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★☆★☆【有料メルマガ】お申込募集中!!「損を減らし、焦らず無理なく細かく儲ける」をコンセプトとした有料メルマガお申込受付中! (注:ブログ本文で紹介している【ポートフォリオ銘柄】とは別のものです)▼その他「じょうしょうダルマ」HPより有料メルマガの成績などご確認後、お申し込みください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html1ヶ月当たり3,240円~相場が続く限りチャンスは無限大。一度お試しください。※リスク・手数料などにつきましては以下の契約締結前交付書面を参照してください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/teiketumae.html━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本日の日経平均は大幅反落。前日のNYは巨額和解金支払いの通告を受けたドイツ銀行が下げ止まったことで金融株を中心に買い戻しが入りしっかり。原油価格急落による売り圧力をカバーしました。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。本日は3、9月決算銘柄の権利落ち日でもあったことから、配当落ち分が115円ほどあった分が重石に。ただ長期金利が下げ止まらない中で金融株の下落が継続し、配当落ち以上の下落となりました。為替の円安進捗も効果なし。後場は日銀によるETF買いが入って少し下げ渋ったものの、後場の値動きは65円程度に止まりました。売買高は16億株台、売買代金は1.8兆円台と低調。投資判断は「やや買い」。本日は権利取りが終わって用済みとなった株券をポイ捨てする動きに対し、拾う神は日銀のみという形になりました。その日銀のETFの買い方の変化については、先般の金融政策決定会合において今まで日経平均型ETF重視型から転換し(全体の55%→25%)、TOPIX重視型になりました(40%→67%)。これも良いことですね。日経平均型を重視していたのは、日銀の政策評価が日経平均でされがちなので、自己採点の水増しみたいなものでした。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-21/ODUEKK6JIJUT01それを受けてこれまで日経平均指数寄与度が高く買われてきたファーストリテイリング(9983)が売られたりしましたが、まあ現実的にはファーストリテイリングはTOPIXにおいてもウエイトがそこそこ大きいので、勿論直接的にはマイナスの影響でしょうけれど、そこまで売られる筋合いは無いとも言えます。結局日銀が大株主の状態は変わり無さそうです。確かに今の買い方のまま続けると、単に指数寄与度の高い会社のオーナーであるファーストリテイリング(9983)の柳井さんやソフトバンクG(9984)の孫さんにドンドン公的資金をあげているだけ、の形になってくるので、変えた方が良いと思います。最近気になるのは不動産価格。先日国内でも「商業用地の全国平均が上昇に転じる」と報じられましたが、中国でも不動産投機抑制策が出ているにもかかわらず、ここにきて不動産価格の上昇が目立っています。実はアメリカが引き締めを行わない一方で、株から資金が流出する中、日本と欧州はドンドン緩和を続けていますし、世界的に有り余って行き場のないお金が不動産へと移っているのがよくわかります。https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2016-09-20/ODS4TC6TTDT601なお、中国ネタとしては郵政貯蓄銀行のIPOが本日香港証券取引所であり、総額7500億円相当ということで、今年の世界で最大のIPO案件でしたが、公開価格近辺で値が付く穏当なスタートにはなりました。それが本日の日本の金融株の資金を若干でも奪ったかも知れません。NT倍率はファーストリテイリングの下落と銀行株の上昇もあって、昨日時点で12.4倍まで低下しました。また利上げ無しを受けてアメリカの長期金利も一旦落ち着きました。個人的には足元で歴史的な低水準にまで落ち込んだ裁定買い残や、その陰に隠れて13年3月以来の水準にまで低下した信用買い残、また当たり前のように40%超えが常態化した空売り比率などを見ていると、だいぶ売りが出尽くしたかなと思っています。まだカラカラに乾いたわけではないのですが、もう一ヶ月くらいしたら売りも干上がるのではないかと。無論、売りが尽きたといっても、アベノミクス開始後外国人が15兆円も買ったのに、今年売られたといっても6兆円しか売られていないことを考えると、外部環境次第でいくらでも売りが出てくるでしょう。上がるにも、外国人投資家の姿勢の変化といった「上値を買う」投資家の出現が必要条件だというのは、これまでも散々繰り返してきました。ただ足元これだけ円高が進み、その影響で企業の収益が伸びないというのにも関わらず、現状の水準がキープされています。日銀のETF買いというものもあって、需給という最大の株価形成要因において、不安感がだいぶ後退したなと。下がらないなら、後はだぶついたマネーが安心感から入り込んで、上がっていくだけになるのではないかと。企業業績は多分良くならないでしょうし(それでも株は上がる)、アメリカの新大統領を中心にまた不確実性のはらむ環境になるでしょうし(それでも株は上がる)、世界のアチコチで不安要素は噴出するでしょう(それでも株は上がる)。こんな感じで、「えぇ、なんで上がっていくの?」という説明が出来ないうちに株がドンドン上がり、株が上がったこと自体が後付けの理由でどうにかこうにか正当化される。そういう状況になっていくのではないかと思います。私の仕事上、そういう状況が一番困ります。理路整然と状況を解説しながら、最後には「でも多分株価は上がっていくでしょうね」と、とってつけた感じで言わざるを得ない。道理に合わないおかしな世界になっていくであろう、それが今の「予感」です。繰り返しになりますが、一応10月中旬頃までは株価はマゴマゴしていると思いますから、それまでは考え直す猶予がありますので、結論を出すにはもう少し時間をください。世界の株価が割高であり、現状の水準が買われ過ぎているという見解には変化はありません。しかし、であれば何故下がらないのか、ということを真剣に考える必要があるということです。もっと話を卑近なところに絞りまして、今週に関しては9月はまだ月間では若干マイナスであることから、ドレッシング買いなどは出てきやすい地合だろうと思います。そんなわけで、総じて売り買いの拮抗しやすい頃合いと言えるでしょう。チャート的にも75日前が6月前半の戻り高値にさしかかるところで、その後は次第に75日線が上がりやすくなります。ですからこの水準をしっかりキープできれば、一目均衡表の雲もありますし、恐らく16350円というところが下値の抵抗力として強く意識されていくことになるのだと思います。下落確度が高い9月を乗り切れば、10月も前半は弱い基調が続きそうですけれど、何とか下値固めをできるのではないかと。日米の金融政策が出た後の市場の動きは特によく見ておくべきでしょうね。新興市場も「やや買い」。本日は高安マチマチ。マザーズ市場の方は配当落ちなどの影響が小さいため(新興市場は配当水準が低いこと、決算月が3、9月以外も結構多いことなど)、信用取引なども入りやすい環境にありました。また昨日IPOの2社シルバーエッグ(3961)、チェンジ(3962)が共に本日初値を形成したことも、短期資金を集めました。【ポートフォリオ銘柄】三菱製紙(3864)は小動き。株価は10倍になりましたが、単に本日から10株→1株に併合されただけでもあります。それでも以前書きましたが、株式併合の銘柄は権利落ちまで株価が下がっていくパターンが多いので、逆に言えば併合後は戻りやすくなります。電池セパレーターやiPS向けの容器も造っており、円高メリットの中で案外市場テーマ性のある部分に期待。あさひ(3333)は反落。26日には中間決算を発表。増収増益とはなったものの、営業利益は2億円程度会社計画から下ブレ。既存店売上高が振るわなかったことや、POSレジの入れ替えで販管費が膨らんだことが主因でした。ただその割には株価はしっかり。既に月次動向などの不振が伝わっていたこともあり、株価には十分織り込まれていた格好。なかなか株価は反転しませんが、足元では下値も十分固まってきた感じです。中国などから自転車を輸入している関係上円高メリット株ということもあって、下がらないなら上がるだけの展開に期待。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.htmlそして次回はもう9月の成績発表のタイミングになります。最近はバタバタして全然ブログを更新できていなかったので銘柄に動きの無いつまらない感じになっていますが、とりあえずきちんと検証して、また繋げていきたいと思います。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年09月28日
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まだ終わっていないNY話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160624.htmlエレベーターホールに戻り、下の階に降りようとすると、ものすごい長蛇の列になっていました(゜o゜;)うーん、エレベーターに乗れるには一体何分かかるのでしょう?(~_~;)すると、前に並んでいるお客さんも「早く降りたいから階段で降りれるのか?」と係員に聞いていました。とりあえず現在の86階→80階まで6階分だけ降りれば、80階から1階まで一気に降りるエレベーターに乗れます。それで係員が指し示す方向に、前のお客さんが向かいます。何人かその人に同調し、列を離れます。急いでいる私もその人達に付いていくことに。階段口にたどり着くと、皆それぞれ並んで階段を降りていきました。まあ6階分の下りですから、何てことは無いですね。数分で80階にたどり着きました。それで階段を降りてきた集団にくっついて、下りのエレベーターホールに向かいました。すると案の定、また結構な列が出来ていました(~_~;)ここから1階までさすがに階段で降りるのはしんどいですし時間もかかりますから、これは並んだ方が良いですね。それでエレベーターが2往復くらいして列が縮んだ時、前方の係員の声が耳に届きました。「展望台行きのエレベーターはこちらです」ん?展望台行き??我々の集団の一人が「これは下りのエレベーターでは無いのか?(ーー;)」と聞くと「展望台行きよ。下りはあっち」と言われます。げげっ、我々はこのまま並んでいたら、また展望台に連れて行かれてしまうところでした(゜o゜;)危ない危ない。と言うわけで、我々は教えられた順路で下りエレベーターのところへ向かいます。途中、土産物屋の中を通過。エンパイアステートビルのぬいぐるみが目に入りましたが、今はそれに関心を持っている場合ではありません。待ち合わせ時間まで一刻を争います。心を鬼にして(?)早足で通り抜けます。↓このリンク先の2番目のぬいぐるみhttp://matome.naver.jp/odai/2144540672929855401そうこうして何とか1階行きのエレベーターに無事到着。幸い、1階行きのエレベーターはそんなに待たずに乗り込むことができました。ちなみにiPodを受け取る時に「おーもーてーなーしー」とやってくれた受付の女性もたまたま乗り込んできましたが、もう私のことは覚えていないようで無反応でした。(つづく)
2016年09月27日
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2016年09月26日
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まだ終わっていないNY話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160624.htmlエンパイア・ステート・ビルの86階に到着すると、予想通り周りは大勢の観光客でいっぱい(××)前に進むのも一苦労です。ただ何とかエレベーターホールから外の展望台に出ると・・・眼下には見事にきらめくニューヨークの街の灯がありました。Wow! It's a beautiful!!(^_^)/ハドソン川も俯瞰でき、ここにかつて航空機が不時着したのか~などと感慨に耽りました。ちなみに今の映画「ハドソン川の奇跡」の元ネタですね。それにしても本当にベストの時間帯に上れたようで、東側はもう都会の夜景が絶妙ですし、一方西側は沈みゆく夕陽が実にキレイに街やハドソン川を赤く染め上げています。両方の景色を楽しめるなんて最高!(^^)というわけで、私も何周もグルグルと回って、とにかくカメラのシャッターを押し続けました。周囲には本当に多国籍な観光客がいましたが、白人も黒人もムスリムも中国人も関係無く、皆笑顔で景色を楽しんだり、自撮りをしたりして興奮していました。いやー、全てひっくるめて実に素晴らしい光景ですね(^^)唯一の不安は、これだけ人がいたら、押されて柵から外に落ちてしまわないかという点くらい(ーー;)高いお金を払って高いところまで来た甲斐があったなーと思ったところで、ふとiPhoneを見ると、結構な時間になっていました。というのは「最後の夜だし、晩ご飯は皆で一緒に食べましょう」ということで、ホテルのロビーで待ち合わせをしていました。その集合時刻30分前。テンションが上がりすぎて、結構ギリギリまで時間を使ってしまいました(~_~;)まあ、集合時間に関しては多少遅れるくらいなら電話で遅れると言えば良い・・・のですが、なんと私のiPhoneの充電がもうほとんどありません(ーー;)・・・とか何とか言っている間に、電池が完全に切れてしまい画面が真っ暗に。調子に乗って写真を撮り過ぎたせいですね。あわわ、これで完全に連絡手段が途絶えました(~_~;)そして実は意外に深刻なのは、これで時間もわからなくなったこと。私はiPhoneを時計代わりにしていたので、腕時計などしておらず、時間を確認する術も失ってしまいました。まずい!(゜o゜;)というわけで、興奮渦巻く展望台の人混みをかき分けながら、私は急ぎ足でエレベーターホールに向かいました。(つづく)
2016年09月25日
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2016年09月24日
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まだ終わっていないNY話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160624.htmlチケットを購入し更に奥に進んでいくと、首からぶら下げるiPod touch仕様の音声ガイド機器を配布していました。係員が言語を尋ねながら設定して一人一人に手渡すシステムなのですが、前の中国人カップルが勝手に持っていこうとしていたので女性係員に注意されていました。その流れで私がきたので、うんざりした感じで「Chinese?┐( ̄ヘ ̄)┌」と問いかけられました。「Japanese」と返すと「Oh!ワタシ、ニホンゴ ワカリマース(^^)おーもーてーなーしー」と合掌のポーズをしながら急に超ご機嫌。私は「ははは(;^_^A」と苦笑いして、音声ガイドを受け取りました。しかし滝川クリステルのスピーチは、本当に世界中にウケたんですねぇ。それからまた進んでいくと、こういうランドマークお約束の記念撮影がありました。ブルースクリーンを背景に、エンパイアステートビルとの合成写真に仕上げますので後ほど番号順に購入してください、というもの。他の外国人観光客はハイテンションで跳んだり跳ねたりして楽しんでいましたが、私は一人なので木っ端恥ずかしく直立不動でひきつった笑顔。撮影する人も「はい、次の方~」と、感じのどっちらけ感満載の空気。勿論購入しませんでした(~_~;)そんなハードル(?)を次々と超えながら、ようやくエレベーターに繋がる行列に辿り着きました。度々行列に並ばないといけませんが、iPodの音声ガイドで建設の苦労話や歴史を聞いていると案外退屈しませんでした。ようやく私の順番になり、エレベーターに乗り込みます。まず最初のエレベーターでまずは80階まで一気にジャンプアップ。その後乗り換えて、目的地の86階に到着しました。(つづく)
2016年09月11日
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★☆★☆ 第7回目開催決定!テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で7度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :9月17日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/402909/東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反落。前日のNYはISM非製造業景況指数が予想を下回ったことで一旦売られたものの、利上げ観測が遠のいたことを好感してしっかりの展開に。ただドル円が急速に円高に進んで、一気に101円台に突入してきました。それを受けた日経平均は朝方から売りが先行。ただ朝方売られた後は、一段と円高が進む中でも売り一巡感や日銀のETF買いに対する警戒感から徐々に下げ渋る動きになりました。後場は日銀のETF買いなどもあって徐々に下げ渋ると引けにかけて17000円台回復。本日の高値圏での引けとなりました。売買高は19億株台、売買代金は2.1兆円台と膨らみました。投資判断は「やや買い」。今週は月曜に買われてから全般的に弱い動きが続いています。ただ本日はドル円が一気に2円ほど円高になったにもかかわらず、日経平均の下落幅は100円台に止まりました。以前なら平気で500円ほど安くなっていたはずです。最近は明らかに為替に対する感応度が低下しています。理由はハッキリしていて、外国人の日本株離れと日銀による巨額のETF買いによる歪さです。特に足元のように出来高が薄い夏枯れの中では威力が発揮されます。7月末に日銀がETF買い増額を示して以降、日経平均は小幅ながらも陽線が目立っています。現状「日経400採用銘柄にあらずんば株にあらず」というような感じで、大型株と小型株ではパフォーマンスに歴然とした差が現れています。実際、7月末から直近までのTOPIX100大型株指数は840.26→874.94。対して小型株指数は1622.7→1597.67とむしろ下がっています。日銀が買ってくれる銘柄は上がり、それ以外は円高の影響もあって下がるという状況。なので、日経平均÷TOPIXで算出されるNT倍率は12.63。8/15には2000年以降の最高値12.81をたたき出しました。ITバブル以来の高水準の状態が続いています。ドル建て日経平均が高いというのも、明らかに日銀買いの影響です。投資主体別売買動向では個人はずっと売り越しですし、外国人も8月は売り越し基調。外国人の動向は特に為替との連動性で顕著に表れてくるもので、日本株を買うと同時に円を売ってドル建ての価格をヘッジしようと努めます。そのため円安になったから外国人が買ってくる、というより、外国人が買ったから円安になっているというケースも多いと見られます。そういったことを無視できる国内の投資家で個人投資家以外となると、やはり日銀ということになってきます。日銀が為替に関係無く日本株をドンドン買い進め、結果、ドル建て日経平均は1年ぶりの高水準165ドル前後での推移が続いています。円建てでは年初来下がっている日経平均も、ドル建てでは世界の株式市場同様にプラス圏をキープできています。http://market.newsln.jp/apps/market/quotes?r=3m&c=1010〈=ja&t=largeそのドル建て価格を押し上げる為替に関しては、8月は例年通りの円高基調になっており、足元でも円安転換に失敗しつつある感じ。が、繰り返しになりますが日経平均は大して下がりません。それ自体は本来良いことなのですが。官製相場でさえなければ。日銀がETF買いの増額を決めて以降、相場の歪さを体感的に感じられるものの、実際こういった形で現れています。本来は個別企業の決算を受けて好業績の銘柄が買われ、期待を裏切った銘柄は売られ・・・が真っ当な値動きのはずですが、業績なんてほとんど関係無いような格好になっています。これが市場の価格形成を歪めるということです。「いや、日本株が上がればそれで良いじゃないか。堅いこと言うな」・・・まあ、そうなんですけれど、多分今はこれで良いです。ところが、適正な株価評価という物差しが歪められると、大きく困ることがあるのです。それはまず売り時がわからなくなること。どんなに確固たる自信を持って買っていっても、最終的には自分がこれまで培ってきた物差しで計った着地点にキレイに着地を決めないと高得点(=利益)は得られません。着地がぶれると金メダルが遠のくのは体操男子を見ていればわかりますね。その着地点(このくらいが適正だから、この辺りで売ろう)が、自分の思い描いていた場所とは違ってきてしまうので、バランスが狂ってくるのです。そして今はまだ始まったばかりだから影響は少ないものの、今後は買い時という跳躍点もブレてくることになります。つまり割高だと思っているのに買わざるを得なくなる(またオリンピックに絡めて例えれば助走が足りないのに跳ばざるを得なくなる)、という弊害です。売り買いの数字が本来のものよりも幾分上になってくるのですが、日銀が買えば買うほど、すなわち時間が経過すればするほどそのズレが大きくなっていくのです。目盛りが狂うということは、リスクを嫌った参加者が減りますし、また市場から玉が吸い上げられていくので流動性は減少することになります。流動性の減少は適正価格での売買機会の可能性が減りますから、参加者は減ります。まあここまで全般的にネガティブな話を並べましたが、投資判断としては「やや買い」としています。理由はまずここから一段の円高に向かい辛いことですね。一応上述のように為替感応度が落ちてはきましたが、0になったりマイナスになったりしたわけではありません。やはり特に日経平均で存在感の強い(指数寄与度の高い)銘柄はグローバル規模で活躍している=円安が有利ですから、円高が止まるということは重要です。まずドル円に関して例年8月が円高に振れやすい時期でしたが、その8月も通過しました。とりあえず円高圧力は一旦止みそうですね。新興市場も「やや買い」に。本日は両指数共に堅調。特に最近はマザーズ市場の復調傾向が顕著です。マザーズ指数は900ポイントでの値固めをしつつあり、本日で8連騰。2月安値とマザーズ先物上場で急騰した4月高値の半値押し水準947.5ポイント辺りを意識した動きになっています。指数寄与度の高いCYBERDYNE(7779)が売り方の標的になって下げてもしっかり値を保っており、結構頑張っている印象。来週からの東京ゲームショウを前に、薄商いの中で値動きの大きいゲーム株を物色する動きも強い様子。円高も関係無いですし、今は東証1部銘柄よりも新興市場銘柄に妙味が出てきた感じです。【ポートフォリオ銘柄】日本プロロジスリート投資法人(3283)は続伸。アメリカではISM非製造業景況指数が悪かったことで利上げ観測が遠のく→商品価格が上昇ということで、金やREITといったところが上昇しています。日本のREITもゆっくり下落が続いているように見えますが、8月のREIT型投信は388億円の資金流入ということで、実は資金需要は強いです。ただREITの場合は増資や新規上場が結構あるので、既存分ということでは減少しているということが言えるのかも知れません。9月の日銀金融政策決定会合での追加緩和期待は薄いですが、思った程悪くは無いというのが今のREITの印象です。売りポートフォリオの大東建託(1878)は続伸。9月に入ってからまた内需株に対する買いが復活してきましたが、同社も本日は謎の買い気配スタート。一気に75日線をクリアしてきました。ただ本日のBSジャパン「日経プラス10」の特集は「アパート経営の落とし穴に注意!相続節税のはずが借金相続に」だそうです。明らかに同社にとって逆風の話題が続々出てくるようになりました。先般のPCデポ(7618)や本日のカカクコム(2371)のように、ネット炎上が株価急落に繋がりやすい環境になっていることから、引き続き予断は許さないと思います。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年09月07日
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まだ終わっていないNY話のつづきです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20160624.htmlそんなこんなで騒ぎに気付かないままソニーストアを跡にした私は、一旦ホテルに戻って小休止した後、今度はエンパイア・ステート・ビルに向かいました。エンパイア・ステート・ビルと言えばNYの象徴的な建造物。キングコングが登ったことでも有名ですが、かつては日本人が買収して摩擦が生じたこともあります。ちなみに今はニューヨーク証券取引所にREITとして上場しています(ticker:ESRT)。私の中でエンパイア・ステート・ビルと言えば小学生の頃からウルトラクイズで見て「あんパンや、ステーキビル」と憧れていた食い道楽(?)ビル。一度上ってみたいと思っていました。展望台まで上れるビルは他にもロックフェラーセンターがありますが、断然エンパイア・ステート・ビルでしょ(^_^)/ワールドトレードセンターができるまでの42年間世界一で、現在でも屈指の高さを誇ります。最初の取材でお会いした某新聞社の記者さんに「ニューヨークに来たらここは外せないとこを一つ教えて欲しい」と伺った際「やはりエンパイア・ステート・ビルでしょう。第二次大戦前の1931年にもうこんなビルをアメリカ人が建てていたと考えると、そのパワーの凄さを感じることができる」と。そもそもキングコングの映画ができたのも1933年。その白黒フィルムにすら登場するわけですから、相当な年代ものです。そんな摩天楼のビルは宿泊していたホテルから歩いて10分程度の距離。少しずつ陽が傾いて空が赤みを帯び、夕方に近くなってきていたので、Sunsetを見るには丁度良い頃合いです(^^)ビルの麓までたどり着くと、また観光ガイドが料金などが書かれたボードを手に「エンパイア・ステート・ビルに上るのか?ならばうちが面倒見るぜ」と売り込んできます。私は「興味が無い」と答えながら、そそくさとエンパイア・ステート・ビルの入り口に向かいます。エントランスから中に入るとそのままエスカレーターで2階へと上っていき、お約束のセキュリティチェックを受けます。本当に海外のランドマークは警戒が厳重です。日本は甘いのか、それだけ水際でしっかりと食い止められているのか・・・。とにかく、入場口は世界各国からの観光客で結構混み合っていました。それから人の流れに沿って進んでいくと、チケット販売カウンターにたどり着きました。料金表を見ると86階の展望台は32ドル。もし最上階の102階まで行きたいなら52ドルになりますが、32ドルでも十分高いのに、52ドルになると昔のファミコンカセットが一つ買えるレベルの金額になります(~_~;)高さと料金が比例するのは何となくわかりますが、不動産価格の上昇にも合わせて年々上がっているみたいです。と言うわけで、受付で10秒ほど悩んだ末、大人しく86階までにしました。ぶっちゃけ86階も102階も大して変わらんでしょう。実際、ほとんどの人は86階までのチケットにしているようでした。(つづく)
2016年09月05日
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★☆★☆ 第7回目開催決定!テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で7度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :9月17日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。http://kokucheese.com/event/index/402909/東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本日は8月の成績発表です。8月は世界的に薄商い小動きの中、日本も円高進捗の一方で日銀によるETF買いに対する警戒感から売り込まれることなく値を保った月でした。そんな中私のポートフォリオはどうなったでしょうか。早速検証してみましょう。【買い銘柄】 日本プロロジスリート投資法人(3283)254700円→245200円(24営業日保有 下落率3.7%)日銀によるREIT買いの増額が見送られたことで、8月の東証REIT指数はじり安歩調。アメリカのREIT指数も下落歩調が続きました。結果、同REITも売られる流れに。ただ先週末の雇用統計が予想を下回ったことを受けて、アメリカの利上げが遠のいた→債券以外の金融商品の相対的な魅力継続ということで、アメリカのREIT指数は急騰。来週以降のREITの復調に期待です。DMS(9782)721円→692円(24営業日保有 下落率4.0%)7月末に決算が良く急騰した分、8月は窓埋めの流れになってしまいました。期待しているラクーン(3031)との越境ECの方は、ラクーンの決算でも「SD Export」が省略される程さっぱり感が増している格好。越境ECサービス自体は盛り上がってきており良い着目点だと思いますが、どうもついてきませんね。それでもまあ本業的には好調ですから、ここからの伸びに期待しましょう。日本セラミック(6929)2044円→1907円(24営業日保有 下落率6.7%)2月から8月上旬までの下値を結ぶ下値支持線に沿って上昇してきていたのですが、中間決算において通期見通しを下方修正。営業利益こそ上方修正となったものの、円高で経常利益以下が大きく切り下がりました。野村證券はむしろ目標株価引き上げで支援してきたのですが、特に9月に入ってから力尽きた格好で遂に支持線を下放れ。ただ足元では円高トレンドにも一服感が出ていますし、本業ベースではむしろ健闘しています。今後も自動車の自動運転に必要なセンサー数が伸びることで、引き続き注目。三菱製紙(3864)72円→72円(24営業日保有 変わらず)今月は結局トントン。正直閑散とした月ですから低位株が買われる動きなどもあると思ったのですが、決算的にもパッとしませんでした。円高ながら紙パセクター全般的にも弱い月に。ただ底打ち感も出て来ていること、また電池セパレーターの成長に引き続き注目です。あさひ(3333)1453円→1275円(24営業日保有 下落率12.3%)8月は円高の季節ではありましたが、円高メリットの同社はむしろ下落率大きく。うーん、確かに元安となっている点は無視できませんが、それでもちょっとここまで売られ筋合いはないように思われます。まずは底打ち確認を。ファーストリテイリング(9983)8/3より 34340円→37800円(4営業日保有 上昇率10.1%)日銀によるETF買い増額を契機に取り上げ。するとスルスル上がっていき、あっという間に目標株価達成となりました。既存銘柄は調子が悪かったですが、新規に取り上げた銘柄は上手くいきました。【売り銘柄】大東建託(1878)17190円→15485円(24営業日保有 下落率11.0%)7/28に出た決算は好決算でしたが、そこが目先のピークに。8月はズルズルと下がっていきました。日経などで「賃貸住宅の乱立がたたって家賃下落」「個人の不動産経営にもリスク説明義務化」「農地賃貸でも相続税猶予へ」などサブリース関連株にとってネガティブな話が相次ぎ、同業の東建コーポレーション(1766)に至っては年初来安値を更新。ただ9月に入ってから少し持ち直しの動きを見せています。私はこのネガティブな話が出始めた、あるいはネガティブな話に反応し始めた点を奇貨とします。今までもこれら節税対策の賃貸物件建築に対しては疑問の声が挙がってはいました。例えば昨年5月にNHKの「クローズアップ現代」がサブリースの問題点を取り上げましたが、ほぼ無反応でした。http://www.nhk.or.jp/gendai/articles/3648/1.htmlただ皆さんも近所のこれら賃貸向け不動産で、新築はまだしも数年経過したところでは郵便受けに封をしてある、もしくは窓にカーテンがかかっていない(=空き部屋)物件をたくさん目にすると思います。確かに同社はそれでも損が出ないような仕組みになっているため結果的にここまで好業績を出しているわけですが、それがいつまでも続くと考えるのはあまり利口ではないと思います。であれば、この異常な乱立に対して国が対策しないわけはないと考えるのが、株式投資の基本姿勢ではないでしょうか。今まではそれでも尚高値更新波動が続いてきたわけですが、ようやく大トレンド転換にさしかかったのだという印象です。日本ハム(2282)8/15より 2386円→2300円(14営業日保有 下落率3.7%)8月は弱いアノマリーで取り上げ。今年も見事それに沿った動きになりました。私が応援している北海道日本ハムファイターズは10ゲーム以上差がついていた福岡ソフトバンクホークスから一時首位を奪還するなどメイクミラクルを演出しましたが、株価の方は指数寄与度の高い銘柄が買われる分、その他の日経平均採用銘柄にしわ寄せがいった格好です。というわけで本当は8月いっぱいで終わりにしたかったのですが、ブログが更新できなかったので未だ保有したままの状態になっています。なので9月に入って少し上がってしまったのは残念ですが、明日月曜寄り付きで利食い終了とします。以上の結果から、1営業日当たりの騰落率を計算すると 0.00(%/営業日)という結果が出ました。ほぼ変わらずですが、細かい小数点以下を辿れば微妙にマイナスでした。 計算式は各銘柄の保有営業日日数√騰落率を合計し、出された数字を銘柄数の合計で割り、平均値を算出します。つまり全ての銘柄に同額投資したとして、一営業日当たりの平均上昇率を導き出し、そこから一営業日当たりのポートフォリオの平均上昇率を出すわけです。それで今回は短期間で利益が上がったファーストリテイリングに関してそのまま計算してしまうとかなり強い上方バイアスがかかってしまうので、投資期間を最大の24営業日分として計算し、保守的に見積もっています。もし保守的に見積もらなければ0.25(%/営業日)でした。ちなみにその間日経平均 7/29終値 16569円→16925円(24営業日 上昇率2.1%) 0.09(%/営業日) TOPIX 7/29終値 1322 →1340 (24営業日 上昇率1.4%) 0.06(%/営業日) 今月はベンチマークに敗北。保守的に見積もらなければ勝っていましたが、ブログを全然更新できなかったので、折角の戻り相場で機動的な対応ができませんでした。うーん、残念。そしてKA指数の発表です。KA指数とは、ブログで初めて銘柄を紹介した2005年8月23日の寄り付き前を100として、今は何ポイントになったかということです。 KA指数724.2ポイント微減でした。微減といえばビゲンヘアカラーしか思いつきませんが、そんなしょーもないことはともかく、9月は何とか頑張ります。さて気になる9月の相場展望ですが、投資判断は一段階引き上げて「やや買い」とします。本当は10月まで株価下落を見込んでおり、正直未だにその気持ちは燻っています。なのでイメージとしては中立よりはやや買い寄りかなーという程度のレベルです。8月は薄商いの中、ほぼ唯一といって良い買い手(つまり日銀の動向)に左右された月でもありました。月初には「結局ETF買い増額無し?」と皆が訝しんだところに、突然707億円に増額。その後も売り手が工夫をして「前引けに高くして後場売り込む」日銀封じ作戦を見せてきて、後半皆が飽きてきた頃に、遂に「日銀が買っても下がるものは下がる」ことが露呈しました。対して「日銀に見捨てられた方」はドンドン下がりました。上述したREITもそうですが、一番は日本国債ですね。結果金利が上昇し、為替は円高方向に振れました。それでも株は実弾の投入を恐れて下げ渋りました。ただ個別株全般では弱くなったものが目立ち、指数寄与度の低い銘柄は株にあらずといった状態。NT倍率が2000年以降最高を付けるなど、歪さが一層強まった月でした。投資主体別売買動向では8月の外国人投資家の売り越しはほぼ確定的ですし、GPIFが発表した6月末の資産割合は、国内株式が21.1%ということで、3月末の21.8%から減少しました。金額ベースに計算すると3月末29.3兆円→6月末27.3兆円(減少率7.8%)。その間TOPIXが7.5%下落しましたから、単純に考えてGPIFは株数ベースで少しだけ買い増したか(完全にTOPIXだけ買っていると仮定すれば2000億円程度)、もしくはほぼ動きが無かった感じなのかと思います。つまりGPIFはもう買わない、というのが定説となり、裏を返せばだからこそ日銀がETF買いを増額させたわけです。単にGPIF→日銀への資産付け替えのようなものですね。日本株が上がるかどうかは指数が「下がった時しか買わない」日銀の存在だけでは無理なことは自明の理。「上値を追っていく肉食系」の存在、すなわち外国人が戻ってこないと、下がらないかも知れませんが上がりもしません。今のところまだ外国人が戻ってくる気配は完全には読み取れませんが、アメリカでの利上げ、大統領選挙というイベントがハッキリと結論が出たところでジワジワと戻ってくる可能性は高いように思われます。であれば、本格的な上昇トレンド転換はまだ先としても、少しずつ買いの方向にスイッチを切り替えていく作業が必要なのではないかと見ています。※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年09月04日
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8月中は当ブログも長々とお休みいただきました。先にご報告しておりましたが、闘病の末、8月20日に父が他界致しました。82歳だったので、天寿は全うできたと思います。8月5日に39度の熱を出して以降父は意識が無くなり、酸素マスクを装着したいわゆる危篤状態。以降は結果的に延命措置になりました。その後も度々熱を出して「危ないので来てください」「血圧が低下しているので至急きてください」と夜中や朝方に病院から幾度となく呼び出されました。5回目に呼び出されたのが20日の朝6時半。母の携帯に「もう呼吸されていません」とかかってきて急いで行ったのですが、電話から15分後くらいに到着した際には既に父は息を引き取っていました。着いた時にまだ体温が暖かく、後から医者がやってきて7時6分に正式に死亡と診断されました。なので書類上は親の死に目に間に合ったという言い方ができるのかも知れません。正直、父が転院する前の7月から私は結構まいっていました。相場見通しも外しまくっていた上にやたら忙しく、病院には連日通わないといけませんし(※相場見通しを外しまくっていたのは父とは関係無く、私の見通しが甘かっただけです)。更に8/5以降は一層の厳戒態勢で寝ようとしても「いつ呼び出されるか」と思うとなかなか寝付けず。毎晩「父ちゃん、せめて夜中に急変しないで」と祈りながら頑張って寝ていました。何度も呼ばれては持ち直す度に「ひょっとしてこのまま年越すんじゃないか」と思い、事切れた後は本当正直言って「ほっとした」という気持ちの方が強かったです。実は父が20年程前に自分の母親(つまり私の祖母)を見送った時に同じ台詞を言いました。その時「父ちゃん、なんてこと言うんだ」と内心思っていましたが、死に際の2週間苦しそうに呼吸だけしかしない父の様子を見ていると、早く楽にしてやりたいと思っていました。一応私は長男なので喪主でした。その後は葬儀会社と打ち合わせをして、慌ただしく日々が過ぎました。「悲しむ暇も無い」という話はよく聞いていましたが、今回は友引の関係上お通夜、葬儀が一日遅れたこともあり、一日分余裕がありました。ただ夜中は寝ずの番でロウソクを絶やせないので、一日余計に疲れたという説もあります(が、最近のロウソクは24時間もつので、実は寝ても大丈夫だったという説も)。こちらは田舎なので、亡くなったら翌日に新聞のお悔やみ欄やケーブルテレビで名前が掲載されます(勿論、各紙から個人情報掲載許可の確認電話がかかってきます)。ですから、式の前後でも訃報を聞きつけた父の友人や関係者の訪問がひっきりなしにあり、8月いっぱい続きました。また、早速四十九日の法要のチラシや仏壇、墓石のチラシ、電話、営業訪問も連日続いています。更に役所回りも現在進行形。今後は四十九日まで毎週金曜に少しお坊さんがお参りに来られる程度なので、ようやく少しずつ落ち着いてくる感じです。ただまだ決めないといけないことは色々出て来て、宿題として残っています。また四十九日までは実家に通って、実家を空けないようにする必要がありますので、それが何かと不都合です。正直、未だに父の肉体が無くなってしまったという実感もありません。父が施設に入って、私が富山に戻ってからの8年間、毎週土曜に父の施設に行くのが日課でしたが、土曜を通過する度に段々と実感も沸いてくるのかなとも思います。ブログの方はまだNY話が終わっていないのでもう少し(恐らくあと5回程度)続けて、四十九日が終わった後あたりにまた父の話など書ける範囲で書いていきたいと思います。少しずつブログも復帰させていきたいと思いますので、もう少し時間がかかるかも知れませんが何卒宜しくお願いいたします。
2016年09月03日
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