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2025.10.08

2025年ノーベル生理学医学賞

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カテゴリ： Opinion

受賞理由は「末梢性免疫寛容に関する発見」と、医学に知見の無い私には受賞理由に理解が及びません・・。
免疫は侵入して来た細菌やウィルスに攻撃して退治するのですが、免疫のバランスが狂いますと自らの体を攻撃してしまう自己免疫疾患や花粉症の様なアレルギーが起こる事態になるので、坂口氏は免疫にブレーキを掛けながら体のバランスを保つ制御性T細胞を発見して、1995年に発表しました。
免疫細胞と言いますと、外敵をただ攻撃する武器の様な細胞と考えられていたのが定説だったのですが、それに対し「生命とはもっとしなやかな存在の筈だ」と言う直感を基に、定説を塗り替える発見を成し遂げたのです。

これで、癌やアレルギーへの新たな治療法をも達成する道を開いたのは、本当に優れた業績で、米システム生物学研究所のメアリー・ブランコウ女史、米ソノマバイオセラビューティクス顧問のフレッド・ラムスデル氏との共同受賞となりました。

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