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今日、もらった感動へのお礼を綴りたい。
そう思って書いていると嬉しさがよみがえって
笑っているうちに楽しくなる。
読み返した時、また嬉しくなる。
だから、明日が楽しみ!
October 6, 2005
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「木登り名人」の話。

小学生の頃、
風邪で学校を休んだ私のお見舞いに
叔父が買ってくれた本。

タイトルは忘れたけれど、
日本のりっぱな人のことを書いた本。

タブン、この時、外国の偉人の本も
一緒にもらった気がする。
でも、覚えているのは日本の偉人の本。

10人くらい載っていたと思うけど、

今でも印象的な光明皇后。


献身的な方でした。


憧れの光明皇后のこと

その本の中で
挿絵まで覚えているのが「木登り名人」の話。


あらすじもうろ覚えなんだけど、
高い木に登る人と、それを下から見上げる人達。
まだ覚えているんだから、相当インパクトがあったらしい。

ちょっと間違えば命を落とすような高い、高い木。

心配して見守る人々が口々に励ましの声を
木の上の人にかけるけれど、
名人は無言。

二階の屋根くらいの高さになったところで
初めて、「気をつけなさい。」と
名人は上に向かって声をかけた。

銀杏


ある人が名人にたずねた。

「あなたはなぜ、
高いところでは声をかけずに、
飛び降りられるような高さになったときに
声をかけたのですか。」

「高いところでは
他の者が声をかけなくても、
自分で気をつけるものなのです。

ところが低いところまで来ると
もう大丈夫と油断をする。
けがをするのはそういう時なのですよ。」



「徒然草」の有名なお話でした。

名人に尋ねたのが吉田兼好で、名人のことを
一般人だけど、立派な人だねってまとめている。

身分社会だった鎌倉時代の人なのに、
その考え方は尊敬できるなぁ。

どうして、この話を思い出したかって言うと、
ブログ仲間のビジベンさんが書いていらした
松下幸之助氏のエピソード。

細かなことまでしっかり叱る松下氏が
大失敗した部下を怒らなかった話。

大失敗は本人が誰よりも知っていて
反省している。

人を育てるには、
本人の気づかないような小さな失敗こそ
きちんと叱るべきなんですね。


木登りの名人も、人を育てる名人も
さすがです、言うことが違う!

そういう大人になりたいものだ。

(はいはい。戸籍的には十分、大人です(-_-;))






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最終更新日  April 6, 2016 02:38:14 AM
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