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22日のダニ被害から九日過ぎて、今のところ発熱も倦怠感もなくてホッとしております。ダニの痒みは、蚊などとは比べ物にならないほどひどいので、子供がよく使う「〇ヒパッチ」を張り、その後の痒みを軽減しています。さて、27日は久しぶりの快晴。そういえば、今季の散策に雨具を使っておりません。まぁ、雨が苦手なので天気図とにらめっこして出かけているので当たり前ですが。きのこ自体が少ない中、クロラッパタケは斜面に並んで発生していました。相方がお宝を探している時、私はせっせとクロラッパ摘み。もろいきのこなので、丁寧に摘み取ります。乾燥してスープにしようか、やっぱりパスタそれとも肉料理の付け合わせかなとイメージをふくらませて収穫しました。乾燥したほうがうま味が引き立つので、ここも丁寧に。試しに数個虫だししてみると・・・なんと居るではありませんか。きのこ人として失格のヘタレである私は、このクロラッパを全部相方に譲ることにしました。相方作「クロラッパタケパスタ」。私が外出している時に拵えたようで、この次の昼食もパスタ、その翌日にはオムレツにして全部食べてくれました。因みにお料理苦手な相方のオムレツは、卵焼きなのか、ちらし卵?ところどころ薄焼き卵というような仕上がりですが、味は上々だったようです。写真撮ればよかったかな。クロラッパタケが採れる頃ってきのこの勢いがある頃なのですが、今年は風が冷たくて森は晩秋の趣。それでも諦めないことが肝心。凝りもせずに、また出かけます。
2020.09.30
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こんな出方のハナイグチを見ると、ありきたりな表現だけどつい擬人化してしまう。下にも連なっている様は、崖のぼりを楽しむ精霊たちのよう。自分ながらべたな表現。こちらはピクニックと称して森をそぞろ歩く小人たち。いい年になっても頭の中にお花畑があるようで、これから年を重ねるごとに、それは顕著になるかもしれずある意味怖い。やっと出てきたオニナラタケ。例年より二週間遅れの発生で、これから森は華やいでくるかと思っていたら、ここにきて急な気温低下。山は冬支度を始めるかもしれず、二年続きの不作となるような予感。あの暑かった日々が嘘のように、空からストンと秋が落ちてきました。ストンと冷え込むと、準備を整えていたきのこたちは出そびれてしまい眠りに入ります。初夏から盛夏への二か月間は緩やかな変化なれど、初秋から晩秋への二か月間の変化は激しくて、木々がそれぞれに彩られる様子を見ると、心がシンと冷たくなるような心持ちがします。そうそうこんな感傷的なことを言っている場合ではありません。今回(22日)の散策にて、ダニにやられました。膝のあたりに黒いものが・・・まさかダニではないよねと確認したらあの恐ろしい形のが。ピンセットで取り除くことができましたが、悪い菌を持っていませんようにと願うのみです。暑い盛りよりも幾分涼しさを感じるようになる今からがダニの活動が活発になるようで、皆様もお気をつけてください。
2020.09.23
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ミヤマイタドリが咲き誇ると、秋きのこ本番ですよ~というサイン。逸る気持ちはダイレクトに足に伝わり早足に。落ち着いて、落ち着いて・・。カサ色が綺麗なウツロベニハナイグチ。もっと赤いカサの個体もありますが、この場所に点在するものは淡いバラ色。雨に打たれると色が抜けていきます。キノボリイグチやシロヌメリイグチ、アミハナイグチも出て、森はやっと秋めいてきました。この黄色~オリーブ色のきのこ、ハエトリシメジだと思っていたのですが、今頃になってアイシメジじゃないかなと・・・。イグチも難しいけど、シメジ類も、特にカサ色が白いものは同定できません。そういえばフウセンタケの仲間も難しい。しかも、最近は覚えていたはずの名前も出てきません。風の肌当たりが優しくなって、山は秋。楽しくきのこ観察ができる期間は短くて。嬉しい出会いがあることを期待して次も歩きます。
2020.09.13
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この時のために鹿児島で二か月ほど頑張ってきたんだもの。きっと何かしらご褒美があるはず。ドシドシと山に分け入り色付き始めたコケモモを愛でて期待しましたが、現実は厳しかった。蜘蛛の糸の水滴がキラッと光り私を誘い込みますが、蜘蛛の巣があるってことはまだ夏の山?足元を見続けても、遠くを見渡してもきのこがありません。しっとりと濡れた重たい緑色の苔が、周囲の音を全部吸い込んでしまったかのように、山は無音。樹香や地面から立ち上る匂いからも秋を感じ取ることができません。やっと見つけたのは、ヤブレベニガサタケ。カサは紅色、柄はほんのり桜色、真っ白なヒダ、明日になればカサ縁のヒダが桃色を帯びてくるのでしょうか。他に沢山きのこがあるとスルーしてしまうのですが、じっくり観察すると美しいきのこです。歩けただけでも幸せだと思い場所を変えてみます。先ほどの場所とは植生や斜面の向きが違うためか幾分秋の気配が感じられて、今年初見の小さなホウキタケを見つけました。株は小さいけど、姿形の妙と控えめな色合を見ているだけで幸せです。って思いながらも、採ってしまいましたけど・・・。秋の気配は薄かったですが、これは三日前の話。きのこの世界は、三日経てばびっくりするほど変わるので、次回が楽しみです。
2020.09.07
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