Innerview-インナービュー 内側から見た世界

Innerview-インナービュー 内側から見た世界

Aug 22, 2005
XML
テーマ: こころの旅(60)
カテゴリ: 雑感
先日、川崎にある岡本太郎美術館へ行ってきた。


一番気に入った言葉は「生は無意味だ。無意味だけれど瞬間瞬間に爆発している。」それは西洋哲学の果てにある虚無を飛び越えて、生そのもののエネルギーに溶けてしまったかのように思える。彼の言葉にはアトミックな力がある。
瞬間に命を爆発させるさまは、まるで核融合じゃないか。

彼は絶対感ということばを使うのだけれど、生をわしづかみにした者は考え込んだりしない。ただ全面的に生きる。正しいのか間違っているのか、成功するのか失敗するのか、そうしたことを気にかけない。
ただ瞬間瞬間に命をぶつけていくこと。それ自体で完結しているのだ。

生き方について彼自身も大いに悩んだそうだが、あるとき自分自身を生きるために戦っていくと決めたのだそうだ。

ギリシャ文学の最高峰「その男ゾルバ」を思い出す。
インテリ青年である主人は言う。

ゾルバは激しく問いつめる。
「旦那!生とはもめごとなんだ!安全なのは死だけだ!」
安全にうまくやり過ごそうと思えば思うほど、人は緩慢な死を得ることになる。

岡本太郎の本を読んでいると、死人でも墓から蘇ってきそうな気がする。





お気に入りの記事を「いいね!」で応援しよう

Last updated  Aug 22, 2005 04:55:38 PM
コメント(5) | コメントを書く


【毎日開催】
15記事にいいね!で1ポイント
10秒滞在
いいね! -- / --
おめでとうございます!
ミッションを達成しました。
※「ポイントを獲得する」ボタンを押すと広告が表示されます。
x
X

Calendar

Keyword Search

▼キーワード検索

Comments


© Rakuten Group, Inc.
X
Mobilize your Site
スマートフォン版を閲覧 | PC版を閲覧
Share by: