フットボール(サッカー)戦術研究
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天皇杯準決勝セレッソ大阪vsヴィッセル神戸の試合を観戦。3-1でセレッソ大阪の勝利。以下、試合内容をレポートします。(長文で失礼します。 【試合の流れ】 (前半) セレッソは序盤からDFとボランチからのビルドアップから、山村のポストプレーに福満、清武、水沼が絡んで、特に右サイドのスペースを有効に使って右からのセンタリングを多用するが、ヴィッセルDFがことごとく跳ね返す。また、セレッソはボール支配率で優位に立つが、ヴィッセルが4-1-4-1の守備的システムを活かしてセレッソの縦パスを奪ってからの小川らを活かしたカウンターでチャンスを伺う展開が続く。 前半は両チームとも決定機を作れず、0-0で終了。 (後半) 後半もセレッソはボール支配率で優位に立ち、特に左サイドでの清武、丸橋、福満のパス回しと左サイドから右サイドへのサイドチェンジからチャンスを多く作るがヴィッセルDFがしのいでカウンターを仕掛ける展開が続く。 セレッソもヴィッセルも勝負所で選手交代で動き、セレッソは76分に柿谷をFWで投入し、ヴィッセルも87分に大森を左サイドで投入する。 均衡が破れたのは終了間際で、ヴィッセルが大森からのセレッソDFとGKの間に入った絶妙な左クロスがそのままゴールに吸い込まれて、ヴィッセルが1-0と勝ち越した。 しかし、その直後、ロングボールからの抜け出した水沼の見事なジャンピングシュートでセレッソが1-1に追いついて後半終了。 (延長前半) 序盤からセレッソが柿谷、清武、ソウザらを中心に左右のスペースを有効に使って試合を優位に運び、112分に丸橋からの左FKの混戦で渡部(?)がジャンプした際にハンドを取られて、セレッソがPKを獲得した。 キッカー柿谷の左隅のシュートにGKキム・スンギュが反応して前に弾いたところを柿谷が頭で押し込んでセレッソが2-1と勝ち越しに成功した。 その後、ヴィッセルはハーフナー・マイクと大槻を投入して2トップ/3バックにシステム変更し、パワープレーを展開するのに対して、セレッソもFWの山村をディフェンスラインに入れて5バックにして対抗する。 セレッソがヴィッセルのロングボールをことごとく跳ね返して延長前半終了。 (延長後半) ヴィッセルがハーフナーや大槻を目掛けてロングボールを入れ続けるが、セレッソDFが難なく跳ね返して、柿谷、ソウザ、清武らがヴィッセルの裏のスペースを突いたカウンターを狙う展開となる。 114分にセレッソが柿谷からのカウンターから柿谷からのラストパスにソウザが左足で合わせて3-1とリードを広げて勝利。 【システム】 (セレッソ大阪)4-2-3-1(右から) GK キム・ジンヒョン DF 松田、 ヨニッチ、木本(105分山下)、丸橋 ボランチ 秋山、ソウザ 3シャドー 水沼、福満(76分 柿谷)、清武(111分 田中) 1トップ 山村 (守備時は4-4-2) (ヴィッセル神戸)4-3-3(右から) GK キム・スンギュ DF 高橋峻希、岩波、渡部、伊野波 MF 藤田、高橋秀人、松下(110分 大槻) FW小川(110分 ハーフナー・マイク)、渡邉、小林(87分 大森) (守備時は4-1-4-1) 【勝負の分かれ目】 セレッソの土壇場での粘りとヴィッセルのハンド。 【まとめ】 セレッソはヴィッセルの堅いディフェンスに手こずっていたが、終始運動量が落ちず、ヴィッセルに決定機を与えなかったことが勝因。 ヴィッセルは守備的戦術がハマったかに思えたが、終了間際に追いつかれたこととハンドが痛かった。 トーナメントらしい熱戦で、いい試合だった。
2017.12.23