PR
Free Space
Keyword Search
Calendar
読書日記です。
『三井・三菱・住友・芙蓉・三和・一勧
菊地浩之)
この本の内容は要すれば、、、
でしょうか。
グループを企業集団たらしめる
社長会、株式持ち合い、系列融資、
集団内取引等の考察。
覚えておきたいエピソードが多々掲載。
以下備忘録。
①1976年の社長会と下部組織のメンバー構成(P102)。
・当時、総研、電線、大日本塗料は広報委員会加入で金曜会未加入。
⇒食品、三菱HCは将来金曜会加入濃厚。
大日本塗料はおそらく広報委員会のまま(血の濃さ?)
・トヨタは二木会にしか参加していない(オブザーバー的な?)
②1974年の融資系列リスト(P188)
・日本輸送機(ニチユ)は三菱銀行メイン先。
⇒三菱ロジスネクストは三菱度結構高い。
・ソニーは三井メイン。
③社長会メンバーの経営不振(P233)
・三井埠頭経営破綻。
⇒三井のれんは評価できない。
三井は三井本家との関係がイマイチらしいから、
商号を護る意識が希薄なんだろうか。
④「一説には、三井鉱山の零落を冷静に見ていた
三井側に対して、住友であればグループ企業を
見捨てたりしないと、西川(善文)が
浪花節的な感情を訴えたため、三井鉱山を
(住友グループが)救済するに至ったという。」
(P237)
⇒財界おじいちゃんは義理と人情の世界。
こういった関係を良く知っておく。
⑤「信用を守るためには「普段取引のない会社でも、
三菱と名の付く会社が経営危機に陥ったり、
M&Aの標的になったら、わが身を切ってでも
救済する」と語っているby永野健」(P280)
⇒これは今も不変と思われる。
自工、製紙、千代田化工。
三菱はレピュテーションをとても重視。
⑥「三菱、住友では「三菱」「住友」商号の企業は、
商号を外してから清算・解散するといわれているが、
三井では三井埠頭が「三井」商号を付したまま
経営破綻している。」(P281)
⇒これも今も不変と思われる。
ダイヤメットはファンドへの売却直後に民事再生法申請。
グループ内で経営破綻させない強い意志と能力は不変。
★
メルカリ
で断捨離中です。よかったら覗いてみてください。
『米ビジネス』(芦垣裕) 2025.11.18
『漫画ビジネス』(菊池健) 2025.11.16
『人生後半の働き方戦略』(都築辰弥) 2025.11.14