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仕事帰り、同僚と走って向かった東京都美術館
「金曜日は20時までなので、間に合うね」と
約束した時には
閑散とした夜の美術館の様子を
思い描いていたのに
マティス 大人気です 老若男女 大行列
グルグル 何重にも並んで 休日昼と見まごう大勢の人
萌歌ちゃんのガイドは 聞き取りやすいトーン、
丁寧な話し方、好きな声なので 心地良い。
朗読の勉強を本格的にしてくれたら いいのに
良い女優さんが良い読み手とは限らないのです。
音訳ボラでちょっと勉強しましたが
上手に読むためのポイントがあって
それがわかると、もっと言葉を大切に出来て
伝わりやすい朗読になります
若くて上手な人 あまりいないので、
私の好きな語り手に加わっていただきたい。
もちろん 今のままでも十分素敵ですが
あらためて萌歌ちゃんの声好きだなと思ったので
ついつい 欲ばりに(^-^;
と、話がそれました。
萌歌ちゃんが好きな作品は この
「赤いキュロットのオダリスク」
オダリスクってハーレムの女奴隷
なのです、
だから 本来ならば
女性としては眉をひそめたくなる題材
ところが
マティスのこの絵は、
東洋的なものへの憧れをこめ
外国土産のファブリックをかけたり、
衣装も自分で作ったりと
描きたい世界のために
模索していたエピソードや
マティスのタッチのせいで
好ましく見えてきます
画風の変遷をみるのも 回顧展の醍醐味
「大きな赤い室内」
部屋に直角に飾られていた絵を
線で区切って並行させて描いたり
そんな風にマティスの絵は
いくつもの視点から描かれていて
色数だって 多い
なのに調和して見えるのは
緻密な計算によるものと知りました
まどろむ女性の絵 「夢」
最初に観た時より
時間を経てみると
好き度が増す絵
これはそのデッサン
もっともっと
たくさん試行錯誤があって
「夢」に落ち着いたんだ
その着地点 納得!
切り絵に移行したのは
晩年 体力が落ちたから
色と形と線
ずっと探求し続けていたマティス
最晩年の傑作といわれる
ロザリオ礼拝堂のエピソードをききながら
4Kの大きな画像を見ていると
南仏の日差しや風を感じて
観に行って良かったと思えた
理由の一つ
事前にNHKの番組を観ていたけれど
生活感のある家の小さな画面とは
当然のことながら 大きな差があって
そこに礼拝堂があるように感じられたのは
マティスとちょっと触れ合えた気がしました
音声ガイドの冒頭にかかった曲は
サティ ピアノ作品全集4 ホルヴアートGP823t
サティは好きだけど、なぜ?サティ?
パリだから?
マティスと同世代だからかな、交流はあったのでしょうか?
1869/12/31 北フランスに生まれたマティス
法律家を目指していた→20歳で病を得る→21歳の時に画家に→84歳まで描く!
モダンアートの旗手
確かにマティスがいなかったら
20世紀の美術は変わっていたかも
というコメントに共感
8月のはじめ
美術が趣味という同僚に
「誰が好きなの?」と尋ねたら
躊躇なく
即答で
「マティス」
名前しか知らなかったマティスに
強い関心を持ったタイミングでの
回顧展
そして、この夏 私の心を虜にした
「ムーラン・ルージュ・ザ・ミュージカル」
「ムーラン・ルージュに通い詰めていた
ロートレックはマティスより5歳年上だから
2023年夏 パリ気分
アイスティーで飲むのが憩いの時間だった
お気に入りの紅茶も パリ (右の紅茶 「パリの宴」)
パリの宴 アルション X(Twitter)
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