のもので充分だと思えた。ネットでみるとTOTOのウオシュレットは向かって左側からよく漏るとのことだったが他社のも漏ると言う人もおり、迷ったが店の人が今これが一番売れていますよとパナソニックを勧めてくれたのでそれを買ってきた。据え付けてもらって驚いた。部屋に入ると自動的に蓋があき、部屋を出てしばらくすると自動的に閉じてくれるのである。男性が小用をする時便座を上げるが、それもボタン一つで簡単に上げられるし下げることもできる。私が一番ありがたいと思ったのは、入室と同時に蓋が開くがそれと同時に便器の中に消毒水が散布されるので清潔だし、便器が濡れているので便が付着しないのだ。以前は便が便器に付着して水を流しても取れなくてブラシで擦らなければならないことが多かったが、今度はその必要がなく、大変便利で、快適になった。脱臭装置があるので臭いがなく、便器および放水ノズルを入室と同時に常に洗ってくれており、すごく清潔だ。トイレは毎日使うもので快適なものなら気分がいい。1日に何回も入りたくなってしまう。値段はそれほど高くないので、不景気の世の中だがトイレくらい贅沢にしたら気分高揚につながると考える。
2011.07.15
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ガクアジサイ:ユキノシタ科アジサイ属、原産;日本、花言葉;辛抱強い愛情ある病院から80歳の呼吸不全の患者さんを当院に転院した。呼吸器科の医師に受け持ってもらったが昨日また酸素分圧が80%を切ってしまい危篤状態になってしまった。無事転院できた喜びもつかの間大きな心労になってしまった。家に帰ってもずっと気がかりだった。家内は冷蔵庫から出した豚肉を何処に置いたか分からなくなってまだ夕飯の支度もできないで探しているとのことだった。やっと見つかって食事になったら、お中元を頂いた所に電話しなければなどと言っている。こちらはそれどころではない。豚肉などどうでもよかった。前はそれほどでもなかったが、この頃は患者さんが重症になると一緒に苦しむことが多くなった。これからもこんな人生がずっと続くのだと辛いなと思った。本日水曜日は別の病院で胃カメラをする日で病院は研究日ということで休みになっていたが、心配なので胃カメラに行く前に7時頃病院に様子を見に行ってきた。状態は悪いがまだ永らえていた。そして家族と話をした。「もうだめかもしれないがこの病院に移してもらって感謝している。今まで正確な診断がついていなかったのをこちらできちんと診断してもらえたし、その病名(急性間質性肺炎)にそって適切な治療をしてもらっても助からないなら諦めもつく」と言ってくれた。自分としては危険を冒して転院し、それでよくなったらいいが、悪くなったととすると自分の責任もあり、そのことでも気にしていたが、家族が心から感謝していると言ってくれて心が軽くなり、今朝までのあの苦しみがパット消えてしまった。苦しみあれば楽ありというのは本当だと思った。今日の午前中の内視鏡検査受診者は15人いたが、心が軽く、さわやかに12時前には終了することが出来た。人生には様々なことがあり、苦しみに喘いでいる人も多いと思う。その時はこの苦しみからは逃れられないと重圧感に押し潰されているが、その後必ず何らかの喜びが訪れることを確信してもらいたいと思う。私の場合も患者さんが重症なことは変わりないが、家族と話してすごく気が楽になった。どのような形で楽が訪れるかは分からないが、必ずそれがくることを信じてその苦しみに耐えて貰いたいと思う。
2011.07.13
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先日人工呼吸器を付けるかどうか聞かれてお見舞いに行ってきた話を書いた。患者は80歳男性、外からどんなに酸素を送っても体内の酸素が70%ぐらいにしかならず意識も殆どなくて、もう時間の問題かと思われた。でも月曜日まで持って搬送に耐えられそうなら私の病院に転院して当院の呼吸器科医師に診てもらうことになった。転院可能かどうかはその患者さんの生命力にかかっており、祈るしかなかった。月曜日まで持って無事当院まで転院できるように祈った。医師とはメスをふるったり、薬を盛ったりしておよそ祈りとは関係ない職業と思われ、祈るのは坊さんとかクリスチャンなどと思われているが、私の場合、坊さんではないが、重症患者さんを受け持って手を尽くした後、中々良くならなくて祈るしかなくずっと祈ることが多っかった。上記の患者さんは祈りが叶ったのか、何とか救急車で1時間ばかりの道のりを無事に転送されてきて、当院の優秀な呼吸器科の医師が受け持ってくれた。先の病院では持って2~3日と言われていたが、当院ではどのくらい持つか分からないが、とにかく安心した。
2011.07.11
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大河ドラマ「江」で秀吉の朝鮮出兵が演じられていた。欲しくてたまらなくてやっと得た自分の子が死んでしまいそのショックからの出兵とドラマでは暗示していたが、実際には日本を征服し、その次には外国という秀吉のあくなき征服欲が原因だったと思われる。草履取りとして信長に仕え、百姓、足軽から太閤にまでなったその能力はたぐいまれなものだった。戦略だけでなく人の心をつかむ天才で、部下や並みいる諸大名を難なく従がわせてしまった。母親思いの優しい一面もあったが天下をとることだけが願いで人民の幸せなど幅広い教養は身につけていなかった。トントン拍子で出世して何でも思い通りになると思ってしまい、向上心のあるいい青年だったが成功成功の連続でスポイルされてつまらない老人になってしまったのだ。自分の考えに反対する利休を切腹させ、天下人の自分に反対する人間がいるわけはないという気持ちになっており、独裁政治であった。一般に年齢を重ねると経験を積んで賢くなると言われているが、秀吉の場合は天をも味方につけて幸運の連続で苦労知らずで上り詰めてしまった。結果、その晩年はただのがんこじいさんであの若かりし頃の輝きの片りんもない。苦労しなければ年をとってもただ馬齢を重ねるだけで、むしろ退化する場合もある。常に向上心を持っていたがそれは武力や権力に偏っており、学問への向上心の余地がなかったことが悔やまれる。何百年に一人と言ってもよい才能を持っていた英雄の最後は残念なものだった。秀吉に学問を教える人が大勢いれば歴史は変っていたかもしれない。
2011.07.10
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ランタナ(七変化):クラマツヅラ科、熱帯アメリカ原産常緑低木、花言葉;合意、協力、厳格、確かな計画性昨日開業医からの紹介で97歳の女性を入院させた。開業医は通院できる比較的元気な患者さんを診察し、勤務医は動けない重症の入院患者さんを診察する。近頃医師不足が言われているが不足しているのは病院勤務医で、開業医はどんどん増えており、不足していない。開業医も元々は勤務医だったが、ハードな勤務医を嫌って比較的楽な開業医に勤務替えしているケースが多い。そのようないきさつから一般に勤務医の方が開業医より若いが、開業医より重症患者を診るので開業医より自分たちの方が偉いと思っている人もいる。病院には最新鋭の診断機器があり、入院によって長期に経過観察できるという強みもあり、診断力では病院勤務医の方が有利な立場にあるが、開業医も元は勤務医だったし、経験を積んでいることを忘れてはならない。しかし病院勤務医の中には手に負えない重症患者をこのようなタイミングで押しつけてきて自分は苦労をしないでのほほんとしていると開業医を快く思っていない人もいる。協力が必要で、当地区の医師会では毎日ではないが夜7時から11時まで開業医が病院の当直のお手伝いに来てくれている。その時色々話をしたりして開業医と勤務医の交流を図っている。開業医は余っていて、勤務医は不足しているが、開業医と勤務医の連携が密になり、お互いが心から信頼しあえるようになれば日本の医療はさらによくなると考える。
2011.07.09
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ラムズイヤー(ワタチョロギ)シソ科多年草、原産;コーカサス、イラン、花言葉;あなたに従う夜、従兄の奥さんから電話がかかってきた。従兄が、怪我をして手術した後発熱して、熱がある時は意識がもうろうとしてぼーとしている。抗生物質が効かなくて今日別の抗生物質に変えたが熱が下がっていない。このまま呼吸が止まってしまうかもしれない。その時は人工呼吸器をつけますかと主治医に聞かれたがどうしたものか?という内容だった。明日土曜日なので午前中自分の病院の仕事をして、午後従兄の入院している病院をお見舞いして様子を見て来ることにした。人工呼吸器の話がでると言うことはかなり様態が悪化しているのだと思う。糖尿病もあり、肺も悪い、頭も手術(硬膜外血種)して抗生物質の効かない発熱をしているとなると容易でない状態だと思う。奥さんはあんなに元気だったのだから悔しいとしきりに言っていたが人には何時かは寿命が訪れるものである。明日のお見舞いの状況にもよるが、もう寿命に近いとするなら、いたずらに人工呼吸器を付けて人工的に延命することは家族にとっても、本人にとっても却って苦痛を増すと思う。人工呼吸器は付けないで内科的に出来るだけのことをしてもらうのがいいと思いますよとアドバイスすることになるのではないかと思っている。もう先が分かっている患者さんについては最近では人工呼吸器など付けないで自然経過で看取ることが圧倒的に多い。
2011.07.08
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出来ることなら薬は飲みたくないが、熱が出たり、関節が痛かったり、血圧が高かったり、食欲がなかったり、その他様々な症状があると薬局に行って薬を買ってきたり、病院に行って薬を処方してもらう。今では、薬と同時に薬情報として、その薬はどのような症状に効いて、どのような副作用があるかが書かれた説明書をくれる。熱心に読む人もいるがあまり読まない人もいる。例を上げれば、今最も多く処方され、一般薬局でも買うことができるようになった、頭痛や熱さまし、生理痛等に頻用されているロキソニンについて副作用のところを見ると、ショック、溶血性貧血、皮膚粘膜眼症候群、急性腎不全、間質性肺炎、過敏症状、腹痛、胃部不快感など様々な事が書いてある。いずれも怖い病気で命を落すかもしれない。頭が痛い時、自分で購入して飲む場合はこれらの副作用を考慮して買うか買わないか決めてもらいたいと思う。書いてある副作用は飲んだ人すべてに起こる訳ではない。何万人に一人、何十万人に一人の確率で起こるので、宝くじより当たる確率は低い。でも当たったら大変である。医師は常にその可能性を考えてヒヤヒヤしながら処方している。だから薬は必要最小限で、少なければ少ないほどいいと思っているが、実際には一般開業医から来る患者さんでは10種類とか20種類以上処方されている人もいる。効果のことを考えれば、あれに効く薬、これに効く薬となってどんどん増えてしまうが、副作用のことを考えれば出来るだけ控えたい。薬を処方した後、こんな副作用のことが書いてあったが大丈夫かと聞いてくる人がいる。絶対大丈夫という訳ではないが、「そこに書いてあることはめったに起こることではなく、以前飲んだ時大丈夫だったのだから大丈夫だと思いますよ」と答えるが絶対的自信があるわけではない。薬には副作用はつきもので、なるべくなら飲まないに越したことはないが、飲んで症状が治まるメリットと何千人に一人くらいの確率で起こる副作用の怖さを天秤にかけて、副作用はたまにしか起きないのだからと処方されているのが現実である。
2011.07.06
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高校時代の藤本教頭先生は朝礼で喋る時は必ず「最後の5分間」を説いた。今でもその時の表情がまぶたに浮かぶ。時間を大事にしろということだが、5分などというと短い時間で何もできないと思っている人もいるかもしれないが5分は大切だ。試験終了5分前、最後の5分間で点数がぐっと上がる人もいれば下がる人もいる。仕事でもそうだ。最後の5分間きちんとやれば思いがけない出来栄えになることもある。5分間は非常に大事だと常に言っていた。日曜日に英語5分間トレーニングというラジオ講座のテキストを買ってきた。たった5分間で何ができるかと思ったが昨日10時20分から5分間講座を聴いたらたった5分間だが大変充実していて素晴らしいと思った。今日は帰りが遅くて気が付いたら10時30分で、10時20分に間に合わなくて講座を聞くことが出来なかったが、明日からは必ずこの5分間きちんと聞いていこうと思った。時間には1時間、2時間、3時間などがある。それに比べれば5分とは短くてとるに足らないような感じがする。まとまった時間なら勉強もできるが、たった5分間なら何にも出来ない。と感ずるのが一般的だが、実はこの5分がばかにならないのである。今もう夜11時で風呂にも入らなければならないし、時間が無くなってしまった。とあきらめて何もしようとしなかったのが私だった。でもこれからは、まだ5分あるではないかと考えて少しでも勉強していこうと思っている。「最後の5分間がんばります!!」と亡き藤本先生に報告したいと思う。
2011.07.05
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今のセリーグの首位はヤクルトで最下位は横浜ベイスターズである。まだ序盤戦でこれからどのような順位になるか分からないが今首位のヤクルト小川監督と最下位の横浜尾花監督について書かせて頂く。小川?誰?と言われたように選手としては全く無名の人だった。昨年監督代行として好成績を残したが無名なので監督には無理だろうと言われたが昨年の成績があまりによかったので今季監督になった人である。この人は選手を信じており、勝てば選手のおかげだと心から思う。負けた時は自分の采配ミスだと心から思う。したがって選手から信頼され前評判はBクラスのヤクルトが現在首位にいるとみている評論家が多い。一方尾花監督は投手コーチとしてヤクルト、ダイエー、巨人でリーグ優勝7回、日本一に4回導いた手腕が評価され、横浜ベイスターズの監督に招かれた。現役選手としても有名だったし投手コーチとしてはナンバーワンで輝いていた。誰もがあの尾花ならきっとやるだろうと思ったが、昨年断トツの最下位、今年も最下位に低迷している。インタビューなどを聞くと打撃はいいハーパーに対して負けたのはハーパーの不味い守備のおかげだなどと言うことが多かった。小川氏とは反対の対応をしているのではないかと思った。勝ったら自分のおかげ、負けたら選手のせいにしていないだろうか?投手コーチとしては素晴らしい能力を発揮していたが監督としては無理のような気がする。投手コーチと監督では全く違うのである。あれだけ素晴らしいものをもっていたのだから、もう一度どこかの投手コーチになって大きな花を咲かせてもらいたいと思う。勝ったら部下のおかげ、負けたら自分の責任と思う考え方は会社でも同じだし、国でも同じだ。成果が上がったら閣僚や官僚のおかげ、失敗したら自分の責任と考えて行動するとチームとして協力関係がよくなるが、失敗を人のせいにすると思わぬ反発を食ってしまう。医療現場でも同じだと思う。心して仕事していきたいと思っている。
2011.07.04
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チロリアンランプ(アブチロン、浮釣木)アオイ科アブチロン属、常緑低木、つる性、原産;ブラジル、花言葉;尊敬日曜日だが気になる患者さんがいるので、病院に行って様子をみてきた。リユウマチで重症の方は3口位食べたという。それでも僅かに進歩しておりほんのわずかだが安堵した。パーキンソン病の二人の患者さんもそれなりに安定していた。パーキンソン病は85歳と76歳の女性だが二人とも飲み込みが出来なくなって痩せて衰弱が著しくなってきた。パーキンソン病の特効薬も飲めなくなってきた。そのままではじり貧で衰弱死するだけだからと家族に話して胃ろうを造設した。胃ろうについては様々に議論されている。食べられなくなった時が寿命だからその後に胃ろうなどを作って人工的に延命するべきではないという考え方もある。意識もなく植物状態なのに胃ろうで命だけつなげる意義があるかという問題もあり、ケースバイケースで様々な状況があると思う。人工的延命には自発呼吸が止まってから人工呼吸器をつけて延命する方法があるが、こちらについては殆どの家族が「それだけはして欲しくない、自然のままで、命が尽きるのを見守りたい」と断るケースが多い。胃ろうについては医者が必要というと1~2の例外はあるが殆どの家族が応じてくれる。今回の症例ではそのままにしていたら今は亡くなっていたと思われる85歳の女性は今では体力がついて自力で食事が食べられるようになり、栄養は胃ろうから半分、口から半分食べている。今日もテーブルに座って食事が運ばれてくるのを待っていた。76歳の人は85歳の人ほど元気ではないが、それでも口から3分の1位食べられるようになった。胃ろうは今では手術しないで簡単に内視鏡的に造ることができる。認知症がないのに食べられなくて栄養失調で痩せて衰弱していくのをみるに忍びない場合は積極的に胃ろうを造ってもらうのがいいと思う。胃ろうからの栄養で、体力がつき、思わぬ回復が得られる場合もあるからである。
2011.07.03
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今回の原発事故で、原子力に代わるものが模索されている。太陽光発電、地熱発電、風力発電、水力発電、化学発電、燃料電池などである。今の主力は原子力と火力発電だが、火力の原料は石油、石炭、天然ガス等の化石燃料である。これは炭酸ガスを排出し地球温暖化の原因になるので世界的に減らしていく方向で検討されている。そこで注目されるのがアルコールである。しかしアルコールの生産には莫大な金と労力がかかる。世界的な食料危機の中で餓死する人もたくさん出ているこの地球上で、トウモロコシやサトウキビ、大麦やジャガイモ、サツマイモなど、食料になるものを発電に回せるかの問題がある。燃料電池と言うのは燃やして発電するのではなく、化学反応を起こさせて発電する仕組みだが、従来の熱を出させて発電する方法に比べ、はるかに高い電力転換効率を有しており、今後の原子力に代わる有力な発電法として、アメリカや日本で実験プラントが稼働している。その原料は水素、酸素、炭化水素、一酸化炭素等があり、お酒もその原料になり、お酒でも発電することができる。原子核分裂の時には巨大なエネルギーを出すのでその熱を利用してタービンを回す原子力発電は極めて効率の良い発電法だが、事故が起こった場合、使用済み核燃料の処置など問題が多い。今や核エネルギーの研究から、燃料電池の研究に全力を傾けていくべき時代と考える。
2011.07.02
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昨日近所の方が「福島のお酒ですから」とわざわざ届けてくれた。私は感ずるところあって結婚以来当直の日以外は1日も休まず約40年間飲み続けてきたお酒を止めているが、せっかくプレゼントしてくれたので、今夜は冷やして飲むことにした。昨日外来に来た69歳の女性、今度定年で職場を辞めるというが、やはり何十年間1日も休まず酒を飲んできたという。今は暑いので、ビール一缶飲んでそのあと冷やした日本酒を飲むのがたまらないという。高血圧の薬を飲んでいるが肝機能は全く正常である。今度職場を止めて収入が無くなり年金だけになるので酒が買えるかだけを心配していた。この人はワイン、日本酒、ビールを季節に応じて毎日飲んできたが大体日本酒に概算して3合ぐらいまでであった。私も1日も休まず飲んできたが、肝機能は正常だった。多くても3合位までだったからかもしれない。酒飲みで問題なのは、アル中である。アルコールを何時も飲んでいないといられない状況になり時には暴力をふるったり暴言をはいたりする状況になってしまう。何十年間と1日も休まず飲み続けてもアル中にならない人もいるが数年でアル中になる人もいる。遺伝子の関係もあるがどのような遺伝子を持っている人でも節制が必要だと思う。飲みすぎないこと、酔いつぶれないことを心がけるべきだと思う。
2011.07.02
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パーキンソン病の末期の方、慢性関節リュウマチの末期の方などを受け持っている。食事が飲み込めなくなったり、食欲が亡くなったりすると点滴で栄養や水分を補充するしかない。点滴の内容を十分検討してベストを尽くしても一向によくならない。「食べてみる?」と聞いても弱弱しく首を振るだけだ。どうしてやることもできない。祈るしかない。朝夕少しでもよくなるように祈っているが、快方の兆しはない。朝出勤するのも気が重い。帰ってきても気が重い。良くなってくれることを家でも病院でも願っており、他に関心がいかず楽しいことは何もない。ところがである、一週間も何も食べずに寝たきりだったリウマチの患者さんが今日何か食べたいという。食事を出してみたら食べてくれた。半分以上諦めており、家族にもその旨伝えていたが、持ち直すかもしれないのである。嬉しくてそれまで真っ暗だったまわりがパット明るくなった。考えて見るに重症患者の度に、落ち込み元気をなくしていたら自分自身が自立して生きていけない。気にしていた患者さんが元気になっても次から次に重症患者は入院してくる。心は休まる間がなく、自らが病気になってしまうかも知れない。「ベストを尽くせ、結果は気にするな」と自分に言い聞かせた。人は結果が良ければ舞い上がり、悪ければ落ちこむ。病人を診る時も同じで、患者さんが良くなれば嬉しいが、良くならないと苦しむ。いずれの場合も結果に左右されている例である。「いかなる場合もベストを尽くせ!!常にベストを尽くして生活し、結果を気にするな」この気持がないと職場でいい仕事が出来ないし生きてもいけないと考える。
2011.07.01
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