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心を閉ざした公爵閣下と婚約したはずなのに、なぜか大切にされてしまってます！：全年齢

テーマ：小説家になろう感想(222)

カテゴリ：全年齢

題名【心を閉ざした公爵閣下と婚約したはずなのに、なぜか大切にされてしまってます！】
作者：伊賀海栗　様
カテゴリー：全年齢
https://ncode.syosetu.com/n0445hx/

「俺が君を愛することはないから、多くを求めぬよう」

　若き美貌のジョエル・フォンタナ公爵は、君命により嫁ぐため屋敷へと訪れたアリーチェにそう言った。
　だがアリーチェは安堵する。……追い出されなくて良かったと。

　アリーチェはマリーノ伯爵家の長女だが、実家で蔑まれて過ごしてきた。それは実の母が亡くなり、後妻と異母妹が屋敷にやってきたため。そして彼女は精霊の加護を持たないが、妹は加護を持っていたため。
　だがマリーノ伯爵家に公爵家との婚約話が持ち上がった時、妹はそれを激しく拒絶した。
「冷酷非情のジョエル・フォンタナの妻なんて絶対イヤだからね！」

　こうしてフォンタナ家に嫁ぐこととなったアリーチェはジョエルの冷たい瞳に迎えられながらも、優しい使用人たちに受け入れられる。
　その中で彼女はなぜジョエルが冷酷非情と言われるまでに心を閉ざしているのかを、彼女の持つ精霊の加護とは異なる力を知ることになる。

※アルファポリスでも掲載しています

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この作品は、ドアマット系ヒロインが冷徹な公爵様に愛されるというお話です。

ちょっと前に｢愛することはない｣とヒーローがいう作品をまとめて書いていた時があったんですが、この作品も｢君を愛することはない｣シリーズでした。

この世界は｢加護｣がないと貴族としてやっていけないという世界で、加護持ちの人間が何代も産まれないと貴族籍を取り上げられてしまうようです。

アリーチェの実母が女伯爵で、父はそこに入婿だったのですが、実母がなくなるとすぐに後妻と異母妹を連れてきて、その時から義母と異母妹に虐待される日々が始まります。

そんな時、妹が自分に来た結婚話を嫌がり、姉を公爵家に嫁がせることにします。

＝ちょっとネタバレ＝
お話はまとまっていて、山もあり、感情の動きもあって面白いんですが、悩むことが少しあります。
まず、なぜ公爵様がアリーチェを好きになったのかがよく分からない。。。
次にアリーチェが後半性格が強くてちょっと最初と変わったような印象が強め？公爵様を好きになって強くなったのかなとも思うけど。。。

ちょこっとした疑問を打ち砕いてくれる背景があれば、書籍化、コミカライズ！って思える作品でした。

＃異世界
＃加護
＃ハッピーエンド
＃愛することはない

＃結婚

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