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【完結】側妃は捨てられましたので：全年齢

テーマ： web小説(22)

カテゴリ：全年齢：アルファポリス

題名【側妃は捨てられましたので】
作者：なか　様
カテゴリー：全年齢

https://www.alphapolis.co.jp/novel/173514365/38688690

「この国に側妃など要らないのではないか？」

現王、ランドルフが呟いた言葉。
周囲の人間は内心に怒りを抱きつつ、聞き耳を立てる。

ランドルフは、彼のために人生を捧げて王妃となったクリスティーナ妃を側妃に変え。
別の女性を正妃として迎え入れた。
裏切りに近い行為は彼女の心を確かに傷付け、癒えてもいない内に廃妃にすると宣言したのだ。

あまりの横暴、人道を無視した非道な行い。
だが、彼を止める事は誰にも出来ず。
廃妃となった事実を知らされたクリスティーナは、涙で瞳を潤ませながら「分かりました」とだけ答えた。

王妃として教育を受けて、側妃にされ
廃妃となった彼女。

その半生をランドルフのために捧げ、彼のために献身した事実さえも軽んじられる。
実の両親にさえ……彼女を慰めてくれずに『捨てられた女性に価値はない』と非難した。

それらの行為に……彼女の心が吹っ切れた。
屋敷を飛び出し、一人で生きていく事を選択した。

ただコソコソと身を隠すつまりはない。
私をを軽んじて。
捨てた彼らに自身の価値を示すため。

捨てられたのは、どちらか……。
後悔するのはどちらかを示すために。

この作品はアルファポリスでチケットなしで読める作品です。

ヒロインは、正妃→側妃→廃妃、という立場の変遷を辿り、実家に返されます。
ヒロインには何の落ち度もなく、ただ王のある意味ワガママで、軽んじられながらも支え続けてきたのに、捨てられます。

実家にも居場所はなく、叱責されたヒロインは家を出ることを決意して、長かった髪を親の目の前で切り、辺境を目指します。

＝ちょっとネタバレ＝
この作品は、けっこう人の勧善懲悪が分かりやすい作品だと思います。
途中途中、変わる部分もあるのですが、表面上は優しくて実は裏では、みたいな人は出てこなかったので色々と分かりやすい作品かなと思いました。

ヒロインが何を望んで辺境に行ったのかは読み進めないと分からないのですが、ヒロインはけっこう完璧人間で計画性もあり、そこまで意外性を感じなかったかも。
ただ、読み始めた時は大人しそうな優しそうなイメージだったけど、実はそうでもなかったというのがあるかな。

筋肉だけだと腕ってどうしてもプランプランになっちゃうから、固定してないと殴れないけど、固定した状態でうまく殴れるのか、、、骨折の場所にもよるけど。
骨折って痛みだけじゃないよねーとそのあたりイメージが難しかったです。

お話は最初に思ってたより壮大です。
王宮だけとか、王子との三角関係とかそう言うだけのお話ではないです。

♯異世界
♯戦争
♯王
♯ハッピーエンド

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