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20年の公演が中止になった時、
観客の側もそうだけど
上演に携わった関係者の皆様の心痛を想うと
胸に鉛!!!
だったので再演できて良かった!
だけど、心配なことがいくつか ムクムク
前は地下のwestだったのに
今回はプレイハウス
キノカブって
小さい劇場ゆえの没入感が良かったのに
大きなところで
同じ満足が得られるのかしらん😕
キャストもね、
いつもならキノカブに来ると
会える役者さんが
その世界を作ってくれたのに
よそで観たことある人ばかり、
しかも個性的
好きな人ばかりで嬉しいけれど
既存のイメージが邪魔しないかとかね、
お嬢の降板は気の毒で😢
代わりが坂口さんと知って
嬉しいような、哀愁の富樫のままで
ずっと居てほしかったとか
雑念だらけ
一幕目の出番が少なくて
もの足りなかった緒川たまきさん、
二幕目で存分に堪能できましたし
お顔を拝見すると、
ああ、キノカブ!って思う武谷さんは
またいいお役で大満足だし
あ、慈英さん、
説明が多いセリフでタイヘンでしたね。
軽やかな持ち味と真逆なのに
もう一人の慈英さんに出会った感じ
でも!
ミュージカルの人だから
歌うように 飽かさず 心まで届けてくれました😊
松本からようこそ!の武居さんは
もうね、
八面六臂の活躍で
(七役だけど😅)
キノカブにフィットしてた
二幕目と三幕目の間かな、
舞台で一人
(ネタバレになるので詳細は言えませんが)
たまらん、この雰囲気
『空中キャバレー』のグリグリシアター
思い出しちゃった
きっとこれまでは、森田さんがなさる役ですね
ってことは、お二人を同じ舞台で
観ることはできないのか、と
そこが惜しいなー
(個人の感想です(^-^;)
文里さんと一重のシーンは
ああ、こんなカンジだった!
意外とよく覚えていたけれど
今回は、『勧進帳』の義経ですっかり
💓をわしづかみにされた のえみさんが
吉野なのでより印象的
10年ぶりの文里さんと一重さん。
ここでしか会えないから
感慨ひとしおです。
映画「スウィングガールズ」(2004年)で
初めて観て面白かったので名前を覚えておいた
眞島秀和さん
その後のご活躍はテレビでしか存知ませんでしたが、
舞台でも繊細な演技がステキ。
眞島さんが文里さんで良かった。
女房を泣かせる男なんて大嫌い!
って怒っていると本質を見逃しちゃう
眞島さんの文里さんを観てたらね、
ただの浮気男!と片付けず、
いっしょに考えこんじゃうわ。
文里さんのために!が得心できます。
プライドが高くて、素直じゃなくて
危げな一重さんを演じた藤野さん。
声のカンジと
憎まれ口を聞いても可愛さのにじむところ
菅野ちゃんに似てるなぁって思いながら
観てました。
へー、小日向さんの息子さんが
十三郎なんだと、20年のチラシを見て
楽しみにしていたけれど、
中止になったので
松本の『スカパン』で先に観ちゃいました!
(2時間雨に打たれながら観劇したのは初めてです)
星一さん
なんかね、
自分の頭の中がパンパン!で
理解が追いつきませぬ
物語として観るより
わー、面白い演出になってる
へー、こんな衣装なんだ
補綴のすえ、現代語と混ざることがあっても
少しも早く、とか歌舞伎特有のワードは
残すと歌舞伎のニュアンスが出るから
効果的!とか
お金を取るといわずに 貸してくれとか
もらうとは言わないで預かるっていうところが
日本人なのねとか
実の姉弟なのに、言葉遣いが丁寧だよね、とか
地獄の場面、前よりカワイイ?
ひっくり返って足をあげるところ
あれはただの振付じゃなくて
歌舞伎で「参りました!」のお約束だよ
誰を観ても
どこを見ても
ワクワクだらけ
その瞬間が積み重なっていく感じ
令和の大川端のながめ👆
10年前は、この『三人吉三』が
初キノカブだったので
しかも幕見席
うまく表現できないけれど
なんだかスゴイものを観たぞ!で
終始してしまった気がする
(そのまま今日に至る)
今回も、瞬きするのが惜しいくらい
どのシーンも心に刺さる!
衣装、和洋折衷で面白い。
おいらんの打掛がそうなってるの?
へーッと思って
かわいいし、真似したくなる
(お家の中でね😄)
音楽は、江戸時代っぽくない
KUNIOさんがお好きなカンジ
(これ以上、詳しくはわかりんせん)
いいタイミングで
ガンガンかかるので
長丁場で意識がなくなりそうな時
覚醒できて助かりました。
集中して目を見張った後のリバウンドで
睡魔に襲われるので マジ感謝!
少しでも聞き逃したら モッタイナイ!
歌舞伎を観たことない人、
たくさんの登場人物と間柄に
ダメだ!ついていけない!って
誰と誰が家族でって 全部覚えなくてもいいよ
歌舞伎ファンの中だって
何回観ても わかってない人もたくさんいるから
観て、聞いて、今、感じたものが大事だからね
そして興味が出たら
そこから読んだり、調べたらいいからね
急な代役の坂口さんは、
富樫で居てほしかったけれど
お嬢もたいそう良かったです。
お嬢はね、櫓のシーンが一番素敵!
ハッとするような美しさ
お坊は須賀君で
『三丁目の夕日』と
『人にやさしく』で日本中の紅涙を
しぼった少年は、成長して
初日があけた舞台
絶対に成功させてやるとばかり
全力疾走!
走る度にキラキラがこぼれてるみたい
和尚を寺に訪ねた時に、
お邪魔しますとスニーカーを脱いで階段を降りてくるのが
やけに普通の少年でギャップがツボでした
そもそも衣装がパーカーだしね😄
勘三郎さんや松緑さんの和尚の印象が強いので
いちばん気になる和尚吉三は田中俊介さん。
この役で田中さんを知ることが出来て
あー良かった!
と思う男気があって色っぽくて
忘れられない和尚でした。
大笑いもさせ、
最後にはすすり泣く声も聞こえた『三人吉三廓初買』
5時間を吉三たちと一緒に生きた人たちが
令和の東京へと戻って行きました。
さて、
次に観るのはスウィング公演のある26日。
この演目をお稽古した全員を見届けるんだ!
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