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2013.02.13
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カテゴリ: 災害
<福島子ども調査>甲状腺がん、新たに2人 他7人に疑い


記者会見した鈴木真一・県立医大教授によると、子どもの甲状腺がんの発生率は「100万人に1人」が通説。今回の検査は大きく上回るが、甲状腺がんは自覚症状が出てから診察する場合がほとんどで、今回のような精度での疫学調査は前例がなく比較できないという。さらに、チェルノブイリ原発事故では最短で4年後に発症が増加しているとして、鈴木教授は「元々あったものを発見した可能性が高い。(原発事故との因果関係は)考えにくい」と語った。
福島県の甲状腺検査は約36万人を対象に実施中。環境省は福島と他地域の子どもたちを比較するため、青森県などで約4500人を対象に検査を進めており、結果は3月下旬に公表予定。

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確かにチェルノブイリにおける前例から考えると、甲状腺がんの増加は事故発生から4~5年以降のことなので、事故から2年の今の時点で甲状腺がんが事故の影響によると断定することは不可能です。でも、事故の影響と無関係と断定することもまた不可能であるように思います。
「甲状腺がんは自覚症状が出てから診察する場合がほとんどで、今回のような精度での疫学調査は前例がなく比較できない」というのは、実はチェルノブイリの事故でも同様でした。だからチェルノブイリ事故の数年後に甲状腺がんが急増したときも、それまで見過ごされていたものが疫学調査によって表面化しただけなのではないか、という疑を抱く人もいたのです。
間違いなく事故の影響であることが最終的に証明されたのは、事故後に生まれた子どもたちに、甲状腺がんの増加がないことが分かったことによってです。つまり、事故前に甲状腺がんの疫学調査の前例はなかったけれど、ヨウ素131の影響が消滅した後の「後例」との比較で、甲状腺がん増加の原因が原発事故と確定したわけです。
また、このことによって、甲状腺がんという疾病は旧ソ連諸国において、事故前もそんなに見逃されてきたわけではないことを示唆しています。

しかし、そう証明されるまでに十数年の時間が過ぎていました。逆に言うと、「甲状腺がんは原発事故とは無関係だ」とか「因果関係は証明できない」などと言い逃れをしようと思えば、それがウソと立証されるには十数年かかる、ということです。

いずれにしても、「現時点では」、甲状腺がんの増加と被曝の関係を証明することは難しいですが、近い将来被曝の影響によって甲状腺がんが増加する可能性はきわめて高いと思わざるを得ません。





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最終更新日  2013.02.13 23:14:59
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