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2020.08.14
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テーマ: ニュース(96635)
カテゴリ: その他
外国ルーツ著名人、不満はけ口に 「不平等に向き合って」 社会学者・ケイン樹里安さん


米国人の父、韓国人の母を持ち米国籍という水原希子さんは、「日本国籍でないなら日本人感を出すな」というツイートに「私がいつ日本人感出しましたか?日本国籍じゃなかったら何か問題ありますか?29年間、日本で育って、日本で教育を受けてきました。何が問題なのか全く分かりません」と反論した。これに対しても、「日本国籍でないのに政治的発言をしたら内政干渉になる」といった声が上がった。
大坂さんは、BLM運動関連で、大阪でのデモ情報を「お願いします」とのメッセージとともにリツイート。「日本に人種差別は無い」といった反応には、「日焼けしすぎ」「漂白剤が必要」などと日本のコメディアンに自らが言われた際の記事を発信した。これに対しても「日本に米国の問題を持ち込み扇動した」といった批判の声がネット上で上がった。
外国ルーツの著名人らの「異議申し立て」に対し、「日本」「日本人」にからめた批判が生じる背景には、何があるのか。ケインさんが注目するのは、大坂さんが2018年にテニスの全米オープンで優勝した際に「日本人」であることが大きく評価されたことだ。「日本にとってよいことと判断されればポジティブに評価された。現状はその裏返し。『日本にとってどうか』を物差しに相手をジャッジ(決めつけ)している意味では(ポジティブな評価と批判は)セットだ」と指摘した。
また、水原さんは、米国籍だが日本語を流ちょうに話し日本の文化も理解するなどして、「日本人」性が両親や国籍で規定されるわけではないことを体現している。このため、生まれや「血統」を重視する立場から標的にされた可能性があるとも分析した。
一連の批判には、言動の「政治性」に対するものも目立つ。これに関し、ケインさんは「政治的死体嗜好症」という概念で説明してくれた。
社会のマジョリティーがマイノリティーの言動に反応する際の態度を突いたものだ。「政治的に死んでいる=発言しない」なら受け入れるが、政治的に活動するなら受け入れないという、相手の言動を社会的に封じこめるような姿勢だ。
「スポーツ選手なら競技での実績は評価するが、社会に異議申し立てするのはけしからん、という態度ですね。アーティストに『政治を持ち込むな』と言うのも同類です」(以下略)

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すみません、このようなことが起きている、という事実をこの記事を読むまで知りませんでした。水原希子は、以前からリベラル寄りの発言をネトウヨどもから叩かれがちであることは知っていましたが、八村選手と大坂選手の件は全然知らなかった。二人とも、社会問題に対して発言する人とは思っていなかったので、その発言等を特に注目していませんでした。
しかし、考えてみればこの二人は明らかに黒人の血を引いており(Wikipediaによると、八村は父がアフリカのペナン出身、母が日本人、大坂は父がハイチ出身で母が日本人とのことです)そうであれば黒人に対する差別の問題に敏感で、はっきりした意思表示をするのは当たり前でしょう。

「日本に人種差別は無い」、それは嘘でしょう。日本で黒人差別があまり表面化しないのは、日本にいる黒人が少なくて接点も少ないから、というだけの話です。日本人の大多数がそうだ、とまでは言いませんが、黒い肌に対する偏見を口にする人を見かけたことは少なからずあります。おそらく、当事者からすれば、私が気づくよりずっと頻繁にそういう場面に直面してきたであろうことは想像に難くありません。日本には黒人差別がないのではなく、差別があることを認めたくない、というだけの話です。

「日本人なら(デモに)参加してほしくなかった」とか意味不明にもほどがあります。どう考えてもその理屈は理解できません。何故日本人だとデモに参加してほしくないのか、何国人だろうと必要だと思えばデモ行進に参加することに何の問題があるのか。まるで理屈になっていないように思えます。
水原希子さんに対する「日本国籍でないのに政治的発言をしたら内政干渉になる」という発言も、何かのネタか?と思える代物です。外国人が他国の政治状況について何か発言すると内政干渉になるのか、だったら日本人が香港における弾圧について何か発言するのは中国に対する内政干渉だ、ということになるわけですが、それでいいのですか?
常識的に言って、「発言」と「干渉」は違います。政治あるいは経済上の権限を持つ者が他国に対して不利益をチラつかせて何かを要求することを内政干渉というのであって、特段の権限を持たないものが他国(水原さんにとって日本は「他国」とはいえないでしょうが)の政治について何かの発言をすることを内政干渉とは言いません。

何故このような発言がまかりとおるのか、ケイン樹里安さんの分析も確かにそのとおりと思いますが、それ以外に、水原さんのケースは別にして、八村選手と大坂選手のケースは、日本のネトウヨ系が米トランプ大統領と親和性が高い事実と関係があるように思います。

トランプは、アジア諸国(非白人国)に対してかなり敵対的感情を持っており、その一環として日本に対しても好意的な姿勢ではないのですが、それでも日本のネトウヨは全般的に、トランプが大好きなのです。トランプが明らかに日本で言うネトウヨ的な体質を持っていることが理由なのでしょう。しかも中国に対して敵対姿勢だから「味方が現れた」とばかりに大喜びです。実際には、トランプの中国に対する敵対姿勢は日本に対する敵対姿勢と表裏一体と思いますが。



引用記事の言う、「アーティスト『政治を持ち込むな』というのと同じ」というのは、まったくそのとおりです。というか、検索したところ、大坂選手に対して「スポーツと政治を混同させるな」などと言っている輩が、実際にいるのですね。アホかっって思います。差別に対して「やめてくれ」と意志表示することが「政治的」で、差別を助長したり差別に反対する声を圧殺しようとする声は「政治的」ではないのか。

結局、以前より言っているように、「アーティスト(スポーツ選手)は政治的発言をするな」と叫ぶ連中は、実際には「俺の嫌いな政治的発言をするな」という言葉をオブラートにくるんで言っているだけなのです。だって、彼らは香港で自由を圧迫されつつある人々についてアーティストやスポーツ選手が「自由を守れ」と言っても「政治的発言をするな」と言うのでしょうか?言わないよね。
いや、多分それは弾圧を行っているのが中国だからで、もし同じことを米国でトランプ政権がやっていたら、やっぱりあれこれ理屈を付けて弾圧を擁護して、反対するアーティストやスポーツ選手がいれば、「政治的発言発言をするな」と叫んでいるんだろうけどね。





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最終更新日  2020.08.14 19:00:06
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