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悪党薬丸岳・著【内容情報】(「BOOK」データベースより)自らが犯した不祥事で職を追われた元警官の佐伯修一は、今は埼玉の探偵事務所に籍を置いている。決して繁盛しているとはいえない事務所に、ある老夫婦から人捜しの依頼が舞い込んだ。自分たちの息子を殺し、少年院を出て社会復帰しているはずの男を捜し出し、さらに、その男を赦すべきか、赦すべきでないのか、その判断材料を見つけて欲しいというのだ。この仕事に後ろ向きだった佐伯は、所長の命令で渋々調査を開始する。実は、佐伯自身も、かつて身内を殺された犯罪被害者遺族なのだった…。『天使のナイフ』で江戸川乱歩賞を受賞した著者が、犯罪者と犯罪被害者遺族の心の葛藤を正面から切り込んで描いた、衝撃と感動の傑作社会派ミステリ。 ↑だけ読むとなんだか気が重い作品なんですけど割とすんなりと読んでしまいました。というのも、短編で様々な事件とかかわりあうので重さを感じないというか途中で、犯人と向きあったりそこで決断する被害者家族の姿が見えて一方向だけの話ではないので意外と読めました。読んでいる途中で思ったのは「静人日記」で、こんなむごい事件は本当に日常茶飯事だという、その事実があるということを知ったから。どんなに憎んでも、どんなに心が押しつぶされそうになっても同じような出来事は終わらない。もちろん当事者は、そんなこと関係なしに苦しむわけですけど。だからこそ、余計に終わり方があっけなくて、そして予測できた終わり方でよかったと思う。これ、続きもできそうな感じですけど・・どうなんでしょうね。
2010年01月25日
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乳と卵川上美映子・著【内容情報】(「BOOK」データベースより)姉とその娘が大阪からやってきた。三十九歳の姉は豊胸手術を目論んでいる。姪は言葉を発しない。そして三人の不可思議な夏の三日間が過ぎてゆく。第138回芥川賞受賞作。 川上さんの「ヘヴン」の話をつい最近していじめの話らしく「こんなに現代の子供たちの置かれている状況は酷いのか?」読んでないだけに何も返答できず・・・・とりあえず、川上さんの代表作らしき本を借りてみました。関西弁で、句読点を感じない流れる文章。なんか、おもしろい・・・とは思う。でも、心は震えなかった。一緒に入っている「あなたたちの恋愛は瀕死」は先日読んだアンソロジーに入っていてこれの方が私は衝撃的でした。はっきりと最後のワンシーン見えた。やっぱり「ヘヴン」読んでみます。
2010年01月25日
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カラーひよことコーヒー豆小川洋子・著【内容情報】(「BOOK」データベースより)雑誌『Domani』に2年間にわたり連載したエッセイに書下ろしを加え、待望の単行本化。泣きたいほど優しい気持ちになれる、愛に充ちたエッセイ集。 小川さんのエッセイ初めてだなぁ。なんて、思いながら読みました。小説もいいですがエッセイも味があっていいです。小川さんの本を読む女性の話がちょっと出てくるんですがもしかしたら・・・?なんて、大胆なことも思ったりしつつ。日常の一つ一つを大切にされていてきれいに切り取られてる感じがするのがとても素敵な本でした。
2010年01月25日
アバター先週見てきました。3Dだったんで集中できるか?ちょっと不安だったんですが面白かったです。でも、3Dで見る必要は自分的になかったかな?平面で見ても十分楽しめると思いました。シガニー・ウィバーがそのままのお顔でアバターになっていたときは映画に集中できるか?不安がよぎりましたが・・・・私的にはパイロット役の味方のミシェル・ロドリゲスがチョイ役だけどすごく好きでした。かっこいい役が似合う女性って好き。これからますます3Dの映画が増えるわけですが「アリス・イン・ワンダーランド」は3Dで楽しめそうだな・・・と、思いました。これは映画館で観たいですね。というか、映画館で見る時間が当分取れないのが残念。2月末までTOHOでは末尾が1か4の年賀状を持っていけば1000円で映画が見られるので来月もそれで一本見に行ってこようと思ってます。
2010年01月17日
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静人日記天童荒太・著見知らぬ死者を悼み、全国を放浪する静人。日記という形式をとり、過酷な旅の全容と静人の脳裏に去来する様々な思いを克明に描く。「悼む人」の静人が書いている日記を本にした一冊です。あまりにも、理不尽な死に子供を悼むのと老人を悼むのでは心のもちようの差があることにどうしようもない憤りを感じる静人の気持ちが人間らしくて物悲しくもあります。でも、静人の心の支えになるのは生きている人間であり自分探しの旅だけど受け入れてくれる場所は、どこでも・・・とはいかないですがそれでもあって。生きることと死ぬことが紙一重でもあると思わせてもらえた気がしました。理不尽な死も、これだけ毎日積み重ねられていると知ったらどんなふうに生きても逃れられない事ってどこにでもあると、少しだけ受け入れられる気がしました。でも、悲しみは消えないですけどね。「悼む人」と一緒に読んだらまた違う感想になるのかもしれないですね。・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・仕事が始まり結局今週の休みは一日だけ。それでも先が見えません。毎日毎日同じことの繰り返し・・・・(笑う犬より)本も読めてません。返却期限が迫ってるのにー当分このペースです。ごめんなさい。
2010年01月16日
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ぼくの歌が君に届きますように【内容情報】(「BOOK」データベースより)大事なのは、どの楽器を演奏するかじゃない。誰と、どんな演奏をするかだ(天野純希『ティーンエイジ・ライオット』)。きのう、ヴィヴァルディ先生が亡くなったと、アンナ・マリーアが泣きながらわたしのところへ来た(大島真寿美『ピエタ』)。授業や部活で毎日のように使っている音楽室なのに、先輩がいるだけで、全然違う場所みたいに見えた(風野潮『晴れた空に、ブラスが響く』)。港の公園での母の歌を、なぜか、ぼくは、母が自分でつくったものなのだと思い込んでいた(川島誠『カモメたちの歌』)。オープンリールのテープが回り出して、お昼の校内放送のエンディングテーマ、ビートルズの“ハロー・グッドバイ”が流れ出す(小路幸也『peacemaker 1974年の赤星祭』)。ジーサン達は鬼気迫る顔つきで、ギターをかき鳴らし、叫び、ドラムをぶっ叩いた(丁田政二郎『ド派手じゃなけりゃロックじゃない!』)。【目次】(「BOOK」データベースより)peacemaker─1974年の赤星祭(小路幸也)/ティーンエイジ・ライオット(天野純希)/晴れた空に、ブラスが響く(風野潮)/ド派手じゃなけりゃロックじゃない!(丁田政二郎)/カモメたちの歌(川島誠)/ピエタ(大島真寿美) アンソロジー本最近「外れ」が多くってこの本もちょっとビビりながら手を出しましたがご紹介出来る位、良い本だった。ロックだったー音楽が生活に寄り添い身近に有った青春時代そして、いつも音楽が側に有る生活。どこに重いを馳せても、それは個人の自由。夢を見せてもらえる一冊でした。ホント粒ぞろいのアンソロジーでした。大当たり!!正解!!是非手に取って下さいね。
2010年01月07日
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らいほうさんの場所東直子・著【内容情報】(「BOOK」データベースより)寄り添って暮らす三姉弟の秘密とは?家族のほころびと再生を詩情あふれることばでつづる新境地。 またこれも怖い話と感じた一冊でした。庭にある「らいほうさんの場所」は何がが埋まってる。でも、何かは・・・もう今はだれにもわからない。占い師をしている長女もやさしいけれど、狂気が入っていてすぐに怒り出す次女ちょっと壊れている末っ子の弟3人が3人この場所に縛られている様子が怖い。そして、子供を置いていく占い信者の女がまた不気味で。末っ子の上司の男も、後ろ暗くて。なんか、物語には劇的なものは現れ出ないんですが底辺から漂う暗さが明るい部屋に漂っていてまぁ、怖いですね。東さんってこんな本書くんだ・・・と、思った。でも、よく考えると「長崎君の指」も「薬屋のタバサ」もこんな感じでしたね。一筋縄ではいかない感じがうれしい。これからも読もうと思います。
2010年01月05日
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Goth(モリノヨル)乙一・新津保 建秀【内容情報】(「BOOK」データベースより)12月のある土曜日、森野夜はひとり殺人現場へと向かった。記念写真を撮るために―書き下ろし小説100枚×新津保建秀の撮り下ろし写真で鮮やかに浮かびあがる、黒乙女の輪郭。 乙一さん最近何してるんだろう・・・ということを時々考えるんですが小説ではなかなかお姿を拝見できないで居ますよね~で、そんなときに図書館の本棚から一冊の本を発見。GOTHシリーズですね。物語は、生きていない被写体の写真を撮りたくて殺人を犯す森野となぜか最初の殺人現場に来ていた女子高生とその友人の3人の話。物語はいつもの感じなんですけど写真が相乗効果をもたらしていて何とも言えない一冊になってます。ただ写しただけに見える指先とか、ピンボケの制服の胸元とか・・・こういうのって、物語を読むと、やっぱり見る目が変わるので怖いなぁ・・・と、思っちゃいますね。乙一さんの本がーっと読みたいなぁ。
2010年01月04日
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あけましておめでとうございます。年末寝込み、新年帰省そして帰宅した3日でした。だんだんブログ熱が冷めていっているのを自覚してますがここがないと、記録できないので細々と続けていこうと思っております。コメントも、入れたいときに入れるようにしてますので皆様お気づかいなく、ご自由にという形でお願いします。アンテナに引っかかったときにコメント入れていた抱ければ、うれしいです。では本年もよろしくという一冊から。こっちへお入り平安寿子・著出版社 / 著者からの内容紹介落語好きにも、そうでないあなたにも。笑いあり、涙ありの素人体当たり落語寄席、開演!この私が、やれるのか。人を笑わせられるのか?吉田江利、三十三歳。独身OL。落語に挑戦しちゃいます。知れば知るほど、落語が描く人間の物語は深く、怖く、温かい。わたしたちを取り巻く状況は常に厳(きび)しいものですが、落語頭があれば乗り切れると、わたしは信じているのです。(amazonより)平さんの素人落語の話です。そういい切っちゃうと、終わるんですけど素人だけど楽しい。素人だから難しい。そういう気持ち、一緒に楽しめるいっさつです。落語って、声色一つで登場人物を分けてそして、情景まで生き生きと見せてくれるすばらしい、伝統芸能ですよね。今見ても、今演じられてもほんとに楽しい。生で見たくなっちゃいますよ。こういう本読むとCD借りてきて車の中で聞きたくなる。日本ってすばらしいよなぁ~と、思い出させてもらえる一冊でした。
2010年01月03日
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