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昨日は、反響の多さに(日記より多い!!)本人ビックリ!とっても嬉しいです。皆さんありがとう!!結構皆が引っかかっていた「キーワード」は、今日一日で自分の力で、いくら稼げるか?でしたよね!!よーく考えてね!!僕が重要に考えているのは、稼げるじゃなくて、会社に飼いならされない様に!!会社を利用すると云う事は会社にも利用されて終るよ!!って事なんだよ!!先進国は人件費が高くなると、人件費の安い所へと産業は、移る。理由は昨日日記に書いた通り!!例えば、仕事が休みの日に自分一人でお金を稼ぐとしたら?って考えると、バイト?これは、労働賃金だよね?フリマもあれば、友達を作る!!その人のいい所と、自分の得意な物をコラボする!!そう言う発想を持って欲しいと思う。これは、僕自身にも言い聞かせている事なんだけれどね!!この前、「いのちの残像」と言う本を読みました。若くして亡くなったお嬢さんの事をお母さんが書いた本なのですが、病気のお嬢さんは最後の最後まで、生きると云う事を、諦めなかったそうです。僕らはダサいなーと思いました!!すぐ、諦めるし、明日もあるからいいか?とか、自分には無理!!だとか、今のままでも充分幸せとか?生きる、自分らしく生きるには、どうする?嫌な人とは付き合いたく無い!!嫌な人だから学ぶ所があると、ウメは思う!!妙に優しい人は嫌いです。ちょっと、取っ付きにくい人が好きです。(自分もそうだから!!)以上、ウメの主張でした。スタジオの順一さん!!マイクお返し致しますぅー!!
2004.08.31
最近僕は色々な事を考える。仕事と云う物は自分にとって何なのか?と云う事を。最近僕の楽天の仲間も、就職したり、試験を受けたりと色々悩んでいる様だ。僕が就職した頃は売り手市場だったので、大学卒業したら、まあ、銀行、生保、建設、商社、証券あたりに入っておけばまあ、安泰な人生を約束されると言われ、有名大学入って卒業して、レールが引かれていたわけだが、まあなんて大人の嘘に惑わされたか!そんな物は何処にもありませんでした。仕事をしていてわかった事は使われる側と使う側があると云う事。使う側はコストを落として、利益を上げたいと云う事。使われる側は会社の利益に貢献して、給料を上げてほしいと云う事。しかし、使われる側は色々な矛盾を受け入れないといけない現実がある。そろそろ基本に帰らないといけないと思う。だってこの国は資本主義なのだから。まず、学校は残念ながら、金の稼ぎ方を教えてくれない。社会に出て問題を起こさない、標準的な人間教育はするが、それだけだ。もう、お金も市場も日本国内でどうこうする世の中じゃない。世界は技術の進歩で狭くなったからだ。話はそれたが、つまり最近感じるのは、日本もかなり貧富の差がはっきりしてきていると云う事。言い方変えれば、金さえある程度あれば、大抵は許されると云う事だ。僕は最近、思うのは、僕が馬鹿と認定する人間(一応合わせてやるのだが)は決まって厄介事を解決できる能力が無く、頭が固くケチで自己中心的で、怠け者だ。なぜ今回こんな話をするかと云うと、雑誌とかテレビとか、情報に流されない様にして欲しい。「あなたは、今日一日でいくら稼げますか?あなたの力だけで?」この能力を持っている人は強いです。資格があっても金になりません!僕はいつも、それが課題です。僕の人脈とアイデアでいくら稼げるか?それが、楽天との出会いです。少し楽になったかな?就職しても、必ず行き止まりになるよね。女性だったら結婚?まさか?ゴールだなんて思っていないよね?皆さんとお会い出来て、もし、何かお手伝いできればうれしいですね!小説は音楽と同じで自由なコミュニケーションのツールなのだから。あー、言いたい事書きましたが、馬鹿には油断しない様にしないと!舐めてかかると、痛い目に逢うので、とことん力の違いを教えてやらないと、足元みてくるからね!!こんなウメですが、みなさんよろしくね! 今日はこの辺で!! ウメより。
2004.08.30
皆さん楽しんでいただけましたましたでしょうか?今日は仕事がお休みだった為、まったりしながら、夕方から、港みらいのワールドインポーターにお散歩してました。午前中はダスキンさんに、エアコンのお掃除をお願いして、まあ、ずいぶん汚れているのを見てました。前から、ハンズとかでエアコンのお掃除のデモ見ていたけれど、やっぱり、プロに頼んで正解でした。自分でやろうなんて、家のケチ上司みたいな事考えたら、高くつきます。お金はうまく使わないとね!!その間、僕の楽天のお友達の(CHITOCITAさん)のお母さんの書いた小説いのちの残像が楽天ブックスから届いたので、読んでいました。本当に楽天を始めて色々な友達に逢えて本当に良かったと思います。僕は基本的に、よく遊びに来てくれるお友達のお友達のホームページに行ってお友達になる事が多いですね!!なので、僕のお友達もお友達繋がりと云う事で、遊びに行ってみると、以外に気があったりすると思いますよ。まあ、いつも書き込みをしてくれるお友達は、僕にとってはスペシャルに大事な人達なのですが、皆さん、色々な仕事をしている人が多く、ウメの友達は本当に似ているお友達はいないのが面白い所で、意見もバラバラだし我ままだったり、おとなしそうで、意思の強い人だったり、意思が強いけど弱虫だったり、毎日楽しいです。まあ、こんなウメですが、お力になれればといつも心から皆さんの幸せを願っております(笑)今回のショートストーリーはとても疲れました。力出し切ったと云う感じです。久し振りにママスアンドパパスを登場させたり、(前に、一度小説の中に登場させたのですが、覚えています?)順一とコウジは同じバンド仲間だったり!!そして、落ちの乱視(近視の人)本当はコウジも目が悪かったなんて云うのは、私の実体験が織り込まれています。それでは、感想お待ちしております。 ウメより。
2004.08.29
僕は信号待ちで、ノリちゃんの横顔を見ながら、青信号で、我に帰った。(やっぱ、ノリちゃんは正解)近くで見るノリコの横顔は目が大きくて、ちょっと不二家のペコチャンみたいにほっぺたが、薄っすら赤いのだった。元々、痩せていてスタイルもいいし、まだ、誰も発掘していない、ダイヤモンドの原石を見つけた様なコウジは嬉しさを想像した。高速道路はひたすら、ノリちゃんに嫌われない様に、安全運転で、左車線を走った。横浜までの道のりは昨日家で、地図をみながら、予習した。とおりだと自分を落ち着かせた。「ねー、ノリちゃんお腹空かない?お昼何が食べたい?」ノリコはにっこりと微笑んだ。「コウちゃんの口に合うかわからないんだけれど、コウちゃん、サンタモニカサンド好きでしょう?ちょっと作ってみたんだぁー!!」コウジはとても嬉しかった。(ひょっとすると?俺に惚れたかなぁ?)「マジー!!ご馳走様です!!すごくうれしいよ!!」コウジは車を山下公園の脇に停めると、氷川丸の近くの公園のベンチで、ノリちゃんの手づくりのサンタモニカサンドを食べた!!近くには、ローラーブレードを楽しむ若者や、犬の散歩をする人、パントマイムで、時間の止まったままのピエロを演じる大道芸の若者など、色々な人がいた。僕らは、高校時代の話!!友達の話!!好きな音楽の話!!ママスアンドパパスのマスターの話など、楽しい時間はあっと言う間に過ぎて行った。「ノリちゃん!!港の見える丘公園に行こうか!!」ここは、親友の順一から教えて貰った場所だった。「へー、港が見えるのかなぁー!!」ノリちゃんの横顔は、嬉しそうだった。僕らは、山下公園脇に停めてある車に乗り込み、Bandoホテルの脇から元町に入り、そして山の頂上に港の見える丘公園はあった。丁度、夕闇も迫る時刻だった。僕は車を降りる前に彼女にあるお願いをした。「ねー、ノリちゃんって、目結構悪いの?」コウジはノリコに聞いた。「乱視が入っているから、ぼやけて見えるの!!」「俺、ノリちゃんのメガネ外した顔見たいなぁー?」コウジの言葉に暫く沈黙が続いた。「でも、外歩けなくなっちゃう?」コウジは空かさず、「僕がノリちゃんの目の変わりになるよ!!」コウジはそう言うと、車を降りて助手席のドアを開けた。「大丈夫!!ほら!!」コウジはノリコの手を握った。二人は手をつなぎながら、ノリコはコウジの少し後ろを歩いた。いつの間にか、公園を夜の闇が包み込んでいた。「ほら、ノリちゃん海が見えるよ!!」空には金星が月の近くで輝き出していた。港は街頭にオレンジ色に照らし出されていた。ベンチに座りながら、僕らはその風景を眺めていた。「あー、何て美しい世界なんだろう!!コウジ君には、わからないかもしれないけど、オレンジ色がぼやけて、万華鏡を見ているみたい!!」僕にとっても、この風景はキラキラと輝いてぼやけて見えた僕はノリちゃんの瞳を覗きこんだ。ノリちゃんの大きな瞳に僕は吸い込まれそうになった。ノリちゃんは、瞳を閉じた。僕はノリちゃんの瞼に軽いキスをした。そして、夏は終わり僕はノリちゃんと同じ風景を見ていた事に気づいた。僕もノリちゃんと同じ美しい世界を見ていたんだ!!そう、僕はメガネがあの日から、必要だと気がついたのだった。(笑) 終わり。
2004.08.28
コウジはノリコからの電話を切ると、頭を抱えた。「俺、免許はあるけど、車が無いんだよねー。困ったなー」取り合えず、友達に車を借りるか、オヤジに頭下げるしか無いよなー?友達の順一に急いで電話をした。「順一!!一生のお願いだから、お前の車貸してくれない?」順一は冷たかった。「お前ねー、合宿免許のお前に貸す車無いよ!!お前この間ドラム運ぶのに、アツシの車ボコボコにしたばっかりじゃん!!大事な車貸せないよ!!」泣きたい声で順一に頼んだ!!「いいアイデアあるよ!!レンタカー借りたら?」そうか、その手があったか!!今更、オヤジには頼めないし次の朝、高校時代のクラスメートがレンタカー会社に就職したのを思い出し、社員価格でレンタカーを確保した。日曜日の朝一番で、僕はノリちゃんの家の近くの公園で、彼女が来るのを待った。ノリちゃんは、かわいいサマーセーターにバスケットを持ちやって来た。僕はノリちゃんがバックミラーで家から出て来るのを、確認すると、取り合えず心を落ち着かせた。僕は車から降りて助手席のドアを開けた。「姫!!お待ちしておりました。」ノリちゃんは笑いながら車に乗り込んだ。ノリちゃんは、「コウちゃん、テープ持って来たんだけれどコウちゃん、今日はコウちゃんにプレゼント!!」と、一本のテープをコウジに渡した。それは、ノリコがセレクトした、ユーミンのテープだった。僕らは埠頭を渡る風や、中央フリーウェイ、を聞きながら、横浜に向かった。ノリちゃんは、相変わらず度の強い、いつものメガネをかけていた。 つづく。
2004.08.27

昨日は、更新遅れてすいませんでしたぁ!!休み明けの夜から研修で、パソコンの無い生活でした。 なかなか、広い部屋でした。(笑)外は横浜港が一望で、一人しゃもったいない部屋でした。ここの某ホテルは芸能人の方が、以外にもお忍びで、ご利用になっている事が多いそうで、(タクシーの運転手さんが教えてくれました。)何だか、ゴージャスだけど、今は寂しいみたいな、苗場と同じ系列で、だから、研修会場にしたのかな?って感じです。部屋の窓から、写る夜景が綺麗で、携帯を使って小説を書いていました。小説家がホテルに篭って書くって云うのは、何となくわかるなー?なんてね!! そういえば、こんな夜景昔見たなー?とおもいながら、書いてみました。ショートストーリーが結構長くなり、二部作になりました。ここの所、なかなか、いい出来ではないかなー?なんて、自画自賛です。最近、携帯とか、色々な方がチェックしてくれているみたいで、感謝です。僕自身ビックリしています。まあ、身内の方もいるのでしょうが、感想も聞いてみたいですね!!もっと、もっと、いい作品が作れる様にがんばります。 最近のお気に入りを写真にしました。かわいいでしょう?こんな車でファーストデートはいかかでしょうか?明日は続編を書こうと思います。お楽しみにー!
2004.08.26
今度横浜まで、ドライブに行こうよ!予備校に通うコウジは勇気を振り絞って、ノリコを誘った。ノリコは17才で最近入ったママスアンドパパスのアルバイトだった。コウジの誘いに聞こえない振りをした。マスターはノリコにバイトの面接で、こういった。「ノリちゃん!家は恋愛は自由だけど、気を付けるんだよ!男はさぁ、俺も含めて狼だからさ!」ノリコはバイトの時はいつも、素顔を隠す為に度の強いメガネをかけていた!「なあ、ノリちゃん、聞こえているんだろう?」コウジはカウンター越しに、サンタモニカサンドを頼んだ!あー、ノリちゃんと、行ってみたいな!サンタモニカ!ノリコはくすっと笑った。「コウちゃん、サンタモニカが何処にあるか、知っているの?」コウジは「サンタモニカでも何処でも、ノリちゃんと行くの!」コウジは駄々をこねる子供の様だった。マスターは笑って、コウジの肩をポンと叩くと、「ちょっと、コウジ、店番頼むは!」と言うと、下の偕の洋服屋のママを口説きに出掛けた。コウジは、マスターが出て行くのを確認すると、紙ナプキンに何やら書きはじめた。「ノリちゃん、気が向いたら、電話くれよ!」それは、コウジの電話番号だった。それから、3日後ノリコは、カバンの中に閉まってあった、紙ナプキンが気になっていた。何でコウジは私なんか誘うんだろう?ノリコは女子校でも、どちらかと云うとクラスでも目立たないぱっとしないタイプだった。それと云うのも、小学生の頃からかけている厚いガラスのメガネのせいでノリコは何事も控えめだった。「あまり期待するの辞めよう後でショック大きいから。でも、ドライブぐらいいいかも!」ノリコは、家族がいない時にこっそり、勇気を振り絞りコウジの家に電話をした。「もしもし、あのー、明石と申しますが、」と電話の向こうで「あ、コウジだけど、ノリちゃん?」ノリコは、何を話たらいいか、心臓が飛び出しそうだった。「夢みたいだよ!ノリちゃんが電話くれるなんて!」ひょうきん者のコウジは、話続けた。「今週末、横浜まで、ドライブに行こうよ!俺ノリちゃん家まで、迎えに行くから、待っててね!」一方的にコウジは話すと電話を切られた。ノリコは有無を言わずドライブに行く事になった。どうしよう!何着て行こう?ノリコにとって生まれて、初めてのデートだった。 つづく。
2004.08.25
僕はユミコのどこが好きなんだろう?と考える事がある。もちろん、全てが好きなのだが如いて上げれば?「順一、私のどこが好き?」突然の彼女の質問に、戸惑う。「全部なんて、抽象的じゃなくて!!」そういわれても答えに困る事がある。一つづつ、彼女の好きな所を上げてみた。ユミコの好きな所は唇!!下唇が上唇より厚い所!!目が優しい二重な所!!小さな顔!!スラットしたスタイルでも、僕を安心させてくれるのは、彼女のKaoriだった。ユミコをギュット抱き締めた時、色々なKaoriがする。シャンプーのKaori、洗い立ての洗剤のいいKaoriそして彼女のコロンと化粧品のKaori!!そして、そのずーと奥にあるKaoriが僕を幸せにしてくれるKaoriがあるのだ!!僕はそのKaoriを感じながら、目を閉じると、遥か昔の風のKaoriを感じる。いつごろにこのKaoriと出会ったのかわからないが、それは、自分が存在していない様な太古の昔の様な気がする「順一、どうしたの?」力いっぱい僕はユミコの事を抱き締めていた。「いや、何でも無いよ。」僕はユミコの声で現実へと呼び戻される。あれから、東京の雑踏の中で君のKaoriを探す。そんなKaoriを見つけた時、君じゃないかと辺りを探す事がある。挙動不審の、捨てられた野良犬の様に。最近はやりのアロマテラピーも試したが、僕の探しているあのKaoriは見つけ出せない。僕が君を好きだったのは、あのKaoriのせいかもしれない。こんなにも鮮やかな記憶はあのKaori無しには蘇らない。「順一さん、最近俺、Kaoriに弱いんだよねー」遊び仲間の業者さんが、夜のラウンジで僕に呟いた。一瞬僕は自分の事を見透かされた様で、ドキッとした。ああ、男は女性のKaoriで、本能的にDNAを辿っているのかもしれないと思った。Kaoriそれは、太古の現代人が忘れた能力、生命や個人を識別する能力なのかもしれない。僕とユミコは生命のジグソーパズルのように、いつまでも、いつまでも、抱き締め逢うのだった。 つづく。
2004.08.24
雨の日の週末は僕らはバイトが終わって、車の中で過ごしたユミコと夜の海を見に、船橋埠頭によく出掛けた。埠頭には、外国からの貨物船が泊まり、その船の国旗を見ては、どこの国から来ているのか、良く二人で、クイズを出しては遊んだ。車のエンジンを止めると、車のボンネットを叩く雨音が、静に車の中に響いた。ワイパーを止めたフロントガラスは、あっと云う間に雨が視界を遮り、滲んでこの世の光のすべてが美しいイルミネイションに見えた。雨の日は、東京Bayにも出掛けたし、京浜島にもよく出掛けた車で、毛布に包まってよく、手をつないで二人で眠った。何がある訳じゃなかったけれど、二人でいる事がただ、楽しかった。「ねえ、順一とずーとこうして仲良くいられたら、いいね!」ユミコは強く僕の手を握り返しながら言った。「そうだね、僕も君がこうしていてくれれば何もいらない。」「本当?浮気とかしない?」「ああ、神に誓ってしないよ。」僕はユミコと出逢って、愛する事の幸せよりも、愛される幸せをとても感じていたんだと思う!!雨降りの夜、彼女と車の中で、いつもこんな事を感じていた幸せはどこまで続いているのだろう。。。。。
2004.08.23
ミュージシャンの価値はライヴにある!!と僕は思う。順一は、バイトと週一回のライヴハウスの演奏以外は、とにかくライブに出掛けた。レコードとは違う可能性をライヴに行く事によって発見出来た。なるべく、有名な人よりも当時の音楽雑誌の本人のインタビューとかを読み、無名の人を観にいった。そんな時は、いつもユミコと出掛けていった。ザ、ベストテンに出てこないミュージシャンを発見する事が楽しみだったし、ライヴハウスにも、ずいぶん足を運んだ。バンクバンドから、ロックバンド、フォークミュージシャンやら、当時は異様な熱気が立ち込めていた。暴威って呼ばれるバンドは、変わっていた。鹿鳴館と云うライブハウスで3組ぐらいの出演で、パンクバンドの中で、ギターリストが凄かったし、ボーカルも異様だった。たった4人の当時キーボードの居ない、バンク調のベーシストが何ともいえないバンドだった。恐ろしく気合の入ったバンドだった。エコーズは、演奏の下手なバンドだったし(笑)エレファントカシマシは、レコードデビューはするものの、売れないバンドで、名前がダサくてね(笑)新宿ルイードには、ユミコとよく出掛けた。「順一?ラッツアンドスターでも観るの?」「佐野元春を聞きたいんだ!!」ユミコは不思議そうな顔をした。「本当は、コーラスで歌っている白井貴子が観たいんだ。」「誰それ?」ユミコはもっと不思議そうになった。彼女をずいぶん僕の趣味に付き合せたが彼女はいつも楽しそうだった。ハウンド ドッグも100人ぐらいのライブだったし、彼らも武道館埋める様になったね!!ユミコのお気に入りは角松トシキだった。僕はいろんなミュージシャンのいい時を見たと思う!!ライヴを観れば、レコードに無い一発勝負みたいな、ミュージシャンの熱意が伝わるから、僕は今でも、ライヴは好きです。来月は久し振りの白井貴子のライヴは、楽しみです。http://www.tfm.co.jp/senri/大江千里さんがやっている番組ですが、とても、新鮮で、車の中で、パソコンよくチェックします。みなさんにもご紹介しておきます。
2004.08.22
本当は、昨日も書いていたのですが、メンテナンスで深夜の為、書いた日記は消されてしまいました。小説はキチンと連続で書きますので、もう少しお待ちください。今後、今思っている事と、小説と混同しない様に、リアルな気持ちと言うコーナーを作ろうと思います。なので、22日の深夜に書いています。今日は、本当に怒りが止まらない日でした。悔しいやら、悲しいやら、腹立たしいやら、許せないのやらこの怒りをどう消化していいのかわからず、僕の先輩の所に話をしに行きました!!明後日まで休みなので、横浜から、羽田を経由して、池袋にある、会社に仕事の書類を取り、高速で先輩の家の松戸まで行きました。近くのファミレスでいっしょに男同士メシを食いました。恥ずかしいです。いい年した大人が、相談愚痴話なんて、それぐらい、誰かに聞いて欲しくて車を飛ばしました。「何だ俺って、そんな話聞いてくれる友達もいないんだなー」って思ったら、悲しくなりました。この話の内容はいずれ話しが出来る様になったら、お話しますが、悔しくて、悲しくて、僕は自分が育った街をドライブして帰りました。この街を飛び出して10年!!いったい何だったんだろう?あー、よくあの子とドライブしたなーこの辺!!とか思うと、涙腺が潤んできました。懐かしいやら悔しいやら、笑えるぐらい涙もろくなりましたEPOのバラード聴いていたら、何だかねー。あー、小説の舞台何だっけ?と思いだしました。何だか久し振りの僕の街は、再開発で、ニューヨークのダウンタウンと同じ香がした。僕は、車の屋根を開けた。もう風は以前より暑くなかった。流山のインターから、横浜へ向かった。僕は、車の少ない道を全開で走ってみた。カーブでトレーラーの脇をすり抜けながら、タイヤは悲鳴を上げていたけれど、まだ限界には余裕があった。スピードの中では、冷静になれる。まずは、中途半端な義理人情を捨て去り冷静に判断しないと僕は、命取りになる。頭じゃわかっているけれど、それが出来るか?が、今日のジレンマだった。でも、お陰で冷静になれました。帰りの道は、BZとBOOYで、年がいも無く大音響で、ウザイ、ワンボックス、ぶち抜いてきました。Iam a Father!! には、どこかのコマーシャルの様にはなれないんだよー!!俺様は!!永遠の不良中年なんだぁー!!許してくださいー!!みなさーん!!よくわかんねーや!!うつくしい世界 (PM 05:05)今度横浜まで、ドライブに行こうよ!予備校に通うコウジは勇気を振り絞って、ノリコを誘った。ノリコは17才で最近入ったママスアンドパパスのアルバイトだった。コウジの誘いに聞こえない振りをした。マスターはノリコにバイトの面接で、こういった。「ノリちゃん!家は恋愛は自由だけど、気を付けるんだよ!男はさぁ、俺も含めて狼だからさ!」ノリコはバイトの時はいつも、素顔を隠す為に度の強いメガネをかけていた!「なあ、ノリちゃん、聞こえているんだろう?」コウジはカウンター越しに、サンタモニカサンドを頼んだ!あー、ノリちゃんと、行ってみたいな!サンタモニカ!ノリコはくすっと笑った。「コウちゃん、サンタモニカが何処にあるか、知っているの?」コウジは「サンタモニカでも何処でも、ノリちゃんと行くの!」コウジは駄々をこねる子供の様だった。マスターは笑って、コウジの肩をポンと叩くと、「ちょっと、コウジ、店番頼むは!」と言うと、下の偕の洋服屋のママを口説きに出掛けた。コウジは、マスターが出て行くのを確認すると、紙ナプキンに何やら書きはじめた。「ノリちゃん、気が向いたら、電話くれよ!」それは、コウジの電話番号だった。それから、3日後ノリコは、カバンの紙ナプキンが気になっていた。何でコウジは私なんか誘うんだろう?ノリコは女子校でも、どちらかと云うとクラスでも目立たないぱっとしないタイプだった。それと云うのも、小学生の頃からかけている厚いガラスのメガネのせいでノリコは何事も控えめだった。「あまり期待するの辞めよう後でショック大きいから。でも、ドライブぐらいいいかも!」ノリコは、家族がいない時にこっそり、勇気を振り絞り電話をした。「もしもし、あのー、明石と申しますが、」と電話の向こうで「あ、コウジだけど、ノリちゃん?」ノリコは、何を話たらいいか、心臓が飛び出しそうだった。「夢みたいだよ!ノリちゃんが電話くれるなんて!」ひょうきん者のコウジは、話続けた。「今週末、横浜まで、ドライブに行こうよ!俺ノリちゃん家まで、迎えに行くから、待っててね!」一方的にコウジは話すと電話を切られた。ノリコは有無を言わずドライブに行く事になった。どうしよう!何着て行こう?ノリコにとって生まれて、初めてのデートだった。
2004.08.21

今日は、休みにやりたかった事の一つで、愛車の掃除でした。ウメが車好きなのは、皆様ご承知のとおりですよね!!僕の小説にも、車の話は色々出てきますが、夏休みだし、常連の皆様に少しでも、ウメをご理解いただく為に(えー、別にいいよー!!)まあ。シッポさんそう言わずに!! 今日は、良い天気なので、屋根はオーブンです。前も撮ったんだけれど、ナンバー写ったから無しです。ガラスに映っているの、ウメじゃないからねー(本人の名誉の為)別に、私車興味ないよーうめさんwww。まっつん、別にいいじゃん!!今回だけだから!!うめさん、ゆっくり休んでね!!海野さん忙しいし!!もう一枚 スイートちゃんは、遠いし!!遊びに行けないし!!ねー、おいらの車は二人乗りなんだー。赤い内装本当でしょう?えんちゃん、白井貴子も車で聴くよ(笑)明日あたり、軽井沢でもドライブ?山下達郎でも、持っていこうかな?アンルイスとか、コンプレックスとか、色々なのもっていこうかなー?ちょえはお疲れモードだねー!!レベッカもいいねー!!うさこちゃんも、お疲れモードだったなー?よーし!!車も綺麗になったし、準備万端!!短い夏を満喫なんだぁー!!
2004.08.20
ユミコへ君と出会って僕は本当に良かったと思います。君は本当に働き者ですね!お互いに、忙しいけれど、何とか仕事もお互いこなしていますね。時々僕はもし、君と逢わなかったら、今頃どうしているんだろう?もし、あの店の掲示板を他の誰かが発見していたら、僕らは出会う事も無く。。神様はきっといると思います。声を大にして言いたいと思います。本当に君と出会えて良かった。神様ありがとう!と、世界中を敵に回しても、君さえいてくれたら、僕はかまわない!君を失う事だけは、嫌なんだ。君の為なら何だって出来る。僕の好きな物、君のひざまくらに僕の髪を撫でる手!、君の優しい香り!そして、僕を呼ぶ優しい声、笑うとミカ月になる目!すべてが僕をやすらいだ気持ちにさせてくれる!もしも、君を神様が僕らの仲を引き裂くと云うのなら、僕はすべての物をすべての人生を引き変えにしたって構わない!君のいない人生なんて、何の価値も無いのだから。ずうっとお互いヨボヨボになるまで、君と暮らしたいです。まだ、漠然としている僕の人生ですが、必ず何らかのカタチを出すので、もう少し時間を下さい。いつも、君に逢えた事神様に感謝しています。そして、君の優しい家族にも、僕は出会えて良かったです!キチンと、自分に対して自信が持てて、カタチになったら、その時は君にお話します。どうぞ、僕の気持ちをわかって下さい。 順一より。
2004.08.19

お休みを満喫している、ウメです。今日は写真日記を書きます。小説はお休みです。 知り合いの車を運転して、横浜から、成田方面へ向かう所です。渋滞ですることも無く、サーブのコックピットですぅー。 小説に書いた豊かな国、日本の渋滞の空!!こんな空の中故郷へ向かう家族はたくさんいました。 遥か向こうに飛行機が、分刻みで離発着を繰り返す。東京の空は、ラッシュアワーで、陸は渋滞の中。。。昔、誰が想像したのだろう? 江戸城のお堀の中から神田方面を見た所!!釣堀の在り、東京のオアシスなのかな?蝉はすごい勢いで鳴いていました。東京って街は焼け野原から、凄い復興の仕方だよね!!アンバランスに成り立っている!!そんな街で生きて行くのは、並大抵じゃないと思う。どうでしょう?少しは楽しんでいただけましたか?まだ、休みは続きますが、常連の皆さんもお仕事おいそがしそうで、お暇だったら、ぜひ、ウメと遊んでやって下さい。よろしくねー!!待ってるよぉー!!
2004.08.18
夏休みも段々終わりに近づいてきた。本格的に、ミヨコの家庭教師をたのまれて、ユミコの家に足を運ぶ事も多くなってた。「ジュンイチー、勉強嫌だよー!!」ミヨコはすでに、姉の彼氏と云う認識から、お友達と言う感覚でタメ口だった僕は、ミヨコの事がかわいくて仕方なかったが、心を鬼にした。「ミヨコちゃん、まず、何で勉強しなくちゃいけないのか まず、考えてみようか?僕も勉強は嫌いだよ。」「えージュンイチもそうなんだー。ジュンイチはなんで、 勉強するの?」「そうだなー、もし、もしだよ、僕が君のお姉さんといっしょになって生活するのに、勉強も出来ない男で生活を守れない男が、君の兄貴だったら、ミヨコはどうおもう?」「いい人でも、ミヨコ嫌だし、口も聞かないかも?でも、ジュンイチは、合格だよ!!」「ありがとう!でも、僕もミヨコが中学浪人とかじゃ困るなー?」ミヨコは消しゴムを弄りながらこっちを向いた。「ジュンイチ、馬鹿な妹だと迷惑?」「そうだなー。。恥ずかしいかもなぁー!!」ミヨコは下を向いた。「でもさー、お姉ちゃんなんて、馬鹿だから、私立の女子高 に行って、家お金かかるし、私は馬鹿だけど、お姉ちゃん の様に、女子高に行きたく無いなー!!」と、隣りの部屋の襖が開きユミコがすごい剣幕でミヨコの部屋に入ってきた。「あんたねぇー、人がいないと思って、あんたよりは頭いいんだからねー!!、人の彼氏ジュンイチ!!とか呼ばないでくれる?子供のクセに、生意気なんだから!!」ミヨコは立ち上がって反撃に出た!!「お姉ちゃんのお陰で、妹の私は苦労していると思っているの?順一、こんな女と別れた方がいいよ!!」ユミコは勉強机を叩いた!!「あんたねー、呼び捨てはやめなさいよねー!!」ミヨコは目を丸くして言った!!「うるさいなー、自分だってそうじゃん!ジュンイチはジュンイチなのぉー!!」そこへ、階段を上がって、お母さんが様子を見に来た。「ユミコ、下に降りなさい!!順一さん、ミヨコには、厳しく教えてやって!!誰も、文句言わないからお願いしますね!!」ユミコは悔しそうな顔で、下へ降りて行った。順一はため息をついた。「ミヨコ、俺はユミコの事はとても好きだよ!優しいだろ、ミヨコにも!!」ミヨコは少し沈黙をおいて、「優しいよ、お姉ちゃん。」「だったら、勉強しなくちゃ!!俺もついてるから大丈夫だよ!!」ミヨコは小さく頷いた。そして、ミヨコとの猛勉強が始まった!!ミヨコは絵がうまく、将来はデザイナーになりたいと言ったその代り、飽きっぽい性格で、嫌な教科に興味を持たせるのが、大変だった。こうして、僕の家庭教師生活は始まるのだった。 つづく。
2004.08.17
今日は白井貴子さんについてお話をしようと思います。最近、MP3の発達には目を見張る物がある。iポットは5000曲だったっけ持ち歩けるし、ダウンロードするだけで気が遠くなりそうになる。画像も持ち運び出来たりするものも出てきているし、その技術たるもの、日本の技術力の賜物だと思う今日この頃です。しかし、待てよ?君なら、何を入れて持ち歩く?ユーロビート?ラップ?それとも?好みは色々あるけれど、音楽も味覚もどこの国に行ってもいいものは、どこの国のどんな人にも受け入れられる。例えば、ビートルズ、ストーンズにスキヤキに、島歌に。。。ところが、日本と云う国はプロモーターがアーティストを商売の道具ぐらいにしか考えないので、なかなか、アーティストが育たない土壌だと思う。僕らの年代では、ミスチルに、BZ,クレージーケンバンドぐらいかなー、共感出来るのは!!日本の将来は暗いなーと思うのは私だけでしょうか?宇多田もねー!!ちょっと違うなー。エネルギーを感じないなー!!個人的になりますが、ぜひ、一度白井貴子さんの曲を聴いて見て下さい。20代にロックの女王と呼ばれ頂点を極め、武道館!!そして西武球場ライブと一世を風靡して、彼女はロンドンから世界を狙う(ドリカムはずーと後)のですが、プロモーターとの意見の違いなどから、(本当の所は本人も話さないもで謎ですが)何年かして、日本に帰国!自主レーベルから、再スタートでした。藤沢出身の彼女は、鎌倉、湘南を拠点に歌い始めました。僕が始めて彼女のコンサートに行ったのは、Flower Power と云うアルバムが発売された大学時代でした。IT mast chenge と言う曲が一曲目でした。飛び出さなけりゃ住み慣れたこの街から。。。あの子に伝えに行こう(今すぐ燃えるこの思いを!!)行くのさ新しい街へ1985!!IT mast chenge !!僕は彼女のオールナイトニッポンは毎週聞いていました。ハガキが読まれるのワクワクしてたなぁー!!あっと云う間に武道館も埋めてトップスターになりましたね当時!!10年後、鎌倉FMと云うローカルな局でレギュラー番組を持った時に当時僕の仕事場も近いせいもあり、毎週遊びに行って居た時、お話をする機会があったので、お話すると、うれしい事に僕の事を覚えていてくれました。僕はこんな質問をしてみました。うめ:「早いですよねー、白井さんと出会って10年以上 経つんですよねー!!」白井さん:「お互い時間の経つのは早いけれど、これからよ !!」うめ:「白井さんは、僕にとってはいつまでもスターですよ !!武道館も行ったし!!」白井:「ありがとう。一歩ずつでもいいから自分のやりたい 音楽を信じて続けていきたいと思っています。」僕は、涙が出そうになりました。だって、頂点まで登り詰めた人が又、一から頂上を目指すなんて、どんなに険しい事なのか。そこまでしてまで歌い続けるからこそ、彼女のメッセージはいつも優しく力強い!!日本の音楽はこういうベテランが支えているんだと思う。音楽はある意味すごい勢いで、技術革新が進んでいる。その反面、レコードの時代から比べると、何とも商売主義で、ソウルを感じない時代になってしまったと思う。音楽とは、たった一曲の歌が、ライブが、感動が、聴衆の魂を揺さぶる事がある。時代と供に、クラシックと呼ばれ、ロックと呼ばれ、ポップスと呼ばれ、島歌であり、呼び名はそれぞれ違うけれど、感動と云う人間の感性に本物のミュージックは生き続けると僕は思う。僕が憂いに思うのは、そんな音楽が育たないこの国が、とても心配に思う今日この頃なのだ。
2004.08.16
いやー、今年の夏は初体験でお盆休みも仕事で、あさってからお休みです。オリンピックやら、仕事やら、とにかく体力の限界まで、突っ走りで、限界超えて調子いいですぅー!!サッカーも楽しみですぅー。アテネ行きたかったですぅー。昨日は忙しい中、携帯で日記を書いて、帰ってきて編集しようとしたら、メンテナンスで、手つかず。いやー、心配でしたねー。そういえば、この間欲しいパソコンが、ヨドバシで、特価になったので、根性決め手買ってしまいました。これは、仕事用なんだけれどね!!先行投資です。暇が無いので、まだ、箱開けて無いです。とりあえず、会社で使っているパソコンをヤフオクで売らなくちゃ!!バイオのC1!!お世話になりました。休みに入ったら売りです。売る理由は、会社で何故か、共用のプリンターが使えないんだよねー!!せっかく後、無線ランになっているのに、対応カードでもダメだし、快適楽天生活、モバイラーとして、ダイナブックに買い替えですー!!嬉しいですぅー。会社でも、写真取り込めますぅー!!あ、そうそう、お安く出品しますので、出品する時は、皆さんにお知らせしますねー!!小説のネタは最近書きたい事があり過ぎて、思案中です。いつも、皆さんありがとうございます!!皆さんの生活で、僕の日記がお役にたてる様がんばります。よろしくねー。 ウメより。
2004.08.15
僕らは宛ても無く横浜に向かった。ユミコの言葉に僕は胸が痛くなった。何の為に学校があるのか、学校の先生は何も教えてくれないし、お金の稼ぎ方を教えてくれる訳でも無い。ただ、順一は大学に入ってゆいつ救われたのは、本当に自由だったと言うことだった。だからユミコの言うことも良く理解出来た。「学校で何かあったの?」ユミコはカバンを見つめながら、「女子校って、すぐ仲良しグループで固まって、女子校で彼氏がいる人は、おかしいって、云う話になって、クラスで私とマキちゃんだけ、彼氏がいるって云うだけで、仲間ハズレなの!」ユミコはまた、ポロポロ泣いていた。「気にするなよ!俺はいつまでもユミコの味方だよ!」「そうだよね!」ユミコはやっと笑った。僕のゴルフは山下公園を抜けて、元町から、山を駈け登った。山の上には、外人墓地があり、ドルフィンと云うレストランでお茶をした。ユーミンの歌の様に僕らはソーダ水を頼んだ。窓越しにソーダ水を置くと船がソーダ水の中を走って行った。僕らは店を出て、港の見える丘公園に行った。そして、二人で、公園のベンチに腰掛け僕は煙草に火を点けた。「この風景は変わる事は無いのかなぁ?僕はきっとこの風景を一生忘れないと思う。君と観たこの風景を!」ユミコは「私も!」と答えた。僕はいつまでもユミコの手を握りながら、夕日を見つめた。 もしも、この世が今終わろうとしても僕もユミコも悔いは無かったと思う。何の為に、今を生きるか答えなど無かったけれど、ただ、君がいればそれだけで何もいらないと思ったし、この愛を失うことだけは、僕は死を意味する様に思う。ユミコ!きっと君も同じだよね。まるで、ナイフの上を素足で歩く様な、苦しく愛おしい二人の気持ちが、すべての始まりだった。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★あれから、どのぐらいたったのだろうか?港の見える丘公園から見える風景はあの頃とはすっかり変わってしまった。君は今どこにいるのだろうか?僕は辛い出来事があった時には、丘の上に登る。僕はずっとここで待っているから。。。。。 つづく。
2004.08.14
彼女は時々不安定な時がある。どんなに二人で、長い時間いっしょに過ごしてもお互い生活のシガラミを捨て去ってしまいたい様な衝動に駆られる時がある。特別に今の二人の生活に不満がある訳では無いけど、お互いの魂を求めて止むことが無い。その日は、授業が休講になり、家でぼんやりとギターの練習をしながら、ユミコの事を思い浮かべていた。プルルルル、電話のベルがなった。「もしもし?」電話の向こうは賑やかだった。「順一!これから迎えに来て!」ユミコの少し興奮した声だった。「どうした?今どこにいるの?」ユミコは暫く沈黙の後、「学校だよ。もう嫌なの女子校は、今すぐ迎えに来て!」順一は受話器を肩に挟みながら、「わかった!すぐ行く。」僕はユミコの学校の近くにある喫茶店で待ち合わせをした。北千住のアーケードには、昔ながらの餡蜜屋があり、そこでユミコを待った。餡蜜屋から窓の外を眺めていると、ユミコが小走りで歩いて来た。「順一早く行こう!」僕はオーダーした餡蜜もそこそこで、ユミコと店を出た。車を走らせただ宛ても無く横浜に向かっていた。「学校、早退して大丈夫なの?」僕はカーラジオのボリュウームを下げた。「具合が悪いって言って体温計暖めて、嘘ついた。」「なんで、そんな事したの?」僕は兄貴か保護者の様だった。「だって、あんな女子校で何を学ぶこと、あるの?意味無いよ!順一は知らないと思うけれど、女だけだとすごいんだから。陰険だし、スカートなんか、男の先生だと、露出してさぁ、」ユミコは捲し立てるように話し始めた。「順一だって、昔、学校サボって鎌倉に行った事あったでしょう?」ユミコは鼻の頭を赤くしながら、少し半べそをかいていた。「私は早く順一のお嫁さんになりたい!。」ハンドルを握りながら、順一は少し嬉しかった。恋に恋をして、本当の愛の意味などわからなかったけど、僕はユミコの事がいとおしくてならなかった。 明日につづく。
2004.08.13
今日、後輩から久しぶりにメールが来た。「ウメさん、私と彼、最近ケンカばかりで合わないのかも知れない。」と書いてあった。結婚してまだ日も浅いのにどうした事か。まあ、私に言わせれば、旦那も、あんなマシンガントークの嫁じゃ、独身でいるほうがいいのに、とウメは思うのだが。しかし、覚悟がなって無いです!犬や猫じゃ無いのだから、何十年もいっしょにいなければならないのだから、顔も見たくなければ、話もしたく無い時もあるでしょう。「すいません。すいません。申し訳ございません。」悪く無くてもまずあやまる仕事、カッコ悪いし、自分をとおした方がどんなに楽か!ハラワタ煮えくりかえり、自分を押し殺してまで、守る物があれば、男は何にでもなるし女は母になる。血の繋がらない他人の集合体が夫婦なのだから、好きとか、嫌いで割り切れない最小公約数が夫婦なんじゃないの?不思議だよね、時には自分の親兄弟よりも自分にとって大切になるのだから!!(赤の他人が)覚悟しなよ!自分の思い道理にならなくても!!生活は、恋愛の延長じゃ無いって言ったでしょう?神に誓っても別れる時代なんだから。ちゃんと、冷静にね!見極めて下さい。この広い世の中で、たった二人の家族なんだから、そう考えれば、頭に来たって、悪くなくたって謝れるでしょすべてのこの世の物事は2人から始まっているのだから。 ウメより。
2004.08.12
男にとって、生まれてから幼いときにすでに興味を持つ物、それが車なのではないのだろうか?幼い時から、ミニカーを集めたり、道行く車の名前を覚えたり、男にとってマシーンの存在は宿命的なのではないかと?思う時がある。この執着心はどこからくるのだろうか?大人になっても、おやじになっても、車からの関心は、心から消えない。僕は思う。もし、車の歴史は近年の100年余りの歴史の中で、カールベンツとゴットリーブダイムラーが自動車を発明しなければ、オートバイの歴史も無いし、そうなっていれば、馬の時代が続いているのかなー?と考える。勿論、僕は車が好きなのだが、(最近は嫌いかも?笑)翌々考えると、昔の人は馬が好きだったでしょう?鎌倉時代も、江戸時代も将軍は勿論その時代の最高の馬に跨って居た訳だし!!何でかな?って考えると、戦国時代の信長しかり、どこまでも、早く!!遠く!!逃げ切れる、もしくは戦う為に将軍はいい馬に乗ったはず!!あー、DNAなんだね!!僕らの血に流れている!!だって鉄の馬に変わっただけなのだから!!馬の鞍の名残で車のシートはレザーシートがあるし、オープンカーの屋根は、幌馬車時代と同じ布だしね!!身を守ると云う本能と、将軍様の様なステイタスが欲しい訳だよね、きっと。だから、固執するんだろうねー!!誰かが言っていたよね「マシーンは俺を裏切らない!!」僕は、気まぐれな女の子の方が好きだけれど!!★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★夏の夜明けは速い。眠れない夜、順一は夜の首都高を宛ても無く走る。池尻のインターから、湾岸道路に入り、浦安へと向かう!!あいつはどうしているんだろう?ムラカミの事が頭をよぎる。眠れない夜は、夜明け前、デニーズで朝を迎える。そして、朝焼けの中、家路へと急ぐのだった。 つづく。
2004.08.11
今日は久しぶりに休みでした。色々とほーむページの設定を変えてみました。皆さんいかがでしょうか?文字も大きくしたし、文字を動かしてみたり、左側も今までの日記をまとめたり、読み返してみました。しかし、こうして小説も読み返してみると、予想と反して先月は忙しかったなぁーと思いましたね。色々な事があるね!!こうして生きていると。色々な事が大波小波でやってくる!!海で泳いでいる様だね。楽天のお友達が言っていた。「平和に生きたいです。ウメさん戦わないとダメですか?」「僕もそうしたいけれど、右の頬と左の頬差出ますか?」僕は出来た人間じゃ無いので、黙ってらんないです。諦めるなんて、出来ないよ!!体力があって、気力をもって、ハートに火をつけて!!無い物は補って、それでも前に進みたい!!あっ、宮沢賢治のアメニモマケズを思い出した。明日も仕事は山の様だけど、がんばります。だから、今日も何も無かったなんて嘆かないで、何にでも好奇心を持って感じて行きましょう!!そうそう、そこの君の事だよ!!いつも、ウメは気にしてます。お互い顔を上げてがんばろうね!! ウメより。
2004.08.10
誰にでもあるんじゃないだろうか?恋愛も長くなってくると、お互いが何もかも許される様に思えて、他人だと云う事を忘れて、我ままになって行く。男だったら、その時の感情で、言わなくていいことも、ついつい言ってしまう。それも、本当に思っていない事まで、女の人だったら、その一言をいつまでも覚えていて、ケンカのたびに持ち出され、(こいつまだ覚えているの?恐ろしいなー!)と思いながら、言わなければ良かったなどと、心の中で呟いてみる。つまり、男の人の感情と女の人の感情は結構違うよね!!優しい女の人!!要注意です。特に良妻賢母を売りで、近寄ってくる、女の人は警戒しますね!!だって、同じ人間なんだから!!こういう人に限って、爆発!!訳解からずで、「あなたにはついていけません!」で、居なくなるかな?恋愛の距離感がなくなる時!!要注意です。ある一線、二人はどこまで行っても他人なんだと云う事が理解できていないで、結婚なんかすると、はい!!私の小説、空気の様な存在になります。男は一歩賢くなりましょうね!!お金が無くとも、食事の後のドルチェは女性に聞かないと。何の努力もせずに、いつまでも続く愛だとは、思うなかれ!後で居なくなって後悔しても後の祭り!!ウメさんの様になりますぅー!!長い人生、本当に好きになれる人なんか、ほんの一握りなんですから!!感謝して、態度で表さないとね!!後、遊ばないとね!!家と会社の往復じゃ、話す内容もつまらなく、彼女に見捨てられちゃうからね!!と言う事で皆さん、遊んでやって下さい!! ウメより。。。
2004.08.09
照りつく夏の朝、蝉の声は高く鳴り響き肌を通り抜けそうな日差し。僕はスタンドのマネージャーと車を運びに車載車で、湾岸道路で渋滞の中にいる。お盆になると。何故ひとは故郷へ帰るのだろう?こんなにも渋滞の中、渋滞表示は真っ赤で、50キロも続いている。「順一、寝ててもいいぞ!」マネージャーはタバコに火をつけ、たまに窓を開ける。カーラジオから、ニュースでこの国は豊かだと騒いでいる。広島の日が近づいてくると、僕は思う。この国はアジアに何を償ってきたのかと。広島を知っている人達は年々少なくなって行く。そう、今日は長崎の日だ。戦争は世界のどこかで続き、テロリストは身を潜め、チャンスを窺っている。焼け野原から、街は復興したが、僕らは本当に豊かなのだろうか?渋滞の中、家族で故郷へ向かう家族を窓越しに見た。僕には、どんな暮らしが幸せなんだろう?「順一、私は平凡で、穏やかな暮らしがしたいの」これから、僕らは何処へ向かおうとしているのか?ふっと、湾岸道路の渋滞に巻き込まれながら思った。アジアの片隅で、僕は明日どんな夢を見るのだろうか?カーラジオからは、ボブディランの風に吹かれてが流れていた。 つづく。
2004.08.08
順一さんへ少しづつでけれども、今の気持ちを日記じゃ私の性格じゃ続かないと思うので、手紙にして時々残そうと思います。順一さんへ手紙と云う形で書いてみる事にしました。それは、今私にとって一番大切な人はあなただから、私の今の気持ちをこのような形で書いてみる事にしました。 あなたと出会って私は良かったと思っています。あなたと初めてデートした鎌倉。由比ガ浜で二人で過ごしましたね。葉山では、二人だけの秘密の場所も増えましたね。中でも、プラージュスッドから見た、海に浮かんだお月様は一生忘れないでしょうね!二人の記念日には、プラージュスッドに連れていってね。これからずーと、あなたといっしょに生きていこうと思います。20年後、私は36歳きっとあなたとあなたの子供と過ごしているのでしょうか?順一は、ミュージシャンになりたいのですよね。私は、平凡な家庭の主婦でいれたらそれでいいです。いつも、隣りにあなたの寝息があって、子供達がいて、20年後には、きっとそうなっているよね。20年後の私はもうきっとおばさんですね。それでもあなたは、大切に思っていてくれていますか?順一は車が好きだから、どんな車に乗っているのかしら?順一はキャデラックに乗るんだ!!って言っていたけれど、きっとムリね。私と子供がいたんじゃ、キャデラックは似合わないもの。きっと、カローラとかサニーとか?でも、順一の事だから、貧乏臭いから嫌だでゴルフでも乗っているのかなぁー?20年後なんて想像出来ないなー。あなたと20年過ごしたら、思い出たくさんあるんだろうなー。その時に忘れない様に、手紙に残して置きましょ。順一、私は本当にあなたと出会ってよかったです。いつまでも、いっしょにいましょう! ユミコより。
2004.08.07
今日も一日遅れですいません!!今日のサッカーは見ごたえ満点でした。僕自身も学生時代はサッカー少年でした。当時の記憶を参考に小説も書きましたが、ご覧になって頂いておりますでしょうか?今日の中国との試合は、勝因は何ですか?と聞かれたら勝とうとする気持ちだったのではないでしょうか?それは、攻撃の選手が守りにまで参加している事が、「ああ、勝とうとする気持ちが折れていないんだぁー」例えば、中村選手が守りに参加している所とかあれってすごく大変なんだよね!!そして、何と言っても中澤選手も絶対競り負けないと云うのは、相手に取ってすごく嫌なんだよね!!やはり、今日サッカー観ていて思ったのは、気持ちが折れない限りチャンスは生まれると云う事。それは、ボクシングでも同じだし、僕は仕事でもそうだと思う。苦境の時こそ、冷静に受け止めて行かないと、ダメだね。中国チームは最後のロスタイムには、負けを確信していたね悪いけれど、あれじゃまだまだだね!!恋愛でも、仕事でも、スポーツでも冷静な分析と、諦めない気持ちとそれについていける体力が必要だね!!今日は中村選手○、サントス選手×(彼はバテテいました。)ちなみに僕はベルマーレ時代から、中田選手のファンです。今日は残念でしたが、暫く体を休めて欲しいので○です。私はこんなものとか、僕は限界だなんて自分で壁作っちゃダメですね!!何事にも戦う気持ちが大切だと思いました。ズルも必要ですね!!審判に解からない様に!!サッカーは人生に似ていると思うのでした。
2004.08.06
一日遅れの日記です。この日は試験でした。僕の仕事はセールスなんですが、ちゃんと、試験があるんですよ!!国際認定と言って、まあ、字のごとくそう言う事らしいのですが?試験の内容は筆記試験は前回高得点の為、お陰様で免除。今回は面接のみでした。まあ、いつもの通り、でやってきましたよ!内容は、自己紹介から始まって、その自己紹介も試験なのですが、かなりコアな質問をしてくるので、一つ一つ会話の中で質問していって、この事について答えればよろしいでしょうか?と確認しながら、私はこう思います。で例を上げてもう一度結論を導き出すみたいな事をやりました。余計な事をしゃべらず、いかにわかりやすく、情報収集をしながら、的確に答えるか?がこの試験の意図だったと思います。恋愛でも、電話でも、メールでも、簡潔にわかりやすく説明すると云う事は大切ですね。面接官曰く「正解は無いので、ご自由に!」と言っていたけれど、それは嘘でしょう!!まずは、相手がどんな答えが欲しいか解からないとね!!何故なら、人間は自分と同じ答えを貰うと嬉しいからね。その上で、いくつかの答えを持っていれば、状況に合わせて使えばいいからね!!僕は媚びる事は嫌いだけれど、状況に合わせて場を読む事は人間関係を潤滑にする為には、必要だと思います。つまり、言葉は難しい!!何故なら、自分のいい様に取りたいじゃない!!だから僕も注意してます。相手の立場に立って考えた上で自分の気持ちを伝えないと、戦争になるからね!!それじゃ、又明日、明日は仕事ですぅー。 ウメより。エッジオブナイフ。 (AM 12:10)僕らは宛ても無く横浜に向かった。ユミコの言葉に僕は胸が痛くなった。何の為に学校があるのか、学校の先生は教えてくれないし、お金の稼ぎ方を教えてくれる訳でも無い。只、順一は大学に入ってゆいつ救われたのは、本当に自由だったと言うことだった。だからユミコの言うことも良く理解出来た。「学校で何かあったの?」ユミコはカバンを見つめながら、「女子校って、すぐ仲良しグループで固まって、女子校で彼氏がいる人は、おかしいって、云う話になって、クラスで私とマキちゃんだけ、彼氏がいるって云うだけで、仲間ハズレなの!」ユミコはまた、ポロポロ泣いていた。「気にするなよ!俺はいつまでもユミコの味方だよ!」「そうだよね!」ユミコはやっと笑った。僕のゴルフは山下公園を抜けて、元町から、山を駈け登った。山の上には、外人墓地があり、ドルフィンと云うレストランでお茶をした。ユーミンの歌の様に僕らはソーダ水を頼んだ。窓越しにソーダ水を置くと船がソーダ水の中を走って行った。僕らは店を出て、港の見える丘公園に行った。そして、二人で公園のベンチに腰掛け僕は煙草に火を点けた。「この風景は変わる事は無いのかなぁ?僕はきっとこの風景を一生忘れないと思う。君と観たこの風景を!」ユミコは「私も!」と答えた。僕はいつまでもユミコの手を握りながら、夕日を見つめた。もしも、この世が今終わろうとしても僕もユミコも悔いは無かった。
2004.08.05
今日は小説はお休みです。皆さんはどのシリーズを気にいっていただいているのでしょうか?最近は仕事がハードなため、もっぱら、電車の中で携帯電話で執筆しております。最近は、皆さんのホームページにインスパイアーされる事も多く、あー、恋愛の当事者達はきっとこんな心情なんだろうなぁ?と感情移入する事も多々ありながら、季節感や、私が知っている土地勘なども交え作品を作りあげている次第です!気に入っていただけていますでしょうか?只今、ホームページを再構築しております。常連の皆様、又、初めての皆様よろしくお願い致します。 うめ。
2004.08.04
順一は、油にまみれて働いた。ガソリンスタンドの夏は過酷だった。スタンドの近くに、輸入車を扱っている車屋さんがあり、順一のスタンドに、ワックス掛けやら、洗車の依頼を持ち込まれる常連さんだった。順一は、未だ見たり乗ったりしたことの無い車ばかりだった。大体が、ソアラやクラウンの何倍もする車ばかりだった。「ああっ、どんなに僕が真面目に働いても、手に届かない車ばかりなのだなぁ。」メルセデスにBMWにロールスロイスにポルシェにフェラーリにキャデラック。ビリージョエルは、キャデラックに乗る奴を皮肉っていたっけ?アメリカじゃキャデラックに乗る事が成功者の証しだってビリーも歌っていたっけ。この間テレビで見た矢沢は、インタビューで言っていた。「オレ、成り上がったら、キャデラックのリムジンとメルセデス買おうと思った訳よ!」順一の頭には矢沢の声が鳴り響いていた。「順一何ぼーとしているんだ!とっとと仕上げてしまえ!」マネージャーに怒鳴られた。キャデラックのリアシートはまるで応接間の様に豪華で、冷蔵庫に、シャンパン グラスがカウンターの上から吊るされていた。運転席と後部座席の間には、ガラスの仕切りがありテレビと電話が備え付けれれていた。テレビじゃこの国豊かだと騒いでいる。でも僕の暮らしは何も変わらない。上に上がるのか?下に下がるのか?このままの暮らしがいいとは思わなかった。順一は何一つ答えなどみつから無い学生の、何者だかわからない、アルバイトの貧しい学生だったが、ただ、この貧富の差だけは、この国は平等だと言っている奴等の言葉は信用できなかった。「キャデラックに乗る事が夢ならば、俺はこの賭けから降りる。」ビリージョエルの歌が、ラジオからいつまでも流れていた。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★人間の欲望は闇の様に深いと思う。。。。
2004.08.03
四六時中愛を僕らは感じていたかった。僕らは同志であり、兄弟や両親以上の繋がりを持った、運命共同体なのだから。暑い時も寒い時も悩める時も富める時も、貧乏な時も、死が二人を引き裂く時が来るまで、僕らは愛し合うはずなのだから。同じ物を食べれば、同じ様においしく感じ、同じ様に美しい花を観れば、同じ様に美しいく感じる事が出来、悲しい時も嬉しい時も、同じ感情を共有する。僕らは一心同体なのだから。僕の幸せは君と生きる事。君の幸せは僕と生きる事。完璧な愛のカタチだよね!これが、僕は君無しでは生きていけないし、君は僕無しでは生きていけないだろう?君は僕にとって、空気その物なんだよ。もし、君が居なくなったら、僕は存在する意味が無くなる。僕にとって、空気の無い宇宙に放り出される事は、死を意味する。君のアリガタミは、一緒に居る事で解からないけど、僕は空を飛ぶ鳥の様に、海を泳ぐ魚が海を必要とするように君は今の僕に取って必要不可欠な存在なんだ。順一は、ユミコとの愛の中で、永遠について思うのだった。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★人間の欲望は闇の様に深いと思う。。。。
2004.08.02
彼女のバイトが終わる頃僕は彼女のバイト先のファミリーレストランJの駐車場で彼女を待った。彼女が来るまで、僕は仮眠をしてユミコを待った。ユミコのバイト先の仲間にわからない様、塀の影にいつも車を停めた。シートを倒し車のテレビを観ながら、眠りに着く頃、「コンコン!」と窓を叩く音がする。それが彼女の合図だった。「お待たせー!」ドアを開け彼女は、シートに座ると、彼女はキスしてくれた。僕は四ツ木インターから、横浜へと向かう。夜の首都高は、トラックドライバーが壁の様に立ちふさがる。一号線を下り、横浜で首都高を下りる。僕は一路、朝比奈峠を目指す。鎌倉霊園を抜け、明石橋を左に曲がり、逗子の街を抜け、逗子マリーナへ向かう。途中に披露山公園があり、夜明け前に僕らは、車で披露山公園に上がる。山の中腹は高級住宅地が広がり、まるで、ビバリーヒルズの様で、素晴らしい景色なのだ。僕とユミコは、ここから望む景色がとても好きだった。晴れている日は、バックに富士山!手前に江ノ島、そして海から日が昇る。僕は毛布に包まって寝ているユミコを起こし、朝日を眺めながら、逗子の海岸沿いのファミリーレストランで食事をる。そこは昔、夏目雅子と伊集院静がよく泊まった、渚ホテルの跡地に出来たレストランだった。「順一!この海の風景は、きっと二人は観ながら、愛を語ったんだよね!」ユミコは少し涙ぐんでいた。「そうだね!きっとそうだよ!彼女はこの世にいないけど、時は流れても海の輝きは変わらないんだよ。」僕はユミコにそう言うと胸が切なくなった。今でも、渚ホテルの忘れ形見の時計台はファミリーレストランの記念碑の近くで時を刻んでいる。逗子の披露山公園から、海へ紙飛行機を飛ばす。石原裕次郎も子供の頃、兄、慎太郎と紙飛行機をここから飛ばしたそうだ。僕はユミコと海を眺める。時が過ぎてもこの海の輝きはきっと変わらない。僕らの愛はこの風景の中に閉じ込めたままなのだから。 つづく。
2004.08.01
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