inti-solのブログ

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2016.07.30
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テーマ: ニュース(95878)
カテゴリ: その他
父急死で預金が下ろせない!「口座凍結」の恐怖


ところが、しばらくすると母親から携帯に連絡が入った。何やら慌てふためいている様子だ。
「ちょっと大変! お父さんのお金が引き出せないのよ。銀行の人がいうには、口座はしばらく凍結されるんですんって。ほかの口座もみんな使えないわ。いったいどうしたらいいの」
親父の口座が凍結!?  家族の大切な財布なのに!? ――ケンスケさんは頭が真っ白になってしまった。

名義人の死を伝えてはいけない? 
新聞死亡欄や人づてなどで名義人の死亡を知ると、銀行はただちに口座の凍結をおこなう。ケンスケさんのお母さんのように、家族が銀行窓口に行き、「名義人が亡くなったので、代りに私が預金を引き出したいのですが」などと言ってしまった場合も同じだ。(以下略)

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これは結構深刻な問題ですが、銀行によって対応には若干の差があるようです。父が死んだときは、母が銀行になくなった旨を伝えようとしたところ、小額の預金しかなかったある銀行は、暗に「預金を封鎖してしまうと引き出しができなくなるので、引き出してから伝えてもらったほうが」という趣旨のことを言われたそうです。もちろん、そうではなくて、亡くなったことを察知した途端に有無を言わせず封鎖してしまう銀行もあります。
経験では、親族でなくて赤の他人から「亡くなりましたので口座を封鎖してください」と電話で連絡するだけで、口座は封鎖されてしまいます。そのことを知ったときは、逆にこれは悪用されたら怖いな、と思いました。赤の他人が「誰某は亡くなりました」と銀行に伝えると、口座が封鎖されてしまうわけですから。ひょっとしたら、本人は生きているのに、悪意を持った他人が「亡くなりました」と伝えて口座を使えなくするという嫌がらせだって可能かも知れません。本人が写真つきの身分証明書を持って「ふざけるな、俺は生きているぞ」と、怒鳴り込めば、封鎖は解除されるだろうとは思いますが、手間をかけさせ、不快な思いをさせることはできますから。

そのこともさることながら、亡くならないまでも、脳出欠などで意識不明になって、カードの暗証番号が分からなくなって、預金の引き出しが不可能になる事態も起こりえます。起こりえるというか、そういうことはよく起こります。
これもまた厄介な問題です。わたしは、相棒にはカードの暗証番号を伝えてあるのですが、どうも相棒はそういう事態を深刻に捉えておらず、私のカードの暗証番号を覚えてはいない様子です。まあ、相棒にも手持ち金はあるので、わたしに何かあったからといって、直ちにお金に困るわけではないですけど。

我が家の場合、父が亡くなったときは、法定相続人(父の妻である母と、子どもである私と弟)は3人だけで、互いに常に連絡を取り合っていて関係も良好なので特に問題がありませんでした。しかし、世の中には、親子で縁が切れてしまって、互いにどこに住んでいるかも分からない人もいます。また、子どもがいない場合は親、親が亡くなっている場合は兄弟が法定相続人になりますが、兄弟の数が多いと、その中に一人でも連絡がつかない人がいると、どうにもならなくなってしまいます。連絡がついても、一人は東京、一人は北海道、一人は沖縄に在住、なんてことになったら、必要書類を集めるだけでも時間がどんどんたっていきますし、お金もかかります。

なんにせよ、人間いつどこで、どんなことが起こるかわからないので、自分自身に何かがあったときに家族が、あるいは家族に何かがあったときに自分自身が、明日からの生活費もない、なんてことにならないよう、常日頃から準備はしておくべき、ということに尽きるかもしれません。





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最終更新日  2016.07.30 22:43:28
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