inti-solのブログ

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2017.03.22
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カテゴリ: 政治
籠池氏「首相から100万円寄付」政権側は否定


これに対し、菅義偉官房長官は記者会見で、首相からの寄付はないと断言した。菅氏は「首相に確認したところ寄付していないと。夫人や事務所など第三者を通じても寄付していないということだった」と強調。昭恵夫人の個人としての寄付の可能性については「現在、念のために確認しているところだ」と語った。
籠池氏への法的措置を検討するかを問われると「必要に応じて、どのように対応するか首相が判断する」と述べた。この後、安倍首相も官邸内で記者団の問いかけに「官房長官が話した通りだ」と語った。首相周辺によると、昭恵夫人は「記憶にない」と話しているという。
一方、山本氏らは用地視察に先立ち、大阪府庁と財務省近畿財務局、国土交通省大阪航空局の関係者へのヒアリングを実施。大阪府は、小学校の設置認可などを巡り、近畿財務局とやりとりが複数回あった、などと説明した。

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今のところ、籠池の言っている「現金100万円を安倍首相からもらった」が事実かどうかは確実ではありません。ただ、わざわざそんなことでうそを言い出す必然性はありません。そして、動かぬ証拠とまではいえないにしても、ある程度蓋然性のある証拠(100万円を郵便局で入金した際の振込票)も出てきた。
まあ、安倍の側が森友学園に対して寄付を行ったとしても、違法ではないということになるようです。ただし、法的責任と政治的責任は別です。ここまでの経過ですでに明らかなように、籠池という人物は人格、行動の面において、かなりヤバイ人物です。そのヤバイ人物が経営する幼稚園に、安倍夫妻が相当に入れ込んでいたことは明らかです。妻は名誉校長(辞任したけど)に複数の回数の講演、安倍首相のほうも、問題がおおごとになるまでは国会の答弁で「私の考え方に非常に共鳴している方」「妻から森友学園の先生の教育に対する熱意は素晴らしいという話を聞いている」と言っていました。

安倍の100万円の寄付は、籠池の言い分が事実かどうかまだ断定できる状況ではありません。しかし、稲田朋美大先生(笑)に関しては、「森友学園の顧問弁護士だった」という籠池の証言に対して、稲田は否定したものの、実際に森友学園の代理人として民事裁判で出廷していた記録が出てきて、籠池の言い分の方が事実であることがはっきりしています。

政治家には寄ってくる支持者も多いだろうとは思いますが、それにしても、安倍も稲田も、籠池に対して「大勢の支持者の一人」というレベルをはるかに超えた好意をあからさまにしていたことは明らかです。大勢の支持者の一人が頼んだからと言って、首相夫人が講演会なんかやってくれないし、顧問弁護士も引き受けないでしょう(稲田は政治家になる前のことだったようですが)。
森友学園の行っている教育内容にも、理事長の人格や行動にも相当問題があることは明らかですが、それは問題ではなく「私の考えに非常に共鳴している」という部分だけが重要というわけです。
つまり、

自分の考えに賛同すれば、どんな人格でもOK

ということです。
あるいは、別の言い方をするなら

人を見る目がない



類は友を呼ぶ

ということかもしれません。

それが、自分に火の粉がかかってきた途端に、「私の考え方に非常に共鳴している方」から急転直下、「非常にしつこい人」と言い出しました。トカゲの尻尾切りです。
教育勅語を金科玉条のように信奉する人たちは、教育勅語にはよいことが書いてある、と言っていますが、こういう露骨なトカゲの尻尾きりも、教育勅語教育の偉大なる成果なんでしょうかね。





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最終更新日  2017.03.22 19:00:04
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