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1.廓三番叟(クルワサンバソウ)
五穀豊穣を祈り、
感謝を捧げるおめでたい舞として
歌舞伎ではポピュラーな三番叟(サンバソウ)。
※家にあったポストカード ご参考までに
これは舞台を吉原に置き換えた色っぽいバージョン。
なので傾城(人気・実力ともにNO.1の遊女です)と若い遊女(なので傾城のような打掛は着ていません)と
お座敷を盛り上げる太鼓持ち(芸人さんと思ったらいいかしら?)
の三人が登場します。
米十郎君も彌光ちゃんも
ちょっとぽっちゃりして可愛い感じ。
一昨年の曽我モノの時は化粧坂の少将と喜瀬川。
ワ~キレイ!となるところ、
ふたりが並んでいるのを観たらワ~カワイイ!と思わずニッコリしちゃった。
同い年のふたりは踊りが上手なところもいっしょ。
今年のお役は期待大!
蝶也さんは昨年は角力場で初々しい若旦那。
ムズカシイお役、大丈夫?と
初日はハラハラして観ていましたが
楽には堂々と間も良く愛嬌もあって成長の跡が(^-^)
今年は太鼓持ちに挑戦してくれるので楽しみです。
※写真は第13回伝統歌舞伎保存会研修発表会の『廓三番叟(クルワ サンバソウ)』
彌光ちゃんと米十郎さんの
着物の違いが分かりやすいかと拝借しました。
写真では太鼓持が二人だけど、今回は太鼓持が一人です。
蝶也さんは黄緑の着物を着ています。
3.連獅子(レンジシ)
『連獅子』がこの会でかかるのを観るのは
私は初めて。珍しい気がします。
白い毛のほうがお父さん、音蔵さんが演じます。
音蔵さん達の第20期は、養成所の頃から観ているので
贔屓して観ちゃう。
音蔵さん、
毎回チャレンジャーで
最初の頃はハラハラ観ていたのに
今では頼もしい先輩なんですね。
第20期、今年は音蔵さんだけでちょっとサミシイ。
赤いほうが子どもの獅子、音幸さんが演じます。
昨年の『俄獅子』で
二人とも魅せてくれたので
その二人の連獅子はどんなにカッコイイかと💓
ワクワクします。
そうなんです。
音幸さん、優しそうな感じなのに
所作がキレイで素敵なんです。
連獅子は大切り(最後の演目)なので
盛り上がるだろうな!
蝶也さんは昨年『俄獅子』にも出ていて
与五郎さんで緊張した分を払しょくするような
溌溂とした動き、
ああ、こっちが本領なのね。
楽しそうにしているのを見る
こちらも楽しかったです。
河松さんと同期なんだ。
河松さんは、初稚魚の会です。
蝶也さんと息を合わせて丁々発止、
たくさんのセリフとの格闘ですよね。
團蔵さんのお弟子さんになってくださって
ありがとう。
團蔵さんはお芝居にニュアンスや深みを与えてくれる
大切な役どころをなさる方ですから
そんな役者さんがふえるのはウレシイ。
成長をぜひ見守りたいです。
音幸さん、忙しいのに初日が終わってすぐあげて下さった。今日のお写真 pic.twitter.com/sA9qMcCiDk
— 尾上音幸 (@otoyukiii) August 11, 2023
お写真は左から『連獅子』音蔵さん、音幸さん。
右の写真は『廓三番叟』廓三番叟の傾城の彌光ちゃんと後見の音幸さん。
この気さくな笑顔と本番の端正な美しさのギャップ萌え💓
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