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今月もいそいそ、銀座SIXへ
今度の職場からはちょっと近いのがウレシイ。
物語が好き(芝居が好き、のルーツはまぎれもなく物語)
なので、今月のお題は外せません
「浮世絵でよむ物語」
森山暁子先生、今月は菊づくしの装いで
先生も作品の一部みたい
どの絵も、興味深い解説があるのですが
今月のメインは「菊慈童」
中国の故事で、日本ではお能で親しまれたお話ですが
ワタクシ、全く知りませんでした
「菊児童って何?」と思っていたくらい
慈しまれた少年なのね
知らなくてハズカシイというよりも
知ることが出来て ウレシイ!
「菊慈童」のお陰で菊とお酒の関係もわかり
いろんなことがつながりました
菊慈童/枕慈童 能のあらすじ・見どころ
そのことだけでも感謝したいところですが
さらにインパクトのある絵がありました
賢女烈女伝 国貞が描いた常盤御前
小学生の頃読んだ牛若丸の話
牛若丸を胸に抱き、兄たちの手を引いていく
常盤御前、雪の中の逃避行
何十年経っても忘れない情景
幼子をなだめながら 先を急ぐまだ若い母御前
はぁと息をふきかけても指先は真っ赤
頼る人とてなく、心細かったでしょうに
挿絵がなかったので、想像の中だけでした
やっと清盛の手から逃げ延びたと、
常盤と一緒に安堵した小学生の私
それもつかの間、常盤をおびき寄せるために
母が囚われたと知り、
自ら名乗り出た常盤が哀れでなりませんでした
こんな浮世絵があったことは全く知らず!
まさか、今日、ここで出会えるとは
チャーミングな暁子先生
銀座SIXの浮世絵nightは、毎回60分
もっと聞いていたい!
毎月、趣向を凝らしたテーマに基づいて
ギューッと中身の濃いお話をうかがえます
うしろの浮世絵は、成長した牛若丸と皆鶴姫
恋しい牛若丸に頼まれ悩んだ末に
父の目を盗んで 兵法書を盗んだ皆鶴姫
父の怒りを買って舟で流されてしまった悲運のお姫様
亡くなったとされる地に祀られていて、
他の人には哀しい目に合わせたくないと
参詣する人には良縁を授けてくれるんだとか
この次、歌舞伎で皆鶴姫が出る「鬼一法眼三略巻」が
かかるのが楽しみです
(歌舞伎では父の法眼に理解してもらえる設定ですが)
みどころが増えました
先生のお陰で、浮世絵を観る楽しみが何倍にもひろがります
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