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思い立って、前歯をインプラントにすることにした。前歯3本はクラウン、2本はブリッジになって5〜6年経つが、すぐにグラつくのでモノをそっと噛まなければいけない日々がイヤになったためである。スキャン画像を撮ってもらい検討した結果、3本をインプラントにして、2本をブリッジにすることにした。そのため、クラウンを被せていた3本を抜歯した。つまり前歯5本が無いホガホガの状態になったのである。インプラントを入れるまで半年くらいかかるので入れ歯を作ってもらったが、上顎部分が邪魔になってまともに喋れない。どうせ人と会うときはマスクをしているので普段は装着していない。噛み切ることができないので、舌で口蓋に圧して切れるうどんみたいな麺類やオートミールのようなものしか食えない日が続いた。サシスセソだのラリルレロだのが発音できないので思うような会話ができない。ましてや英語になると train とか the sun とかいったごく基本的な単語の発音がどんなに頑張ってもできず、簡単な意思疎通さえ絶望的に感じて軽い鬱状態になった。先週、左側の2本だけ仮歯を入れてもらって大分マシにはなったものの、右の前3本が空いているので the や that の“th”の音とか、soon の “s”のような前歯を使う音が、よほど意識しないと発音できない。会話の時には一つ一つの子音を意識して発音している余裕がないので、歯のない爺ちゃん婆ちゃんの英語みたいになって情けない。インプラントの相場は1本50万円くらいという情報は調べて知っていたが、前歯の場合人目に触れるので素材やら処置やらがやや高くつくようで、3本で税込み180万円くらいになるらしい。仮にあと20年くらい生きるとして、年間10万円くらい、1ヶ月1万円弱の投資ということか。半年すれば肉でもセンベイでもガツガツとむしゃぶりつく日々が戻ってくると思えば、多少の不便も我慢できる。おまけにコロナ禍で在宅勤務やマスク装着の日々が続く今の時期は、歯抜けの状態を半年近く続けなければならないインプラントにはまたとない好機である。コロナ禍が過ぎ去り出社の日々が復活し晴れてマスクを外すタイミングになった時、若返った白く頑丈な人工歯を晒してニッコリと微笑むことができることを夢見て、一時的な歯無しの爺さん婆さん状態に耐えている新年である。
2022.01.29
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