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2020.10.24
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カテゴリ: 政治
公文書管理の重要性、記述を削除 菅首相、著書改訂版で


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少し前に学術会議の任命拒否問題で、菅首相の器が小さい、ということを書いたことがありますが、この話もまた、いかにも小物感が満載過ぎてさすがに萎えます。
野党の時と与党になってからでは言っていることが違う、それ自体はどこの党でも多かれ少なかれ、あることではあるでしょう。旧民主党なんかも、野党の時に言っていた政策のうち、与党になって実現できたものはほとんどなかったわけですし。
ただ、だからと言って、野党時代に書いたり言ったりしたことをなかったことにしようというのは、どういうことなのかな、と思います。しかも、いくらなかったことにしようとしても、実際にはそんなことはできやしないのです。「頭隠して尻隠さず」というやつで、みっともなさが際立ちます。むしろ、こんなコソコソ隠すようなことをしない方が、大きな問題にはならなかったでしょうに。

で、あえて著書から削除したということは、「政府にとって都合の悪い記録は克明に残さず闇に葬った方がよい」と公言したも同然ということになります。あるいは、別の言い方をすると野党という立場の時は「政府があらゆる記録を克明に残すのは当然」と考えていたが、与党になったら考えが180度変わりました、ということです。

良し悪しはともかく、いや、もちろん悪いことに決まっていると私は思いますが、これが権力の中枢にいる人間の感覚なのだろうなと思ってしまいます。菅は、たまたま露骨にわかりやすい形でそれを表してしまったけれど、きっとみんなそうなのでしょう。つまり、権力の中枢に位置するものに、権力の自浄作用とか節度とか、そういうものを期待しちゃいけない、ということなのでしょう。都合の悪い記録はなきものにしたい、批判など聞く耳を持つ必要はない、そういう感性でなければ権力の中枢になどとぼり詰めてはいけないのでしょう。そういう政治家の本性を見事に白日の下にさらしてくれた、という意味では、菅の行為にも意味はあるかもしれません。「俺たちは小物だ、ということを教えてくれたありがとう」ということです。

どうせ、その小物たちが次の選挙でもそれなりの票を集めて政権を維持するのだろうと考えると、何とも夢も希望もない話ですけどね。





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最終更新日  2020.10.24 21:40:05
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