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2005.06.09

MacintoshもインテルCPU搭載－買い控えが妥当？

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テーマ：私のPC生活(7518)

カテゴリ： Opinion

Macintoshはスッキリした使い易いパソコンだと思い、今でもPowerMac G4を使っています。
MS-DOS上にWindowsを乗せると言う屋上屋を重ねるウィンドウズパソコンと異なり、アーキテクチャー的にはスッキリしているのですが、アプリケーションソフトも少なく周辺機器も限られますので、買い替えを躊躇していました。画像レタッチソフトPhotoshop、PDF作成ソフトもバージョンが古いので、今ではノート型ウィンドウズが主で、Macは補助的存在となっています。

其処にアップル社も遂に長年CPUを供給して来たIBMと決別するニュースが発表されましたので、買い替えを延ばすことにしましたし、さらにウィンドウズへの乗換えが妥当かとも思い始めています。
近年IBM製CPUの発熱量が多い為かCPU周りのヒートシンクが大きく異様な感じもしていたのですが、アップルの改良要請にIBMが消極的であったことが理由の様です。
デスクトップでは熱拡散の方法は何とかやり様があるのでしょうが、ノート型では省電でないと解決策が無いので業を煮やし、やはりペンティアムM方式のCPUでないと将来性がないと読んだのでしょうか？

6月6日、アップル社は「マッキントッシュ（マック）」向け中央演算処理装置（CPU）を、IBM製からインテル製に切り替えると発表した。
2006年6月にインテル製CPU搭載パソコンを発売し、2007年末には主力製品をすべてインテル製CPUにする。アップルはこれまで、IBMとモトローラが1994年に共同開発したCPU「パワーPC」を使い、他のパソコンメーカーと一線を画してきた。だが、最近は電力消費の効率性などの面で、パワーPCがインテル製の「ペンティアム」などと比べて劣るケースが目立つため、パワーPCと決別することを決めたという。
今後、インテル製CPUの採用によって、一般的に割高な「マック」の低コスト化を図り、購入層を拡大する狙いもあると見られる。
アップルは、1990年代初頭には世界パソコン市場で10％程度の占有率（シェア）を取っていたが、その後「ウィンドウズ」陣営との競争に敗れ、ここ数年はシェアが2％程度にまで下落している。ただ、携帯型音楽再生機「iPod（アイポッド）」の大ヒットで業績が完全復活したのを追い風に、パソコン市場でも攻勢に出る構えだ。
一方、IBMは2004年12月にパソコン事業を中国メーカに売却したのに続いて、パソコン向けCPIの供給先を失うことで、パソコン業界に対する影響力が大幅に低下する可能性がある。

従来ウィンドウズ陣営とアップル1社と孤独の戦いを強いられて来ましたが、使い勝手の良いマック互換機を、何処かのメーカが低廉な価格で製造する可能性が来るかも知れません。

アップルが基本OSや各種アプリケーションをインテルCPUに移植した場合、ハッカーやクローンメーカーが、低価格の汎用ハードウェアと市販のアップル製ソフトウェアを使って、独自のMacを製造する可能性も出てくる。
アップルのハードウェアは通常、競合他社の製品よりも高価だが、これは同社が特有の設計にこだわっており、その分コストが余計にかかっているからだ。その為、クローンメーカーがアップルより安い製品をつくろうと思えば、簡単に出来てしまう。

しかし、今回の決定はアップルの買い換え需要を冷え込ませ、長期低落傾向にあったアップルの市場占有率が、暫くの間は、再度落ち込むことは間違い無い様です。

ビデオ市場で技術的には優位にあったベータがVHSに敗れた如く、残念ながらパソコン市場でもMacも消え去る運命にあるのかも知れません。

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