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山梨県笛吹市は大震災の被災者を1日最大1000人、期間2カ月、3食付きで受け入れることを決めた。一人当たり一泊4千円の宿泊費は笛吹市が負担する。1億8500万円の補正予算案が3月29日の臨時市議会で全員一致で可決された。災害やそれに続く計画停電などで、温泉街の宿泊客のキャンセルが相次いでおり、ホテルや旅館の経営がピンチになっており、被災者を受け入れる事によって、旅館救済にもつなげようとの考えだがいい考えだと思う。国会議員が全員毎月の給料の30%を災害復興のために寄付するという。大変なことだ。その他大勢の方々も身を切るようなお金を義援金に差し出している。莫大なお金が集まっているが、具体的に被災者の方々がどれだけ救われているのかは見えてこない。今回の笛吹市の決定はかなり具体的で被災者の方々も温泉宿で2カ月間暮らせるのは助かると思う。笛吹市を見習って多くの温泉宿や旅館組合が立ち上がるかもしれない。2カ月と言わず住む家が出来上がるまで旅館に居させてもらうことも義援金の一部を使えばできるのではないかと思う。現地の避難施設に毛布などを送ることも大事なことだが、今は全国のホテルや旅館がガラガラなのだから、旅館組合が本気になれば福島の原発避難者も含めて被災者全員を受け入れることが出来るのではないかと思う。またこの事業によって地元産業(山梨の場合は果樹産業)を維持したり発展させたりするための助っ人になってもらえるかもしれない。
2011.03.31
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巷では厚さ16センチの鋼鉄製の炉壁に穴があいて汚染水が漏れているなどの記事もあり、お先真っ暗なところへ慢性疾患のある姉がしりもちをついて腰痛を起こして動けなくて食事も殆ど食べていないという電話が昨夜あった。義兄は79歳で体が不自由、殆ど老老介護できない状況なので、今朝私が姉を迎えに行って私の病院に入院させた。入院しても相変わらず何も食べたくないとのことで前途は暗い。でも水曜日は隔週で午後は休みをもらっているので、入院の指示を出したら帰らせてもらって午後2時半頃から子供達と甲府市立動物園に行った。ゾウさんが子供達が声をかけるとダンスをしてくれて大喜びしたり、モルモットを抱っこしたり、ヤギに餌をやったり、乗り物に乗ったり、大はしゃぎでその楽しそうと言ったら無かった。大人の世界では地震、津波、原発、老老介護が出来ない状況、しりもち、食欲不振、入院など暗い出来事が多かったが、子供達があまりに楽しそうにしているのをみたら、なんとなく気分も明るくなった。明日も頑張ろう。
2011.03.30
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高熱による炉心溶解を防ぐために大量の海水や水をかけているが、その水は放射性物質で汚染されている。それは半端でない莫大な量なのでそれの処置がまた大変である。水だから地下に浸みこんだり海に流れたりする。それを防ぐためにポンプで水をくみ上げて安全な場所に捨てにいくというが、捨てる場所が問題である。放射線量の単位は核分裂数で表すベクレルと人体に影響を及ぼす線量で表すシーベルトがある。同じ線量でもベクレルで表すと桁違いに大きな数字になる。原発から30km以遠の人達が浴びる放射線量や飲料水、食料などから受ける放射線量は微量で今すぐに健康被害を起こすものではないが、数十年先の影響は分からない。チェルノブイルの事故後数年して、小児甲状腺がん罹患率が増加したとの報告がある。今までも我々は大気中や温泉、レントゲン検査、飲料水などから微量の放射線は浴びてきた。今回のことでそれが増える危険性がある。被曝線量にもよるが将来の健康被害については何十年先、何世代先に何らかの障害が出て来るかも知れないし、でてこないかもしれない。チェルノブイル爆発事故との比較では被曝線量が違うので同じように考えることはできない。今必要なのは微量被曝による将来的予測をあれこれ考えて不安をあおることではなく、何とか原発を静めるために国民全員が全知全能を出し合うことである。原発を購入したアメリカの会社にも助力を仰いで一刻も早く放射能漏れを静めてもらいたいと願う。
2011.03.29
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近所に住む一人住まいの83歳の女性が義援金を1万円持参して名前も何も書かなくていいから寄付する時一緒に送ってくれと言ってきた。今回の災害被害は甚大で、さらに広範囲に渡っており、人ごととは思えず、自分のことのように心配し、殆ど全ての人が何とかお役に立ちたいと思っている。義援金の額も空前の額になっているとのことで、一人で何億円も寄付した人も大勢いるし、近所のお年寄りも年金生活者にとってかなりの額を支援したいと申し出てきた。国内だけでなく外国からもかなりの寄付が寄せられており、ボランテアで医療チームも来てくれている。世界中が心配し、復興を願い、多額の援助をしてくれている。問題はその善意のお金をどう使うかである。寄付額は10億円の人もいれば100円の人もいるかもしれないが、金額に関係なく、いずれも真心の援助である。被災者の皆さまの健康と精神的回復を心より願っている。寄付は赤十字やNHKを通じて集められているが、その使い方が問題である。人々の熱き気持を尊重して、真心ある配分をして、被災者や国民に大きな希望を与えてもらいたいと願う。
2011.03.28
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被災地や福島原発周囲の人達は仮設住宅や親戚などを頼っての一次移住を余儀なくされている。昨日昼食時、ある医局の先生が山梨に集団移住してきてもらいたいと言っていた。山梨は桃、ブドウなど果樹王国と言われているが、それに携わっている人たちは殆どが80才前後の老夫婦又は老人一人でやっているのが現状である。後継者がいなくて老齢のため消滅寸前の果樹園もある。被災した人達に募集をかけて山梨移住を呼び掛けたらどうかとの提案であった。住宅や補助金(果樹そのものの収入はそれほど多くないので大量移住者の生活を保障するには補助金が必要)その他様々な設備や資金が必要だが国や県で補助金を出して移住者受け入れを政策として出してくれればありがたいと思った。拙著「親からのDNAで人生は決まるのか?」の191ページに明治維新で江戸幕府の役人だった武士が何十万人も失業してしまったが、勝海舟の尽力で、寒村でしかなかった横浜に約10万人送り込んで横浜港発展の基を作ったり、静岡に約8万人送り込んで武士を農業に転職させてお茶の生産日本一の地域を作ったことが書いてある。今回被災した人達や福島原発の周囲の人は明治維新で失業した人達と同様、力はあるのに受け入れ先や仕事がないという現状がある。国レベルでも検討して頂きたいが、各県で産業おこしあるいは産業の維持のために希望者を募ったらどうであろうか?
2011.03.27
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以前「整理整頓」の「整理」は捨てること、「整頓」は仕分けることと書いた。勤務先の私の机と本棚は当直の時整理整頓したので、今は綺麗に片付いている。しかし自宅の机の上とその周りは書類の山でめちゃくちゃ散らかっている。整理しなくてはと思いながら中々手が着かずに、自分の意思の弱さを思い、敗北感を味わっていた。今日は土曜日ということもあり、勤めから帰る時より、「今日はやるぞ」と腹を決めて取りかかったら何とか目鼻がついた。あと少しで出来上がりである。整理については、殆どが必要な書類のように思えて中々捨てられなかったが、長い間、埃をかぶっていたということはいらないということではいかと思い、それらの多くを捨てることにした。残ったものをどう整頓するかも問題で畳の上にいくつか分類の場所を作って整頓してみたが、あっちこっちでダブったり、その整頓したものを何処に置くかも問題で、大変難しい作業であった。途中で興味ある書類が出てきたりするとそれを読んだりしていて中々前にすすまなっかったりした。でもあと少しなので、今日こそきちんと片付けてしまおうと思う。
2011.03.26
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昨日も今日も予定されていた停電がなかった。明日明後日も土日なので停電はないという。停電がない方が良いが、停電しますという時間帯は仕事の予定が入れてないので、せっかく頂いた電気だが有効に使えなかった人も多いと思う。外来診療は自家発電があるので停電にかかわらず行っているが、CT検査やMR検査など大きい電力を使うものは停電中は無理である。手術も停電中は原則しないことになっている。この停電が何時まで続くのか分からないが仕事が中途半端になってしまって困っている。火力発電所を急遽作るとか周波数を同じにする工事をして関西電力や九州電力から東京電力管内に電気を送ってもらえる工事をしたりするには、今後数カ月はかかることが予想されており、来週以後また停電があるのは必至なので、停電対策を職場でも自宅でもしっかり確立していきたいと思う。
2011.03.25
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朝6時45分からの英語教育番組 リトルチャロ2を観ている。孤独な一人ぽっちの子犬チャロがショウタ少年に拾われて育てられたが、ある日崖から落ちたチャロを助けようとしてショウタが大怪我をして生死をさまよっている間(アイ)の国にチャロがショウタを助けにいく冒険物語だが、そのテーマはNever give up である。そのけなげな姿には感動する。日本全体がいまピンチにたっている。全体といっても個々でピンチの度合いが異なり、ぎりぎりでこらえている人もいれば比較的軽いピンチの人もいるが、日本全体がピンチなのは変りない。今は流石に諦めムードの人はいないが、長期化してくると諦める人もでてくるかも知れない。個人的には仕事のこと、習いごとのレベルアップのこと、入学や入社試験などへの挑戦等で、中々成果が上がらないとやっぱり駄目なのかと諦めてしまう人達がいる。チャロを見習って決して諦めないでもらいたいと思う。結果はどうなるか分からないが、最後まで諦めない人が諦めた人より良い結果を得る確率が断然高い。君よ!Never give up!!
2011.03.24
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今朝がた夢をみた。歌の歌謡大会に出場するために家を出るのだが、その時家内と大げんかになった。今其の喧嘩の理由は思い出せないがいずれにしても大げんかでこれから大舞台で演じなければならないのにすごく嫌な気分で出発した。会場は東京女子医大の講堂だが、電車やバスを乗り継ぎ、最後はタクシーで行くのだが中々タクシーが来ない。大会は2時からなのに時間は刻々と過ぎていく。あせりにあせっていたが二時過ぎになってやっとタクシーで集合場所に着いた。そこからさらにタクシーで行くとのことだが中々タクシーが来ない。2時はかなり過ぎてしまった。正確にはどれだけ過ぎたか分からないが焦って外に出て見たら女子医大に通じる坂道があり、すぐそこに女子医大があり、入口のところでは整理している人達も見えた。なんだこんなに近かったのかと息せき切って駆け込み受付をした。とっくに始まっており、自分の順番もきてしまっていて、親切に後に回してもらっているかなと思ったら、幸い2時からといっても開会前の準備とか出し物で出場者はまだスタートしていないとのことだった。一安心して、そこで順番を待っていたが、歌う歌の最初のメロディーは何とか辿ることができたがそれに続く歌詞は歌詞カードを見れば分かるが記憶できない。いつも歌っている歌なのに困ってしまった。歌詞カードを置く所があったり、歌詞がでてくるテレビ画面があればいいがと思っていたら係の人が、一切そういうものはないと言ってきた。最初のフレーズのみでその後は全く覚えていないのに歌えるのかとすごく困って悶々としていたら目を覚ました。最初は夢とは理解できなかったがしばらくして夢だったと分かり安心した。目を覚ました後上記の一部始終は鮮明に思い出せたが、その歌詞が記憶できなかった歌の名前は思い出せなかった。よく歌っている歌なのにくやしいと思ったが仕方なかった。思い出せたら今それをおさらいしようと思ったが無理だったので、別の歌を1番から3番まで頭の中で歌ってみたら歌えた。目を覚ましていてもどんなに努力してもダメなことがあるが、夢はさらに到達困難で殆ど不可能な事ばかりである。まず距離的に中々近づけない、やろうとすることが中々出来ない。記憶しようと思っても中々それができないなど困難が多いことは毎度のことで、しかも目を覚ますとそれだけ苦労したのにその内容を覚えていないことが多い。今回はかなり詳細まで思い出せたので、夢の研究をしている方々のお役に立てるかもしれないと思ってアップした。御参考になれば幸甚である。
2011.03.23
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信号のついていない暗いところを通って自宅にたどり着き、ろうそくをともして食事した。ローソクだと何となくビール、ワインの雰囲気になり、少々飲みすぎた。10までは長いなと思っていたら9時前に電気がついた。それから活動を始めたが飲みすぎたせいなのか、電気がついた安心感からか、やや気が抜けた感じである。計画停電で、あらかじめ時間帯を教えてくれるようになったので、それに合わせたリズムが出来上がればよいが、まだ停電がないかもしれないという気持ちがあったりして、不確実なリズムになっており、仕事の能率が上がらないし、気分もすっきりしないことが多い。早くこの停電に慣れて、充実した生活にしていかなくてはと思っている。
2011.03.22
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今日はお彼岸の中日で車で40~50分かかる南アルプス市の両親のお墓参りに行ってきた。両親が自分や家族を守ってくれたので、自分たちは無事だったことを感謝したが、亡くなった人達のことを思い、自分達だけ無事だったことを喜んでいいのかとの感情が湧いてきた。この頃のブログは東北大震災の事ばかりになっているので、健康のことについて少し書かせていただく。滋賀県に住む息子の所から電話があり、先に嫁と孫が風邪を引き、今別の孫が39度の熱を出している。病院に行くべきかとの質問であった。休日の夜間に急いで受診しても今熱が出たばかりではインフルエンザだったとしても陽性にならない可能性があり、インフルエンザの薬をもらえるか分からない。明日まだ熱があるようなら受診する心ずもりでいいと思うと答えた。当直をしているとそのような患者さんが大勢来るが、当直室には間に合わせの薬しか置いてなく、処方日数も1日分とか2日分しか出して貰えない。其の日が土曜日ならともかく、翌日が普通に外来をしている日なら夜に焦って救急病院を受診するより、翌日かかりつけ医を受診した方がいいと話した。次に、無酸素運動、有酸素運動について書く。有酸素運動はともかく無酸素運動とは何か知らない方もいるので簡単に説明させて頂く。有酸素運動はジョギングとか体操とか酸素を吸ったり吐いたりしながらする運動でカロリーを消費してくれる。無酸素運動とは吸ったり吐いたりしないで重量挙げのバーベルを持ち上げるように息を止めてする運動である。この運動では尿酸値は下がらないので尿酸が高い人には有酸素運動を勧めている。無酸素運動は100メートル競争もそれに入る。息を吸ったり吐いたりしながら走っていたのでは9秒とか10秒の記録は出ない。息を止めて一気に走るのでこれも無酸素運動に入ると思う。無酸素運動の利点は何か?筋肉をつけてくれることである。その結果として基礎代謝を上げてくれる。筋肉がつけば黙っていても基礎代謝が上がってカロリーを消費してくれるのである。有酸素運動と無酸素運動のどちらがいいかは一概に言えないが尿酸が高い人は有酸素運動が良い。筋肉が少ない人は無酸素運動がよいと言えるが、実際には有酸素と無酸素を適宜組み合わせた運動が理想的と言える。
2011.03.21
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テレビで原発の電源修復や関連機器修理のために任務に就く人のインタビューをみた。「確かに身の危険は感じているが、その仕事は自分たちにしかできないことだし、日本人全体の命にかかわることで、自分ひとりの命のことは思っていられない」という意味のことを言っていた。すごいことだしありがたいことだと思った。自分は本を書いたりブログで偉そうなことを書いたりするが本当の自分はどうなのか?と思った。自分以上に人様を大切にしてどんな人に対しても自分を思う以上に大切にして尽くしていくというのが本の内容だが、いまこのような緊急事態に遭遇して自分は何をしているのかと思う。その場その場で状況は変るが、自分が電気技師だったら率先してそのような放射線に最も近いところでの仕事に就いただろうか?と思った。今でも常に被災者のことを思い、その人たちのために何らかの行動(祈りも含めて)を取っているかと内省した。実際にはその思いがあっても具体的に何をしたらよいか分からないで悶々としている人たちが多いと思う。殆どの人達が何かしなければと思っている。それが大きな力となって皆が救援されることを祈っている。
2011.03.21
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今は殆どのもようしものは中止になり、地震と津波と原発一色の日本だが、先週茨城県の孫たちが一次的に疎開してきて我が家は明るくなった。今日は日曜日なので車で外出して子供達を遊ばせてきた。子供はボールを取りっこしたりして無邪気に遊んでいた。直接被災した子供達のことを思うと言葉もないが、被災しなかった子供たちにも何らかの形で影を落としたことだろう。明るくたくましく育ってくれと願う。
2011.03.20
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3ガツ11ニチ 14ジ46ップン、サンリクオキニマグニチュウド9ノジシンガハッセイシタキョダイナツナミデ、イエモヒトモナガサレタトウトイイノチガウシナワレ フクシマゲンパツモコワサレタテイデンニナリ ホウシャセンモモレテイルイエモナイ、タベモノモナイ、クスリモナイ、サムサニフルエテイルヒトタチモイルトウクハナレタケンノビョウインデモ、クスリノショホウハ28ニチブンマデトキメラレタデモダレヒトリモンクヲイウヒトハイナイヒサイシャのコトヲオモエバソレクライノコトハナンデモナイトイッテクレタゲンパツハイマモコウネツヲダシツズケテイルデンゲンヲカクホシテハヤクエイキュウレイキャクデキルヨウニイノルナンデコンナニワタシタチヲクルシメルノカツナミガニクイデモマケルモンカイキヌクゾカナラズヨミガエルカラミテイテクダサイ チチハハヨ
2011.03.19
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http://www.youtube.com/watch?v=IxUsgXCaVtc 上のyou tubeの動画をみて感動した。こんなにも世界中の人達が日本のことを思い、涙を流し、祈ってくれているとは涙が流れた。私たちは外国の人達が災害を受けた時にこのように祈ったり涙を流したりしただろうか?日本にいながら災害を免れた自分自身が災害を受けた人達のために何をしているだろうか?何もしていない。はずかしいと思った。お亡くなりになられた方々の御冥福を祈り、苦痛と苦難状態にある被災者の方々のために少しでもお役に立たなくてはと思った。
2011.03.16
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今朝の新聞に石原都知事が「日本人のアイデンティティは我欲、この津波は天罰だ、我欲を洗い流す必要がある」と述べたとの記事が掲載されていた。医局でその記事を見て怒り狂っていた同僚がいた。ひどい!現地で死んだ人や苦しんでいる人達に対して何と言うことを言うのか。その人が再度知事選に立候補するという。世の中は狂っている。といきまいていた。実際は氏は災害に遭った人達のことを天罰と言ったのではなく、日本人全体に対して天罰と言ったのだと思うが、その常識の無さ無定見さにあきれる。地理学、鉱脈学、自然科学等を全く無視した何百年も前の迷信的な考えに基ずいたものと思われるが、時と場合を考えた時、信じられない非常識さだ。そういう人はもし北朝鮮沿岸に大津波が起きればそれは天罰と言うかもしれない。どこに起きるかもしれないのが自然災害だ。アメリカに起きるかも知れないし東京のど真ん中に起きるかもしれない。それが天罰だとは何世紀も前の人間が言うことであり、時代錯誤も甚だしいし、冷静な判断力があるとも思われない。東京都知事ともあろうものが信じられないようなばかげたことを言ったことに、怒り狂ったのは医局内だけではないと思う。都知事のアイデンティティ(独自性)は軽薄としか言いようがない。
2011.03.15
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今テレビを見ていたら福島原発2号機の冷却水がなくなってしまって燃料棒が丸々露出してしまったとのことである。タンクに冷却水(今は緊急で海水)を入れるポンプの燃料切れが原因とのことだ。しばらくしたら燃料を入れて水位を保つポンプを作動させたら水位が上がってきたとのことでひとまず安心と思ったら今度はタンク内の圧力が上がってしまい、このままだとタンクが爆発しかねないので、タンク内の圧力を抜く作業に取り掛かるという。その場合、抜く水蒸気は放射能を含んだ水蒸気なので、多少の放射能汚染を覚悟しなければならない。しかしこのままでタンク内の圧力が限界にきて爆発したら燃料棒もさらけ出されることになり、放射能被曝の被害は甚大である。水蒸気内の放射能は微々たるものなので、はやくガス抜きをしてタンクの安全を保ってもらいたいと思う。公害が少なく、簡単に電力を産生してくれる原子力発電は非常に便利で今後も火力発電に代わってどんどん増えていくと予測されていたが、今度のようなことが起こると安全面で不安が募る。このような大きな地震は想定外だったのかも知れないが、過去の世界で最大の地震を想定してそれに耐えられるような設計にしてもらいたいと願う。
2011.03.14
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昨日のブログに土曜日当直は楽だ、なぜなら翌日が日曜日で休みだからと書いたが今回は楽どころではなかった。午前2時頃4人集中的に入院患者が出て、グロッキーになってしまった。一人は他所の医院でB型インフルエンザと言われてタミフルを飲んでいるが3日も飲んでいるのに39度の熱が下がらず食事も食べられないという。付き添いの奥さんが「大丈夫でしょうか」「だいじょうぶでしょうか」と頻りにいう。色々な解熱剤を使っても下がらない。奥さんが目をむいて私の方に迫ってくる。こちらもグロッキー気味なのでなんとも適切な回答ができない。入院になった。もう一人は20歳のぜんそく患者で外来で点滴していたが思うように改善せず入院になったケースだ。薬をあれこれ試しても良くならずこちらも随分消耗した。3人目は旦那さんに付き添われた頭痛の奥さんだ。CTでは異常なかった。血圧が高いので血圧の下がる薬を点滴して少し血圧はさがってきたが、まだ頭が痛いという。嘔吐もした。結局入院になった。4人目は街頭で倒れていた飲酒後の意識喪失者だ。救急車で運ばれてきたが意識がない。入院させるしかない。私ともう一人のナースの二人だけでの対応なので、私は兎も角、ナースは2時過ぎには「眠りたいね」と言っていた。かなりまいっていたのだと思う。お疲れ様。日曜日は帰れると思っていたが4人も入院すれば朝食も食べずに入院患者の指示で日曜の午前中は過ごし、昼に家に帰って昼食をとり、それから眠っていま6時頃起きた。ものは考えようでこれが土曜日でなければ家に帰って寝る時間もなければ日常業務があるので入院患者に十分な指示も出せなかったと思われ、やはり土曜日でよかったのかなと思った。
2011.03.13
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今、外来が終わってこれからの午後と夜間が当直で明日は日曜日なので明日の朝帰れる。土曜日以外の当直は翌日も普通の勤務なのできついが土曜当直は翌日が休みなので気が楽である。今日の午前中の外来に時々唇がたらこのように腫れて治るまでに2~3時間かかるという26歳の男性がきた。唇も消化器の一つなので胃が疲れていて、胃が腫れるにつれて唇も腫れるのではないかと分かったような分からない説明をしたが、本当の原因は分からなかった。昼間土木作業で夜代行車の仕事をしているとのことで、疲れが原因ではないかとも話した。また食事はコンビニ弁当を食べているが肉を好きで肉食系とのことだった。野菜は少ないとの事だったのでビタミン不足かも知れませんねと話してビタミン剤と胃腸薬を処方して念のため血液検査をして2週間後に外来に来るように話した。このような症例を経験した方がおられましたらお教え願えたら幸甚である。神経を使った後などに起こることが多いとのことで、神経系などとも関係あるのではないかと思う。昨日の大地震、病院も大揺れで患者さんはじめ、皆どうなる事かと青ざめたが、幸い倒壊を免れた。震源地に近い地方では大勢の方が亡くなられて行方不明の方も多い。わが身だったかも知れないのに身代わりのような形でお亡くなりになられ、心からご冥福をお祈り申しあげる。
2011.03.12
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今日は胃カメラ当番の日だったので年に一回検査を受けている自分の胃カメラを自分ですることにした。11時過ぎにやっと順番がきたので、鼻の麻酔をして、右の鼻から内視鏡を挿入した。他人の鼻に入れる時には結構お構いなしで入れるが、自分となると痛い時もあり、かなり加減した検査になってしまったが時間をかけてじっくり検査をした。よくみたら結構胃が荒れていた。野菜を多く食べると胃も綺麗になると書いてあった論文もあったが、自分は結構野菜を食べる方なのに、随分胃が荒れているなと思った。2年前にピロリ菌を退治したのでその前よりは萎縮性胃炎の状態が少し改善した印象があった。来年までには野菜をもっと食べてもう少し胃が綺麗になっているようにしようと思った。自分で自分の胃カメラは今回が初めてだったが次回は2度目なのでもう少し上手にしようと思った。大腸鏡も今度は自分で入れてみようかなと思っている。
2011.03.10
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これは彼岸花である。何もない所に11月ごろ生えてきて厳寒の今も葉を茂らせている。4月ごろには枯れて無くなり、9月の彼岸の頃ひょろひょろと茎が伸びて(葉はない)真っ赤な花を咲かせる。(「親からのDNAで人生は決まるのか?」196ページ)昨日102歳の女性を症状が安定しているとして退院してもらい、埼玉県の病院に転院した。3年前胃ろうから栄養を入れている患者さんを他院から紹介されて受け入れた。それほど長生きできないと思っていたが、ずっと健康で長生きし、入院期間が長くなってしまったので転院して頂いたが、今後どれだけ生きつづけてくれるか気がかりである。このように思いがけなく長生きなさる方がいるかと思えば、芸能人などは60歳代、70歳代など結構若くして亡くなる方も多い。死んだ後その生命はどうなるのであろうか?彼岸花は花が枯れた後は、地上に何も残さないで消えていく。そして花とは想像もつかない葉が生えてきて、やがてはそれも消え、9月には再度真っ赤な花を咲かせる。花の時期、葉の時期、そして何もない時期、いずれも生きているのだと思う。今日も多くの方々が無くなったが、それは彼岸花のように又いつか形を変えて生まれてくることが考えられ生命は永遠であると私は考えている。
2011.03.09
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今夜、車で帰宅途中、家のすぐ前の道の曲がり角でまだ若い青年がマイクを持って何か喋っていた。インターネット中継中などの立て看板もあったので、家に帰ってその人の名前で検索しようと思っていたら、家のポストの中に28歳の青年が甲府市議会議員選挙に挑戦しますとのビラが入っていた。甲府市議会議員の平均年齢は63.5歳で若者の声を反映できる人が必要だと述べていた。若者が政治に関心を持ち、道端に立って立会演説をして、ビラ配りをして世間に訴えていくのは大歓迎である。当選できるかどうか分からない。精いっぱい苦労しても当選できない事の方が多く、最初からあきらめている人が多いが、この人は結果を考えずにとにかく走りだしたのである。今民主党は苦戦している。2年前華々しく政権交代した時の輝きはなくなってしまった。長年の自民党支配の中で老化し、指導力もなくなった自民党に失望して民主党を選んだ選挙民は、今当惑している。以前は自民党がダメだから民主党にという図式だったが、今度は民主党がダメだから自民党にと言う訳にはいかない。自民党は駄目とすでに分かっているからである。民主党は影の内閣を作って政権を取った時の準備をしてきたが、いざ政権を取ってみたら正に素人の集団である。政権をとったことがなかったのだからそれは当然のことだったが、性急な選挙民は、なんだこれは?と思ってしまうし、議員達も自信をなくしてしまった。今夜の街頭の若き青年も、もし当選すれば新人である。何も知らない素人であるが、若さが感じられ、困難にぶちあたっても、それなりに対応してくれるのではないかと感じらる。若さは危うさを持つがその分を情熱でカバーすると言われる。今の国会議員には若さがない。私は若さとは暦の上の年齢が若いことを言っているのではない。平均年齢が60歳だ、70歳は関係ない。若者とは情熱を持っている人のことである。私は69歳だが、ぎらぎらする情熱を持っており、今夜の若者に負けていないと思っている。でも今の仕事を捨てて政治家になるべく立候補する勇気は流石にない。意気地なしと思われるかもしれないが、当選するしないは水もので、政治家になるには努力だけではどうにもならないことがあるからである。年齢にかかわらず若き情熱を持った人で政治に関心があり、ファイトがある人は今こそ名乗りを上げて挑戦してもらいたいと願っている。
2011.03.08
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馴染みの焼き肉店の女主人から年間5万円ずつ4年間献金を受けたとして前原外相が辞任した。外国人から受け取ってはならないと決められているので、分かっていれば理由を話してお断りした筈だが、日本名の献金で額も少なく、チェックできなかったのだと思う。秘書がしたことであり、事務職が処理したことで自分はまったく預かり知らなかったことだが、自分の責任ですといってしまったことから責任をとらないわけにはいかなくなったのだと思う。秘書が、事務方がと言って責任逃れする人は卑怯で、たとえ下々の人が犯した失態でも最高責任者が責任を取るのが当然だとの考え方がわが国には根強く、それを美徳と思っている人も多い。今回のケースでは本人が知っていてそういうことが起こることは100%ないことなので、知らなかったで突っぱねればいい問題で、私にも責任ありますなどと格好つけた結果が辞任につながったのだと思う。政治家はもっと鉄面皮でいいのだ。このまま辞めないで外相に留まるともっと別の大きな献金問題で追及されるかもしれないのでそれを恐れて早めに辞めてしまったとの憶測もあるが、この20万円という献金を受けたことで辞めた形になっており、腹が据わっていない人との批判は免れない。外野席は辞めろ辞めろと大騒ぎするが、本当は屁でもない批判である。批判を冷静に判断する見識を示し、誇りある政治家としての姿を見せてもらいたかった。
2011.03.07
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本日の山梨日日新聞に小生の著書「親からのDNAで人生は決まるのか?」が紹介された。山梨日日新聞は山梨県民の70%以上のシェアを持つ地域一の大新聞である。そこに掲載されたのは嬉しい限りで、これを機に一人でも多くの人が読んでくれたらと願っている。人の幸せは遺伝子によって決まるのではなく、本人の自覚と努力によるものだと確信している。
2011.03.05
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今日は外来日なので、それが終了してから1時頃昼食を食べていたらテレビで今日が誕生日の山本リンダを特集していた。60歳の誕生日だという。え!本当!あの山本リンダが60歳、信じられないと思った。彼女は米軍兵士の父親と日本人ダンサーの母親の間のハーフとして生まれた。父は朝鮮戦争で戦死し心優しい母親に育てられた。毛色の変わった子供として随分いじめられたが母は醜いあひるの子の話をしてくれていつか白鳥になれるのよと励ましてくれた。その言葉通り、あのいじめられっ子が芸能界に華々しくデビユーしてレコード100万枚売り上げるほどの超有名タレントになった。しかしそのうちに売れなくなり、ある新曲を出した時売れたのはたったの10枚という時もあった。事務所を首にされたこともあった。でもなんといっても最大の悲しみは最愛のお母さんを母50歳の時ガス中毒で失ったことである。自分も同じ家に住んでいて気がつかなかったことに対する自責の念、すっと拭い去ることが出来なかった。お母さんはこの世で最も尊敬し、最も愛し、慕っていた人なので其の人を自分の不注意で亡くしてしまったことに対し、悲しみで再起不能とも思われたが、彼女は母親は自分が明るく強く生きることのみ願っていたことを思い、再起を果たしている。あのように華やかな人にもそのような過去があったのかと涙がとめどなく流れた。外来が混んでたおかげで偶然いい番組が見れてよかったなと思った。
2011.03.04
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ヤフー知恵袋を使ったカンニングが行われたようだ。学校の期末試験等ならいざ知らず大学の入試で行われたのだから驚きだ。ヤフー知恵袋でその問題を見て見たが難しい。今まで時々新聞で入試問題をみることがあり、それほど難しいとは思わなかったが、この問題はさっぱり分からなかった。だからといってヤフー知恵袋で教えてもらっていいわけがない。時と場所を心得るべきである。携帯電話の機能を使っての最も高度な不正行為だと思うが、本人は罪を犯す意識があったのだろうか。ハイテク技術を使って今までも勉強してきた可能性があり、入試でなくても常日頃から分からない問題はヤフー知恵袋にお世話になっていたのかもしれない。その延長戦上で入試本番でもそれを行ったことが考えられ、あまり罪悪感はなかったのかもしれない。ヤフー知恵袋は便利なコーナーで、何でも質問できるし、何でも教えてもらえる。それを悪用されたとなると今までのような自由な質問、解答様式が難しくなるかも知れない。カンニングは不正行為で志の高い人はいかなる方法でも絶対行ってはならない行為である。これは受験生の不正行為だが、社会人でも不正を行う人がいる。願わくば、全ての人が、人をだましたり、傷つけたり、不正義を行わないように心から願う。
2011.03.02
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今朝のラジオビタミンを聴いていたら、食事は1食1食楽しく味わって食べてもらいたいとの話をしていた。最近の傾向として「親からのDNAで人生は変るのか?」の中でも紹介したが、食事は2食とか1食とか御都合主義で食べている人が多く、健康面は考えているが楽しく美味しくを心がけている人は少ないように感じている。忙しくて朝食、昼食をかっこんできたなどと言う人もいる。食事はお腹の中に入りさえすればいいものなのだろうか?栄養バランスがとれていて、体のためになればいいのだろうか?健康を考えるあまり、食事の意義を忘れてしまっている人も多いように思う。忙しかったらかっこむ必要はない。一食減らしても体には殆ど影響はなく、却って体の調子を整える場合もある。かっこむくらいならそれは止めて時間のある時ゆっくり味わって食べた方が何倍もいいと思う。食事をかっこむ人だけでなく、体にいいとなれば美味しさなどはそっちのけで無味乾燥のものを詰め込んでいる人もいる。栄養学が進歩して体にいい食事などが紹介されるようになり、栄養を考えた料理が増えているのはいい傾向だが、それと同時に美味しく食べる、体だけでなく心にも栄養を与えてくれる食事を心がけることの重要性を教えて頂いた。忙しくて世知辛く、苦悩の多いこの世の中、せめて3度の食事は人生の喜びとして楽しく食べられるようにしてもらいたいと願う。
2011.03.02
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