inti-solのブログ

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2011.04.08
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カテゴリ: 災害
先週のことですが、東京電力はオール電化住宅の販売を休止したと 報道されています
そんな折も折、先日ある地下鉄で、「オール電化住宅」という広告があるのを発見しました。もちろん、地震の前に出された広告でしょう。かわいそうに、今「オール電化住宅」なんて触れ込みのマンションを買う人なんか、いませんよね。何しろ今となってはオール停電化住宅ですから。

もっとも、灯油やガスでも、今は電気でコントロールされる機器が多いので、電気が止まるとこれらの機器も止まってしまう可能性は高いのですが。ただ、我が家の例で言うと、ガスコンロは電気が止まっても動きます。それに水道も大丈夫なので、炊事は問題ありません。それに、やかんで湯を沸かせば、暖房の代わりにもなるでしょう。ガス暖房と風呂釜は、電気が止まると動きませんけれど、熱源が確保できると言うだけでもオール電化住宅とは大変な違いです。

あの大地震以降、これまでの「世の常識」の一部が、ガラガラと音を立てて崩れてしまったように思います。オール電化もそうです。
これまで、日本は世界でも有数の電気の品質の高い国でした。電気の品質とは、停電が少ないこと、電圧と周波数が一定であることです。
日本は、これまで停電が非常に少ない国でした。年間事故停電時間数が、一顧客あたり日本は年間9分(2003年)、イギリス73分(2001年)、米国69分(2002年)、フランス45分(2001年)という数字があります。発展途上国では、この数値はイギリスより更に大きいはずです。南米など、停電は日常茶飯事ですから。
しかし、今となっては、日本は停電発生率の非常に高い国とならざるを得ないでしょう。今年の年間事故停電時間数は一顧客あたりどのくらいでしょうか。3月11日の地震と昨日の余震による停電、計画停電(特に夏に再開された際の規模は今までよりもっと大きくなると予想されます)、停電と縁のない関西以西を含めて考えても、今までより激増することは間違いありません。
でも、それも我々の頭上から放射能の雨が降るよりはマシというものです。もっとも、その事実に気がついたのは、放射能の雨が降ってしまった後であるところが悲劇ですけれど。






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最終更新日  2011.04.08 21:54:19
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