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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反発。前日のNYは原油価格の下落が重石になったものの、出てきた経済指標がそれぞれ好調だったことからしっかり。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ドル円が円安方向に振れて返ってきたことで安心感が強まりました。ただ日本市場が始まると同時に為替が円高方向に振れたことで値を消す展開に。一時マイナス圏に沈みました。一方、中国人民元基準値が3日連続の元高設定となったことも安心感で下値も堅く。前日終値を挟んだ値動きとなってTOPIXは11月の高値を更新。売買高は前場段階で9億株台、売買代金は1兆円強となっています。投資判断は「やや売り」。本日はOPEC総会前に警戒感が強まっていますが、引き続き空売りの多い中での踏み上げ相場の様相を呈しており、全般的にしっかりの展開が続いています。トランプ大統領になったら一番株式市場にとって痛手だと思うのが新興国の下落です。案外中国はしっかりしているのですがインドやインドネシア、ブラジルといったところの株価は下がっており、通貨安・保護主義的な施策が新興国に対して厳しくあたります。また来月確実視されるアメリカの利上げが、新興国からの資金引き上げに繋がるでしょう。もっとも、とっくにアメリカの長期金利は上がりまくっていますが。更にトランプ氏のことですから「シェールもガンガン掘っちゃって、アメリカの雇用を創出しよう。環境問題なんて関係無いぜ!」と動くでしょう。今回支持を集めたテキサスなどにはシェールの油田も多いですからね。それが原油価格の下落を招き、やはり原油収入に頼る新興国に対しての打撃になると思います。そういった動きが、中国の人民元安や外貨準備の流出に繋がっていき、新興国も巻き込んだリーマンショック級の景気後退を招くのではないかと。これが私がこの先1年以内に起こるであろう予想です。前々から言っているように、確かにリーマンショック級の急落となると、既存の不安材料ではなく、ある日突然降って湧いた何かリスクが計りきれないものになると思います。その得体の知れない何かを生み出しやすいのがトランプ氏の口。彼の口から突然思い付きのように「あれをやってみよう」「これをやってみたら良いんじゃね?」的な軽々しい発言が、ある日突然ショックの引き金を引く可能性が十分あると思います。政治家の失言は大きなリスクです。私は個人的にトランプ大統領誕生で何が一番ショックだったかと言えば、こういったシナリオの方向に話が進み始めたなぁという点。以前書いたように、私は「ヒラリー大統領誕生+議会のねじれ+12月利上げ」が揃えば、来年日経平均24000円はあると本気で思っていました。多分、ここまで強気なのは私と武者さんくらいではないでしょうか。ところがその芽が無くなり、まず先に暴落が来るであろうという結論に達しました。「こんなに上がってんのに考え過ぎじゃね?」と言われるかも知れませんが、私は「トランプ氏が何をするかわからないリスクでボラティリティの高まりがアメリカからの資金引き上げに繋がる」「新興国から資金が引きあげられる」「原油安が続く」というところで、どう考えても株価が上がるとは考えられなくなってきました。まあ元々足元の「中央銀行バブル」とも言えるバブル状態は、遅かれ早かれ破裂するだろうとは思っていました。でもヒラリー大統領なら1年猶予がある、そしてその間もう少しだけこれまでの相場の延長線がある、と思ったのですが。と言うわけで、ここからの基本戦略は戻り待ちの売りに徹するべきと考えています。1ヶ月くらいは需給も良いので高原状態を維持できるかも知れません。そして投資家皆の心理に「あれ、大丈夫じゃね?」と油断が出来た瞬間に、大きな下落が待っていると思います。「トランプ氏も大統領になればちゃんとやるよ」という意見もありますが、私も含め世界中の皆等しくちゃんとやって欲しいと思っているでしょうけれど、この場合「ちゃんとやる」というのはどういうことでしょうか?それは暴言を止め、普通の政治家のように振る舞うということでしょうか?いやいや、アメリカ国民はそれを全否定するために彼を選びました。ですから、有権者からは変な政治のバランス感覚はそもそも求められていないのです。もし彼が実際にメキシコのフェンスすら作らない、メキシコからもキューバからも移民ウェルカム、アメリカ軍の各国への駐留も今まで通り続け負担金も求めない、何ならTPPもちょこっと修正して締結しちゃう・・・となると、これは恐らく支持率の低下に繋がります。まあきちんと景気が良くなって「ま、昔に比べて良くなったから良いか」と国民に思わせることができれば、細かい部分は不問でしょう。今のところ小池知事が全然都議会を解散しなかったり、満員電車を減らす策が出て無くても不満を言う人はあまりいません。そうなれば良いですが、もし本当にトランプ氏が放言通りの人だった場合、日本は安倍政権の支持率が急速に低下する可能性があります。今までアメリカという巨大な後ろ盾があって、TPPを始めとして様々な「アメリカ追随策」で中国に対抗し、そしてアメリカ経済の恩恵の一部を受けていました。ところがそれが無くなることで、安倍政権の支持は下がるのかも知れません。場合によっては国民から「もっとフィリピンのように中国寄りにして、アメリカとバランスとったら?」と言われる日が来るのかも知れませんね。一応、日銀のETF買いという強烈な官製相場があるので、もしリーマンショック級の暴落がやがて訪れても、日本の下落はマイルドにはなるかも知れません。ただ今まで以上に中央銀行の施策に釘を刺され、為替に絡んだ通貨安施策は採り辛くなるのではないかと思います。そうなると、いよいよアベノミクスは矢尽き刀折れ・・・の状態になってしまうかも知れません。新興市場は「中立」。本日は各指数共に堅調。引き続き円安一服の流れから為替影響の少ない内需株が選好される中、内需系の色彩が強い新興市場に出遅れ買いが入ってきた格好です。また12月に近づいてIPOラッシュが期待される中、昨日IPO3社(スタジオアタオ(3550)、エルテス(3967)、JMC(5704))が好発進、加えてその前のWASHハウス(6537)もレオス・キャピタルワークスの大量保有報告を受けてストップ高にまで買われるなど、個人投資家好みの展開になっています。例年年末年始の閑散期に強い新興市場ですが、本領発揮という感じです。【ポートフォリオ銘柄】DMS(9782)は大幅高。昨日協業しているラクーン(3031)が決算を発表。その決算短信において「SD Exportは従来、アジア圏が中心だった会員小売店の新規登録が変化し、北米・オセアニア・ヨーロッパ地域の登録が増加したこともあり、海外流通額は前期比61.2%増」とあったことで、同社が朝方から買い気配スタート。一方、ラクーンの方は下落率上位にランクインし、明暗分かれています。この辺り同社の業容変化による成長路線をずっと支持してきましたが、ようやく花開いた格好になってきました。やはり信じてきた甲斐がありましたね。早過ぎたのだけは失敗でしたが。ともあれ目標株価はまだまだ上なので、このままグングン育ってもらいたいものです。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。そして次回は11月の成績発表です。11月は結果的に地合が良かったので成績も良かったと思います。ともあれ実際に検証してみますのでお楽しみに!その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月30日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161127.html転院してから母は毎日午前と午後の2回、父の病室に見舞いに行っていました。私も週に2、3度見舞いに行きました。父の目の前に手をかざすとそれを追いかけるように眼球は動くけれど、どれくらい意識が残っているのかはわからない状態。母は病室に行っても結局父とコミュニケーションをとることができないので、お経を持ち込んで病室内で黙読しているようになりました。その間父は相変わらず口を開きっ放しの状態でイビキのような音をずっと立てていました。こんなに口を開けていると喉が渇くんじゃないかと心配になりますが、看護師さんが定期的に見回りに来ては、噴霧器のようなもので父に水分を与えていました。転院してから3週間が過ぎ、母から「お父さんここ3日間くらい目を開けていない」と聞かされました。私も一緒に見舞いに行くと、確かに父は相変わらずずっと目を閉じた状態でイビキをかいていました。看護師の方に聞いてみると「目を開ける時はある」とのことだったので、たまたま我々が行った時に寝ている、ということなのだろうとは思いました。ただそれだけ身体が弱って睡眠を欲していることは明らかでした。肺炎を起こしてからわずか2ヶ月。一度弱り出すと加速度的に弱っていくものなのだと改めて気付かされました。「おむつを交換させてください」と看護師さんが病室に入ってくると、我々は一旦待合室の方へと移動します。私は「父はあと何度おむつを替えてもらうことができるのだろう」などと考えていました。病室のテレビは父が見るものではなく、我々が見るためのものになっていました。丁度その頃はリオオリンピックが開催されており、ニュース速報で日本人金メダル第一号の報が流れてきました。父が最初に頭を手術したのは10年前のトリノ冬季オリンピックの頃。あの頃も術後しばらく昏睡状態が続いていた父は開会式もメダル獲得の瞬間も見れませんでした。病室のテレビで興奮気味にアナウンサーが喜びの声を挙げるのを聴きながら、私にはその当時が重なって蘇ってきました。(つづく)
2016年11月29日
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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反落。原油の下落とドル円相場の一服を背景に、朝方から売りが先行。その後もこれまで短期間で上昇してきた反動が出て、じり安の展開になりました。中国人民元基準値が元高設定になっても特段影響は無く。その後もドル円が一気に111.50円を割り込むなど、スルスルと円高が進みました。ただ昼休み時間中にWTI原油先物がプラス圏に反発すると、為替も一旦底打ちの格好。久しぶりに登場しそうな日銀ETF買いに対する警戒感も売り方に出てきた模様です。銀行株も反発に転じ、業種別値上がりではトップとなったことで、執筆現在ではTOPIX12連騰に向けたプラス圏キープ。売買高は13時半現在で15億株となっています。投資判断は「やや売り」。本日はようやく一服となっていますが、下値ではしっかり買いが入っており、特にTOPIXは前日とほぼ変わらない水準をキープしていますから、急速に円高に振れた割には強いという言い方の方が適当に思えます。現在の状況は「アベノミクスの初期と同じだ」と言う声も聞こえてきますが、決定的に違うのは株価の位置。アメリカは既に最高値圏にある中で更にブースターを加速して上に持って行こうとしています。対して日本の場合はもう日経平均が1万円割れのどん底でしたから、刺激策が有効に働いたのは間違いありません。またもう一つの決定的な違いは中央銀行の姿勢の違い。日本の場合は同時に金融緩和を行い、国債はバンバン中央銀行が買ってくれるので、財政負担は少なくとも目先マヒして感じなくなっています。ところがアメリカの場合は更に一段と金利を引き上げ、正常化しようとしています。これがもし日本のようにバンバン中央銀行がお札を刷っていくからジャンジャンお金使って、というのであれば場合によってはもう少し株高の余地があるかも知れません。ただ私は少なくとも現状不安感しかありません。まず、そもそも既にカードを切ってしまったということ。もし足元がリーマンショック級の下落が起きた後で「財政出動で景気を浮揚する」というなら話はまだわかります。ところが今アメリカは経済指標で見ても、世界の中で好景気に沸く国です。確かに今回トランプ氏に投票した人々のように景気回復の実感が無い、取り残されたと感じている人が多いのは事実でしょう。ただ少なくともギリシャやイタリアのような南欧よりも、全然景気は良い状態です。となると、今後本当にリーマンショックが起きた後に一体どうするのか?その辺りのカードが無くなってしまうといよいよ売り方につけ込まれることになると思います。加えてインフラ投資でオールドエコノミーを救ったとして、その後の成長をどうするのか?という点。シリコンバレーの6割以上が移民ということもあり、また先般書いたように雇用を奪う本当の敵はロボットやITですから、この辺りのイノベーションに対して厳しい施策が採られるのではないかという懸念が強まっています。しかしアメリカのこれまでの成長を支えてきたのは間違い無くこれらが生み出したイノベーションでした。具体的なマテリアルの製品を作り出す仕事というのは、IBMのパソコン事業を始めとして、日本も様々な白物家電の事業が縮小しているように、もう儲からない時代になってきているのです。儲からない(売上を伸ばせない)から原価を下げる他なく、そのため中国などの人件費の安い国に仕事を奪われているのです。一方、アメリカはイーロンマスクのような天才が一人現れ、一気にイノベーションを拡大していく。その懐の凄さが世界から羨望の目で見られ「あのアメリカで夢を掴むチャンスがある」ということが世界中から人と資金を呼び寄せて上手く回っていました。だからこそ双子の赤字の状態が続いても資金がショートすることはありませんでした。今、トランプ氏の施策が本当に採用されれば、アメリカというブランドは一気に地に落ちます。そうなったら、益々財政は厳しくなり、いよいよ政府閉鎖などが現実味を帯びていくことになるのでしょう。また、一番の懸念は新興国からの資金の引き上げです。これは何度も書きましたが、保護主義的な施策のダメージを一番受けるのは新興国です。既にアメリカで金利が上がっていて、実際中国からドンドン資本準備金が流出し、元安が止まらなくなってきています。中国がまだ余裕がある時は、中国が資金の出し手となって、また他国に対する支配権を強化するために、新興国を救うというシナリオも描けるでしょう。ところが今はその中国そのものが厳しい状況に置かれており、そこに元安、アメリカ国債の下落が起きているのですから、とてもそのような余裕はありません。もう一つは原油です。これも以前書きましたが、今回のトランプ大統領誕生を受けて原油価格は厳しさが増すと思います。一つは金利上昇→ドル高によるドル建て原油価格の下落圧力です。更に今まで環境の問題もあってシェールが開発できない地域もありましたが、今回の新大統領に代わったことで、一層シェールの開発が進む→原油安圧力に繋がると思います。無論、原油価格が低くなるとシェール開発は止むわけですが、安いコストで掘れるのに、規制があって掘れないところもあるでしょうから、少なくともオバマ政権時代よりはシェール開発は活発化するとみられます。特に国内でエネルギーを確保するということは安全保障上重要ですし、あれだけイスラム教に喧嘩を売ったのですから、今更イスラム圏から輸入するという訳にもいかないでしょうし。これら3つの大きな不安材料「アメリカの財政」「新興国」「原油」を巡る不安を考えると、「やったぜ!トランポノミクスから世界同時株高だ!」といった楽観的な未来はとても描けません。確かに同い年で初当選した共和党のロナルド・レーガン氏と境遇は似ています。元エンターテイナーで政治経験もないですし、名前もロナルドとドナルドで似ていますね。ただ、レーガノミクスが通用した時代と今では、構造は大きく変化しています。それはグローバリゼーションであったり、先般言及した省力化の産業革命による人間の職喪失だったり。国家の関係も単にロシアだけ見ていれば良いわけでは無くなりましたしね。確かにトランプ氏は未知数の人ですから、将来には無限の可能性があるとも言えます。ただそれは、やはり株式市場にとってはボラティリティの大きさに繋がると思います。また「実業家だから国の運営も上手くやれるよ」という意見もありますが、国と企業の運営は利益・目的が正反対ですし、そもそも彼は何度も事業に失敗しています。それはあまりにも楽観的に過ぎるでしょう。新興市場は「中立」。本日は各指数共に堅調。円高に振れたことで為替影響の少ない内需株が選好される中、内需系の色彩が強い新興市場に出遅れ買いが入ってきた格好です。・・・と、また好き勝手書いていたら文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月28日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html姉の義父は10年以上前に突然の事故で亡くなりましたが、私は段々弱っていく親の姿を見ながら、事故で突然亡くなってしまうことのどちらが遺族にとっては良いのだろうかと考えていました。姉は「どちらも辛い」と言いました。母は「生きていてくれるだけで良い」と言いました。こちらの問いかけにはかろうじて反応があるものの、父が時折喉が詰まって苦しそうな顔をするのを見る度に、私は「安楽死という選択肢があれば・・・。早く父を楽にしてやりたい」と思っていました。一方、生きている母のために、父には生きていて貰わねば困るという思いもありました。結局転院から3日後には、父はナースセンターから最も近い要看護の部屋に移され、鼻からチューブで酸素吸入を受けることになりました。酸素を吸入すると見た目は血色も良くなって顔に赤みがかかり、手も随分と温かくなりました。ただ父が半昏睡状態にある感じには変わりありませんでした。しかしそれは後々わかったことですが、酸素の影響ではなく、単に発熱の結果であったようです。父は39度の高熱を発し、抗生物質を点滴されました。熱は引いたものの、遂には「あー」という返事すらできなくなった様子。声帯がもうダメになったような感じでした。いつも口が開きっぱなしでいびきのような呼吸を繰り返していたせいでしょう。呼びかけると目は開きます。母は「お父さん、何か返事して」と呼びかけるけれど、父はどうすることもできません。何か反応しようとする素振りはあるけれども、それが呼吸のリズムを乱して疸が絡んだように咳き込み、苦悶に歪めます。私は「もういいよ。父ちゃんを楽にしてやらんけ」と言うと、母は諦めたように肩を落としました。(つづく)
2016年11月27日
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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYは感謝祭で休場だったものの、一段とドル高が進んだことからドル円は113円台に乗せて返ってきました。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。そのままスルスルと値を上げ、18500円手前まで上昇する場面がありました。中国人民元基準値が8年5ヶ月ぶりの安値水準となったものの、引き続き特段嫌気する動きは無く。ただこれまで買い上げられてきた銀行株が値を崩すと、後場には週末要因を控えて一時マイナス転換するまで売り込まれる場面がありました。引けにかけては売り方の買い戻しもありプラス圏はキープ。TOPIXは11連騰となりました。売買高は25億株弱、売買代金は2.7兆円台と活況でした。投資判断は「やや売り」。今週は少なくとも上げ止まるだろうと見て投資判断を引き下げたものの、全然そんなことは無くとんだ赤っ恥の週でした。金曜のNYは小じっかり。感謝祭ということで半ドンであり商いは低調でしたが、3指数揃って最高値更新と強い動きが継続していました。敢えてこのタイミングで売り仕掛ける筋も出ないという印象。それを受けて日経平均先物は18360円となっています。ドル円は113円近辺で、勢いよく続いてきた円安はひとまず一服の格好。しかしトランプ大統領誕生以降今まで色々考えて改めて気付かれされたのですが、格差社会の進展は別の面からも深刻なんですね。というのは、低所得で将来に何の希望も持てなくなった人が増えると犯罪を犯しやすくなり、治安悪化を招くというところまでは、これまでも認識できてはいました(2ch創始者のひろゆき氏はそういったモラルのタガが外れて何でもできる人々のことを「無敵の人」と称しています)。ただその一歩手前の段階、つまり犯罪までは手を染めないけれど「今の世の中が無茶苦茶になっても良い」と考える人が増えているのも事実なのだろうと思います。むしろ「世界が無茶苦茶になって、一回リーマンショックや世界的な戦争が起きてクラッシュすれば、現在の秩序が崩壊し、自分にもうワンチャンスあるんじゃないか」と考える人が増えているという感覚です。実際、Brexitの結果を始めとして、近年ヨーロッパ各地で起きる投票は全部そんな感じですね。政府首脳が「多少自国は我慢しても、二度とリーマンショックは起こしたくない、世界的な危機崩壊のためにギリギリの線で各国協調し、綱渡りを続けて復活まで時間を稼ぐ」という施策を採っていることに我慢がならない、と。何故世界のために自分達が犠牲にならなければならないのか、と。そんな世の中ならいっそ無くなってしまえ!、と。私の好きな漫画家「かわぐちかいじ」の作品で「太陽の黙示録」というものがあります。これは2002年に連載開始で現在は完結している漫画で、日本が震災によって真っ二つに分断され、壊滅的な中で北側は中国に、南側はアメリカに支配されるという話。朝鮮半島のような展開になるわけですが、その主人公の一人で南側の指導者「宗方操」は子供の頃に父親の工場が倒産し、夜逃げ寸前だった境遇の中「こんな日本なんて崩壊すれば良い」・・・と思ったところに震災が起きて東京が壊滅するものですから「未来が拓けた!」と、その後メキメキ頭角を現すというお話。ご興味のある方はご一読を。しかしよく「トランプ氏は選挙の時は(悪人を)演じていたんだ」「大統領になったら大統領を演じる」ということが言われていますが、まあひょっとしてそれはそうかも知れませんけれど、一番の問題はそういう人をアメリカ人は自分自身を投影して大多数が選んだという事実です。(なお得票数ではヒラリー氏が200万票上回っていたということで、「俺はトランプが勝つと思っていたよ」と威張る輩がアチコチに湧いていますが私は「ミシガン、ペンシルベニアもトランプが取るから得票数では負けても大統領になる」とまで予想した人以外認めませんからね!)。我々はまだ良いとして、メキシコ人にしてみれば腸が煮えくりかえる事実でしょう。「メキシコ人は犯罪者でレイプ犯だ」と言っている人物を国民の大多数が支持したという事実。内心そう思っていたかも知れませんが、遂に表立って公式に、そして世界中に向けて恥をかかされたのです。折角キューバと国交が回復しましたが、メキシコとの今後は一体どうなるのでしょう?まあ幸いにして人間は慣れる生き物ですから、汚染水漏洩報道にも慣れてしまった日本人同様、カナダに殺到した移民申請者も急減するとは思います。メキシコ人も腹に一物は抱えながらも、あくまで経済や安全保障のためにアメリカとは割切って付き合っていかないといけない、と考えるようになるのではないでしょうか。ただ遺恨はずっと燻り続けるのでしょうけれど。で、話がだいぶ株から逸れているような感じもありますが、この辺りは現状を理解する上では結構重要なのではないかと思いますので、一応書いておきました。ここから株の話に戻します。日本株の方は一応金曜一旦冷めるような動きはありました。ただ何とかプラス圏はキープしていますし、アメリカの方もダウが最高値更新ですから、すっかり株価的には期待感が高まっている格好ではあります。恐らく先物や空売りの買い戻しが出ているような感じで、売っても売っても手応えが無い、だから買い戻さざるを得ない、というのが売り方の置かれた状況なのではないでしょうか。確かに公共投資、インフラ投資といった財政政策は成長に繋がるかも知れません。アメリカでも水道管の老朽化などが問題になっていますし、以前聞いた話では軍事関連施設ですら未だにフロッピーディスクを使っている箇所がある、という話もありました。これはアベノミクス開始当初の日本に似ているかも知れません。確かに直す必要があるところは直さないといけないでしょう。ただそうは言っても無い袖は振れないというのが普通ですね。そのためには資金が必要です。一方、トランプさんの公約に「法人減税」があり、現状のアメリカの法人税の実効税率約40%→15%に引き下げ、例えばAppleがアイルランドに拠点を置いて税逃れしている状況から本国へ引き戻そうとしています。それ自体は確かに良い景気刺激策ではあると思いますが、果たして歳入減、歳出増となる施策を採って、資金を一体どこから捻出するのか?それに対する不安感からアメリカの長期金利が上昇しています。金利はトランプ大統領誕生の報からグングン上がって今年の高値水準になっています。今後は利払い負担も増えていく中、益々財政は厳しくなっていきます。目先はそれで良いでしょうが、果たしていつまでこの相場が続くのか?新興市場は「中立」。金曜は各指数共に軟調。為替の円安に支えられる形で東証1部がしっかりする反面、為替の影響が少ない小型株は敬遠される動きが出ました。個人投資家の保有が多い銀行株が下落して、個人投資家のポートフォリオに不安感が出たことも買い手控えに繋がったのかも知れません。【ポートフォリオ銘柄】三菱製紙(3864)は続伸。金曜の日経で「エコカー部材増産」という記事が出て、同社はリチウムイオン電池用セパレーターの増産に関して報じられていました。今更の内容でもありますが、知らない人には良い宣伝になったのかも知れません。また足元で自動車部品関連株がTOBなどで活況になっていることから、タイミング的にもバッチリでした。ファーストリテイリング(9983)は反落。それでも4万円乗せ後も順調な上値追いとなっています。東京では初雪を観測するなど、急速に冬模様となってきており、それを受けて衣料品小売り各社にも冬物需要の増加に期待する買いが入ってきています。同社にとってはヒートテック需要増加にも期待が高まります。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月26日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html「PTEG」の処置をしてしまうと、医療機関に入院する他なく、もう前の特養施設に戻ることはできないとのこと。結局父は転院から1ヶ月足らずで退所することとなり、次は老人病院に転院することになりました。母と二人で次の転院先へ申し込みに行ったところ「今はいっぱいですが、恐らくもう一週間くらいしたら空きが出ると思いますから、その際改めてご連絡します」との回答。「もう一週間くらいしたら空く」ということは、誰かがもう一週間くらいで亡くなるという意味なんだろうなと思いましたが、実際に間もなく連絡が来て転院が決まりました。実はこの老人病院は元々隣のお爺さんが最後に入っていたところ(http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20150906.html)。まさか父も厄介になるとは。そしてここが父の終の住処となるんだろうと思うと、何とも奇妙な縁を感じました。転院は介護タクシーでベッドに横たわったまま移送となりました。専門の男性が二人やってきて、手際良く可動式ベッドに父を移し替えると、そのまま玄関前に停めてあったタクシーに移乗。そこから10分くらいの距離にある老人病院に到着すると、また病院のベッドに移し替え。家族は一切手を出す必要がありませんでした。料金は7000円程。老人病院ではまず最初に改めて診察を受けることになりました。寝たままレントゲンを撮ったり、血液検査をしたり。先の病院からのカルテと状態や症状を照らし合わせるのでしょう。検査結果が出た後、母と私が診察室に呼ばれ、面談となりました。年配の女医さんでしたが表情を曇らせ「私が思っていた以上に状態が悪い。正直見通しは暗い」ということでした。先の病院からの引き継ぎ以上に症状は悪く、やがて酸素吸入も必要になってくるだろう、と。実際、その後病室に行ってみると、ここに入院している誰よりもうちの父の状態の方が悪く感じました。他の人達は患者らしくベッドに横たわってはいますが、半身を起こしてテレビを見たりはできる状態。対して父は自分で身体を起こすことはおろか、半分目が開いているものの、常にいびきのような呼吸音、起きているのか寝ているのかはっきりわからない状態がずっと続いています。医者が言うには舌が筋力の衰えからか、もう喉の方に落ち込んでしまい、呼吸をする度にいびきのような音になってしまうのだとか。実際、身体を横にするといびきは止まります。転院前から段々とこの状態が酷くなっていました。転院にあたりタオルや衣類、テレビを持ち込みましたが、看護師さんは気の毒そうに「恐らくそれを着ることはできません」「テレビも見られないでしょう」と次々と否定しました。母は少しでも健康体に近づけたような状態にすることで安心感を得たかったようですが、私の目から見ても恐らくそれは無理だと思いました。私も正直年内いっぱいだろうと覚悟はしていたものの、やはり現実を突きつけられると気落ちしました。特に母の落ち込みは大きく、その後家に帰ってからはため息ばかりついていました。(つづく)
2016年11月19日
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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYはイエレン議長の「利上げは比較的早期に実施する」と伝わり、金融株中心に上昇。ドルは一段高となり、ドル円は朝方110円台を回復してきました。それを受けた日経平均は朝方から18000円を回復。ただ目先の目標達成感が出て、その後は上値が重い展開になりました。そして最近の傾向通り、その後は横ばい推移。中国人民元基準値が8年5ヶ月ぶりの安値水準となったものの、特段嫌気する動きはありませんでした。後場も18000円を挟んだ横ばい推移で、一日の値幅は80円弱に止まりました。売買高は25億株台、売買代金は2.7兆円と膨らみました。投資判断は「やや売り」に。有料メルマガの方で「11月の高値水準はドル建て日経平均164ドル×ドル円110円=18040円辺りまでが上限になってきて、これが恐らく年内高値」とした水準に達してきたので、この辺りがいっぱいいっぱいだろうと思います。余勢を駆ってもう少しくらい上がったとしても、上値余地は乏しいので投資判断を一段階引き下げました。世間のトランプ相場強気に対する当方の見解を連載していますが、今回は「元々トランプ氏の政策の方がヒラリー氏よりもマーケットフレンドリーだ」という点。それはそうですね。繰り返しになりますがヒラリーさんの方が「富裕層増税」「最低時給15ドル」という社会主義的な施策でしたから、株式市場にはマイナスとなる可能性は十分ありました。対してトランプ氏は逆に「富裕層減税」を掲げていますし、インフラ投資にも積極的。この辺りは株式市場にとっては確かにプラスです。ただ、一つ大きな問題として例の人種差別発言があります。「ヒスパニックやイスラム教徒を追い出せ」「奴らから仕事を取り戻すんだ」と言って支持を集めました。アメリカの人口のうち白人は40年前84%→60%にまで低下し、一方南米からやってくるヒスパニック系は5%弱→20%弱に増えているとのこと。今まで強者だった者がシェアを奪われていく悲しみは、女性の社会進出や権利が強まる昨今、男性側によく理解できるのかも知れません・・・。日本人もそう感じている部分は大きいですね。安価な労働力を求め工場をアジアに作る企業はごまんとあります。それで「仕事を奪われている」というのは確かにその通りだとは思います。私は「人種差別はダメ」とキレイ事で言っているわけではありません。むしろアメリカは今まで移民を都合よく利用して大きくなってきたのです。人口の減少も移民で阻止できていますし、安い労働力は消費者となってアメリカ経済全体を強くしていました。それを否定して成長できるとは思えません。そもそも現実的に、むしろ近年を考えると、本当の敵は異国人ではありません。ロボットです。今省力化投資が盛んになっていて、中国ですら省力化投資を進め、上がってきた人件費を嫌がる傾向があります。経営者にしてみればロボットほど使い勝手が良いものはありません。需要が無くなったらすぐに首を切れる(操業を止められる)、待遇が悪いとストを起こされることもない、福利厚生に気を遣う必要も無い・・・。実際、アメリカもテスラモータースの工場を見ると、ほとんど無人の工場で何台も車を量産しています。確かにまだそこまで省力化できない細かい業種はいくらでもあるでしょう。しかし次第にそれもロボットに置き換わっていくことは目に見えています。敵は本来テスラや自動運転、人工知能の開発を進めるGoogleのように、人間の仕事を奪うような施策を進めている企業であるはずです。つまり産業革命ですね。私は恐らくトランプ氏もそれをわかっていて、本気でそう考えていないと思いますが(あるいは単なる買いかぶりかも知れませんが)、ただ肌感覚でわかりやすい敵を作って自分の支持に変えるのは、どの政治家の常套手段でもあります。日本の近隣諸国もそうですね。よく日本バッシングを支持に利用します。今支持率が低迷している朴政権も、そろそろ伝家の宝刀を抜いて、ジャパンバッシングに動くのか・・・。そんなわけで、トランプ氏が言う「外国人を追い出したから仕事が増える」という考えは間違っていますし、恐らく実行もされないでしょう。インフラ投資は一時的に効果がありますが、長続きしないのも周知の通り。しかも所詮アメリカ一国の話で終わり、他国に恩恵があるわけでもありません。相乗効果も望めません。一方、TPPに反対するなど、保護主義的な動きが強まると、結果経済を縮小させ、アメリカという国のブランド力が弱まっていく恐れがあります。私はアメリカを支えている最大のものはアメリカという国のブランド力だと思います。その最大の原動力が「自由」「誰にでもアメリカンドリームを掴むチャンスがある」という、自国にはない希望です。それに惹かれて各国から優秀な人材が集まり、お金が集まり、そして消費をしてくれるのです。Appleのスティーブジョブズはシリアとアメリカ人のハーフですし、テスラのイーロン・マスク氏も元々は南アフリカ出身ですしね。それが無くなったらアメリカには一体何が残るのか?巨額の財政・貿易赤字を埋めるお金は集まらなくなり、世界中で行っている軍事介入も無くなれば、誰もアメリカの言うことを聞こうとしない。お金をいっぱい持っている中国や、資源を売ってくれるロシアに他国はなびいていくものと思います。新興市場は「中立」。本日は高安マチマチ。マザーズの方は主力のそーせいG(4565)、CYBERDYNE(7779)がここまでリバを見せていましたが、本日は力尽き。それに合わせてマザーズ指数も売られました。特に本日はドル円110円に乗せたフィーバーでしたから、恩恵の少ない新興市場には買いが向かい辛かったと言えます。なお、本当は東証1部の方を「やや売り」としたように、新興市場もそろそろ戻りいっぱいだとは思うのですが、銀行株上昇などにより投資余力が回復した個人の資金が戻ってくることなどから若干タイムラグがあるだろうと見て、もう少し中立的に見ていきます。【ポートフォリオ銘柄】ファーストリテイリング(9983)は反発。4万円乗せとなってきました。他の買い銘柄は次々卒業させましたが、この銘柄に関しては多少の下落局面程度であれば相場の下支えとして利用されると思うので、とりあえずもう少し買い持ちしておこうかと思います。ちなみに個人的には最近IPOのバロックジャパン(3548)も十分下落しましたし、ここから来月末のTOPIX算入を見越して買い戻しが出てくるのではないかと思うのですが、衣料品セクターを二つポートフォリオに入れるのは憚られるので止めておきます。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月18日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html9ヶ月前に歩けなくなって以降、急速に父は衰えてきました。そして結局昨年車いすの父を乗せて五箇山に行ったのが、最後の家族旅行となりました。まだ今年の寒い時期に、父に何か楽しみを持たせようと母が「今度どこに行きたい?」と聞くと父は「五箇山」と。「え、去年行ったばかりなのに?」と聞き返すと「うん」と。ただ理由に関しては聞き返しても、残念ながら発音がハッキリしないのでよくわかりませんでした。私は「北陸新幹線は乗りたくない?」と聞きましたが、「別に乗りたくない」という返答。電車好きの父だったのに意外な回答でした。何か遠慮していたのかも知れません。父と数年前に北陸新幹線が出来る前、加賀温泉に旅行に行ったのが最後の電車旅行。その時に車いすで移動したのが大変だったと感じたのでしょうか。「PTEG」の処置をして首に管を通してしまうと、もう外出はできません。こうなるならば、春にもう一度五箇山に行っておけば良かった。結局父は肺炎こそ治ったものの、もう食事をとることはできず、車いすに移乗することも無くなり、遂に完全な寝たきり状態になってしまいました。一時少し回復を見せて「これなら多少は良くなって、少しは食べられるようになるかも」と思った淡い期待は瞬間的に打ち砕かれました。そうして「PTEG」の処置がなされました。処置自体は1時間もかからないそうで、万一のことがあった時のための同意書はいつもながら書かされましたが、そんなに難しいものではないとのこと。なので術中の家族の立ち会いすら不要でした。それから数日して、父の容態は相変わらずでしたが、顔色は少しずつ良くなってきていました。やはり今までの点滴での栄養摂取よりは、効率的にカロリーを採ることができるようです。ある時私が見舞いに行くと、父は目を開けており、相変わらず「あー」としか聞こえない返事しかできませんが、比較的調子が良さそうでした。恐らく「母ちゃんは?」と私に尋ねているのだろうと思いました。と言うのも、前の施設にいた頃、私と母のどちらかだけが顔を出すと、必ず第一声は「もう一人は?」と聞いていたので。私は「母ちゃん午前中に見舞いに来たやろ?」と聞くと「おー」と返事をしました。「父ちゃんベッドの上ですることなくて暇け?」と尋ねると「おー」とまた返事をしました。その日、私は地元にやってきたプロ野球の試合を観に行く予定だったので「じゃ、また来るわ」と言って病室を跡にしました。結局、私が父とコミュニケーションを取れたのは、これが最後でした。(つづく)
2016年11月17日
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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は本日反発。前日のNYは製造業景況指数や小売り売上といった出てきた経済指標が軒並み良かったこと、また原油価格がサウジとロシア高官の会談により減産期待感が高まったことで強含んだことから、エネルギー関連株に買いが入りました。ダウは終値ベースで最高値を更新。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。一気に17800円台に乗せると、その後は横ばい推移となりました。中国人民元基準値がまた8年ぶりの安値水準となったものの、特段嫌気する動きはありませんでした。その後も金融株中心に買われ後場も高値圏を維持。売買高は14時半現在で21億株台で引き続き活況。投資判断は「中立」。引き続きトランプ大統領誕生を前向きに捉える動きが続いています。ただ個人的には引き続きボラティリティの高い展開を想定して警戒しています。「先週の動きが丁度Brexitの時と同じく、そこでふるい落としが終わったから、後は高値追いの動きが続くのでは無いか」という意見もありますが、確かに足元はそんな感じにはなっていますね。場中に日本で起きた衝撃、また海外は意外にそれ程反応していない、という点も同じかも知れません。ただ本質的に決定的に違うことが一つあり、Brexitは「ひょっとしたら離脱無しにできるかも?」というような風潮があって、今も続いています。一方、確かにポンドは売られ、それがイギリス経済を強くする反面、市民にとっては物価の高騰という影響が出ており、市場は離脱を織り込んでいるとも言えます。これに関してはまだそもそも離脱していませんし、ユーロ圏の移動がどうなるか(パスポートが必要になるのかどうか)、といった部分の決着も一応付いておらず、そこまで株式市場は織り込んでいません。もし行き来が不便になると、どうしてもビジネス需要は減退しますから、これは間違い無くイギリス経済の打撃になってくると思います。その点に関しては先般日産(7201)に対してメイ首相が「大丈夫よ」と伝えたと報じられています。これの背景には、ユーロ圏の移動に関しては現状通りできるように取りはからうつもり、と考えているのだと思います。ですから、まだ本当の意味でのBrexitが起こっていないと言えます。http://jp.reuters.com/article/nissan-ceo-may-outcome-idJPKCN12E1WG翻って今回のトランプ大統領の選出は決定事項です。しかも4年間は続くことが確定されています。不謹慎な事を言えば、これからトランプ氏に何らかがあって倒れたりしなければ、ですが。実はもう一つ、私はコレもあるんじゃないかと思うのが「えっ、マジで俺?」とトランプ氏自身がビックリして腰が引けてしまうパターン。つまりBrexitで前ロンドン市長のボリス・ジョンソン氏が煽るだけ煽って、結局逃げたのと同じパターンです。アメリカでは大統領選挙に出るというのはそれがビジネスの一つとされている点もあり、たくさんの候補者が出ていますが、皆その後本を出版したり、講演をしたり、会社の社外取締役になったりと「旨み」があるので、どんなに泡沫でも「参加することに意義がある」と言われています。トランプ氏もこれだけジタバタすれば世界的に名が知れ、トランプタワーも良い宣伝になって万々歳。今流行の「炎上商法」というやつとも言えます。ですから、自身も本当に大統領になるとは思ってもいなかったので、言いたい放題の無敵モードだったのではないかと。だから案外「実はワシももう歳だから心臓が弱くて・・・。ペンス君、後はやってくれんかね?」というパターンも0ではないと思ったりしています。まあ確率は低いでしょうけれど。もしそういうケースで無い限り、トランプ大統領の行動はあの性格通りのものでしょうから、議会も共和党が占める中では正にやりたい放題になる可能性はあります。議会の方も、眉をしかめながらも国民の大多数の意思で選ばれた大統領を無下にはできないでしょう。そういう予見できない爆弾を抱えた状態が最低4年間続きます。ましてトランプ氏は(少なくとも現在は)政治経験がありません。政治経験が少ない人をトップに据えたらどうなるか。何年前かの日本はそういう時代がありましたね。ともあれ株式市場は今トランプ氏の情報が少な過ぎます。この場合の情報というのは「政治家として彼がどう振る舞うか」という情報です。となると、株式市場は恐らくこの先しばらく乱高下を繰り返します。何故ならわからないから、期待と不安が交錯するからです。ボラティリティの大きさはデイトレーダーなどにとっては面白いのかも知れませんが、一般の年金資金などといった長期投資家にとって、アメリカ株というのは非常に不適格になる可能性があり、今後アメリカ株敬遠の原因になってくるでしょう。新興市場も「中立」。本日は両指数共に堅調。昨日からようやくマザーズ指数も底打ち反転の流れに。主力のそーせいG(4565)、CYBERDYNE(7779)がともあれ決算を通過し、出尽くし感から買われる展開になりました。それに合わせてマザーズ指数も活気を帯びてきた感じ。アメリカでもトランプ大統領誕生以後売られていたIT系の株に買い戻しが入ったことも安心感に繋がりました。やはりそーせいGの5月高値から信用期日も越えて、反発しやすい環境にはなっていました。もう一つ市場で話題となったのは、筆頭株主が個人投資家の五味大輔氏になったこと。mixi(2121)などの大株主だったこともあり、マザーズの主として名を馳せています。うーん、攻めますね-。どういう投資勘なのか、一度お話を伺ってみたいものですね。【ポートフォリオ銘柄】日本セラミック(6929)は反発。こちらもやはり足元は円安方向に向いているので追い風となっていますが、1ドル110円という節目にだいぶ近づいてきましたし、この辺りで一旦限界かと。基本、戦略の仕切り直しの意味も込めて明日の寄り付きで売却とし、一旦リセットします。売りポートフォリオの大東建託(1878)は反発。ただトランプ大統領誕生以後は基本下落トレンドに入っています。高利回りの銘柄ですから、アメリカの長期金利上昇は相対的な魅力低下に繋がっていると思います。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月16日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html入院してから一週間後、病院から電話がかかってきました。電話がかかってくる度ドキッとしましたが、看護師さんからで「担当の先生がご家族の方と話がしたい」とのこと。母と私と嫁は指定された時間に病院に行き、カウンセリングルームで父の今の容態と状況の説明を改めて受けました。肺炎は治ったものの、全然ご飯を口から食べることができるようにならず、リハビリの先生でも難しい状態であるとのこと。リハビリの先生ですら難しいなら、もう自分はもとより、誰か介護する人に食べさせてもらうのも無理だろう、とのことでした。「今回お呼び立てしたのは、今後についてどうするかをご家族で決めて欲しい」ということでした。選択肢としては2つ。首から管を通して高カロリーの栄養を注入するような「PTEG」と言われる処置をするか、もしくは胃に穴を開け、そこから食べ物や水分などを直接入れて必要な栄養分を摂取させる「胃ろう」という処置のどちらかを選択して欲しいという相談でした。私は「一時的にPTEGにして、また口から食べられるようになったら取り外して以前のように戻れますか?」と尋ねましたが、「まあ可能性としては0ではないけれど、現実的には難しい」との回答でした。「胃ろう」の方にすると、もう今後口から食事を採ることはないだろう、とのこと。そして「そもそも動物は自分から食事が取れなくなったら終わりだ。後は衰弱していくだけだ」と淡々と言わました。私も確かにその通りだと思ったので、その吐き捨てたような言い方にも特段腹も立たなかったし「やはりそうか」と思っただけでした。母はある種の死亡宣告を受けたような感じで、隣で固まっていました。私は単なる延命措置には反対でしたが、実際父はまだ我々に対して反応を見せる。昏睡状態や意識が無くなった場合にはやはり反対しなければならないだろうけれど・・・その線引きが実際は難しいんだな、とそのような状況になって初めて理解できました。「これは延命治療になるのでしょうか?」・・・とは医者には聞きませんでした。ある種、このような思考が「言い訳」になっているのでしょう。本質的には延命治療なのだけれども、延命治療とは考えたくない、と。そもそも実際に昏睡状態になった場合、果たして自分は父の命を奪う決断ができるのか?その自信すら無くしてしまいました。まして母は少しでも延命して欲しいと考えているじゃないか。そして私は最後に「先生はこの二つの選択肢が現状でベターな選択肢と考えておられるのですね?」と問いかけ「そうです」と回答を得ました。結局コレを免罪符にしたような形で、私は「ではPTEGでお願いします。PTEGならまだ口から食べれるようになるかも知れないんですよね?」と都合良く決断の責任を周囲に分散させました。(つづく)
2016年11月12日
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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━日経平均は金曜続伸。前日のNYは引き続きトランプ大統領誕生による公共投資の拡大での財政不安感から長期金利が一段と上昇したこと、またヒラリー氏の施策とは異なり金融規制が行われないということで、金融株中心に買われました。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。特にメガバンクや保険株を中心に買われる動き。三菱UFJFG(8306)に至っては1月以来の高値を更新してきました。SQ値が17596円で決まると一旦はその水準を上回る17600円台まで買われる動き。ただ達成感も出てその後は上値が重く、中国では人民元の基準値が6年ぶりの安値水準となったことも重石になり、後場は一時マイナス圏に沈む場面も。引けにかけては一旦持ち直したものの、週末要因もあってポジション整理の動きが出ました。売買高は31億株台、売買代金は3.6兆円台とSQ分を除いても活況。投資判断は「中立」に。まずは反省ですが、先般より「十中八九クリントン大統領」という前提でシナリオを描いて、今回のトランプ大統領誕生のリスクに備えていませんでした。完全に油断しきっていました。私自分で言うのも何ですが、結構地合の読みには長けていると自信を持っていました。昨年のチャイナショックも避けられましたし、今年の下落相場に関してもこれまではその後の対処も含めて上手くやってきたつもりはあります。残念ながら取り上げる銘柄で思うような成果は出てないかも知れませんが、「まあまあ良いこと言っているでしょ?」というのが私の助言者としての正直な矜持でもありました。ただ今回は本当にもう辞めた方が良いんじゃないかと思うくらい、それすら見事に外しました。しかし一言だけ言いたいのは「世論調査って一体何なの?」ということですね。ギリシャもイギリスも、そして今回のアメリカも全部事前調査との逆を行ってますし、ブックメーカーの倍率も「実際にお金を賭けて真剣に予想している人の・・・」なんていうものに全く説得力が無いのはわかりました。データで予想するのは無意味ということでしょうか?現地の人が「トランプ氏が勝つと思う」と言っているのを聞く度に「またまた-、どうせそう言った方がインパクトあるからでしょ?」と邪推していました。貧富の格差是正に関しては、それに重点を置いていたのは民主党。ヒラリーさんは「最低時給を15ドルにする」などと言って、サンダース支持に回った若者の票取り込みを狙いました。富裕層に対する増税もそうですね。が、雇用は着実に回復していますし、景気も良くなっている。あんなに大きな家に住んで、あんなに大きな車に乗って、コストコやウォルマートであんなに大量に食べ物を買って・・・と生活をしている中層階級の白人層の「更なる欲望」すなわち「もっと仕事を」という点の方が、学生ローンの返済に苦しんでいる若者に勝ったということでしょう。「Great America,Again」と。http://www.nytimes.com/interactive/2016/11/08/us/politics/election-exit-polls.html少なくとも大都市に住んでいる人々は感情ではなく理性で動くだろうと思っていたのですが、今回首都ワシントンのペンシルベニア州すらトランプ支持というのは驚きました。ヒラリーさんどっだけ嫌われとんねん、という感じ。恐らく先般のメール問題再燃→しかしFBIがすぐ撤回、というくだりが、余計に反権力派に火を付けたのでしょうね。「これ絶対裏から手が回って止めさせただろう」と。その後オバマさんがFBIを批判したのも余計で、むしろ逆効果だったのではないかと。それで済んだ事の反省よりも大事な「これから」の事を考えていかないといけませんが、前回のBrexitショック同様、日本が一番ダメージを受けたパターンになりました。ダウ先物も日本株が暴落している最中、一時600ドル超の急落の場面がありましたが、選挙翌日のアメリカ株も小安くスタートした後は切り返す展開に。「Brexitの時のように、結局ここからまた買い戻しが出てくるんじゃないか」「元々トランプ氏の政策の方がマーケットフレンドリーだ」「トランプ氏も大統領になればちゃんとやるよ」「今日が絶好の押し目買いのチャンスでは?」と色々な声があるのは承知していますが、それらに対して私が思うことを、今後一つずつ書いていきます。とりあえず今回はここまでにしますが、基本方針としては見通しを誤った以上、一旦リセットして新たな戦略を構築していかないといけません。ですから投資判断は「中立」にして、ポジションも11月中に整理する方針で考えています。新興市場も「中立」。個人的には主力のそーせいG(4565)が5月高値から信用期日も越えてくるし、それに連動するマザーズ指数も同様ですから、大統領選挙を過ぎて地合が好転すればいよいよと思っていたのですが全くアテがハズレ。というわけで、こちらも投資判断を一旦「中立」にすることにしました。特にマザーズは日経平均などと異なり、大統領選挙前の高値水準を上回ることができませんでした。需給が崩れていたのもありますし、為替の円安の恩恵が受け辛い点、またやはり空売りが入らなかった分、買い戻しが出ないのが厳しいと思います。また決算が明日・来週にかけてドンドン出てくるというのも一つ手控え要因になったと思います(新興株は期待値先行で買われやすい分、実態の数字が出て来たら失望を招きやすい)【ポートフォリオ銘柄】みずほFG(8411)は続伸。冒頭でも述べたようにトランプ大統領誕生でアメリカを中心に金融株が買われる動き。日本株もそれに追随する動きになりました。うーん、結果的には成功ですが、私が見込んだのと違うパターンでの上昇になっています。恐らくこれからは悪い金利上昇、悪い円安の時代になっていくのでしょう。なので今回は月曜の寄り付きで利食い売却で逃げることにします。キーエンス(6861)は反落。急速な円安を受けて買い戻しの動きが続いています。ただこちらもやはり円安を好感するのは最初だけだと思いますので、当初想定が変わった以上、一旦リセットして考えたいと思います。そんなわけで月曜の寄り付きで売却とします。アニコムHD(8715)は続伸。保険業が買われる中で決算を好感した買いが入ってきています。チャートを見るとこれも強い形で良いと思うのですが、他の銘柄同様、見込みが違っているのに上がっているからまあいいか、はおかしいので、月曜の寄り付きで利食い売却として再構築を図ります。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月11日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html父の部屋は4人部屋でしたが、周りの患者は痴呆があり、一人は手にミトンのようなものをはめて固定されているような状態でした。看護師さんが痰の吸引やおむつ交換をしようとして近づくと、大声で「人殺し!」「誰か助けてくれ」を繰り返すような状態。慣れているとは思いますが、気の滅入るような仕事をされる看護師さんに、頭の下がる思いでした。私なんてこの人達に何らか因縁(?)をつけられないかと思うと、なかなか父のところに長居できないと思う程。一方、やがて父の意識も少しハッキリしてきたように、明確にこちらの動きを目で追うようにはなりました。私はいつも父のところに来る度に「やぁ!」と少しふざけた感じで手を挙げて挨拶をしていました。すると父も同じように返す、というのがパターン化していました。一応、多少手を挙げる運動になっているかなと思ってやっていたのですが、そのいつものやりとりも、ようやく弱々しく右手を少し挙げるだけになりました。まあ認識をしているところまでは確認できてホッとしましたが、ただここから一体どれだけ回復できるのか。私は父の命の炎がここ数ヶ月で急速に消えつつあるように感じていました。いよいよ覚悟しなければならないのか、そう考えるようになってきました。(つづく)
2016年11月09日
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★☆★☆ 第8回目開催決定! テレビ東京、日経CNBC、ラジオNIKKEIなどでお馴染み、あのブーケ・ド・フルーレット代表の馬渕治好氏が高岡で8度目となる自主開催セミナーを開催されます!! 馬渕治好氏略歴 http://bd-fleurettes.eco.coocan.jp/sub1.html 内容 :「世界経済・市場展望」 (※世界の経済動向、主要市場の先行き、政策要因や投資家動向などの全体観について、最新情報を踏まえながらわかりやすく解説。なお質疑応答を含め、個別銘柄の株価判断はありません) 日時 :12月10日(土) 13:30~ 場所 :富山県高岡市 JR高岡駅前 ウイング・ウイング高岡 参加費:4000円 事前お申込制となっており、定員に達し次第締め切りとなります。 セミナー終了後は懇親会も予定されています(※自由参加。別途5000円程度)。 詳細を下記リンクよりご確認の上、お申込みください。 http://kokucheese.com/event/index/431400/ 東京では3日で定員に達する人気セミナーです。当然私も参加します(^_^)/ ━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━本日の日経平均は反落。前日のNYはヒラリー大統領誕生を期待した買い戻しが入り強含む展開。ダウは一気に18000ドルを回復し、10月後半の足をまとめて包み込む勢い。S&Pの連敗は9でストップしました。それを受けた日経平均は朝方から買いが先行。ただ日本は昨日急反転していた反動や、寄り付きで買い一巡感が出ると、明日に控えた大統領選挙を前に警戒感が強まり上値が重い展開に。やがてマイナスに転じました。ただ後場にかけて日銀のETF買い期待や、明日を見据えた手控え感で前日終値を挟んだ小動きに終始。TOPIXはプラスで引けました。売買高は16億株台、売買代金は1.7兆円台と低調。投資判断は「やや買い」。泣いても笑っても明日のアメリカ大統領選挙に関しては、引き続きヒラリー大統領誕生シナリオをメインには据えています。支持率の差は縮小しほぼ拮抗しているものの、結局選挙人の多い地域でどちらが優勢かが一番カギを握ります。なので国民投票のように支持率=当選確率とも言えません。ギリシャやイギリスの国民投票みたいにひっくり返る可能性も当然あるにはあるんですが、各州毎にその逆転劇が起こらないといけませんから、これらの欧州国民投票と同列に扱うのは違うのかも知れません。もっとも、その選挙人の差も狭まってきましたが。ただ「大統領先物」は再度差が広がる展開で、メキシコペソも反発しています。http://www.realclearpolitics.com/epolls/2016/president/2016_elections_electoral_college_map.htmlhttps://tippie.biz.uiowa.edu/iem/試算ではトランプ氏勝利の場合、アメリカ株は7%下落するというものが出ていますが、個人的にはそんなもので収まるのか?という気がします。売りが一巡するまで現状から20%くらい下落するのではないかと。何と言ってもアメリカの国粋主義的な動きで新興国が下がる→世界株安の流れが目に見えています。まあ就任したら就任したでレーガン大統領のようになんだかんだ上手くやるんじゃないか・・・という説もありますが、まあこれだけ世界に恥を晒した大統領の前途が多難であることは間違い無いでしょう。不良がちょっと良いことをしたら「あぁ、あの人は実は良い人なんだ」と思われるようなハードルの低さはあるでしょうけれど・・・。ともあれアメリカ大統領選挙の結果は明日の場中で対応が出来ます。ですから事前に無理して売らなくても、大勢が次第に判明していく過程でポジションを増減できるという点は良いのかも知れません。そんな大統領選挙も気になりますが、その裏で下がり続ける原油の方が尚直接的には現在気になります。結局原油に関しては減産のサプライズ合意が報じられた9/28以降の上昇分を行って来いで打ち消す形になり、WTI原油は45ドル割れとなりました。その間若干ドル高で推移していますから、まあ実体面的には少し原油高の状態なのかも知れませんが、とにかく原油価格は適正水準に戻りつつあるという印象です。ただ原油価格が50ドル台を回復しても、掘削リグ数はピーク時の1500基超→足元では441基ということで、1/3程度に止まっています。確かに技術の向上などで1基辺りの産出量が増えていますから、産油量自体はピークから10%程度下の水準に止まっています。かつてのように20ドル台まで原油価格が下がるのは現状考え辛いですが、均衡水準としては40ドル前後というところが妥当でしょうか。正直その割には株式市場に大きな影響が無いように思いますが、個人的にはまずこの下げ止まりを確認したいところです。今やアメリカは世界最大の産油国なわけですから、原油の下落はアメリカにとってもマイナスです。チャート的には日経平均の方は一応遂に200日線が上昇。またストキャスの割安感、足としては金曜の下落をいわゆる「捨て子線」の形に出来たことで、上昇機運の強い形状にはなっています。ただ何と言っても明日に結果が出るアメリカ大統領選挙次第。あまりチャートを論じてもアテにはできませんね。一応ドル円のチャートも見てみると、9月以降は100円~105円での推移となっていました。11/3の祝日の間に恒例の円高が進捗し、一時102.50円まで下がりましたから、丁度半値押しという水準に達しました。目安的にも一旦この辺りで下げ止まるのではないかと思います。まあ個人的には大統領選挙前に上がるよりは下がった方が良いとは思います。ただでさえヒラリー大統領誕生になったとしても、それで株価が上がる要因にはならなそうですからね(むしろアメリカは出尽くし感で下がりそう。他方日本を含めた他国は安心感で買われる可能性はあります)。新興市場も「やや買い」。ただ心情的には既に「強気の買い」に替えても良いかなとは思っています。無事ヒラリー大統領誕生、しかし議会は共和党というねじれによる「安定感」が継続するなら、やはり流動性プレミアムをとりやすい新興市場の方に妙味が出てくると思います。【ポートフォリオ銘柄】アニコムHD(8715)は大幅高で値上がり率ランキング6位。昨日発表した決算が好感されました。中間期決算は大幅な減益決算ながらも、計画を上回っての着地。第一四半期に減損などをぶつけてしまったお陰で費用負担の減少に繋がりました。個人的にはもっと悪いかなとも思っていたのですが、ともあれ良かったです。終値ベースでは8/4以来の高値水準となっていて、今回の大陽線は需給を一気に好転させたと思います。昨日寄り付きより買いポートフォリオ入れとなったCYBERDYNE(7779)は続落。昨日はあれだけ全体地合が戻ってもわずか1円高に終わり、本日も直近安値を割り込む体たらく。うーん、ちょっとエントリーが早かったですね。なお明日はミクシィ(2121)の決算ですが、ミクシィは06年9月の上場から10年を経過し、いよいよマザーズから出て行くことになると思います。その分、残る同社などのウェイトは一段と大きくなりそうです。・・・と、また文字数制限にかかってきたので今回はこの辺で。いつも長々とした駄文をお読みいただき、誠にありがとうございます。なお上記内容は一部前日以前に既発の有料メルマガからの抜粋を含んでいます。その他有料メルマガの成績は下記「じょうしょうダルマ」URLから確認の上、お申込ください。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/performance.html※株式投資は自己責任でお願いします。文中の内容は現時点で予測できる範囲で想定されたものであり、正確性や投資成果を保証するものではありません。
2016年11月08日
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父の話の続きです。http://www.ric.hi-ho.ne.jp/joeshow/KA.Blog/20161016.html結局父はそのまま入院することになり、しばらく点滴で過ごすことになりました。肺炎が治ってご飯が喉を通るようになったら、少しずつ口から栄養を摂取していくように、と。病院のベッドに入って横になってから、逆に父の顔色が悪くなったようにも見えました。ただ医学的なことはよくわかりません。それから数日が経過。入院前から全く食事をせず点滴だけで過ごす父は、骨と皮だけのようにやせ細っていきました。そして我々が行った時はほとんど目を瞑ってイビキをかいて寝ているだけのようになりました。目はほとんど開くことがなく、時々目を細く開けるものの、寝ぼけているような、ちゃんと我々を認識しているかどうかわからない感じ。終始口を開きっ放しで、発声も「あー」としか言えない状態でした。ただ顔色は血色を帯びて赤みを増していき、肺炎も治った様子でした。その病院は10年前に父が脳の手術をしていた大病院でしたが、その際父のリハビリを担当してくれた先生が今もおられました。その先生が病室の前を通る際、父の名前を見つけて声をかけてこられました。私は「よく10年前の患者のことを覚えているなぁ」と変なところに感心してしまいました。そのリハビリの先生が、父の昼食の「リハビリ」を担当してくれるとのこと。昼食のリハビリとは、昼食が喉を通るようにするリハビリです。そんなものまであるのか、とまた妙なところに感心する私。どうも今の状態だと、例えば普通に母や看護師の方が父の口に何かを入れても、父はむせてしまって食べられないのだとか。あまり無理をするとまた誤嚥を起こして肺炎になってしまいます。そのリハビリの先生が持つ「コツ」があれば、上手くむせないないよう喉に食事を通すことができるのだそうです。昼食にそのリハビリ用のゼリーが毎回出ていました。グレープ味、ピーチ味、オレンジ味・・・と色々あるようですが、あくまで医療用の食品。そのリハビリの先生が昼に一時間くらいかけて父に食べさせようとするのですが、その先生の「コツ」をもってしてもあまり上手く喉を通らない様子。必要な量全てが通らずに、病院に来る度にゼリーの在庫(使われなかった分)が、父のテーブルの上に増えていました。(つづく)
2016年11月07日
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2016年11月06日
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今年もまたこの日がやってきて、ついに41歳になってしまいました。39→40は大事でしたが、40→41は本当に何も思わなくなってきました。誕生日であることすら周囲から言われてようやく気付く始末(ーー;)で、例年誕生日はバカな電報ネタをやっているのですが、まあ今年は喪中ということもあって自粛します。全国に楽しみにしている人は一人もいないでしょうから、誰に迷惑をかけることもないですね(^_^;それで、今日は大人しく脳ドックに行ってきました。誕生日に健康診断に行くところが40歳過ぎた感アリアリですが、今が一番大事な時期でもありますので、しっかり気をつけていきたいと思います。そんなこんなでまた大人の階段を一段上がってしまいましたが、まだまだ現状に満足することなく更にワンランク上のおっさんになれるよう頑張って参りますので、皆さんまた応援の程宜しくお願い致します(^_^)/
2016年11月04日
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2016年11月02日
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