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2011.12.04
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テーマ: ニュース(96636)
カテゴリ: 政治
女性宮家「緊急性の高い課題」 野田首相記者会見 4次補正編成も表明
野田佳彦首相は1日、首相官邸で記者会見し、女性宮家の創設の是非に関し、「皇室活動の安定性という意味から大変、緊急性の高い課題と認識している」と述べ、政府内で議論のあり方を検討していることを明らかにした。
首相は「これから国民的な議論が必要だ」と指摘。その上で、「いつまでという時期は区切らないが、どういう形で議論していくのか、どういう形で検討を進めていくのか検討している」と述べた。(以下略)

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震災あり、原発事故あり、TPPを巡る議論あり、ヨーロッパの経済危機の問題ありという状況の中で、女性宮家の創設なんて、かなりどうでも良い話としか私には思えないのですが、それが「緊急性の高い課題」だと思えるしたら、野田の価値基準はいったいどうなっているの?と思わざるを得ません。

私は、天皇家にも天皇制にもとりたてて興味のない人間です。昭和天皇は別(戦争責任の問題がある)ですが、今生きている天皇家の面々に戦争責任があるわけではないですから、特に敵意もないし、かといって特別な親近感もありません。何しろ、会ったこともありませんから。(一度、サントリーホールで行われたあるコンサートで、50メートルくらい離れたところで目撃したことがありますが、周囲をSPがぎっちり固めている物々しい状態で、とても親近感を持てるような雰囲気ではなかった)
ただ、何ともつらい立場の人たちだなということは思います。特に皇太子。

人は誰でも、生まれたときには将来に無限の可能性がある。もちろん、環境とか才能とか運などによって、選択肢はどんどん狭められていくにしても、まあたいていは複数の選択肢はあります。ところが、この日本で、生まれたときから法律で将来の道を決められている一族がいます。「天皇になる」以外の選択肢がなく、職業選択の自由のないのが皇太子であり、皇室という職業(?)から離れることが許されないのが皇族の男性です。
その中でも、「がんじがらめ度」が天皇・皇太子と他の皇族ではかなり違うらしい。もっとも、三笠宮寛仁は、「皇室はストレスのかたまり」と発言しているから、皇太子以外も「世間並み」ではないのでしょうが。
私がコンサートで目撃したように、どこに行くにもSPが十数人も張り付いている状態だったら、気が詰まって仕方がないでしょう。SPが張り付くのは首相や閣僚も同様ですが、彼等は自分の意志で選んだ仕事だし、辞任すればSPも付かなくなります。そういえば、ストレスで腹を壊して政権を投げ出した首相もいました。
しかし皇族は一生辞められない。確か三笠宮だったと思いましたが、かつて「皇族を辞めたい」と公言して話題になったことがありましたが、もちろん認められることはありませんでした。とは言え、皇族といえども、天皇・皇太子以外は、さすがにあそこまで物々しい警備ではないようですが。
皇太子はそのようなある種異常な環境に生まれたときから慣らされてきているんだろうけど、妻の雅子さんは、そんな生活の中で精神的に完全に参ってしまっています。(適応障害と発表されているようですね)。生まれたときから皇族をやっているはずの三笠宮寛仁も、アルコール依存で苦しんでいるようですね。



自民・伊吹元幹事長、女性宮家創設と旧皇族との縁組を提案
自民党の伊吹文明元幹事長は1日の派閥例会で、皇室典範を改正して女性宮家を創設し、その上で戦後臣籍降下した旧皇族にいる父方の血統に天皇を持つ「男系男子」との縁組を検討することを提案した。125代の現天皇陛下まで例外なく男系によって皇位が継承されてきた皇室の伝統を尊重しつつ、皇統を安定的に守るために女性宮家の創設が必要との見方を示した。
伊吹氏は「このままいくと(秋篠宮ご夫妻の長男で皇位継承順位3位の)悠仁さまが天皇になるときは宮家は一つもないということになる。われわれは皇室のいやさかを願わなければならない」と述べた。
また、女性宮家創設に向けた検討課題として「皇室が(男系の)万世一系できていることが日本文化の根本だ」と指摘。その観点から「民間の方と結婚された場合には1代限りとし、男系の旧皇族とご結婚になり男子をもうけられた場合には宮家を続けるという選択肢が一番、皇室典範にかなう」と提起した。

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女性宮家創設、「性急に考えるべきでない」と自民・安倍氏

自民党の安倍晋三元首相は26日、都内で行われた保守系団体の集会で、藤村修官房長官が女性皇族の結婚による皇族の減少を食い止めるため「女性宮家」創設検討の必要性を指摘したことについて「性急に考えるべきではない。民主党政権が取り組んで大丈夫なのかと強く危惧している」と述べ、慎重に議論すべきとの考えを示した。
安倍氏は「(女性皇族に)適齢期がくれば、民間に降嫁されて宮家がなくなってしまうという状況にもあり、いくつか選択肢を考えるべきだ」と述べた。
同じ集会で、たちあがれ日本の平沼赳夫代表は「125代にわたって、男系で続いてきた世界の宝といわれる皇室を女系に変えることがあってはならない」と指摘。一方、「女性の宮家をつくることはいい」と一定の理解を示したが、その場合でも「(旧宮家などの)男系のいわゆる血を持っている男性と結婚して男系の血を守っていくことが皇室の存続にとって大切だ」と強調した。

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まあ、いずれの記事もソースが産経新聞なので、産経新聞がこの「問題」に並々ならぬ関心を持っている、ということは分かります。しかし、内容が酷い。
「女性宮家を創設し、その上で戦後臣籍降下した旧皇族にいる父方の血統に天皇を持つ「男系男子」との縁組を検討する」(伊吹文明)
「(旧宮家などの)男系のいわゆる血を持っている男性と結婚して男系の血を守っていくことが皇室の存続にとって大切だ」(平沼赳夫)

正気ですか?と私は言いたい。これでは、皇族というのは「万世一系」なる神話を守るための道具ではないですか。本人の希望も何もありゃしない。「皇室の存続」のために、お前はこの男と結婚しろ、というのだから恐ろしい話です。

でも、はっきり言って、そんなことをやったって無駄です。
考えてみれば分かることです。皇太子が雅子さんと結婚する前、「お后候補」と言われた女性は何人もいました。その中には旧華族や旧皇族の子孫もいたけれど、みんな逃げてしまった。みんな、皇室のがんじがらめな生活なんて嫌なのでしょう。
結果として、皇太子も秋篠宮も、結婚相手はいわゆる「良家の子女」ではあっても、旧皇族や旧華族ではありませんでした。結婚で皇室を離れた黒田清子さんもそう。もし彼女が結婚後も皇族の身分を離れない、つまり結婚相手が皇室の一員になるとしたら、果たして黒田慶樹さんは彼女と結婚したでしょうかね。

つまり、「皇室の女性は旧皇族の男系男子と結婚しろ」なんて強制したら、単に結婚相手がいなくなるだけの話だということです。
それ以前に、旧皇族の男系男子に、結婚適齢期の未婚男性がいったいどれだけいるんですか?正確には知りませんが、人数はかなり少ないはずです。






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最終更新日  2011.12.05 00:43:38
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