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「君のやりたい事は何ですか?」面接官にこう聞かれるのが、一番辛かった。食べるだけで精一杯!とうてい、音楽で生きて行くんだと、粋がっては見た物の世の中思い通りには行かない。好きな事で生きてゆく?出来ればそうしたい物だが中々不安はつのる。取りあえず、ポケットの中には、タバコと缶コーヒーが買えるだけの小銭がある。「僕は何になれるんだろう?何になりたいんだろう?」後には引けない覚悟があった。彼女は僕の前から去っていった。。。「あなたの夢には付き合えない!その日暮らしじゃ。。」ハンパな自分に嫌気がさした。好きな人一人守れない自分に愛想が尽きた。酔っ払って、悔しくて悔しくて公園のベンチで泣いた。それでも、諦めなかったのは何故だろう?それは、胃が捩じれる程悔しかったからだろう。今振り返ると、惨めな20代だったな。あの頃に戻りたいと思わないもの!!良く友達に笑われた。「俺さー、将来はいい暮らししたいなぁー、マンションにすんで、美人の嫁さんもらって、車はさー、メルセデスの乗って、世界中を旅してさー!!」仲間は言った。「現実見て物言えよ!!お前の夢は浮世離れしてるよ!!もっと、現実見ないとな!!」言いたい奴には言わしておくさ!!と心の中で呟いた。 つづく。企太郎さんの日記ぜひ、お勧めです。企太郎さんはいつも、良く本を読んでいるなぁーと関心しています。就職浪人のみなさん!!就職=幸せでは無いですから!!ぜひ、彼の勧める本は必読です。(僕も実は、殆んど読んでいます。)ぜひ、頭を柔軟にする為にもお勧めします。ああ、そうそう、今週の日曜日は丸ビルでウメはイベントの仕事です。もし、お時間があれば、ぜひ、生ウメに逢いに来て下さい。お時間ある常連の方は、私書箱の方にご連絡お待ちしております。
2004.09.30

今日は、非常に疲れが溜まって疲れました。あまりに疲れて、たまらないので、一人でホルモン焼き屋でホルモン焼きと焼酎でエネルギー補給です。明日が一番忙しいので、今日は早く寝ます。今日はこんな曲をご紹介します。今日は、こんな気持ちです。風は南からアメニウタレテ、コンヤモ ナンダカネムレソウニナイー。フカイシスウ100%ノコノヘヤサ。イツモソノヒグラシデ、ノンベンダラリント、クラシテイクノガイヤナンダ。って歌だったかな。長渕剛のファーストアルバムです。疲れた時、ずいぶん昔のメロディーがフッと浮かんでくる事があります。小説は、又明日。いつも、遊びに来てくれてありがとう。又明日ねー。
2004.09.29
僕は子供の頃、野球が好きだった。野球の何が好きって?小さい頃父親とキャッチボールをして、高く空へボールを投げると白いボールが空に吸い込まれそうになるのを追い掛けて、喜んだ。とにかく、飛んで行くボールを追い掛けたり、打ったり、父親に誉められるのが何より嬉しかった。ボールとグローブとバットがあれば、ちょっとした街の空き地は野球場になった。小学校に入りリトルリーグに入った。嬉しかったのは、ユニホームを買って貰い背番号をつけて貰った事だった。しかし、リトルリーグはちょっとした、野球英才教育予備軍で、星一徹みたいな監督が鬼軍曹みたいにえばりちらすのだった!「馬鹿野郎!ヘラヘラ笑っているなぁ!根性見せてみろ!」野球が楽しく無くなって野球を辞めた。丸刈りが嫌で、中学で野球部には入らなかった。何でみんな同じで無いといけないのか解らなかった。高校に入り髪を伸ばしてギターを弾いた。学校は全国から野球の上手い奴を集め、甲子園を目指した。僕らは煙たがられた。決して、生徒を育てるのではなく、出来上がったスーパーのお惣菜の様に特体生と云う名目で買収した。目論見通り、学校は高い金を払った見返りに甲子園で全国に名前を売った。ちょっと待って!!何かに似てないか?そう、答えは今の日本のプロ野球!!野球の醍醐味は9回裏ツーアウトの逆転サヨナラホームラン出来るハズの無い事をやってのける精神力を持った人が、ヒーローになれる!!人生そのものだね!!残念ながら、何故か僕の好きなヒーローは日本にはいない。みんな海の向こうに行ってしまった。ベースボールを始めたあの頃みたいに、きっと楽しく夢を見たいからじゃないだろうか?日本にいると、いい選手もみんなマスコミにひん曲げられるからね!!浜省のベースボールキッズと云う曲を聴きながら今日の気持ちを、日記にしてみました。 終わり。
2004.09.28
あの電話は、夢だった様な気がする。大体からあいつが、実家を出た一人暮らしの僕の家の電話番号を知る術が無い。どう考えても、夢だったと結論つける方が自然だし。。。それでも、又あいつから電話が来る様な気がして?と云うよりは、心のどこかで期待しているのかもしれない。「期待してどうする?」僕は、今日も独り言をつぶやきながら、バーのカウンターでズブロッカを煽る。今は、あの頃のお互いの知り合いとは誰とも連絡を取っていない。僕はあれから、あの街を逃げるように誰にも知らせずに誰も知り合いのいないこの街にやってきたのだから。「順一ってさー、寂しく無いわけ?」「えっ、どうして?」会社の8つ年上の受付嬢ユキは僕に言った。「だってさー、幼馴染とか近所にいる訳じゃ無いしさー?平気な訳?」そういわれても、帰る家に電気が付いていないから寂しいとか正直感じた事はなかった。きっと、寂しいとか云う感情は僕は失ってしまったのかもしれない。あの、煙ったい実家に帰りたいと思った事も無ければ、一人で晩御飯を食べる事が寂しいとも?もし、寂しいと云う感情があるとすれば、あいつが今何を考えていて、この広い世界のどこにいるのかわからない事ぐらいだろうか?未練とか、女々しいとかそういう事じゃなくて、僕の心の半分が、感情の半分がどこかに飛んでいってしまった様な時間がそこで止まった。「もしもし。。。。元気ですか?」僕はあの電話があいつから本当にかかって来たのではないか?と思う。あまりに、声がリアルで、きっと僕は渋谷の雑踏の中でさえ、あいつの声を聞き分ける事が出来る。でも、どう何度考えても夢だったと考える方が自然なんだ。 つづく。
2004.09.27
プルルルー、フルルルー、深夜疲れた体で酔った勢いできっと浅い眠りに着いていた。電気スタンドは消し忘れたまま、僕は枕元の電話を探した。「もしもし!!」僕は言葉にならない声で呟いた。「順一!!聞こえる?誰だかわかる?」声の向こうでかすかにさざ波の音が聞こえる。頭の中で、ゆっくりと眠りに入りたい気持ちと、必死に声の主を探そうとする交差しないままの神経がそこにあった。「今ね、ラハイナに来ているの!!色々な国を回るつもり。今日ね、ラハイナの海岸の前のレストランで食事していたら隣りに座った家族連れのご主人があなたに似ていて、あなたの事思い出しちゃった。」順一は夢の中でその声が何となく誰なのかわかった。「ああ、そうなんだ。僕は相変わらず君の夢を見るよ。」順一は夢の向こうの彼女に話かける。「私は今とても幸せ!!それをあなたに伝えたくて。。。」順一は、言葉が出なかった。「又電話してもいい?」静に電話の向こうにさざ波が聞こえた。「ああ、いいよ!!いつでも電話してきて。」「あなたならそう言うと思った。又電話するね。元気でね」彼女はそう言うと電話は切れた。その後、僕は行った事の無いラハイナの夢を見た。どこまでも続く海岸線!!海沿いの道を僕はレンタカーを借りて何処までも彼女と走る。彼女の顔には、逆光線を浴びてよく見えないし思い出せない。さざ波の音がいつまでも、頭の中で記憶の彼方に残ってままだった。気がつくと僕は受話器を握ったまま、ベットで寝たまま朝を迎えた。 つづく。
2004.09.26
今日は小説はお休みです。今日は仕事の帰りに大塚の駅から電車で帰った。お客さんのマンションから、大塚の駅に向かう商店街の端に、角えびボクシングジムがある。今日は、公開のスパークリングでジムの中のリングで、試合をしていた。はっきり言って、テレビとかで夜ボクシングを見た事はあったが、近くで観てぶっ飛んだ!!同じ目線で観ていると、「こんな力で、戦うんだ!!」痛いなんて物じゃないね!!体壊れない方がどうかしてる。きちんと、ヘッドギアをつけているが、それでも、パンチもらったら、痛いよな!!「こいつら、目がハングリーだよなぁー!!」遠くで見ていても、気迫が感じる!!今日の僕はノックダウンです。2時間程商談したら、気力使い果たした!!月末で何としても契約取らないと!!想いを伝え理解してもらうと云うのは、骨が折れます。明日は仕事を休む訳には行きません!!明日の夕方は川越で商談なので、ちょっとした旅ですね!!昔、風邪でやっぱり川越で商談で動けなくなって、何とか電車で帰って来た事があったっけ!!何の為にがんばるのかわからないけれど、男は日々戦いだね!!痛い思いしても、守るべき物の為に戦い続ける事が、生きる事だと、思いたいなぁー!!うんちく君さようならー!!男は理屈こねても、愛する人を幸せに出来ないんだぁー!!ロックな人生なんだぁー!! ウメより!!
2004.09.25

花の都大東京。北や南の街から、夢とチャンスを求めて、世界の色々な国からも人々はやってくる。渋谷の街は何がある訳でも無いのに毎日がお祭り騒ぎ。「人間てこんなにいるんだぁ!」小学校の頃社会の授業で人工分布と云うのを、地図に記入した事があったが、遠くから渋谷のスクランブル交差点を観ていると、何処からなく、前の人の歩いたルートを寸分の狂いもなく、獲物を見つけた蟻の大群の如く、規則的にシグナルに従って動きだす様は異様としか言い様がない。子供の頃は何もかもが物珍しかった。たくさんのネオンサイン、街の喧騒! 大人になると、東京の本質が見えてくる。実は東京なんて街は、幻なんじゃないかと思う。夢や希望を持って地方からやってきた人の吹き溜まりで、あきらめた夢や希望が転がっている。プライドやら、真っすぐな気持ちを、ひんまがり、すがりつき生きていかなけりゃ、この街にはいられない。ガサツで冷たくて、いつもギスギスしている街!!何の為に頭を下げ生きて行くのか?順一は時々思う。「それでも、あの人が生きて幸せでいてくれれば、いいんだ。」順一はどんなに辛くても、この町に根を下ろして生きて行く覚悟を決めた。満員電車!!人身事故!!飛び降り自殺!!殺人事件!!いつも、この街はニュースに溢れて狂っている。何が真実で、何が本当かなんて!!愚か者の言い訳だね。嘘でも生きていけりゃ、幸せがやって来ると僕は信じて、この街で暮らして行こうと思う。 つづく。
2004.09.24
「やっと帰って来た。僕の生まれた街東京に。」順一はやっと東京に戻って来た。30歳を過ぎて大学を卒業してから、本社の人事課に転勤願いを出し続け8年以上かかり、やっと東京に戻ってきた。子供の頃祖父が住んでいた中野坂上に、僕はよく、両親がケンカをすると、中野坂上の祖父の家に預けられた。「順一!!あまり遠くへ一人で行くんじゃないよ!!。」祖父には良くそういわれた。小さな稲荷神社が近くにあり、寂しいせいもあり、よく一人で遊びに行った。僕はポケットの中から小銭を出すと、良くお稲荷さんにお願い事をした。「両親がケンカをしない様に!!そして、お爺さんが長生きする様に!!」祖父はいつも僕の帰りが遅いと、稲荷神社まで、僕を探しに来てくれた。僕は夕食の後に祖父の家の物干し台が好きで、いつも物干し台にいた。外には、覆い被さるぐらいの距離に新宿の高層ビルが目の前にあった。祖父が僕の大学時代に亡くなり、この家は、母の兄弟の遺産相続の為に手放してしまった。順一は祖父が亡くなって以来、商談の帰りに久し振りに中野坂上に立ち寄った。祖父の家の後には高層ビルの予定地になり、更地になっていた。祖父の家の日の当たらない庭に生えていた楓の木は何故かそのままだった。まるで最後の時を僕に知らせる為に楓の木に呼ばれたのかもしれないと思った。角の産婦人科の僕を取り上げてくれた先生も、亡くなっていた。(みんな順番なんだなぁー。)僕は子供の頃に遊んだ稲荷神社に足を運んだ。そこだけは、高層ビルの建設に関係無く、あの頃と同じ小さな祠があり、流石に近くにあった防空壕の穴は綺麗になっていた。僕は小銭入れから5円玉を取り出すと、賽銭箱に投げた。「東京で仕事がうまく行きます様に!!あの人がどこかで、幸せで過ごせます様に!。」僕はお稲荷さんにこの街に帰って来た事を報告した。空を見上げると、子供の頃見た空より、狭い空に高層ビルの数が増えていた。それは、僕が知っている、ニューヨークの高層ビルの空とも違っていた。 つづく。
2004.09.23
今日はちょっと疲れたので、小説はちょっとお休み!!ビール片手に、久保田利伸のベストをブックオフで、仕入れたので、それを聞きながらちょっとご機嫌です。流星のサドルを聞きながらドライブしたかったので、見つけましたよ!!オヤジなのかなぁー?この頃の音楽は妙に落ち着くなぁー!!ソファーに掛けながら、ついでにポータブルの僕のお友達のスィートちゃんとお揃いの赤いコロンビアのレコードプレーヤーで佐野元春を聞いていました。今日は簡単に、冷えたジンと、ライムでジンライム!!アー、マティーニが飲みたいかもぉー!!あー。最近大人の飲み会もやっていないかもぉー!!銀座あたりで、黒豚シャブシャブでも食べたいなぁー!!新橋ガード下の焼き鳥もいいかもぉー!!秋ですなぁー!!最近お友達の山ちゃんも誘ってくれないし、海野さんは忙しいし、ちょえにさくらちゃんも彼で忙しいし、スイートちゃんは遠いいし、まっつんは食い倒れだし、あー、オフ会!!憧れだねー!!今度時間決め手、チャットでもやるかねぇー!!どうりで、今日は小説書けないハズだ!!集中力が無いもの!!明日は休みだけれど、会社に野暮用です。皆さんのご意見お待ちしておりますぅー。今日はヨッパの人恋しいウメでしたぁー!!明日は書くよぉー!!あ?今日シッポ見なかった!!(笑)
2004.09.22

順一は東京で生まれ、父親の仕事の関係で小学校で6回、中学で2回転校をした。転校の度に友達が変わり、転校生は大体二タイプで、新しい土地に慣れずに、いじめられるか?誰よりも調子がいいか?順一はどちらかと言うと後者のタイプだった!どちらかと言うと、協調性を重んじるタイプで周りの反応には、敏感だった。何処の土地に行っても、一番始めに仲良くなる奴は親友になることも無く、始めのうちは、知らない土地で友達もいないと云う事で仲良くなるが、じきに友達が出来始めると、いつの間にか消えて行ってしまうのだ。順一もさすがに、これだけ転校が多くなると、こいつとは、いつもと同じで又すぐさよならするのだから、適当に付き合っておこう!とか、なるべく深入りしない様に付き合う様になるのだ。お陰で卒業写真のアルバムは順一は一冊も持っていなかった。そのおかげで、何か自分の存在を否定された様な悲しい想いだった。「故郷は何処ですか?」と聞かれたら、東京と僕は答えると思う。僕の夢は夜ネオンの灯りで赤い夜空の街の都会の裏路地似住み、高速道路を走るトラックの振動を子守歌替わりに、暮らし!!真面目に勤勉に会社に通い、そんな、鮭が川に帰る様に東京と言う故郷に帰る事子供の頃の夢だった。あれから、順一もすっかり、大人になった。子供の頃山手線の窓から見た風景はずいぶん変わった。高田の馬場の電車から見える、恥かしい噴水も無くなったし、新宿のホームから見える小田急線のロマンスカーの形もずいぶん変わった。今日の朝、山手線は又停まった。人身事故は、毎日の様にあり東京は誰もが無関心で無感動な街なんだと思う!! 続く。
2004.09.21
恭平は、人生ってやつに絶望していた。会社の上司に、親に友人に結婚式の招待状も発送しているのに、すべてはまゆみの気まぐれでどうしていいものか?今日も駅前のバーで飲んでいた。「愛なんて幻!!」どこからなくそんな声が酔った恭平の頭の中をメリーゴーラウンドの様に回って行く!!ついてねえや!!で天井を睨む。「ねえ、恭平は私の何処が好き?」まゆみはいつも恭平に聞くが、「すべてに決まっているだろう?」僕は決まってそう答えた。「何か違うんだよねぇー」そんな話をしながら、僕らは並木通りを歩いた!!指輪ならカルティエがいいわ!!ブルガリも素敵!!フェラガモの靴にエルメスのバーキンも素敵!!恭平は、まゆみに試されていた。あー、どうせ地獄に落ちると言うなら、笑い転げて素っ裸にされちまうか?後へは引けない掛けだった。まさに、命懸け!!悪い女程魅力的なのだ!!やられたぜ!!見事にやられた!!峰フジコにまんまとやられたルパン三世みたいにさ!!美しい薔薇には棘がある!!そして僕は途方に暮れる。。。。。 終わり。
2004.09.20
今回の小説はいかがでしたか?今回の物語はタイトルどおりです。皆さんの反応をみていると、かなりコアな反応で、あーもう少し!って感じかな。自分の気持ちを伝えないと、押し込んだままだと続かないんじゃないですか?(笑)何故か僕の所の常連さんは惚れられるより、惚れる事の方が満足する方が多いと!あー、愛には、愛した事を思い出す人と愛された事を思い出す人とがいると(サヨナライツカ)より、自分の愛情を貫こうとするとき、愛された経験のある人の方が有利だよね!だって、自分の経験で、こうされると嫌だなぁーとか相手の心理がわかるからねー!!これからは、愛される人になると言う事が、実は、愛する人が自分の方に振り返ると云う条件にもなるのでは?ご意見お待ちしております。今日は楽天のお陰で!!会社にて更新です。たまりません!!では、また今晩お会いいたしましょう。
2004.09.19
恭平はあれから、自分の生活を楽しんだ!!愛しているから、腹が立つ!!好きだから憎くなる!!構って欲しいから我ままになる。籠の中にいる鳥だから、外の世界を見たくなる。「まゆみもきっと同じなんだ!!」恭平は思った。このまま、まゆみと結婚しなくてもいいのかもしれないと思うと、気が楽になった。誰が悪い訳じゃないし、神様は幸せを試しにやってきたのだマリッジブルー、これは、男にもある事なのかもしれない。悪魔はいつも舌を出しながら、女性の姿をしながら、甘い言葉で近寄って来る。「恭平!!私前から好きだったの!!」とか、どこからともと無く誘惑が近寄ってくる!!まゆみ!!こいつは運命の賭けなんだね!!愛してるとか、永遠にとか僕は信じないよ。もう、とっくの昔にそんなものは使い果たしているのだから!!本当の事は言わない!!お互いに。知らなければいい事は、お互い知らない方がいい。「恭平って不思議よね!!他の男みたいに、怒ったり騒いだりしないよね。」ああ、そうだね!!そんな感情はどこかに置き忘れたのかもある朝、マンションの台所から鼻歌と、甘い香りが漂って来た。「おはよう、恭平!!」いつの間にか、籠の中から逃げたカナリアは僕の所に戻って来た。丁度、結婚式の1ヶ月前の朝に。彼女は朝食を取りながら、僕と別れた後の話を自慢げに話すのだった!!ああ、話さなけりゃいいのに!!僕の普通の人間なんだから出来た男じゃ無いのさ!!笑いながら、全てを許す良い彼氏になって彼女に微笑んだ。そして僕は途方に暮れる。。。。 終わり。
2004.09.18
お久し振りです。渡る世間は馬鹿ばかりシリーズを久々にウメが披露いたします。左の方にまとめてありますのでぜひ、お読み下さい。今日の作品は僕の常連である、悩める新入社員、ちょえに捧げます。(この物語は一切脚色していませんので、よろしく!!) 作者 ウメより。★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★★鬼頭には、逆らえなかった。朝はいつの間にか、鬼頭の家まで、会社の車を乗って帰って鬼頭の家まで、お迎えに送迎をやらされた!!「所長!!おはようございます!!」「じゃあ、母さん行って来る!!」この時点から、営業マンの朝の教育が始まる!!「うめー!!お前の挨拶元気ねえーなぁー!!」「いえ、所長そんな事無いです!!私は元気です!!」「お前昨日の商談どうだった?」「そうだろうなー!!お前の仕事は何だ?」「はい、契約を取って来ることです!!」「いいや、お前は会社の草むしりと、一日便所掃除だ!」「所長、売れないですぅー!!」「お前、契約取らないで、会社にいるつもりか?」「お前はクビだ!!俺の言う事聞けないんじゃ!!」「おい、ウメこっち見ろ!!」「運転しているので、カンベンして下さい。」そう言うと、狭い車の中、信号待ちで、鬼頭のケリが飛んで来る!!会社に着くと、鬼頭は、一人一人を成績グラフの前に立たせ一人一人、怒鳴りちらす!!僕ら新人も怒鳴られ!!仕事の出来ない奴はいらない!!で、灰皿が飛ぶ!!そして、しまいには、コーヒーが宙を舞った!!ドリフのコントより酷かった。ヤクザ屋さんより怖かった。とにかく、恐ろしかった!!「ウメこれは何色だ!!」「はい。所長黒です!!」「バカヤロー!!これは白だろー!!白!!」「はい所長白です!!」「お前は馬鹿か!!ウメ!!お前には自分が無いのかぁー!!黒い紙を叩きながら、やる!!洗脳に近い方法で、僕ら部下を調教していくのだ!!夜は夜で毎晩毎日宴会で、朝まで!!次の日は、所長のお迎えが!!まさに、奥田タミオ!!大迷惑!!の歌の世界!!でも、絶対鬼頭は許せない!!ただで負けてなるものか!!絶対、あいつだけは許さないの気持ちだけで、生き残ったのかもしれない!!綺麗ごとじゃ、この世界は生き残れない。まさに、弱肉強食の世界!!それが、僕の生きる道なのだ。 つづく。
2004.09.17
仕事が終って、僕らはいつもの南青山のイタリアンレストランで待ち合わせをした。このお店は、グッチやロエベなどのショップの空間をデザインする、恭平のお客さんがオーナーの洒落たお店だった。奥はダイニングバーになっていて、恭平はよくこの店を訪れる。先月もまゆみと結婚式の準備で、ウエディングドレスの試着や、引き出物の打ち合わせなど、休みの日はウエディングプランナーと打ち合わせをしたりと、忙しく終るとこの店に食事に来ていた。恭平は、残りの仕事を携帯電話でやっつけながら、まゆみとの待ち合わせ場所に急いだ。お店には、一足早くまゆみがテーブルに着いていた。「お待たせ!!」恭平はメニューに目を通しボーイにオーダーを告げた。「今日のアンティパストと、チンザノ!!サングリアにパスタ!!」手際よく、オーダーをした。アッと言う間にテーブルはお皿が並べられ、僕らは本題に入った。「話って何?」僕は、まゆみに切り出した。「短刀直入に話すね!!」まゆみはサングリアのグラスを見つめながら、話始めた!!「恭平!!少しあなたとの時間が欲しいの!!つまり、結婚なんだけれど、少し延期したいんだけれど!!」恭平は、少しビックリした。「構わないけれど、式場とか、それにマンションとかどうする?」まゆみは少し間を置いて話を続けた。「出来る限り、何とかしたいと思っている。ただ、このままだと、あなたとの結婚を根本的に考え直したいの!!この気持ちが一時的なマレッジブルーなのかどうなのかを?」二人の間に沈黙が続いた!!恭平は言葉を失った。何をどう話せばいいのか?男でも出来たか?と聞けばいいのか?こんな時の男なんて無力な物だ!!その後どんな話をどんな顔をしてまゆみと話をしたのか覚えていないが、取り合えず帰る場所は新居になるはずのマンションしか、恭平には残されていなかった。 つづく。
2004.09.16
皆さん遅くなりました。更新していないにも関わらずお越し頂きましてありがとうございます。昨日は、遅くまで商談していたら、電車が無くなり、終ったのが11時で、出先から会社の車で疲れたので、そのまま自宅に戻り、1時ごろだったかな?自宅に着いたの今日は朝、5時起きで会社に車で向かい、「あれー、ウメ今日会社休みじゃないの?」で後から休みと気づいた、ダメダメ人間ですぅー!!ある程度、仕事をこなしてから、疲れていたので、(電車で帰る気力も無い)ゆっくり帰ってきて、夕方から寝て起きたら、元気になりました。やっぱ、香港人とか偉いよね!!3足位のワラジもってさ、夜中とか、街の食堂とか屋台とかで、メシ食っているもの!貧乏暇なしだね!!努力しないと!!普通の人と同じなんて思っていたら、普通以下にしか成れないんだろうねー!!お待たせ致しました!!梅吉屋只今開店ですぅー。
2004.09.15
恭平はいつも同じ夢を良く見た。どんな夢なのか記憶に無いのだが、朝目が醒めると、どんよりとした、重い気分になる。「ああ、きっといつもの悲しい夢を見たんだなぁ?」何故だか頭の中で呪文の様に遠くからあの言葉が繰り返される。「愛は幻!」僕の頭の中をぐるぐると駆け回る。気が付くと目覚まし代わりにしている携帯電話がなっている。今日はフィアンセのまゆみからのモーニングコールだった。「おはよう!恭平、今日仕事終わったら、逢えるかなぁ?」まゆみの声は少しいつもより、力なく聞こえた。「わかった。時間と場所、メール送って。」恭平は短い会話で電話を切った。急いでシャワーを浴び眠気を吹き飛ばし、コロンを叩き急いで駅へ向かった。満員電車は、いつに無く酷かった。他の路線で朝からダイブがあったらしい!!それでも、人は交通手段を変えて目的地へ急ぐ。まるで、無関心な人生そのものの様だ!!東京へと、皆無言のまま、満員電車で向かう。
2004.09.14
恭平は平日が休日だった。「貧乏暇無し!」休みだからどこに行く訳でも無く!ただ、青葉台のこのマンションは駅まで歩いて5分と便がいい「恭平と結婚したら、バスで駅まで行くのなんて嫌よ!共働きなんだから。」そんな、まゆみの意見を聞いて購入したマンションに恭平は住んでいる。まゆみと結婚が決まり、恭平は結婚式の少し前に新築のマンションに住み始めた。「まゆみ、結婚式の前にいっしょに住まないか?」恭平は一人で淋しかったのでまゆみに言うと、「恭平、私そういうの嫌いなの、結婚するまでは、お互い別々で暮らしましょう。」まゆみは、恭平に告げた。恭平は、反対するすべも無く、「わかったよ、そうしよう。」まゆみの選んだ家具の中やら、新しい物達の中恭平は眠った。休みの日の恭平は、午前中からお昼までゆっくり過ごすと午後から、温めのお湯を張ったバスタブにビールを持ち込み、テレビを視る。まゆみの好きな、ラベンダーのアロマの香を数滴たらした、お湯につかる。テレビは子供の頃見た、再放送ばかりやっていて、これと言って見たい物も無く、そのままにしておく。夕方からは、駅前のスターバックスでキャラメルマキアートを飲みながら、クッキーをつまむ。ちょうど、恭平の前に自分と同い年ぐらいの父親を持つ10歳ぐらいの娘と母親が前に座る。父親は半袖のシャツに半ズボンで、ひどく疲れ頭も薄く、娘の為にすべてをなげうって、暮らしている様だ。奥さんも歳がちかいのだろうか?恭平は、キャラメルマキアートの泡をすすりながら考えた。俺もあの娘ぐらいの子供がいても不思議じゃ無いんだなぁ?あー、世間様じゃああいうしあわせもあるんだなぁー?などと色々な事を考えながら、休日の夕方を駅前で過ごすのだった。恭平は家へ急ぐ人達を見ながら、自分の人生について考えた。 つづく。
2004.09.13

皆さん本当にお付き合いいただき誠にありがとうございます。色々コメントをいただいて心から感謝しております。僕が小説を書き始めて理由は幾つかあります。前にのお話したかとは思いますが、まず、小説を書く事で、僕自身が皆さんから共感を得る作品を作り、世の中のインターネットによる小説の作製を試みたいのと同時に小説家になりたいと云う夢がある事。全国、世界中に、同じ完成を持った仲間のネットワークを作りたいと思った事。そして、お互いのネットワークや技能を補う事で、それぞれの分野で成功を収める仲間でいたいと思っています。今回小説によって、自分が伝えたい事が読んでくれる方の現状や、経験、環境などによって色々な伝わり方をするんだなぁーと云う事がとても勉強になりました。蒔木爺の小説で、ウメが皆さんに伝えてい事は、スイートちゃんが見事答えてくれました。お金は稼いだり、貯めたりする方法は世の中にたくさんあるけれど、蒔木爺から、ウメが学んで事、感動した事は、お金をどう使うかと云う事を蒔木爺から学んだ事が、蒔木爺は只の老人とのふれあいでは無く、奥さんと二人楽しく幸せに、余生を暮らしていると云う所に学んだ作品を描きたかったのです。偶然、最近読んでいる本が蒔木爺と同じ事を書いてあったのでご紹介しておきます。url=http%3a%2f%2fwww.rakuten.co.jp%2frbooks%2f715642%2f%23607005" target="_blank">どん底からの成功法則 ( 著者: 堀之内九一郎 | 出版社: サンマーク出版 )蒔木爺は勿論僕の仕事の中でモデルになった人物がおり、その点については、事実を元にしているので、あながち、この本の堀之内社長が述べている事と蒔木爺が言っている事は同じ事を言っていると言えます。人間はとかく理屈をつけたがりますよね!!お金が無いから夢は叶えられそうに無い。私の周りには、ウメさんの様な人脈が無い!!本当は、目の前にある金脈が目に入らないで素どうりしているのではないでしょうか?相手に興味を持つ事!!相手から自分に対して興味を持って自分の個性を生かしてもらう事!!考えてみてはいかがでしょうか?何故?ウメがこんな話を皆さんにするかって?皆さんによって僕も成功者になりたいからです。それは、皆さんは僕にとって愛すべき仲間だからです。 ウメより。
2004.09.12
それから僕は蒔木爺の話を聞いた。蒔木爺は、趣味の鮎釣りの話や写真の話を続けた。蒔木爺は、絹さんは二人で、玄関の入り口にあったダンボールや色々な物を売って旅に行くらしい。「蒔木さん、これだけ色々な会社がビルに入っていたらテナント収入で、安泰ですね!!」「確かにそうじゃが。。。」「上口さん、金は天下の回り物なんじゃよ!!」「そういいますよね!!あっそうそう蒔木さんからいつも頂くお菓子ありがとうございます。会社の中で話題なんですよいつもおいしいって。」「そうかい!!そりゃあ良かった。入り口のそこの部屋にあるから、上口さん持って帰るといい!!」そう蒔木爺が言うので、玄関に近い部屋を見ると?何と、引越しでもするかの様なダンボールの箱がいっぱいだった。入り口にたくさんあった段ボールと同じ箱が幾つもあり、上口はすかさず、ダンボールの送り主を見ると○越デバートと書いてあった。「蒔木さん!!これ、僕がいつも頂いているお菓子ですか?」「そうじゃよ!!外商に送ってもらうんじゃよ!!いつもデパートに行った時に旅先とかで見つけて来て頼むんじゃよ!」「こんなに、どうするんですかぁ?」「お世話になっとる銀行さんや、色々な人にあげるんじゃよ。」上口は悟った。蒔木爺はやはり只者じゃない!!このビルは蒔木爺が色々な人に好かれてここに出来たビルなのだ。「蒔木さん、お金は生き物なんですね!!」「そうじゃよ!!お金を一人締めしょうとしたり、お金で人を傷つけたりすると必ず自分に帰ってくるんじゃから。」「蒔木さんは幸せですね!!絹さんも元気だし、仲がいいし!」「きっと、それは皆さんのお蔭なんじゃよ!!」僕は仕事を通していい歳のとり方と云うのを考える。上司の鈴木の様な一生もあれば、蒔木爺の様な一生もあり同じ一生だったら、蒔木爺の様な歳のとり方の方がいいに決まっている!!本当の金持ちの真髄を上口は垣間見たのだった。 終わり。
2004.09.11
今日は蒔木爺のお話は、お休みです。お陰様で、なかなかの反響でウメもちょっと満足してます。この物語は、皆さんの中にも気がついていただいている方がいらっしゃるのですが、ウメのメッセージが隠されています。最後まで、書かないうちにこの答えを誰が見つけるのか?楽しみです。色々な振り方をしているのですが、上口さんの視点に立って考えていただければ、答えはわかってくると思います。日常、何気なく過ごしている毎日で「ああっ、今日も変わり映えしない何事も無い一日だった」と思っていませんか?同じ毎日なんて、ありえないと僕は思います。人に興味を持つ事は、相手にも自分の事を興味を持ってもらう事に繋がると思うので、日々のそう云う訓練は必要だと思います。この小説では、上口さんが蒔木爺から、質問をする手法、同意する事などで、自分が欲しい情報を蒔木爺から、見事に聞きだしていると云うのも、日常の会話の中で皆さんのお役に立つのではないでしょうか。そんな視点から、読み返していただければ幸いです。蒔木爺と上口の会話の宝物をぜひ、皆様にお裾わけしたいと思います。最後まで、よろしく!! ウメより。
2004.09.10
蒔木爺は83歳奥さんの絹さんより、6歳年下なのだ。子供は二人、千葉と神戸に住んでいて、孫もいる様だ。しかし、池袋のこのビルの最上階には二人家族で暮らしている。蒔木爺の朝は早い朝3時から起きだして、新聞配達より早起きをし、広いビルの周りの掃除を始める。「上口さん、ここは繁華街だからまだ隣りの飲み屋さんとか営業しとったり、若者がゴミ置き場で寝ていたりするんじゃよ!!」蒔木爺は自慢げに言う。「寝るのは早いんじゃ。夕方の6時には寝てしまうんじゃ。」こんな大都会のど真ん中で蒔木爺はアフリカの原住民の様な暮らしをしている。蒔木爺に聞いてみた。「早く起きると、いいことありますか?」蒔木爺は、「ああ、色んなゴミを拾ってくるんじゃが、まだまだ使える物がたくさんあってなぁー!!玄関にあったダンボールも、下の事務所からゴミとして出るんじゃが、コレを売って、絹さんとの旅費にするんじゃ!!」蒔木爺は自慢げに言う!!「ああ、この私が着ているジャージも、どこかの子供が着なくなった物じゃが、まだまだ使える。」そう、蒔木爺がいつも、安全ピンで前を止めているアズキ色のジャージの事だった。「蒔木さん、さっき飾ってあった軍服の写真?戦争に行ってらしたんですか?」「そうじゃよ!!満州に行っておったんじゃよ!!」「向こうでロシアの兵隊と戦って、捕虜になる前に命からがら、帰ってきたんじゃが、東京は焼け野原でなー!!」「ええ、私も祖父から聞いた事がありますよ!!」「ここの、池袋の土地は親戚に譲ってもらったんじゃが、ずーと、富士山まで見渡せて、そりゃー寂しい所じゃった。」「へー、サンシャインの所が拘置所で、浄水場だって聞いてはいたけれど、それより前のお話ですね!!」「よく、しっとるねー、上口さん。」「何とか、文京区の出版社に就職して、今はテナント収入で絹さんと暮らしているんじゃよ!!」「じゃあ、ゴミ掃除とかしなくても?」「いいや、日本をこんなに骨抜きにしちまってのは、俺達の責任じゃよ!!」蒔木爺はお茶を啜った。 つづく。
2004.09.09
エレベーターに乗り52階のペントハウスが、蒔木爺の家だった。入り口には、綺麗に解体された段ボールや新聞紙が山積みされていた。チャイムを鳴らすと、腰を曲げた身綺麗なワンピースを着た白髪の老婆がドアを開けた。「いらっしゃい!」奥から蒔木爺の声がした。部屋は、蒔木爺の趣味の写真が飾ってあり!棚の上には、モノクロの軍服姿の若い頃の蒔木爺らしき青年と常盤貴子に似た着物を着こなした美人が写っていた。僕がジーッと写真を見ていると、「上口さん、なかなかのベッピンさんじゃろう?絹婆さんの若いころじゃ!」蒔木爺は自慢げにさっきの玄関のドアを開けてくれた、上品な老女の方を見て笑った。「絹さん、始めまして上口です。」僕は絹婆に挨拶をすると、何やらキッチンからお菓子を持ってきてくれた。「いつも、蒔木爺がお世話になっています。」とまるで、少女の様な笑顔で微笑んでくれた。蒔木爺が、「上口さん絹さん元気だろう?今年で89歳何じゃ。」僕はびっくりした。言葉はきちんと話せるし、きちんと会話も出来るし二人は仲良くこのビルのペントハウスで暮らしているのだ!!「今日はゆっくりしていくんじゃろ?遠慮はいらないぞ!」と蒔木爺は子供の様にはしゃいだ。 つづく。
2004.09.08
ある晴れた週末蒔木爺は会社に表れなかった。「上口、蒔木爺は今日こないね?」同僚の谷口は僕に聞く!谷口は律儀に蒔木爺がいつも、「皆さんで食べて下さい!」で持って来てくれるカリントウやお煎餅が食べたくて僕に聞いてくるのだった。「蒔木爺ってすごいよなぁー!どこでも売っている様なお菓子持ってくるんだけど、旨いもの良く知っているよなぁ?」そう、それは僕らみんなが認める事で、たかがお菓子なのだが、蒔木爺はおいしい物を良く知っていて、おそらく、このお菓子は蒔木爺がノベルティーをタダで毎回貰いに来るだけでなく、優しくお付き合いいただいた人に配っているようなのだ。と云うのも何ヵ月も同じ物が続く事もあり!おそらく、まとめ買いをしているのだろうと予想が立つのだ。普通は又同じ物か!と思うのだが、「懐かしい味だよなぁ?これ、どこで売っているんだろう?」僕らはお菓子の製造元をチェックするが、この辺では無さそうな地名が多い。蒔木爺からの頂き物は綺麗な三越の包装紙に包まれている事が多いいのだ!!上口の上司は、60過ぎの定年窓際オヤジの天下りでやってきた、机の上だけで生きてきた、雇われ所長だ!!「上口、あんな貧乏人いつまでも相手して、あんなもの貰い のオヤジ、いつまでも、家の会社に呼ぶな!!」といいながら、蒔木爺からの差し入れのカリントウをボリボリと齧るのだった。「所長、蒔木さん家の高額商品買っていただいているし、何にも感じません?」所長の鈴木は下から上へと舐める様に上口を見ると、「感じ無いなぁー!!何にも!!お前みたいな若造に何がわかるんだぁー!!」鈴木は、上口を睨んだ!!「契約まとめてナンボの商売!!勘違いしていないか?お前!!俺が上司で、お前は部下なんだよ!!」上口は聞こえないフリをした。その日の夕方、僕は後輩に教えて貰った蒔木爺の家に行ってみた。「確か、この住所はサンシャイン通りのハンズの近くだよなぁー?」蒔木爺の家は池袋のサンシャイン通りの一等地の、バビルの塔と地元で呼ばれている有名なビルが建っている住所なのだ!!ビルのテナントは、今をトキメク一流企業が入り、一番そのビルのペントハウスに蒔木爺の名前が刻んであった。「このビル!!バビルの塔じゃなくて、蒔木ビルって言うんだ!!」「間違え無く、蒔木爺のビルなんだぁ!!」恐るべし!!蒔木爺!! つづく。
2004.09.07
「上口さんおはよう!!」いつも蒔木爺は、僕が会社に出社してくるのを、会社のショールームの前で車の中で待っている。上口健祐、33歳独身。仕事は街の某自動車ディーラーに勤務中。蒔木爺は、営業仲間の後輩が「私は、結婚しても営業は辞めません!!」と、鼻息荒かったが、今年結婚で東京を捨て、函館に電撃結婚で、とついで行った!!「やっぱ、東京は私には向かん!!人間は広い大地と自然が無いと生きていけないので、上口さん、後よろしく!!」で、蒔木爺のアフターサービスは僕に引き継がれた。蒔木爺は、今年86歳!!蒔木爺は何故、日曜日の朝早くやって来るかと云うと、ディーラーが客を集める為に、タダで配るノベルティーを手に入れる為に、やって来るのだ!!「上口さん!!今度家にも、遊びにおいでなさい!!」蒔木爺は、もったいないで、ファスナーが馬鹿になったジャージを安全ピンで留めて着ている。決して、綺麗な身なりとは言えないが、蒔木爺は物を大切にする。そして、恵比須様の様な笑顔でいつも笑っている。「上口さん!!もし私が会社辞めて蒔木爺みたいな人が、 来なくなったら、この会社も終わりですから!!」後輩は、勝ってな事を言って、僕に蒔木爺を置いていった。「確かにそれは、言えているな!!」上口は後輩の言葉を思い出すのだった。 つづく。
2004.09.06
今日は、僕のホームページに遊びに来てくれる皆さんに恩返し企画第一弾!!ウメのお友達紹介です。最近僕の回りでも、ARTとか、デザイン関係のお仕事をしている、ちょえ、さくらちゃんには、ぜひ、ご紹介しておこうと思い日記に書こうと思いました。関東近県の、お友達にもお勧めでデートによし、ドライブによし、ぜひ、ご紹介しなければと立ち上がりました。(まっつんに、スイートちゃん、あっちょんぶりけさん、チョイごめん!!次回ね。)僕のお仕事の知り合いの素敵なマダムが只今、個展をやっているのです。長はるこ展(食とアートのコラボレーション)と云う事で、オシャレなレストランバーで個展を9/26日までやっております。長はるこさんて、不思議な感じの女性でホンワカしていてつかみどころの無い人で、とても素敵な方です。僕は長はるこさんがどんな仕事をされている方か、知らなくて、かなりの経歴の美術関係のお仕事をされている方だと最近知りました。ウメ:「長さん!!長さんみたいな仕事ってどうやったら、 稼げるの?最近さー、長さんみたいな仕事目指して いる友達多いんだけれど?」長さん:「私はたいした事無いけど、巡りあわせかなぁ?」何て言ってました。ご本人が行っている時もあるみたいですが、素敵な、雰囲気をもったマダムですよ!!車で、レストランに行くと、フロントに停めてキーを挿したままで預けるみたいですよ!!天王洲の運河沿いのオシャレなレストランで自家製ビールもイケルみたいですよ!!ぜひ、クリックして、調べてみてね海野さんも、お時間があればどうぞ!!さくらちゃんやちょえには、何かのヒントになるといいねー。ウメは一人、こっそり行ってきます。(おいおい、誰かいないのー?)それでは、今夜はこれで!! ウメでした。
2004.09.05
ごめんなさい。今日も小説が書けません!!僕のテンションが上がらないと、皆さんに伝わるみたいで、見抜かれてしまうんですよね!!最近ズート小説読んでいると、以外にも納得行く物が書けた時、皆さんの反応も高い事に気がつきました。やはり、僕も本物の作家を目指すなら、完璧な作品では無いと、太刀打ち出来ないなーなどと、最近強く感じてます。とても、常連の皆さんといい関係だなーと感謝しています。最近はショートストーリーを書いたり、色々!!瞬き程シリーズは僕が初めて手がける長編作品で、作品を詳しくリアルに書く為に結構苦労しています。これから、確信の部分に触れていくので、どうしても季節柄、冬に完成させたいので、少しお休みしようかなー!と考えています。そこで、違うシリーズを書こうかなーと思っています。白い巨塔に負けない様な!!先日読んだ、いのちの残像に負けない様なフィクションを書いてみようかなー?などと、構想中です。何か、皆さんから、リクエストがありましたらよろしくお願いいたします。あ、それから、会話無いまま、リンクされる方が結構多くうれしい事なのですが、僕自身はコミュニケーションを取らせていただいて、その上で相互リンクさせていただいておりますので、それ以外は、リンクお断りしておりますので、リンクを解除して頂ければと思います。お互いに理解していきたいので、よろしくお願いいたします。 ウメより。
2004.09.04
今日は六本木のスイートベイジルで白井貴子さんのコンサートだった。デビューから、23年経つのだからコンサートに来る僕らが、歳をとるわけだ!!所がステージは全くあの頃とパワーが変わらないステージだった。まさに、彼女の歌のタイトルと同じNO Age!!そのもの!年齢を感じさせないステージだった。思えば、何が必要で何が大切なのか?歳を重ねるごとに彼女のライフワークであるシンガーと云う使命から、やっと見つけ出したのだと思う。彼女は言う!!「地球にやさしく!!」それだけ聞くと、今更何故?と思う。でも彼女の歌は地球も自分の体の一部だと歌う。何もかも許せない夜のあると思う。怒りでどん底の夜もあると思う!そんな時はどうぞ彼女の歌に耳を傾けて下さい。武道館を埋めた伝説のシンガーが又頂上を目指し始めました今日は本当に久し振りにロックしましたね。今度は大丈夫ですね。歳を重ねる事がこんなにすばらしい事だと思いませんでした。白井さんのCD何から聞いたらいいですか?と聞かれたら、「うつくしい地球だよ!」と答えます。いい曲でした。白井さんと逢うのは、昔からの友達に逢う様な懐かしさがあります。お互いからだの動くうちに頂上に登りましょう!!今日は本当に楽しいライブでした。 ウメより。
2004.09.03
今日は一日休みでした。脳天気に今日は充電日にしました。昨日から、陽気のせいもあり、夏の疲れが抜けきれないので今日は朝から、整体に行き体をほぐしながら、駒澤大学駅にある、行きつけの美容室に行き、その後、ゆっくりとサイゼリアで食事を取り、帰ってきて、ゆっくりお風呂に入りました。こんな、一日もいいのかな?昔に比べると時間の過ぎ方がとても早くなった様な気がするただ、満足度は学生時代に比べると上がっています。なので、ついついムリをしてしまう!体にもかなり負担がきているので、やはり、メンテナンスが重要です。疲れづらくなると、集中力がつづくので、朝起きて、疲れが残っていると、ヤバイなーと感じます。調子がいい時は睡眠時間に関わらず、次の日復活してますから、こうなってくると、メンテナンスが必要です。今月も気合入れてがんばらないと!!小説もがんばりますねー!!NO AGE (PM 05:39)今日は、六本木のスイートべイジルで白井貴子さんのコンサートだった。デビューから23年達のだからコンサートに来る僕らが、歳を取る訳だ。所がステージは全くあの頃のパワーと変わらないステージだった。まさに、彼女の歌のタイトルと同じで、NO AGE そのもので年齢を感じさせないステージだった。思えば、何が必要で何が大切なのか?彼女はライフワークのシンガーと云う使命からやっと見つけだしたのだと思う。地球にやさしく!それだけ聞くと何故今更と思う!でも、彼女の歌は地球も自分の体の一部だと歌う。何もかも許せ無い夜もあると思う!怒りでどん底の夜もあると思う!そんな時はどうぞ彼女の歌に耳を傾けて下さい。武道館を埋めた伝説のシンガーが又、頂上を目指し始めました。どん底から自力で、久しぶりにロックしました!今度は大丈夫ですね!歳を重ねる事がこんなにすばらしい事だと思いませんでした。うつくしい地球、いい曲でした。白井さんのCD何から聞いたらいいですか?と聞かれたら、これですね!しかし、白井さんと逢うのは、昔からの友達に逢う様な懐かしさです。お互いに体が動くうちに、頂上に登りましょう!今日は本当に楽しかったです。ほんちによろしく!
2004.09.02
無償の愛に触れた時僕はそこに生きていた事を誇りに思う。どうやって、この気持ちをお返ししたらいいんだろう?もし、僕ガ死んでも、あなたにお返し出来る物があるとすれば、僕はそれに従うと思う。それぐらいあなた達には、返しきれない無償の愛をいただいたから......僕はミヨコの受験が近づいてくると、週末はユミコの家に泊まった。「順一!あたし頭悪くて、ダメかもしれない!」ミヨコは泣き始めた。「諦めるのは、まだ早いよ!!ミヨコはお父さんとお母さんに迷惑かけたく無いから、公立の学校に行きたいんだろう?」ミヨコは頷いた。「だって、お姉ちゃんが私立にいっちゃったから、私まで行けないよお金がかかるし!!」「じゃあ、一つづつがんばろうよ!!。ミヨコはお姉ちゃんに比べたら、絵も上手だし、手先が器用だから、将来楽しみだよ!!」ミヨコは満足そうに、又、勉強を始めた。そのうち、ユミコがファミリーレストランのバイトから帰って来た。そーと、ユミコは二階の勉強部屋にやってきた。「順一!!がんばっているねー!!」「私先に寝るねー!!ミヨコがんばってねー!!」と云うとさっさと、自分の部屋で、寝てしまった。ミヨコは一生懸命がんばった。午前零時が過ぎ、僕とミヨコはそこで勉強を打ち切った。お母さんが。「順一さん、切れのいい所で客間に布団をひいておいたので、寝てくださいね!!」僕も疲れきっていたのでそうさせてもらう事にした。「ミヨコじゃあ、また明日にしよう!きょうは良くがんばったね。」そう言うと、ミヨコも「順一!!又明日ねー!!」と言い、お互いに寝る事にした。僕は、布団に入ると、すぐに眠りに落ちた。薄っすらとした意識の中、ユミコのお母さんが布団を掛けなおしてくれたのを、意識の向こう側に記憶している。隣りの部屋から、「お父さん!!順一さんはいい人だねー!家は息子がいないから、いたらあんな風なのかしら。」お父さんが、「順一君は学生さんだから、これからご両親だって期待しているのだろうから?ユミコにはもったいなすぎるな!!家は材木屋だからなー!!」虚ろな意識の中でそんな隣りの部屋の会話が聞こえた。僕はユミコのお母さんが僕が風邪をひかない様何度も布団を掛けてくれた事を無意識の中にわかっていた。材木店の朝は早い4時には、卸問屋に木材の買い付けにお父さんは出掛ける。僕は好きになった人の両親を心から尊敬した。赤の他人に対しても優しいこの家族を僕は好きでたまらなかった。好きと言う気持ちが愛に育って行く時、ユミコと僕の間から、お互いの家族やら、経済的な物すべてを巻き込んで行くと言う事が好きから、愛すると言う変化に変わって行く事何だと云う事に少しずつ僕は意識して行く様になった。勿論、ユミコの事は好きだったが、何より彼女の両親や妹が優しかったから、僕は幸せだったのだと思う。お母さん!!僕は実の母親以上に他人のあなたに心を掛けて頂いた事を本当に嬉しかったです。家族を知る事によって、自分の好きになった人がどういう風に育ったか知る事が出来て本当に彼女を好きになって良かったと思うのでした。 つづく。NO AGE (PM 05:13)今日は、六本木のスイートべイジルで白井貴子さんのコンサートだった。デビューから23年達のだからコンサートに来る僕らが、歳を取る訳だ。所がステージは全くあの頃のパワーと変わらないステージだった。まさに、彼女の歌のタイトルと同じで、NO AGE そのもので年齢を感じさせないステージだった。思えば、何が必要で何が大切なのか?彼女はライフワークのシンガーと云う使命からやっと見つけだしたのだと思う。地球にやさしく!それだけ聞くと何故今更と思う!でも、彼女の歌は地球も自分の体の一部だと歌う。何もかも許せ無い夜もあると思う!怒りでどん底の夜もあると思う!そんな時はどうぞ彼女の歌に耳を傾けて下さい。武道館を埋めた伝説のシンガーが又、頂上を目指し始めました。どん底から自力で、久しぶりにロックしました!今度は大丈夫ですね!歳を重ねる事がこんなにすばらしい事だと思いませんでした。うつくしい地球、いい曲でした。白井さんのCD何から聞いたらいいですか?と聞かれたら、これですね!しかし、白井さんと逢うのは、昔からの友達に逢う様な懐かしさです。お互いに体が動くうちに、頂上に登りましょう!今日は本当に楽しかったです。ほんちによろしく!
2004.09.01
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