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夏から姿を見せてくれるキノボリイグチが、秋めいてきた今頃になって出てきました。行動範囲が狭まってくると、出会える種類が少なくなります。今回は、いつもと違う場所歩き。久しぶりにサンゴハリタケを見つけました。今一番山を賑やかしているナラタケ。地上から、そして倒木や立ち枯れに数種類のナラタケが一斉に出ています。沢山採れたので、佃煮を拵えました。クロカワは数が少なくなったので諦めていましたが、苔に守られたもの発見。柄が長くて虫食いのない上物でした。見つかることなく、よくここまで育ったわね~つい労いたくなるようなオオモミタケが二本並んで出ていました。一本は収穫時に折れてしまいましたが、もう一本は、初めて根元まで掘り出すことができました。まるでゴボウのように、全長40センチほどかな。ここにきて、やっと例年のようにきのこの姿を見かけるようになりました。ナラタケの豪勢な出方を観賞できるのは嬉しいのですが、「残りシーズンは少ないですよ」と言われているようで複雑な気持ちになります。台風が過ぎると山の空気も変わるかしら。これからは、紅葉狩り兼きのこ狩りとなります。疲れているのかな~ですます調のつまらない文になってしまいました。
2021.09.30
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出ない、出ないと言いながらも、前回と今回続けてハナイグチを見ることができました。私が初めて食菌として採ったのがハナイグチ。掌ほどの大きさで全く虫が入っていないもの、「このフワフワ感はアンパンのよう」と観察しました。ハナイグチは思い入れのあるきのこです。やっとナラタケが出てきました。種類が豊富なナラタケ、毎年調べるのですがすぐ忘れてしまって写真のナラタケの名前が分かりません。食べて美味しい種類であることは確か。今回は献菌してきました。こちらはオニナラタケ。これは形状や出方が特徴があるので、一回で覚えることができました。二日後には成長して、ここだけで籠いっぱいの収穫となります。あそこに行けば別の種類のナラタケが、ハナイグチはあの場所に出ているはず、赤松林にはアミタケがと予測しても、最近は膝が笑ってあちこち廻れなくなりました。でも、多少の無理はしてもいいから見つけてみたいのはコウタケ。一度見つけてもらった時の感激が忘れられません。今年も無理かな・・・。
2021.09.27
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ミヤマハナゴケとコケモモに覆われたお気に入りの樹林。何度来ても、その度美しさに心奪われます。まるでナメコのように重なり合ったハナイグチ。カサが開いてない時を見てみたかった。雨上がりのきのこ達は総じて綺麗。カサにヌメリがあるハナイグチのつややかさはお見事。手のひらほどの大きなチャナメツムタケ。こちらもヌメリがあるきのこ。しずくが垂れている姿を表現したいと何枚も撮ったけど、納得の写真はありませんでした。それにしても、チャナメツムタケってこんなに大きくなるんだ・・・ビックリ。樹齢が進み倒木となり、あるいは伐採されて朽ち木となって土に還る。その循環時の環境で発生するきのこの種類がかわります。沢山のクロカワで賑わっていた森も、発生が少なくなってきました。そんな中で見つけたクロカワはとても貴重。虫入りだから・・・なんて贅沢言ってないで有難く頂かなくては。暑さが続いていたかと思うと肌寒くなり、また残暑に見舞われるという気候でしたが、そろそろカラマツが色づき始めて森は秋めいてきました。これからは駆け足で季節が進んで錦に彩られ、風の香りも芳しくなっていきます。ナナカマドが朱色に染まる頃、楽しい時間はあっという間に過ぎていきます。
2021.09.20
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初秋の風が山肌を優しくなでる頃になると、アカショウマ(訂正、サラシナショウマ)の花が一斉に同じ方向を向いて揺れ、辺り一面に甘やかな香りが満ちます。毎年この景色に癒されます。ヤマドリタケの同定は難しくて・・・カサ裏は白くて、柄もカサもしっかりとしています。多分ススケヤマドリタケだと思いながらも不安があり、仲間に写真同定をお願いしました。数人の意見で、ススケヤマドリタケだと同定。参加してくださった皆様、ありがとうございました。きのこが少ない中、テングタケ科のベニテングタケ・タマゴタケ・ドクツルタケなどはちらほらと見かけます。ベニテングタケは前日の雨の影響か、どの個体もカサの白い破片がほとんど取れています。急な崖を登った先には綺麗なホウキタケが。滑り落ちないように片足を木の根元で支えてのパチリ。掘り採ろうとしますが、地中に埋まっている部分が深くて難儀します。水分を含み過ぎて下の方はブヨブヨ、先っぽだけ頂いて、残りは地中に埋めもどしてきました。標高を下げた場所で、今年初見のオオモミタケ。大型のきのこで、地中深くから生えているため完品で収穫するのには根気が必要。今回も下は折ってしまいました。充分に水分を含んだ苔は、山の息吹や風のそよぎ、小鳥の囀りを吸い込んでしまう収音装置のよう、樹林は静まりかえっていました。今季三回ほど同じ場所を歩きましたが、秋きのこの宴はまだ始まらないようで今後に期待です。
2021.09.09
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今は雨が降っていますが、先日の山は小枝を踏むとパリパリと音がするほど乾いておりました。期待薄を覚悟の散策。そんななかでもタマゴタケだけは、幼菌から「もう今日までです~あぁ・・・」状態のものまで多く見かけます。我が家は食べませんので、傘をポンポンと軽くたたいて観賞。採らないきのこほどよく目につく、これはきのこ採りあるあるです。何度見てもその美しさに感嘆するホウキタケ。デジカメで撮っている頃は穂先の焦点を合わすのが大変でした。今のスマホは性能がよくて助かりますが、こうしてアップにしてみると、まだ機能を使い切れてないのがわかります。八月下旬は残暑が厳しくて、きのこにどう影響するのかしらとヤキモキしましたが、九月の声を聴いたとたんに、空から「どん」と秋が降ってきました。昨日からの雨で森も秋めいてきて、色とりどりの賑やかさを見せてくれるでしょう。これからの一か月間、私の心はふわりふわりと森の中にあります。
2021.09.02
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