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帝王賞から一夜明けました。まだ興奮冷めやらぬ感じです。いつも南関東のお馬さんを取材させてもらって、やっぱり南関東のお馬さんが大舞台で頂点に立つことが、今の一番の喜びです。昨日はほんと、言葉にならないくらい感動でした。日本で一番強いダート王カネヒキリを負かして、さらにはレコードタイムのおまけつき。良馬場で2分2秒1なんて、もう二度と見られないタイムでしょう。あの表示は、しっかりこの目に焼き付けました。 いくらミツオーが勝ったとしても、仕事だから気は張っていたんだですが、ウイニングランを見ちゃったら、もう涙、涙でした。内田ジョッキーがガッツポーズを見せ、ミツオーは誇らしげにお客さんたちの前を通っていきました。バックに流れているクイーンのwe are the championが、また涙をそそらせました。あの光景も、この目にしっかり焼き付けました。 なんか、今もうるうるきちゃいますが、アジュディミツオーが走るこの時代に競馬が見られて、本当に幸せに思います。 カネちゃんことカネヒキリも本当に強いお馬さんだなぁと改めて痛感。ドバイ帰りにもかかわらず、2分2秒3っていう凄いタイムで走っているんだもの。凄い、凄い。カネちゃんとミツオーの対決、また是非見せて欲しいです。 帝王賞のレース後リポートに関しては、大川さんも書いています。これから、ブログメンバーさんたちもいろんな角度から分析されると思うのでチェックしてみて下さいね。 今朝、ミツオーの様子を見てきました。さすがにちょっぴりお疲れモードかな。そりゃ、あれだけ激走して疲れてないほうが、ちと怖い(苦笑)。軽く引き運動をして、あとは勝負鉄を外したりしてました。カイバを食べいますけど、久しぶりにお食事しているところを見ましたら、すっごいお上品な食べ方をしているんですよ(笑)。ほら、ミツオーと言えば、草食動物だけども肉食獣ちっくに見えることもあるじゃないですか(苦笑)。でも、カイバをガルルルゥって感じで食べるのではなくて、モグモグモグッとお上品に食べている姿が、またアンバランスでかわいかったです。その様子がごちら↓ ちなみに、向かって左が中川装蹄師さんで、右が藤川厩務員。藤川厩務員が、ミツオーの左脚を曲げていますけれど、1本脚のまんまだとおとなしくしているので、作業も順調にはかどるんですよね。ということで、装蹄する逆脚を曲げておく光景はよく見かけますよ。 この後はリフレッシュ放牧に出るか?それとも厩舎で調整するか?川島調教師の中ではまだ考えているようです。どちらにしても、JBCクラシックにまずは照準を合わせるローテーションを組んでくることになるでしょう。 あと、朗報。シーチャリオットとダガーズアラベスクがもう間もなく、船橋に帰ってきますよぉ。また楽しみが増えてきますね。では、またです!!
2006年06月29日
さっき、遠征チームの取材に行ってきました。栗東からカネヒキリとタイムパラドックス、サイレントディール。昨日、仲良く夕方3時半くらいに到着したそうです。栗東からの道のり6時間半、順調だったとのこと。 ちょうど正午前に行くと、カネちゃんことカネヒキリが引き運動をしているとこでした。朝も30分ほどの運動はしたものの、それから12時間以上もレースまで空いてしまうということから、ナイター仕様で、お昼も引き運動。暑かったために、20分ほど行ったそうです。それがこちら↓ いつものカネちゃんらしくおとなしくのんびり歩いているように見えました。が、担当している高田さんのお話しによれば、最終追い切りを終えた翌日から、いつもは表に出すタイプではないのに、少々気合を出しているんだとか。 あっ。レースにいけば、もちろんスイッチが入って気合満々。装鞍所に入って、鞍をのせるとスイッチが入るそうですよ。さすが、自分のお仕事をわかっているんですねぇ。 まず、今回はドバイ帰り後のレース。目に見えない内面の部分はレースで戦ってみないとわからないでしょうからねぇ。カネちゃんらしい強さを見せて、ミツオーたちとガチンコ対決して欲しいです。 そうそう。ちょうどカネちゃんが運動している前の広場には、庄子厩舎があるんです。帝王賞に出走するボンちゃんことボンネビルレコードが、カネちゃんの様子を伺って、じーっと外を眺めていました。他のお馬ちゃんたちは顔を出していなかったのに、ボンちゃんだけ。ボンちゃんは今回から馬房の位置が変わりました。前は窓側がスタンド側に位置していたので、レースの時間帯になると少々気持ちが高まることもあったようです(蹄音とかファンファーレとか聞こえてきますから)。神経が細やかなお馬さんだけに、今度は広場をのんびり眺められるというのは、いいことかもしれませんね。ボンちゃん、穏やかな表情で、好奇心旺盛に眺めてました。こちら↓ タイムパラドックスはリフレッシュ放牧明け。寺崎厩務員のお話しでは、年齢はまったく感じさせずに若い頃と何にも変わらないそうです。状態もずっといいそうですよ。何と言っても、ダートグレードレースではかかせないお馬さん。オッズを見ると、この馬の実績から言って驚くくらいに人気がなさすぎですが、やはり要注意のお馬さんでしょうね。 サイレントディールの担当は、今一番有名な厩務員さんと言ってもいいでしょう。ディープインパクトの市川厩務員。宝塚記念が終わって、今度は帝王賞。大忙しです。実は市川厩務員って、厩務員になって重賞勝ちまで15年もかかった苦労人さんでもあります。一番初めに勝った重賞が、第二回TCK女王盃のケープリズバーンなんだそうです。「大井は思い出深い競馬場なんです」と市川厩務員。 ディールは以前、東京大賞典で1番人気に推されながら引っかかって大敗と悔しい思いをしましたからね。とにかくカーッとなる自分の気持ちを抑えて走ることができるか?ということがポイントになるようです。 13時くらいかな。笠松からエルマタドールがやってきました。ずっと走り続ける頑張り屋さん。「とにかくレースで一生懸命走るところがいいところ」と小森調教師も褒めています。一つでも上の着順目指して頑張って欲しいですね。 美浦のマイネルボウノットは夕方入る予定。佐賀のヤマノブリザードは長距離輸送も考慮して、先週のうちに入厩しております。 さ~て。帝王賞まで、5時間半くらい。緊張してきちゃった。
2006年06月28日
いよいよ明日が帝王賞だ。体はいい感じになってきていると、思う。川島先生もいつも調教をつけてくれている佐藤裕太さんも、マスコミの人たちに好感触を伝えていたな。「落ち着きが出てリラックスしている。状態は引き続きキープしていて、予定通りの仕上がり」って。 24日に最終追い切り。25日は運動だけでゆっくり疲れを取って、26日の昨日は軽く馬場に出て体をほぐした。 今日はまずウォーミングアップをして、いつものように馬場に向かった。その時の様子がこんな感じ。裕太さんがまたがってくれて、隣にはいつもお世話してくれている藤川伸也君。伸也君とは同じ藤川ファーム生まれってことでも知られているよね。もちろん年は違うけど(苦笑)↓ やっぱりスターホースは、いつでもどこでもカメラ目線をしちゃうんだよね。でも、ちょっとアップ過ぎじゃない?カメラマンしっかりしてよぉ~(笑)↓ 朝7時20分頃、馬場に入った。いつもこのくらいの時間帯。冬場はもっと暖かくなってから。夏場はちと暑いけれど、その分慣れているから暑さには強いんだ。今日のトレーニングメニューは内馬場でダグ1周、キャンター2周。昨日よりは強めだけど、僕にとっては軽い調教って、裕太さんは言ってた。もう、ちゃんと体が出来ているからなんだよね。あと、そうそう。よくネイティヴハートさんと一緒の時間帯に調教をしていたんだ。ネイティヴさんは今、いい夏休みを送っているみたいだね。ネイティヴさんがこっちにいる時はどうもお互いにライバル意識を燃やしちゃって、たまたま並んじゃったらもう大変。抜きつ抜かれつの攻防を繰り広げるんだ。お互いに、気の強さは天下一品だからねぇ。レースでは一緒になることはないだろうから、調教くらいは(苦笑)。ネイティヴさんの帰りを待っています。↓ 洗い場に戻ってきてから、体を洗ってもらった。いつもレースの前の日はシャンプーでピカピカにしてもらうんだけど、真っ白い泡がどんどん出てきてほんと気持ちよかったなぁ。シャンプーはなんて名前だろう・・・よく、お姉さんの香りがするシャンプーって、伸也君がマスコミの人に言っているのを聞いたことがある。いつもパドックとかで、みんなに睨んでいるように思われるけど、あれは気合が入っているだけで勝負師の目。普段は、こんな顔もしちゃうんだよ。ほんと、気持ちぃ~。やっぱり、ここでもカメラ目線しちゃうんだよねぇ(苦笑)↓ マスコミの人に、ビロードのような光沢感がある毛づやって褒められた。明日のレースに向けて、身だしなみもばっちりだ。いつも慎重な伸也君も「かしわ記念くらいの状態にきている」とGOサインを出してくれた。カネヒキリ君は強いけど、今回はホームで戦えるし力は出せる状態だと思う。内田さんからは「スタートがカギ」って言われたけれど、ちゃんとポーンと出られるように頑張ります。出たら、スイスイ逃げちゃうよぉ~。カネヒキリ君に勝ちたいなぁ~。では、明日お目にかかりましょう!↓ なお。帝王賞の直前情報はTCKの公式ホームページをご覧下さいね。
2006年06月27日
今日も1鞍組まれていました。5頭立ての5番人気だったビックサラ(久保與造厩舎)が3番手追走も、最後の直線で目の覚めるような末脚を大外から一気に見せて優勝。勝ちタイムは1分2秒7。お父さんがフサイチソニックの男の子です。パドックではメンコなしで、のんびり歩いていたのが印象的で、名前の通り500キロある体はでっかかったです。この子↓ コンビを組んでいた森泰斗騎手は「スタートは良かったけれど、他に早い馬もいたので、3番手から。砂をかぶっても平気でした。直線向いても、前の2頭は交わせないかなぁと思っていたけれど、外に持ち出したらガツンとハミを取って伸びました。距離が伸びていいタイプ」ということ。能力試験は目立つタイプではなかったんですが、実戦向きって感じだったのかな。 1戦のキャリアがあるお馬さんで行われた2歳戦が2鞍目。エイシンサンディ産駒のオンサンという女の子が逃げ切り勝ち。1分2秒5でした。この子です↓ 新馬戦のパドックもチャカチャカして気合を高めているタイプでしたが、今回も引き続きそんな仕草で周回。青毛の体はピッカピカしていました。能力試験はそんなに目立たなかったので、新馬戦は7頭中7番人気。それでいてレースに行ったら2着に入る健闘。いいところがあったから、今日も楽しみにしていたという真島大輔騎手。「ちょっとジャンピングスタートのような形になったけれど、道中は素直に走ってくれた」ということ。戸崎圭太騎手騎乗の1番人気に推されていたジョイフルボスが追い込んできたのがわかったので、必死だったそうです。 そんなジョイフルボスは今回も出遅れてしまい、馬群に入りかなり厳しい競馬。それでいて最後はしっかり伸びたので力のあるお馬さんですねぇ(2着)。先々のためにもいい経験になったでしょう。 2歳戦がどんどん行われていますが、今度はどんな子たちが登場してくれるのか楽しみです。
2006年06月26日
1レースは、バブルガムフェロー産駒のキョウエイフェロー(阪本一厩舎)が逃げ切り勝ち。タイムは1分2秒0でした。496キロの雄大な馬体をした男の子で、気合満々にパドックを周回していました。この子です↓ コンビを組んだ真島騎手は「時計は平凡ですが、将来のある馬だし無理はさせないように。あくまでも通過点です。今日は手前を替えていないし、腰がパーンとしてくればもっと走るようになりますよ。能力試験の時に比べると、真面目に集中して走るようになってきましたね。距離伸びて良さそう」 2レースも、阪本(一)厩舎のお馬さんが勝利。マーベラスサンデー産駒のキョウバチャンプという男の子が完勝。1分1秒1という好タイムが出ました。パドックでは落ち着きながらの周回で、レースも2番手から抜け出す優等生さんでした。この子です↓ コンビを組んだ戸崎騎手は「スピードありますねぇ。短いところが良さそう。砂をかぶっても平気だし、レースもうまい」 え~っと。あたしが競馬の世界を知るきっかけとなった大切なお馬さんタイキフォーチュン。その代表産駒は金沢から大井に転入して現在休養中のキスミージェニーという女の子。履歴を見て頂ければおわかりなると思いますが、すっごい堅実な子なんです。 牡馬の代表産駒になるんではなかろうかと期待をかけられているのが、ヘブンズコメット。8月26日の新馬戦を完勝して以来、脚部不安で放牧に出ていましたが、今日帰厩したそうです。フォーチュンの子供をまた取材させて頂けるというのは、ほんと幸せなこと。そんな喜びを噛み締めながら、また取材させて頂こうと思っています。
2006年06月25日
今朝は船橋取材。帝王賞にはアジュディミツオーとコアレスタイムが出走しますよ。まず、朝6時にコアレスタイムが登場。いつものように伸びやかなフットワークで元気いっぱい駆けていきました。こちらがそのときの様子。ちょうどあと1周で本追い切りを駆けるとこ↓ 伊藤厩務員も米谷調馬手も、タイムさんの調子の良さをアピール。それにしても凄いお馬さんですよ。ここんとこは、ずーっと状態に波もなくて高い位置でキープしているんですから。金色に輝く栗色の体(太陽が出ているときは、ほんと、そんな色ですよぉ)に無駄肉なしの引き締まったボディー。そして、血管がビンビン浮き出ていて、ほんと抜群に仕上がっているんだなぁという印象です。 一番カギになるのは距離なんですが、この馬自身レースでの折り合いに心配ないとは言え、長距離戦に折り合いは最大のカギですからね。「(この中間の調整は)長めに乗って距離対策をして、折り合いに気をつけながら乗ってきました。折り合えば距離もこなせると思います。スタミナがないわけじゃないですから」と米谷調馬手。「先週かなり時計が出たから、今日は予定通り。折り合いにだけ気をつけてもらった。あまりにも追っちゃうと、レースで引っかかってしまうからね。短くて忙しいよりも、折り合えるから距離が長いほうが追走は楽じゃないのかな」と伊藤厩務員。 朝7時20分頃に、アジュディミツオーが登場。かしわ記念からちょっと間隔が空いたこともあり、今日はサクラハーンと併せました。ミツオー自身トビが大きいので、そんなにスピードが出ているように見えないのですが、実際はいい時計を出しているんです(これはいつものことだったりするんですが)。専門紙さんで時計は確認して下さいね。とにかく雄大な体と落ち着き払った雰囲気が、ミツオーの状態の良さを物語っています。うん、うん。ほんといい感じだと思いますよ。↓ ということで、ちと宣伝になっちゃいますが。帝王賞関連でもっとお知りになりたい方は、MXテレビ&CS120チャンネルの東京シティ競馬中継内のGステージというコーナーやTCKのホームページのほうも併せてご覧下さいね。うっひょ~楽しみになってきたぞぉ。 あたしの帝王賞取材も、まだまだ続きます。気合入れてきやす!!
2006年06月24日
南関東のスターホースたちはさまざまな夏を迎えようとしています。アジュディミツオーは帝王賞に向けて順調に調整中。ナイキアディライトとネイティヴハートは一足早く夏休みに入っています。アディは今回初めてになるミッドウェイファーム。ネイティヴはお馴染みのオークヒルファーム。偶然にも同じ茨城で、車で1時間弱くらいのところ。アディの金子厩務員とネイティヴの星野厩務員が一緒に愛馬の様子を見に行くということで、あたしも同行取材にお邪魔してきました。 まずはアディ(あっ。遅れましたが、厩舎ではいつもアディって呼ばれています。ということで、ここでもアディって呼び名で)。かしわ記念(5着)後、5月16日にミッドウェイにやってきました。2週間くらいは馬房でのんびりと過ごし、その後調教を開始したそうです。競馬場にいるときから毛づやの良さはピカイチの馬ですが、放牧に出ているにもかかわらず、その光沢感は変わらず。金子厩務員と星野厩務員からも思わず「いい毛づやだなぁ~」なんていう声も上がっていました。 ちなみに今現在のアディの一日。朝6時ちょっと前あたりから始動。じっくり体をほぐしながら、まずは運動。馬場に出てからはダグ2周、キャンター2周。まだ軽い調整だそうです。午後は馬房でのんびり、と。ここで担当をしているのは鍋田さん。「前向きさっていうのは凄いですね。行く気になったときの手応えは抑えきれないくらいです」さすがトップクラスで走り続けているアディ。いくらリフレッシュ放牧中とは言え、パワーは溢れんばかりだそうです。 アディは普段から、心を許している人と許していない人とでは態度がまったく違うお馬さん。最初来た頃は鍋田さんに反抗的なところもあったようだけど、今ではすっかり落ち着いていい子にしているそうですよ。競馬場は戦いの場。牧場に来るとのんびりするお馬さんがほとんどですが、アディも競馬場で見ているよりもリラックスしているように見えました。 久しぶりにアディと再会した金子厩務員。競馬場にいる時はいつも自分の腕をパクパクさせてコミュニケーションをとっているそう。だから、会うなり、アディはこんな感じ(笑) アディを挟んで、向かって左が鍋田さんで、右が金子厩務員↓ とにかくずーっとこんな感じ(笑)↓ やっぱり、懐かしい腕の味(笑)?を思い出しのかもしれませんねぇ。競馬場にいる時のように金子厩務員にいっぱい甘えるところもそのまんまだし、白い耳毛も茶色い瞳も変わらない(笑)。あと、そうそう。放牧に出ると、いつも茶髪になって帰ってくるアディ。今回は放牧場には放されていないのに、なぜか茶髪になりつつありました。放牧に出ると、ヤンキーアディになって帰ってくるのも変わらなそう(笑) 「毛づやもピカピカだし、とても落ち着いていて、いい感じですよねぇ~。なんか、デカくなったかな?」と金子厩務員。アディは秋に向けて、いい夏を過ごしているようです。 アディに別れを告げて、今度はネイティヴのところ。ネイティヴにとっては何度目のリフレッシュ放牧なんだろう?っていうくらい、オークヒルファームは第二の故郷とも言えるでしょうね。ネイティヴが入る馬房の位置も決まっているそうです。 京王杯スプリングカップ(4着)の後、5月20日頃にやって来たというネイティヴ。「中央の重賞勝ったってわかっているのかな?前よりも、行動一つ一つに風格が出た感じですよ」と松園場長。2歳から見続けているネイティヴの悲願の中央重賞勝ちとなったオーシャンSは、テレビの前で大絶叫しながら応援していたそうです。結構、繊細な部分もあるネイティヴですが、かなり堂々としている雰囲気に、星野厩務員も嬉しそうな表情で眺めていました。毛づやはもちろん体のハリももりもりしていました↓ ネイティヴの一日。朝5時半頃から始動。1時間の乗り運動を終えた後、馬場に出て3000メートルくらいのトレーニング。まだ軽めのところだそうです。午後は馬房でゆっくり、と。7月20日に帰厩予定なので、ここからどんどんピッチを上げていくことになるそうです。「疲れもないし、とにかく健康そのものですね」(松園場長) ネイティヴを挟んで、向かって左が星野厩務員で右が牧場で担当している中野さん↓ 「ネイティヴに飛び掛られたらどうしよう(苦笑)」と、最初は心配していた星野厩務員。繊細な部分もあるけれど、気の強さもすっごいあるお馬さんですからね。それも、心配ご無用。帰り際に、馬房に入っていたネイティヴにお別れの挨拶を言いにみんなで近づいた時。ネイティヴは思いっきり首を伸ばして、自分の顔を星野厩務員の顔に近づけて…そして、しばらくの間チューしていました。しかもすっごい優しい瞳で…あまりもいい光景だったのに、見とれちゃって、シャッターチャンスを逃してしまいました。すいません(涙)。「体や落ち着きを見ていると、ネイティヴ自身が良い時間を過ごしているんだなぁって思いました」と星野厩務員。帰りが、待ち遠しい!!
2006年06月23日
ムカワベルモントファームでは、ベルモントストーム&ベルモントギルダー兄弟が生まれました。山の中にズンズン進んでいくと広がっている、奥深い場所に位置しています。いつお邪魔しても、フーッと深呼吸しなくなるとても心地よい穏やかになれる空間なんです。ストームがデビュー前からドーンとしていた精神力も、こういう場所で育ったからなのかしらぁ・・・とよく思っていました。 さて。ストーム&ギルダーを誕生させた偉大なるお母さんホープフェアリー。今年は6頭目になるお子さんを誕生させています。3月4日に生まれた女の子で、お父さんはアジュディケーティング。ストーム&ギルダー兄弟の全妹。 生まれて間もない写真は、ムカワベルモントファームさんに写真を送って頂いていたので、こちらをご覧下さいね。かわいいんですぅ。↓ それから2ヶ月ほどたって、あたしがお邪魔した時は、だいぶしっかりした体になっていました。お馬さんたちの成長は早いですねぇ。こちらです。↓ まだ茶色い毛がぼうぼうと覆われていますが、これから抜けていって、本来の毛色になるんでしょうね。1年後、この子がどんなふうに成長しているか、またご紹介できればいいなぁと思っています。あと、ホープフェアリー母さん。お顔のあごっぱりとかストームにそっくりなんですよ。というか、ストームが似たんだね(笑)ストームもそろそろレースに登場するでしょうから、今度はそのあたりもチェックしてみて下さいね。
2006年06月20日
いよいよ船橋の新馬戦がスタート!!南関東の重賞勝ち馬をズラリと出している船橋勢。ここ最近は東京ダービー馬も続々と出している船橋勢(今年は川崎のビービートルネード)。勢いは抜群ですよぉ。 ちなみに、去年最初の新馬戦。2鞍組まれておりました。1鞍目で優勝したのがサワライチバン、2鞍目で勝ったのはグッドストーン。そう、ともにのちの重賞ウイナーなんですよね。今年も初回から要チェックです!! 1鞍目は、齊藤厩舎のノースブラックという男の子が完勝。ブラックホークの息子さんです。道中は中団からの競馬で、最後は4頭も横一線になる激戦でしたが、山田騎手の渾身のステッキにしっかり応えて、ハナ差制しました。勝ちタイムは1分00秒2です。パドックからメンコも着けずに堂々としている子でした。ど派手な流星はどこにいても目立つし、前髪がかわいらしく揃っているのもGood!ですね(笑) この子↓ 山田騎手のお話しでは、能力試験で砂をかぶらせても平気だったので、今日も思いっきりかかったけれども大丈夫だったそう。とにかく素直で乗りやすいお馬さんだと褒めていましたよ。 齊藤調教師のお話しでは、まだまだ体も子供ちゃんのところがあり、これからもっと良くなる要素があるということ。今日は能力の高さで頑張ったようです。 ちなみに、2着に敗れた岡林厩舎のキンノライチョウ。道中は砂を嫌がりながらの走りだったそうですが、直線に向いて砂をかぶらなくなったら、物凄い脚を使って2着まで追い込んできました。戸崎騎手は「砂をかぶのは慣れてくるでしょうから。能力は高い馬ですよ」ということ。ほんとに、惜しい結果だけに悔しがっていましたぁ。陣営の期待も大きい馬ですし、今日のレース内容は強かったと思います。それに、マチカネキンノホシ産駒というのがそそられるではありませんかぁ~ これからも要チェックですね。 2鞍目は早くも大物が登場。岡林厩舎のジルヴァンクールという男の子。キャプテンスティーヴの息子さんです。早くから、厩舎期待の1頭だったお馬さん。能力試験も馬なりで楽々49秒3というタイムで走り、またさらに注目を集めていました。 ポーンとスタートを切ってスピードに任せてハナへ。ダッシュつかなかったマロウティーも気合を入れながら並びかけ、後続を離して2頭の併せ馬状態。4コーナーではジルヴァンクールの手応えは抜群。そのまま持ったまんまで1頭抜け出し、あとは独走。左海騎手がグルーッと後ろを振り返り確認する余裕もあり。8馬身差をつけて、59秒7のタイム。今日の馬場を考えると、関係者の皆さんはこのタイムに驚いてはいなかったのですが、一回目の新馬戦でいきなり1分を切っちゃうというのは、やっぱり立派ですよね。 パドックでは厩務員さんにちょっかいをかけたり遊びながらの様子。可愛らしさを残していましたが、気配はとっても良かったですよぉ。この子↓ 左海騎手は「(この馬の能力からすれば)こんなもんでしょ(笑顔)ちゃんと折り合うし、最後もしっかり伸びる。普段から、1頭ではフワフワして走るのに、併せると闘志を出して気合が入るタイプ。とにかくスピードが凄いね」とお褒めの言葉。 岡林調教師は「初めから期待はしていたけれど、新馬戦は終わってみないとわからないからね。強かったなぁ。テンよし、中よし、終いよし。」岡林調教師の中でも、かな~り期待が大きい1頭ですよ。この後のことはまだ未定だそうです。 楽しみなお馬さんが最初から出てきてくれました。このまままずは無事にいって欲しいですね。ジルヴァンクールというお名前、覚えておきましょうね。担当厩務員はトミケンウイナーをやっていた元気君です。
2006年06月19日
昨日は急遽、コアレスデジタルのお話しを書かせて頂いたので、今日からまた北の大地からをお届けしますね。 99年の南関東クラシック戦線を大活躍したオリオンザサンクス。羽田盃、東京ダービー、ジャパンダートダービーを優勝し、変則三冠を達成した馬です。カクテル光線に照らされた栗毛の馬体がビュンビュンとスピードを加速して、他馬たちを突き放していく…。道中は10馬身以上も離して大逃げをうつ個性派でした。そんなレースぶりは、たくさんのファンを魅了。 あたしもちょうどこの時期から南関東の仕事をスタート。だから、勝手に同期だと思っています(笑)サンクスの他にも、ケイシュウエクセル、オペラハット、サマーシャドウ、タイコウレジェント、エビスジャパン、ヤマノリアル、デアヴィクティーなどなど。ほんと役者ぞろいでした。 そんな時期に大活躍したオリオンザサンクスも、10歳になりました。現在は、静内の荒木克己さんの牧場で種牡馬生活を送っています。あら?もう5シーズン目くらいに入っちゃったりしています?オリオンザブレイブ世代が3歳で初年度にあたるので、もうそのくらいになるかも…早いなぁ。 すっかりお父さんモードですよ、サンクスは。体つきもほんとに立派。こちらが今のサンクス↓ サンクスの血を引く頼もしい子たちが、父のデビュー場所でもあった北海道を中心に活躍中。そんな中で、ウィンエース(北海道・伊藤隆志厩舎)がこれからかなり楽しみな1頭かな。お父さん譲りのスピードもありそうだし、お父さんの名をどんどん広めて欲しいなぁと思います。 南関東にも、浦和所属でセレスアルテミスというサンクスの娘がいますね。個人的には、これからもっともっとサンクスの子供が南関東に来てくれたらいいなぁ、って。そして、重賞などに登場してもらって、ビュンビュン駆ける姿を見せてくれちゃったら、も~う、たまりませんねぇ。 ということで、サンクス元気ですよぉ!男前も変わってません。カッコよかったです!↓
2006年06月17日
今日の船橋A2以下のレース。中央から転入初戦のコアレスデジタルが完勝しました。デジタルは中央の短距離戦線で5勝もあげている実績馬。縁あって、船橋の川村厩舎に転入してきました。担当の伊藤厩務員といつも調教をつけている米谷調馬手はコアレスタイムも手掛けています。タイムと言えば、同じように中央から転入してきた馬。現在は重賞ウイナーになり、交流戦でも活躍中ですよね。このデジタルにかけるおもいも、相当なものですよ!というか、それだけデジタルの能力というのはかなりのものがあるそうです。転入してきた頃から、話題に上がっていたお馬さんでした。それにしても初戦から、こんなに強い勝ち方をしましたからねぇ。これから、ほんと楽しみ。南関東に心強いお馬さんが仲間入りしてくれましたね。ちょうど、調教中のデジタルをパチリ↓ なお、コアレスタイムは帝王賞に登録があります。ここ最近は短距離戦線で活躍しているタイムですけど、中央時代は1700メートルでも勝ったりしているんですよねぇ。帝王賞に向けて調教中です。ほんと、いつ見ても毛づやがピカピカ、無駄な肉なし、元気もりもりのタイム。どんな走りを見せてくれるか、本当に興味深いです。
2006年06月16日
個人ページではよく書いていたのですが、楽天競馬では書いたことがないので、今日はこのことを書きたいと思います。よく「栗毛が好きなんですか?」と聞かれますが、あたしは青毛が好きです。そっ、別の理由があるんです。 競馬の仕事がしたくって上京はしたものの、まぁ~現実は大変なことばかりで。東京生活は、結構大変でした。東北出身というと、なぜか「いなかもん」とか「なまっている」とか散々言われましたねぇ。いちおう、しゃべりの仕事をしているわけだし、だんだん言葉を発するのが怖くなって、人前で話せなくなったこともありました。うつっぽくなったり、どもったり…それに、オーディションはすべて落ちまくるし…上京する前に1年間貯めてきたお金も、どんどんなくなってくるし…精神的にかなりしんどかったです。孤独でした。 その頃、ちょうど岩手のメイセイオペラが遠征に来ていることを知りました。新聞に結果が出るじゃないですか。負け続けても、かかんに挑戦してきたんですよね。同じ東北ってこともあって親しみを感じちゃって、いつも勇気づけられていました。「あ~メイセイオペラがまた来てたんだなぁ」と新聞で名前を見つけると、それだけでもすっごく嬉しくて、冷たくなっていた心を、ほんわりあったかーくしてもらっていました。 だんだん、ほんとに貯金は底を尽きてきちゃって、さらにはオーディションもまったく受からないし。競馬の仕事は諦めて仙台に帰ってフリーアナウンサーでもなろうかなぁと考えはじめたとき・・・オペラがフェブラリーSで優勝したんです。本当に感動したなぁ。負け続けてもかかんに挑戦したオペラが、ついに頂点に立った!!あのレースはたくさんの人たちが夢や感動をもらったと聞きますが、あたしもその一人。もう少し、東京で頑張ってみようと思いとどまらせてくれました。 そしたら、その直後でした。今の東京シティ競馬中継が決まったの。そして、今に至ると言いますか・・・ 競馬の仕事をしていく上での、あたしの原点になっているお馬さんはメイセイオペラ。「メイセイオペラ=栗毛」そんなこんなで、「栗色競馬」ってタイトルになったんです。 さて。明日からは数日に渡って、牧場巡りのつづきを紹介していこうと思ってます。
2006年06月15日
南関東史上初、牝馬クラシック三冠馬の誕生する瞬間に立ち会うことができました。 今日のチャームは引き続き、とてもいい雰囲気だったと思います。追い切りも、これまでで一番動いたくらいの抜群な走りだったんですが、それでいながら体重はプラス4キロ。それだけ充実しているという証なんでしょう。堂々と落ち着き払っているところは、やっぱしさすが。佐藤賢二調教師はじめ、関係者の皆さんも自信を持って送り出しました。↓ さぁ、レース。今日はいつもより前で、中団からの競馬。内田騎手にレース後伺った話しによると、グレイスティアラとシェルズレイを意識した乗り方だったということ。最後の3コーナーの手前あたりでは、他馬たちが上がっていき、チャームがちょっとカットされているようなところもありましたが、「あのワンテンポ遅れたことが良かったんだと思う」(内田騎手)4コーナーを過ぎたところでは、グレイスティアラがかなり前にいる感じだったので、チャームは届くのだろうかと、ドキドキ炸裂。「馬の力を信じて乗った。並ぶまで時間はかかったけれど、並んだら楽だった。桜花賞のときに比べたら、馬がかなり成長していた」(内田騎手)チャームは風のように、先頭でゴールを駆けていきました。ただその迫力といったら、なんて言葉に表したらいいんだろう…ほんとに鳥肌もんでした。力でねじ伏せたとという言葉がぴったり、かな? レースの後、またいつものことなんですが、すぐ息が整っていました。それもまたチャームの凄いとこ。それにしても、賢二先生はトーシンで4冠、チャームで3冠。そんな偉業を成し遂げたにもかかわらず、すっごい冷静だったなぁ。「こんなに長い脚を使える馬なんて、そういないよ」と、賢二先生の長い競馬人生の中でも、こういうタイプのお馬さんは初めてだそうです。 今日はチャームの生まれ故郷・村田牧場さんの場長さんもいらっしゃっていました。ユキノビジンも世に送り出している牧場さんですね。チャームの子供時代。今と同様、本当におとなしくて手の掛からない馬だったそうです。で、初仔だったのに体は立派だったとか。 実は、こんなドラマがあります。お母さんのターフアミティエは、交通事故にあってしまい、競走馬にはならずにすぐ繁殖入りしたお馬さんなんだそうです。今はこうやって、初年度からチャームを誕生させた偉大なるお母さんになったわけだけど、もしその交通事故で怪我をした箇所が重度なものだったら…チャームがこの世に生を受けることはなかったかもしれません。ほんと、お馬さんたちにそれぞれいろんなドラマがあるんですよね。人間と、一緒なんです。肩掛け姿のチャーム↓ 牝馬三冠チャームの今後が非常に気になります。レース前から賢二先生の中では、勝ったら「秋華賞」に行きたいという希望を持っていました。いよいよそれを現実のものにさせるために、動き出すことになります。まず、この後は夏休みに入りますが、厩舎で過ごすか?牧場で過ごすか?これから考えられることになります。秋華賞を使うためには、ステップ競走で権利を得なくてはいけないことになりますから、これから関係者の皆さんでじっくり話し合われることになるでしょう。「自分で調教をつけているから思うんだけど、トビが軽い馬だし、芝も合うと思う。夢を実現させたい」(賢二先生)トーシンの時も、菊花賞に挑戦したいという夢をお持ちでしたが残念ながらそれは現実のもにならず…今度はチャームで中央に挑戦したいという想いはかなり強いようです。 楽しみになってきたぞぉ~! このチャームの勝利で、どうしても他の南関東のお馬ちゃんたちの影が薄くなってしまうかもしれませんが、みんな無事に走りぬいてくれました。特に、スターオブジェンヌもカミノヤマレンジャもオリビアフォンテンも、3冠レースすべて走り抜きました。牝馬は体調管理が難しいという中で、これって、本当に凄いことだと思います。カネショウメロディも、クラウンカップからプリンセス賞、オークスだから、こちらも立派。さらに、みんな、中央馬に負けないくらいの素晴らしい体つきでパドックを周回していました。今度は、それぞれの距離適性の分野で活躍していって欲しいと思います。今年の牝馬戦線を盛り上げてくれて、本当にありがとう!!お疲れ様。
2006年06月14日
川崎も、いよいよ新馬戦スタート。初回の今開催は1鞍組まれていました。 優勝したのは、サクラローレル産駒のザマローレルという男の子。ダッシュ力がよく、2番手についていき、直線では楽々先頭に抜け出し、追ってもしっかりしていました。900メートルを56秒4でした。 鞍上の佐藤博紀騎手は「期待していたので、人気なさ過ぎ(8番人気)だと思ってました(笑)道中もちゃんと言うことを聞くし、真面目で素直なところがいいところですね。距離が伸びてからのほうがいいタイプです」厩務員さんたちのお話しだと、まだまだヤンチャ坊主なんだそう。 ザマローレル↓ メインレースはかなりいいメンバーが揃っていました。優勝したのはナイトスクール。まだまだ上に行かなくてはいけないお馬さんですものね。ここは完勝でした。ニューイヤーカップ、しらさぎ賞と重賞2連勝したほどの実力の持ち主。また、重賞路線が見えてきましたね。ほんと、状態がいい感じ。芦毛さんって毛づやの良さを見るのは難しかったりしますけど。今日のナイトーさんのトモの部分に、顔を映してみたら鏡のように見えるくらいの(実際は見てないよ。怖くて近づけません。苦笑)、本当に素晴らしい毛づやだったと思います。 ナイトーさんって呼び名は、担当厩務員の稔君がつけました。ということで、これからはナイトーさんと呼んであげて下さいね。あっ。この間の日記で、マッサージをしてもらって、悩ましい表情をしていた、あのお馬さんです(笑) 今日のナイトーさん↓ 明日はいよいよ関東オークスです。えっと、耳寄り情報が地全協のページに出ていましたので、リンクしておきます。これを利用して、是非、明日は川崎にGO!ですよぉ。 あと。明日、東京ダービー馬ビービートルネードが北海道にリフレッシュ放牧に向かうそうです。
2006年06月13日
今日は地方競馬の雄アジュディミツオーの弟君をご紹介。ミツオーの生まれ故郷は静内の藤川ファーム。ミツオーの担当厩務員藤川伸也君の生まれ故郷でもあるのです。 ミツオーを生んだ偉大なるお母さんオリミツキネン↓ 初年度からミツオーを誕生させたんだから、ほんと偉大なるお母さんですね。そして、今年生まれた子はミツオーの全弟(父アジュディケーティング)にあたります。この子↓ ど派手な流星が特徴的ですねぇ。お口の左側にあるちょんという印もかわいらしい。でも、性格はかな~りのヤンチャ坊主ということで…ミツオーのとねっこ時代よりもきつい性格だということ。この日はちょうど小さい馬場に放されていたんですが、ず~っとグルグル駆け回ってヤンチャぶりを発揮してました。さすがにお乳を飲んでいるときはおとなしかった(笑)↓ 5月8日生まれの子なので、あたしが伺ったときはちょうど10日後でした。生まれて間もないのに、かなりしっかりした体つき。ちなみに、ミツオーはこの子をそのまま小さくした感じのとねっこ時代だったそうです。 去年の夏、大井の公式ホームページにミツオー関連のコラムを掲載しました。ミツオーのとねっこ時代の貴重な写真もありますよ。良かったら見て下さいね。
2006年06月12日
今週から来週にかけて、先日行ってきた牧場便りをお届けしようと思います。実は、牧場巡りって大好きなんです。時間とお金があれば、北海道や青森の馬産地に行ってます。そのために、ペーパードライバーだったのに、無理やり運転するようになったんですから(笑)。いまだに、前は進めてもバックはできないですが…(苦笑) 競馬場で見るお馬ちゃんたちと、牧場で会うお馬ちゃんたちって、全然違うんですよねぇ。そんなギャップが面白く、また大好きだったお馬ちゃんたちに会って、元気をいっぱいもらうのも幸せ。 まず今日は、今年から種付け生活をスタートさせたトーシンブリザードのご紹介。こちら↓ どうですか?種牡馬らしくなってきたかな。久しぶりに会ったトーシンだったけど、やっぱりカッコ良さはかわらなかった。今年は10頭ほどの花嫁さんが集まってくれたそうです。地方出身の種牡馬にしては、健闘の数字ではないでしょうか。 種付け生活最初の頃はどうもお上手ではなかったそうですが、だんだん慣れたら種付けが大好きになったそうで…この撮影をする時も、外に出してもらったもんだから、種付けをやると思ったらしく、ず~っと種付け場のほうばっかり見ていた(苦笑)それが、この写真↓ ほら、カメラ目線じゃないでしょう?種付け場のほうばかりを見ているよ(笑)競馬場にいた頃は、スターホースの証のようにいつもカメラ目線をしてくれたもんなのに。まぁ、トーシンは今のお仕事をちゃんと満喫されているようで、良かった、良かった(笑) 南関東史上初の無敗の4冠馬に輝いた瞬間やフェブラリーSで2着になった光景は、今でも脳裏にしっかり焼きついています。トーシンっていうお馬さんは、何より誇りだった。トーシンっていうお馬さんに出会えて、本当に幸せだった。これからもあたしの競馬人生で、かけがえのない一頭になっていくんだろうなぁ~って思います。そんなことに思いをはせながら、ふーっとトーシンを見上げると…やっぱり種付け場を見てた(笑) トーシンはとってもとってもファンの多いお馬さんですからねぇ。やはり会いに来る人も多いそうです。競走馬のふるさと案内所のホームページの白馬牧場さんのところをチェックしてみて下さいね。 今年種付けしたばかりだけど、早くトーシン二世に会いたいな。おでこに、可愛らしい星があったら、もうたまりませんね。
2006年06月11日
ここではお知らせをしますね。6月20日(火)に船橋競馬場では、ガーナ共和国の冠レース「AKUWAABA!(アクワバ)賞」競走が行われます。当日は、駐日ガーナ大使がプレゼンターとして来場するそうです。この冠レースに合わせて、当日はガーナ共和国の民族楽器の演奏やチャリティーオークションなどを行います。○ 内容1. 駐日ガーナ共和国特命全権大使バフォ・アジェバゥワ氏が「AKUWAABA!(アクワバ)賞のプレゼンターとして来場。第11レース(最終競走 発走予定18時半) *AKUWAABAの意味 ガーナ共和国の挨拶で「おかえりなさい」という意味。初めて訪れた人にも、この挨拶を投げかけるそうです。2. 民族楽器の演奏 ガーナ共和国の人々による太鼓などの民族楽器の演奏第一回演奏 14時20分頃(予定)第二回演奏 16時40分頃(予定) *この演奏は、今年のNARグランプリで発表されたんですが、かなりひきつけられましたよ!3. チャリティーセール&チャリティーオークションガーナ共和国の子供たちへ学用品などをプレゼントするために、ダーレー・ジャパン・レーシングと川島正行厩舎が行うそうです。 *チャリティーセール ダーレー・ジャパンや川島厩舎のオリジナルグッズ(キャップやTシャツなど)の販売 *チャリティーオークション 開門時から商品を展示し、15時からオークションを開催するそうです。 ・3Dポップアートの第一人者としてワールドワイドに活躍しているチャールズ・ファジーノ氏作「ベルモント・ステークス」1点(開始価格18万円)実際、川島調教師がプライベートで購入したものだそうで、その時は27万円くらいしたものだとか。この作品↓ ・有名ジョッキーのサイン色紙とオリジナルキャップ 内田博幸騎手とダガーズアラベスクキャップ 1点(開始価格5千円)など ・有名ジョッキーサイン色紙 石崎隆之騎手など ・アジュディミツオーのかしわ記念優勝ゼッケン型マウスパッド(内田博幸騎手サイン入り) 50枚(開始価格 500円) ・上記以外にも、いろんなグッズが出品される予定だそうです。 船橋の常連さんたちはもちろんのこと、船橋にはまだ足を運んだことのない人たちも、こういう機会に、GO!ですよ。
2006年06月11日
今日は関東オークスに向けて、牝馬クラシック初の三冠を目指すチャームアスリープが追い切りました。自厩舎のお馬さんと併せたんですが、直線で突き放したときの迫力なんて、めっちゃ凄かったです。ほんと、チャームの絶好調ぶりがひしひしと伝わってきました。すっごいいい時計も出ています。専門紙さんでご確認くださいね。 今日の様子↓ 船橋からは、オリビアフォンテンも参戦。東京プリンセス賞の時は、輸送からとっても大人しかったそうで、それがいいほうに出たそうです。状態はこちらもいい感じです。 アジュディミツオーの帝王賞に向けた2本目の追い切り↓ 今日もラッキーなことに、ミツオーの追い切りに遭遇しました。いつものように佐藤裕太騎手が手綱を取り、快調な動き。「順調ですよぉ」とニコニコ微笑む癒し系の裕太騎手。気合は乗っているけれど、テンションは落ち着いている感じで、心身ともに充実している感じです。帝王賞に向けて、無事に二本目終了。 今度の川崎開催に出走を予定しているナイトーさんことナイトスクール。↓ このナイトーさん。とっても悩ましい表情をしていると思いませんか(笑)?担当厩務員の稔君がマッサージをしてあげているとこなんです。人間でも、マッサージをしてもらっている時って気持ちいいっすよね?それはお馬ちゃんたちも一緒。ナイトーさんのこの悩ましい表情から、気持ちの良さをわかって頂けると思います(笑) 船橋勢の今後のローテーションですが。JDDにはサンキューウィンとグッドストーン、サワライチバンが参戦を表明しています。シャイニールックは今後に備えて、自厩舎でササ針休養の予定です。
2006年06月10日
今朝は大井の能力・調教試験が行われました。26頭の2歳ちゃんたちがデビューへの切符を手にしました。また、調教試験には東京大賞典6着の実績があるニューシーストリーが、南関東にやってきて初めての試験。最初は後方からでしたが、向正面では中団くらいまで上がっていき、そのまま4コーナーでは先頭に並びかけました。1分38秒3で無事ゴール(3着)。体重は428キロでちょっぴり減っていたので、これから逞しさを増していって欲しいですね。どうやら、B1クラスあたりに格付けされるとか。次の開催から登場予定です。ニューシーストーリー↓ 嬉しいニュースですよ。東京プリンセス賞、東京盃の勝ち馬アインアインの初仔がいよいよ登場します。デヒアの男の子。もちろん、赤間厩舎です。アインアインも担当していた厩務員の力さんは「顔つきも、後ろ脚の白い部分も、目の白いところも、人懐っこいところも」と、似ているところをたっくさんあげてました。毛色は違うけれど、この立派な流星はお母さん譲りです。アインアインとコンビを組んでいた市村騎手がこの子の調教をつけます。今日から開始したそうです。「歩き方も似ているし、パッツンパッツンの体も似ているね」ということ。お母さん譲りのナイスバデー。まだまだ顔つきは勝負師って感じではなくてあどけないのですが、これから戦う男になっていくんでしょう。デビューする日程はまだ決まっていませんが、これからじっくり仕上げられていくことになります。それにしても…ときが経つのって早いですねぇ。アインアインの息子↓ 今年のダービーは終わりましたが、もう来年のダービー馬探しがスタートしていますよぉ。南関東では浦和が一番早く新馬戦を行いましたが、大井は今日がスタートです。 1レースで勝ったのは、ジョウイフルボス(阪本厩舎)508キロの雄大な体をした男の子で、最初からメンコなしで登場。レースは中団から差す走りで完勝しました。「期待通り!距離が延びていいタイプ。今日は力の違いで勝つことができた」(戸崎騎手) お父さんはキンググローリアスです。この子↓ 2レースはリバーグラシア(松浦厩舎)が3番手から差す競馬で完勝。テンビーの男の子。このお馬さんは、能力試験でも一番時計を出していた子。担当の長谷川厩務員も「学習能力の高い馬」とかなり期待されていたお馬さんでした。こちらもメンコなしの子だったんですが、耳がチョロチョロ動かずに、ピーンと前を向いていたところには驚き。「砂をかぶってもまったくひるまなかったし、言うこともちゃんと聞いて、追っても伸びる。新馬戦の馬って感じじゃなかった」(内田騎手)この子です↓
2006年06月09日
今日は一夜明けたビービートルネードの取材で川崎に行ってきました。 ビービー君はカメラ撮影があんまり好きではないらしく、馬房の奥に顔を向けたまんまでした。どうやら、ビービー君は孤独を愛するタイプなんだそう。レース後も順調ですが、この後はこれまでの疲れを癒すために、放牧に出ることになりました。JDDで姿が見られないのは残念ですが、一回りも二回りも大きくなって帰ってきて欲しいですね。 キングトルネードは馬房でのんびり過ごしているとこでした。カネショウマリノスはカイバのお食事中。そして、惜しい2着となったトキノシャンハイは、担当厩務員さんにちょいとじゃれているところ。ダービーという最高の祭典は終わってしまったけれど、みんな、次の戦いに向けて、また動き出そうとしています。 ちょうど秋山厩舎に行って見ると、町田騎手が乗り運動をするところでした。そう、ダービージョッキーになったとはいえ、翌日は休みではありません。日々のお仕事が待っています。昨日のレース後、嬉しそうにはしていたけれど、比較的に冷静に見えた町田騎手。しかし、その興奮はじわじわ沸いてきたらしく、夜は眠れなかったんだって。ダービーのレースが蘇ってきたそうで。 師匠の秋山調教師も、昨日は騎乗を褒めてくれたそうです。秋山先生も本当は現地で応援する予定でしたが、結局は自宅でテレビ観戦。もう、興奮状態だったそうです。そりゃ、自分が手塩にかけて育てている弟子が、いきなりダービージョッキーになっちゃったんだもんなぁ。 で、これからの町田騎手の目標は「秋山厩舎(自厩舎)で重賞を勝つこと」なんだって。 ビービートルネード優勝の裏には、いつも調教をつけていた甲斐さんの力も本当に大きいんです。ということで、甲斐さんのお話しなどは、TCKの公式ホームページのレース回顧に書こうと思ってます。アップしたら、またお知らせしますね。↓ 今日の町田騎手。乗り運動に向かうこと。 そのまま大井に向かいました。中央交流などもあって、今日も賑やかな大井でしたぁ。ということで、また明日!!
2006年06月08日
皆さん、お久しぶりです。というか、本当は毎日書く意気ごみで臨んでいたんですが、力尽きておりました(苦笑)。この大井開催は東京ダービー&東京記念の2つの重賞がある開催(たいていは1開催に1重賞が多いのですが)。それにともない、重賞レースを担当しているあたしの取材回りと原稿量も、2倍の量になったりするわけです。上京して数年は、仕事がまったくなくて生活をするのも大変な時期があったので(涙)、忙しいのは本当に有難いことだと思いながら、今は日々生活しています。それに、今の仕事はとっても楽しいので、睡眠2、3時間くらいが続いても大変だと思ったことは一度もありません。ただ、ちと、眠いと思ったことはごまんとありますが(苦笑)。ということで、 まずは大井記念。復活を遂げたエイシンチャンプ↓ いやぁ~ 本当に強い競馬でした。ボンちゃんことボンネビルレコードの叩き合いは迫力満点。ただ、チャンプ陣営は「力もあるし、叩き合いになっても負けないと思った」というコメントをレース後言っていましたが、それだけチャンプの底力を感じてのことなんでしょうね。9月に牧場から競馬場の世界に入ったばかりの新江厩務員は、ゲート裏から帰ってくるバスから降りるなり、ワンワン涙し、その姿を見た堀調教師も涙する、とても温かい光景が検量前は流れていました。「とにかく必死だった」という開業して2年目に入ろうとする堀調教師の重賞初制覇。それは、エイシンチャンプの3年3ヶ月振りの復活勝利でもありました。 あと、そうそう。レース翌日のチャンプ。体重を量ったら、なんと4キロも増えていたんですって(驚)!!レースで走って、さらにチャンプは小林にいますんで、大井と小林の往復輸送もあり、それでいて太っちゃった(驚)!! チャンプはとにかく太りやすい体質で(気持ちわかるよぉ~苦笑)、今回も思ったより体重が絞れなかったというのがあるんですが、これからダイエットとの闘いだな、チャンプ。 気になる次走ですが「オーナーさんと相談だけど、次は帝王賞になるかな?」(堀調教師)今度は南関東の仲間になったチャンプが、古巣中央馬に立ち向かう!それも地方競馬の面白いところだと思うし、あたしの燃えるところでもある(笑)。また、改めて。 ボンちゃんも立派だった。だって、中央のG1馬に食らいついていったんだもの。今回は残念な結果に終わっちゃったけど、ボンちゃんのこれからにとっては本当にいい経験になったと思います。ボンちゃんの場合は、ちょっぴりスリムさんになる体質なので、これからもっともっといっぱい体が大きくなるといいねぇ。人間もいろんな体質があるように、お馬さんもいろんな体質があるんですよぉ。人間と一緒です。 そして、昨日行われた東京ダービー。手に汗握る本当に素晴らしい競馬になったと思います。と、書き込んだところで、優勝したビービートルネードのお話しはまた後で書きますね。これからちと、そのビービー君のレース後取材に行くんです。それも合わせて、また夜に。 では、また今日からガンガン書き込みますよぉ~!大井開催は明日まで行われています。是非遊びに来て下さい。
2006年06月08日
今朝は船橋勢の東京ダービー&大井記念取材。東京ダービーには、サンキューウィン、グッドストーン、シャイニールック、サワライチバン、ジェネスサイレンス、ルークウッド、キャプテンシーオーの7頭予定しています。この大一番に7頭もラインナップ。船橋勢、ほんと勢い抜群ですねぇ。 さらには、川島厩舎2頭(シャイニールック、ルークウッド)、岡林厩舎3頭(サンキューウィン、グッドストーン、ジェネスサイレンス)。昨年は最後の最後までリーディング争いをしていたこの2厩舎が、1頭出すことだって本当に大変な東京ダービーに、合わせて5頭。改めてこの2厩舎の層の厚さを痛感しますね。しかも、5頭とも、みんないい仕上がりで、自分の力はちゃんと出せそうな状態です。ということで、詳しくはまた後日。 そんな賑やかな追い切りが行われた後・・・紫メンコをつけた1頭のお馬さんに、思いっきり睨みつけられました。そう、アジュディミツオー(笑)。パドックでも、そんな錯覚に陥ったことのある人いるんじゃないですか?ミツオーに睨まれたって(笑)。それだけキーッと鋭い目つきをしているけれど、実際はとってもお茶目でかわいい甘えん坊なんですよ、ミツオーは。そんなミツオーの姿はまた別の機会にたっぷりご紹介することにして・・・ 今日は帝王賞に向けた中間追い切り1本目が行われたんです。ミツオーにとって、大切な第一歩。「もう元気が有り余ってますよぉ(苦笑)」と藤川伸也厩務員。軽やかなフットワークながらも、馬体をうならせるかのような豪快な追い切り。まだ、1本目なんですよねぇ・・・(苦笑)ほんと、いつ見ても惚れ惚れしちゃいます。帰ってきた後、佐藤裕太騎手も「いいですねぇ」と満面の笑み。帝王賞にはカネヒキリも出走予定と聞きますが、ミツオー陣営はもちろん気合満々で仕上げてきますよぉ。そんな訳で、まずは帝王賞に向けて、ミツオーはとってもいい雰囲気であることを今日はお伝えしました。(なお時計などに関しては、帝王賞の時の専門紙さんでご確認下さいね)↓ 今日のミツオー。獲物を追いかけるかのような走り・・・でも、好物は青草です(笑)
2006年06月03日
大井には、大井競馬場に厩舎があるお馬さんと千葉県印西市に位置する小林分場に厩舎があるお馬さんと2つに分かれています。今日はその小林取材。東京ダービー&大井記念組の取材回りをしました。 この写真は堀厩舎の2頭。大井記念に出走予定のエイシンチャンプ(右)と東京ダービーに出走予定のバンクレイド(左)の豪華2ショット。2頭とも今日がレースに向けての本追い切りだったんです。 チャンプはさすが中央のG1馬堂々たるもの。ただ、お茶目な雰囲気も醸し出していてかわいらしい子です。ここでもさり気なくカメラ目線(笑)。前走のレースで、大井の砂も心配ないことを証明してくれましたからね。これには、まず陣営もホッと一安心。さらにはあんなにトモを滑らせた感じで出遅れながらの3着ですから、さすが!っていう走りを見せてくれたと思います。 バンクはまだレースを見ると幼さを感じさせますが、能力の高さで東京ダービーも4着。普段のバンクは、パドックでのちゃかちゃかモードを微塵も感じさせずに落ち着き払っています。馬房から洗い場に移動する時も、宇野木調教厩務員に引っ張られながら牛さんのようにのんびりのんびり(笑)。さらには、洗い場にいる時はぽわ~んとして猫ちゃんのようにかわいらしい子なんです。 2頭とも、無駄な動きをしないという意味では共通点あると思いますよ。あと、そうそう。ニンジンをねだる時に、堀調教師をジーッとみつめる目つきも似てるかも(笑)。 小林勢は他に、大井記念出走予定のクールアイバー、ヤスミダブリン、東京ダービー出走予定のブルージョージと楽しみな面々がラインナップ。各馬の状態などはTCKの公式ホームページで詳しい情報はお届けしたいと思っています。レース前日くらいにアップ予定です。 ちなみに、いつも小林に追い切り取材に行くと、朝1時起き(夜1時って言ったほうがいいのかな。笑)が多かったりします。まっ。追い切り期間中はいつも早起きなので、今日はまだこの時間ですが、そろそろおやすみタイムに入ろうと思います。では、また!
2006年06月02日
地方のお馬さんたちはデビュー前に能力試験というものを受けます。ゲートからちゃんと出ることができるのか?そして定められたタイムで走ることができるのか?などをチェックされ、それが無事にクリアーされれば、めでたくデビューへの切符を手にすることができるんです。今日の船橋は26頭の2歳ちゃんたちが能力試験を受けて、25頭がデビューへ!! 800メートル49秒3で駆けたジルヴァンクール(岡林厩舎・上の写真の子)が一番時計でした。父キャプテンスティーヴ、母ギブスの男の子です。好スタートで先手を取り、一緒に並んでいたお馬さんを持ったまんまで競り落とし、そのままグングン伸びていきました。「まだ追ったこと一度もないんだよ」と岡林調教師。左海騎手も「ゲートもおとなしいし、言うことなし!完璧!このまま無事にいって欲しいね」 すっごいかわいい子も登場しましたぁ。ジョルト(矢野厩舎)という女の子なんですが、なんと今日の段階で体重が373キロだったんですぅぅ。↓この子 ポーンと好スタートを切り、快調に飛ばすものの、最後はちょいとバテちゃってゴール。でも、ちゃんと合格しましたよ。矢野調教師のお話しでは、デビューの時には360キロ台になりそうだということ。セールスポイントはテンのスピードです。 矢野厩舎と言えば、阪神メンコでもお馴染み。ルースリンドやバージョンアップなど重賞でも活躍中です。そんな矢野厩舎のホームページがあるんです。カッコいいページですよ!覗いてみて下さいね。
2006年06月01日
アグネスジェダイ、ドンクール、ストロングブラッドの中央馬上位独占で決まったさきたま杯。ちょっと印象に残ったことをお話ししたいと思います。 ストロングブラッドが脚部不安を乗り越えて、昨年の帝王賞(2着)以来の出走。約11ヶ月振りのレースだったにもかかわらず、惜しい3着になりました。さすがはGI馬。改めて力のあるお馬さんだなぁと思った方も多かったのではないでしょうか。 レース後、ちょうど出張馬房に行ってみると、ストロングブラッドの久保調教厩務員がタテガミのワタリを外してあげているとこでした。「無事に帰ってきてくれましたね」と言ってみると「本当に良かった…ちゃんと帰ってきてくれて本当に良かった…良かったな…」って、ストロングブラッドの体をなでなでしてあげていました。長期休み明けの復帰戦というのは、やはり通常のレース以上に不安でいっぱいだと思います。ストロングブラッドはまず一番である「無事に」走ってきて、なおかつ以前の強さも持ち合わせて帰ってきてくれました。ストロングブラッドに関わってきたすべての皆さんが、まずはホッとされていることでしょうね。 中央・地方関係なく、お馬さんに関わる人たちの共通の思いを、ストロングブラッドと久保さんの姿に見せてもらった気がしました。 これからまた、ダートグレードレースを盛り上げてね、ストロングブラッド!! 地方最先着はブルーローレンスの4着。今回はかしわ記念を熱発で競走除外した後の一戦。1、2日休んだ程度で調教は重ねてきたものの「追い切り一本足りないかなぁ」(足立調教師)「体はできているけれど、内臓面がどうかなぁ」(富士木厩務員)何と言っても、約10ヶ月の長期休み明け叩き2戦目でのこのパフォーマンス。これからかなーり楽しみになってきたのではないでしょうか。 なお。本当ならここに出走してきて欲しかった浦和の大将エイシンダンズビル。川村調教師のお話しでは、球節炎のために厩舎でお休み中だそうです。また元気になって、浦和の大将として君臨して欲しいですね!
2006年06月01日
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