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2012/07/06
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カテゴリ: エッセイ
夏(15)


  • inoda-03.jpg



 学生時代からよく行った京都の喫茶店である。毎日の様に行ったから自分の席が決まっていた。常連客は相席が当たり前だったから勝手に同じテーブルに付いて世間話をしたものだった。流石にこの数年は京都が遠く感じられる様になって、めったに行かなくなったが、こうして写真を観ていると往年の行動的だった頃が懐かしく想い出される。学生生活が終わって仕事場が大阪や東京になっても想い出した様にわざわざ電車に乗って出掛けた。たった一杯のコーヒーを飲む為にコーヒー代よりも高い交通費を使って飲みに行ったから常連客から「何と優雅なコーヒータイムですネ」と冷やかされたものだった。戦後直ぐに開店したこのコーヒーショップは65年ほど経つのだが、20年ほど前に火災に遭って復刻版として以前とそっくりに建て替えられたから見掛けはレトロだが建物は新しくしっかりしている。しかし、かつての常連客は今は居ない。








小説「猫と女と」(9)



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 舞子との関係が一度では終わらず、どちらから誘う訳でも無く毎週の様に会う様になって行った。母親との関係を気付いているのか気付かぬままなのか疑心暗鬼な気持ちを抱きながらも会った。それだけに出来る限り外泊はしない様に心がけ、舞子にも二人の関係は秘密にしておこうと念を押した。女に知られて不味いのは娘を弄んでいると逆上し何をしでかすか分からない事と、更に其処へデザイン事務所の所長までもが訊きつけて割り込んで来る事が懸念され、最悪の状態に成らない様、細心の注意が要った。それ以外の事では妻に対する危惧だけだが、是までの例からすれば何とか上手く切りぬけて来て、これからも上手くやって行ける自信はあるのだ。幸いにもデザイン事務所との仕事は今のところ何も無い。やがて女との月に一度程度の情事も煩わしくなり間遠になって行き、電話を掛ける事も無くなった。その代わり女からは週に一度は電話が掛かって来る。



 困った事にその都度、適当な断り理由を捻り出さねば成らず、嘘を言えば直ぐに女に読まれてしまいそうになる。それなら思いきってハッキリと「もう別れよう」と言えば良いだけなのに後ろめたさと優柔不断な気持ちが決断を鈍らせる。決して憎い訳でも嫌になった訳でもないだけに、舞子との事が無ければ今しばらくは関係が続いたかも知れないのだ。女も私から電話が無くなったのを不審に想っている筈なのだ。それなら決して成就しない見合い写真と釣書でも渡して勧めてみるのも時間稼ぎか若しくはお茶を濁すのに良いとも想える。といって友人やクライアントの中に手頃な息子が要るかどうか見当もつかない。まさか自分で手を付けた女を紹介する程の度胸も心臓も無い。仮に事務所の所員を紹介しようにも収入や学歴の点で女は納得する訳も無いだろう。逆に馬鹿にしているのかと怒り出すに決まっている。



 それよりも、そういういわく付きの娘を所員に紹介するという事自体、天職だと想って居る神聖な設計業務や自分のアトリエを汚す事にも成り、自分で人格を落とす事にも成る。一応これでも建築界でまともに仕事をして来た自信があり、建築家協会の役員もしているだけに変な事はしたくは無い。難しいものだ。欧米の様に浮気や情事が日常茶飯事に行われ有り触れた行為に思われているなら別だが、未だまだ日本では芸能界は別にしても政治家と成りあがりの実業家ぐらいなもので表向きはタブーとされている。俗に妾を持つのが男の甲斐性とされていても公然の秘密にまで成るには社会的地位のある立場の人間だけだ。それが私には納得できないが、一市井人が独り頑張ったところで身の程知らずと笑われるのが落ちだ。舞子にとっても私と愛人関係にあった処で何の価値も無い筈なのだ。何処が気に入って関係をもったのか分からないが、舞子なりに考えがあっての事だろう。



 それは単なる損得計算では測り知れない事だ。それだけに私は舞子にのめり込みたくは無いし恐ろしくもある。もし本当にのめり込んだなら地獄を観る事に成るだろう。そんな修羅場を考えただけでも鳥肌が立つ。舞子は、そういう事には無頓着な表情で私を恋人でも観るような目で観る。「ボクの何処が気に入ったんだ?舞子は」と冗談っぽく訊けば「フフフ」と笑って誤魔化す。それでも尚訊いた。「こんな五十過ぎの平凡な親父なんか何処にでも居るだろ?」「でも、父とは違って猫を可愛がってくれる。ココちゃんを大事にしてくれているのを知って嬉しくなったのが最初だったワ。母が写真を送って来てくれて、学校で友達に見せると皆可愛いと褒めてくれて自慢出来たワ。それに、ガーデンテーブルやお庭が素敵で素晴らしい家ネとも言ってくれて、貴方に是非会いたかったの」「だけど、恋人が居たと言って居たんじゃなかった?弁護士の卵だったとか・・・」



 舞子は一瞬顔を曇らせて言った。「彼とは帰国直前に別れた。反対する両親と別れてまで日本には来ないって言うのヨ。あんな軟弱な男とは想わなかった。失望したワ」「今時、珍しいアメリカ人だな。その他には?」「母が、変わったのもある。私がニューヨークへ行く一年ほど前から大阪の事務所に行く度に嬉しそうに活き活きして帰って来るので気がついたの。離婚してから強度の神経症になって病院通いをしていた母が、どうしてあんな風に明るく変われたのか不思議だった」舞子がジワジワと真綿で首を締める様に女の事を話し始め、愈々舞子が私と女との関係を察知していると想った。尤も、女が病気だったというのは初耳だった。「ほう、どう変わったの?」「あの歳になって、良い相談相手が出来たと思って嬉しく成ったの。だから一度会ってみたかった」「会って、どうだった?」「貴方の目を見て分かった。この人は母の救世主だと」



 「救世主?」聞き慣れない言葉に訊き返した。「そう、早く言えば神様ネ。極度のノイローゼの母が立ち直れたのは貴方のお蔭だと直感したの」「ボクが、お母さんを救ったって?何もしていないけど・・・」「いいえ、分かるの、私には。あなたは一人の女性を助けたのヨ。私も嬉しく成って、この人なら私の心を満たしてくれると思ったワ」と言う事は、舞子は私と女との関係を精神的な繋がりの関係だと信じているらしい。それはまるで宗教か精神世界の話だ。舞子の母親とは単なる肉体関係でしかないと思って居る私には意外な展開だった。そして舞子は、母を救ったとする私に心から傾倒し身も心も捧げるとでもいうのだろうか。そんな筈は無い。趣味でこそ精神世界や宗教には興味はあるが、私は純粋な宗教家では無い。寧ろ俗物に過ぎない。直ぐに女に手を出す男だ。それに歳も歳だ。最近では舞子の体力に打ちのめされつつあるぐらいなのだ。(7月中旬へつづく・月3回連載予定)












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最終更新日  2012/07/09 05:53:39 AM
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